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時代を超える物、残る物

2015.04.27

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.45
1月に始まったアメリカ西海岸インテリアレポートが先週、沖縄で終了しました。今回で9回目になるレポートでは、前回までとは少しスタイルが違い、1930年代のフェデラルスタイル(東海岸様式)やアールデコビルも紹介しました。来場された方からは今回はイア新鮮で良かったと、沢山の感想をいただきました。LAの住宅はケーススタディハウスに代表するようなシンプルモダンな建築が多い印象ですが、アメリカ人の多くが好むクラッシックスタイルがメインを占めます。今回はその一部をお見せできたのではないでしょうか。

スタイルは違っても今回も紹介した建築の多くは、リノベーションされた建築でした。1925年のナビスコの工場だったビルや、ダウンタウンに建つ1930年のイースタンコロンビアビルをリノベーションの写真を見ながら、ホテルオークラの建て替えを惜しむ声が世界中から届いているニュースを複雑な気持ちで思い出しました。ホテルオークラ東京の立て替えが発表されて、スティーブン・ホールなど建築家だけでなく、トーマス・マイヤーやポール・スミス、トム・ブラウンなど著名デザイナーからも反対の声が上がっています。ホテル側では東京オリンピックに向けて、様々な事情があっての建て替えだと思いますが、世界から惜しまれる建築とインテリアが姿を消すのは残念でしかたありません。私も会員の国際文化会館は、1955年に建てられた前川國男、板倉準三、吉村順三の共同設計の建築を保存改修をされて日本モダニズムを代表する姿を存続、保存されて活用されています。そのような道が無かったのか、、。

今回のレポートで紹介したアート地区に1925年に建てられたナビスコの工場は、90年経た外観はそのままですが、中の共有部のリノベーションも最小限で、ビスケット工場だった銅製の窓枠やエレベーターもそのままで、訪問した部屋も柱が工場だった時のままを残して雰囲気作りをしていました。一方ダウンタウンに建つ1930年のアールデコのランドマーク的なイースタンコロンビアビルは百貨店として建てられましたが、荘厳なエントランスだけでなく、本体もそのままに共有部のプールを増設し、143戸の価値あるアパートメントとして生まれ変わりました。どちらも昔は危険なエリアでしたが、近隣の価値を上げ、若者が集まる人気のエリアになっています。ビルだけでなく住宅も1930年のフェデラルスタイルの家や1963年にジョン・ラトナーが手がけた住宅も50年以上経て未だに大切に使われています。

横浜の古い雰囲気のあるビルも次々に取り壊されて、リノベーションと称してファザードだけを残してほとんどを壊す手法を沢山見てきました。数軒あった村野藤吾の住宅も全て取り壊されてマンションになってしまいました。建主や持ち主ではないので、何も言えませんが、今は違う価値を見いだすリノベーションも道の一つとしてあるように思います。アメリカでは、イームズ等の家具に価値をつけて商売にするだけでなく、古い建築にも価値を見いだす手法のビジネスは環境に配慮した、新しいビジネスのように思います。ファッションだけでなく、建築やインテリアのアメリカのビジネススタイルを考えてみるのもいいのではないでしょうか。きっと素敵な建築やインテリアができると思います。

そろそろ秋の新作発表会に向けてデザイン作業も佳境です。永く使われるような物を創らなければいけません。強度も永く使えるデザインも大切です。建築、インテリアと一緒に時代を超える家具も、、。
                                 (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇) 1925年に建てられたナショナルビスケットカンパニーはビスケットロフトとしてリノベーションされました。外の窓枠はオーブンの熱に強い銅製の枠で90年経た今でも機能は十分です。部屋の真ん中の柱は工場跡だった事を見せるためにそのまま残しています。今、アメリカの若者が憧れるライフスタイルのインテリアです。
1930年に建てられたイースタンビルは世界的なアールデコのランドマーク的な存在です。ワンタイム百貨店だったビルをアパートメントとしてリノベーションされて売り出されました。屋上にはグリーンに囲まれたプールがあります。このビルがリノベーションされた事によって回りの開発も進み、エースホテルも出来て地域の治安も良くなり価値が上がりました。

