COLUMN

2019.6.25 PRODUCT

PRODUCT : MD-101 Chair

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG vol.75
今回はA-modeブランドからダイニングチェア、MD-101をご紹介します。2009年に発表されて以来スクエアでミニマムなデザインが人気を呼び、大ヒットを続けているMD-101。発売から通算で1万脚以上が生産されています。MD-101はシャープな印象のスチール脚とホワイトアッシュ材の表情を楽しめる木脚の2つのバリエーションを持ち、和・洋を問わず様々なシーンに溶け込む汎用性の高いデザインになっています。

シンプルなデザインだからこそMD-101は細部の素材や掛け心地にこだわりました。座面の構成は硬質な木材を使用した強度の高いフレームに布バネを張りました。この布バネはダイメトロールという柔らかさと反発力を兼ね備えたもので、その上に厚みと硬さの異なる5層のウレタンを重ねることで、底付き感の無い身体の感覚に寄り添った上質な掛け心地を実現しています。背のクッションもナイロンテープを張ったフレームに6層のウレタンを重ね、しっかりと身体を支えます。この椅子のフォルムを決定づける張りぐるみの背座は、縫製やディテール、細部の仕上げにまでこだわりました。オプションで背面にハンドルを取り付けることもできます。

スチール脚には厚み6mmのスチールプレートを使用しており、ミニマムでシャープな印象です。精度を出す為レーザーでカットし、成型を行った一体型を採用しています。レーザー加工は精度が高く、熱を加える部分が少ないため強度が高いのが特徴です。また、断面が綺麗にカットされるため作業工程が減り、加工に伴うパーツの負担が軽減され品質が安定します。カラーバリエーションはシルバーとつや消しのヴィンテージブラックをご用意しています。木製脚は、良質のホワイトアッシュ材を使用。木材の温かみとシャープなエッジを併せ持ちます。

発売から10年経った今でも人気の衰えることのないMD-101ダイニングチェア。時代やシーンを超えて長くお使いいただけるシンプルなチェアです。普遍的なデザインに隠されたこだわりと上質な掛け心地をぜひショールームでお試しください。
(エーディコア・ディバイズ 開発部/富所 駿)

■MD-101 DINING CHAIR 製品ページ ▶

左上:硬質な木材を使用したフレーム。左下:座面のクッションの構成。ダイメトロールという布バネの上に厚みの異なる5層のウレタンを重ね、底付き感のない上質な掛け心地を実現しています。右上:前方の座枠は座った際に足の当たりが柔らかくなるよう幅を広く取り、面取りを施しています。右下:背はフレームにナイロンテープを張り、腰を支えるよう6層のウレタンを重ねています。
左:使用時に脚のつま先が当たらない様、背と脚のラインが4度傾いています。右:厚み6mmのスチールプレートをレーザー加工し製造された脚部。断面が仕上がった状態でカットされます。接続部分が側面から見えないよう、座の裏には10mmの縁が設けられています。右下:オプションでステンレスのハンドルをご用意しています。