Recent Posts
-
2024.04.16
ホテルで使われている製品
-
2024.04.05
大阪・心斎橋ショールームへお越しください
-
2024.03.29
カリフォルニアスタイルの先駆者
-
2024.03.27
出荷前の製品画像確認を行っています
-
2024.03.26
MD-1301C-OP
-
2024.03.26
MEDUSA AD-981
-
2024.03.26
インテリアコーディネートの参考に
-
2024.03.25
季節に合わせてショールームも春らしく
-
2024.03.06
新生活におすすめの家具をご紹介
-
2024.02.28
祈りを守る優しいモダン建築
Back Number
2024年
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2015.8.27 DESIGN
素材としての「樹」
AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.40
あんなに暑かった夏が、あっという間に秋の気配。まだ8月というのに、ちょっとひんやりした風を感じたりすると、ちょっと拍子抜けした気分になります。この間まで、真夏の日差しを避けるように、街路樹の影を伝いながら歩いていた事を忘れてしまいそうです。東京の都心でも、立派な街路樹が有る通りがたくさん有ります。久しぶりに見た甲州街道は、トンネルのように生い茂った巨大なケヤキ並木に驚きました。広尾本社近くの明治通りの桜並木も、とってもきれいですよね。
私達の廻りには、街路樹や公園など身近なところに「樹」が存在しています。ところがこの身近な樹、樹木として立っている樹と「素材」として使用する「木材」のとらえ方が、なかなか難しいようです。私も素材として様々な樹木は見てきましたが、生木として立っている樹を見た事があまりありません。国産材が本当に減っている昨今、ますます見る機会が無くなってくると思われます。
今年の夏、福島の旧堀切邸を見る機会がありました。(江戸時代から続く豪商、国家と地域に多大な貢献をした堀切家の旧邸)1775年建築の土蔵や、近代和風住宅の「主屋」など、歴史的価値の高い建物がきれいに整備されていてとても見応えが有りました。さらに目を引いたのが、庭に植えられた国産樹木の数々。「シラカシ」や「ヤマザクラ」など、今ではほとんど見る事がない樹木を見る事が出来ました。製材された素材で見るのとはまた違った印象を受けます。
散歩のとき、旅行のときなど樹木を見る機会がある時は、「どんな樹なのか」「どんな材料?」なんて事をちょっと考えみてはいかがでしょうか。かえでの樹なら「メープルに近いかな?」、楢の樹があったら、今流行の「オーク材?」なんて眺めて見て下さい。きっと楽しいと思いますよ。(エーディコア・ディバイズ/企画開発 武田 伸郎)