モダン数寄屋建築と極上な座り心地のソファ

2015.04.25

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.59
先日、御殿場にある旧岸邸を見て来ました。岸信介氏と言えば56代内閣総理大臣を務めた昭和を代表する政治家、現在の安倍総理の祖父にあたる方です。この邸宅は1970年、73歳の時に転居し晩年まで過ごされた住宅で、設計は近代数寄屋建築の祖とされる吉田五十八氏。庭園から臨む旧岸邸は、非常に穏やかで、シンプルな凛としたたたずまいがとても印象的です。豪華さを誇示することなく、これぞ近代数寄屋作りのスタイルなのかなと感心しました。

間取りや内装は、政治家としての自邸であることを念頭に、パブリック的な要素とプライバシーを保つための機能が盛り込まれていました。床の間やすだれ等、日本様式を取り込みつつ素材やスタイルは現代的で非常にモダンな印象を受けました。メインのリビングスペースには、当時スイスから輸入したソファセットが置かれていました。そして、岸氏が一番お気に入りだった、庭園を一望出来る位置に鎮座した特別なソファが1脚だけありました。堂々としたサイズ、時代を感じさせるデザイン。そのソファの座り心地が信じられない程、快適でした。柔らかさ、ホールド感、包み込まれるような安心感、手に馴染む革の感触。見た目では分からない極上の座り心地に驚きました。ダイニングルームには、12席のダイニングセットがありました。スチールフレームと皮革張りの背座、アームには無垢材の削り出しのパーツが取り付けてあります。ちょっとキッチュなデザイン、素材の組み合わせがどこか エーディコアのチェア CERVO III を思い起こさせます。開放的で柔らかい光に溢れた優しい空間ですが、ちょっと居住まいを正すような姿勢の良さを感じました。

これまで書籍でしか見た事が無かった吉田五十八氏の建築ですが、実際の建物を見てその素晴らしさを実感しました。そして、この邸宅のため家具達。時代を感じさせるデザインですが決して古いわけではなく、どこか懐かしく優しさを感じるデザインでした。「和洋折衷」なんて言葉では表現出来ない、シンプルな「和」のスタイルをモダンに昇華したとても素敵な空間でした。岸邸のお隣には、和菓子の老舗「虎や」さんのカフェも併設しています。これから春も本番、緑もさらに濃く良い季節になります。是非一度、見学に訪れてみてはいかがでしょうか。(エーディコア・ディバイズ/企画開発 武田 伸郎)

静かにたたずむ吉田五十八氏設計の、旧岸邸。 庭に面したダイニングルームと、庭を臨む位置に鎮座する岸氏専用のソファ。 旧岸邸の隣には、和菓子の老舗「虎や」さんの甘味どころが有ります。

AD CORE DEVISE HISTORY : REMOⅡ (FILE No.25)

2015.04.24

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.58
自慢したくなるほどスタイリッシュ。フォールディングテーブルREMO/レモの機能美をさらに進化させた REMOⅡ(レモ デゥエ)。今回は、AD COREブランドの中から REMOⅡ/レモ デゥエを紹介します。レモはイタリア語で「オール」と言う意味です。オイルダンパー付ガススプリングにより、軽く動かすだけで折り畳みはスムーズ。 スチールパーツも天然木のやわらかい天板の風合いに包まれて、やさしげな印象。美しさと質の高さを誇るフォールディングテーブルとして、2002年に発表しました。

オイルダンパーの作用で、折りたたむ時と開く時の両方で、正確かつソフトな動きを実現し、メカニカルな美しさで、様々なスペースへ対応可能な画期的なフォールディングテーブルです。Φ12mmのスチールロッドと、オイルダンパー付ガススプリングを組合せた脚は、AD COREのオリジナルパーツ。オイルダンパーの作動により、折り畳みの脚の動きは非常にスムーズで、脚を畳んだ状態でもガススプリングの反力により、ストッパーがなくても脚部をホールドします。クロームメッキ仕上げのスチールロッド脚部は、意匠的な軽快さを表現するとともに、畳んだ時にもコンパクトに収納が可能です。天板サイズはW900☓D900 / W1500☓D800 / W1800☓D900を用意、天板材料はビーチ材(13色)とメラミン(白・黒)から選択ができます。

REMOⅡ/レモ デゥエはスタイリッシュで軽快なデザインから、ダイニングや会議室、オフィスなど幅広くお使い頂いています。また折り畳みでの収納だけではなく、壁に立て掛けてもインテリアの一つになってしまうほど、スタイリッシュなフォールディングテーブルです。

(エーディコア・ディバイズ 企画開発/菊地 裕輔)

   ■REMOⅡ/レモデゥエ 製品ページ ▶
   ■REMO/レモ 製品ページ ▶ 左:正方形のテーブルは、畳んだ時に脚が収納されるように、絶妙に計算された角度で脚を取付けています。右:角度を付けた三角のフレームは、脚を開いた際の支えになります。右下:脚先には角度に対応できる首振り機構を持つアジャスターを使用。 左:オイルダンパー付ガススプリングの応力により、軽く動かすだけで自動的に脚がセットされます。また畳んだ時、ストッパーが無くても脚部をホールドし、女性でも簡単に使用できます。右:AD COREのフォールディングテーブルは、木製脚のレモとスチール脚のレモ デゥエ、2種類のタイプをご用意しています。オイルダンパー付ガススプリングの取付け角度は、それぞれ金物の仕様に合わせて応力が機能されるように、緻密に計算された角度で取付けています。

ハワイのインテリア事情(東京・広尾ショールーム)

2015.04.16

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.117
先日リフレッシュ休暇をとって、ハワイに行って参りました。久しぶりのハワイは、いろいろなお店やホテルが増えていました!最近のハワイの素敵なインテリアをご紹介します。

ハワイというとリゾートらしい雰囲気のホテルが多いと思いますが、最近はかなりモダンなホテルも増えています。以前からあった建物を改築した『THE MODERN HOTEL』 は、ヴィンテージ感のあるモダンなホテルにリノベーションしていました。エントランスを入ると照明は暗めで、家具の陰影を引き立てています。チェックインカウンターにはサーフボードをオブジェのように用い、スタイリッシュでヴィンテージ感のある素敵な空間でした。
もう一件のオススメは、ワイキキビーチやダイアモンドヘッドを一望出来るレストラン『53 by the sea』です。新しく開発中の『カカアコエリア』の一部で海岸に沿っ建てられています。窓からの眺望がとても素晴らしく、ウェディングも出来る建物はクラシカルモダンな雰囲気です。ぜひ一度訪れてみてください。

ハワイで買い物をしたセレクトショップのオーナーさんが日本人のご夫妻で、広尾にも店舗を出されているとのことでした。エーディコア・ディバイズ東京・広尾ショールームにお越しの際には、ハワイにも店舗があるセレクトショップ『Middi』にも足を運んでみてはいかがでしょうか。これからの季節にぴったりのアイテムが揃いそうですヨ。
(ショールーム担当:巻嶋 久美子)
『THE MODERN HOTEL』ブックシェルフやアンティークの家具を配し、落ち着いた空間に仕上がっています。サーフボードのオブジェのあるカウンターが目を引きます。 『53 by the sea』重厚な扉を入ると美しい階段が有り、その奥にはワイキキの海が広がります。やはり海が綺麗なのでランチがおオススメだと思います。

モノクロフォトパネル(名古屋・栄ショールーム)

2015.04.09

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.116
エーディコア・ディバイズ各ショールームでは、モノクロフォトパネルを展示しています。 フォトパネルやアートパネルは、お部屋のポイントにもなり、一枚飾ってあるだけで雰囲気を演出してくれています。モノクロームなので主張し過ぎず空間にとけ込んでくれます。

このフォトパネルは、2015モデルNEO CLASSICO Heritageの新作展示会からショールームに展示しています。実はこれらの写真は、クリエイティブ・ディレクターの瀬戸が自らロサンゼルスで撮影して来たものなんです!NEO CLASSICO Heritageの雰囲気にとってもマッチしていて、ご来場いただいたお客様からも大変評判がいいんですよ。

モノクロームのフォトパネルの他にもカラーフォトパネルや、グラフィックデザイナー高原 宏さんのアートパネルも展示がございます。こちらのフォトパネルやアートパネルは販売もしておりますので、ご希望の方は是非ショールームにてお声掛けくださいませ。お待ちしております。
(ショールーム担当:小田切 里子) NEO CLASSICO Heritageモデルと展示中。モノクロなので何枚か並べても雰囲気が出ます。 グラフィックデザイナー高原 宏さんのアートパネル。モノクロームとは打って変わってポップな雰囲気に…!!
実際にエーディコア・ディバイズの商品がアートに変身しています。

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