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ホワイトオーク材の今

2016.09.28

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.65
ファッションからインテリアまでアメリカ西海岸ブームが世界的に続いています。ナチュラルな優しさが支持を集めその勢いは衰えていません。しかし、年代的には1970年代へ降りてきて、ヴィンテージ家具だけでなく様々な様式の家具や小物を組合わせているインテリアが多く見られるようになってきました。その中に使用される素材は、ウォールナットからホワイトオーク材などの導管の木目がはっきりしている物へ移行してきており、床材や壁面材、家具に至るまで多くのホワイトオーク材が使われています。

当社では2014年に発表したアメリカンクラッシックのネオクラシコ・ヘリテージでホワイトオーク材を使ったシリーズを発表しました。その発表会では北米産のホワイトオーク材を使った理由をお話しました。堅牢で腐りにくく、比重の重いホワイトオーク材は、16世紀のアメリカが新大陸と呼ばれた頃に、空荷で帰る帆船のバラスト(重り)として船底に積まれてヨーロッパ大陸に渡り、その安価なホワイトオーク材が酒の樽に多く使われました。それはホワイトオーク材がタンニンやカテコールなどのポリフェノールを含みウィスキーやワインの独特の風味を作るのに適していて、荒々しく見える導管にはチローズが詰まっていて、ウィスキーやワインの漏れを防ぎ、腐朽菌の侵入を防ぐ利点もあったからです。

この夏も2017年モデルの新作の試作で工場を飛び回っている毎日でしたが、ホワイトオーク材のテーブルを作っている工場で、アメリカから訪問した林業の方からの話を聞く機会がありました。私自身、インテリア材や家具には良質のオーク材を使用していて、お酒用の樽には次のオーク材が使われていると思っていました。しかし、実際は違っていました。その方の話では樽にまず良質の材料を販売して、その後、家具などの材料として振分けているとの事。それは樽として使用できるのは、節のなく柾目の狂いの無い材を使う必要があるからで、ずっと前からの顧客であるウイスキーの会社へ優先的に使ってもらっているそうです。ウィスキーは世界的ブームで、その会社は、重要な顧客のジャックダニエル社から、今年も数万樽分の材料の受注を受けていて、インテリア用の材の確保が難しくなっているそうです。インテリアでもホワイトオーク材の人気は世界的なものになりつつある今、材料費の高騰が予想されるそうです。試作を進めている新作はホワイトオーク材を使用したモデルで、少し材料確保は心配になりましたが、完成した製品を見るとナチュラル感のあるホワイトオーク材にして良かったと思いました。もう少しで皆様前にお見せする事ができると思います。

今日からアメリカ西海岸へ取材旅行へ行ってきます。来年の撮影のロケハンも兼ねての事ですが、今のインテリアの状況を見るのも目的です。デコレーターの本場のアメリカのインテリアがどの方向を向いているのか楽しみな所です。その取材の模様は来年早々のレポートセミナーとして予定していますので、こちらも楽しみにして下さい。
(クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇) ホワイトーク無垢材をランダム接ぎした板です。ナチュラル感溢れる木目はホワイトオーク材ならではです。 左:北米から製材されたフィリッチ材をバンドル(単位)にまとめて輸入します。
右:そのバンドルの山から色合いなど合う材料を選びます。

カタログ撮影ロケーション探訪

2016.09.27

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.83
毎年、新製品を製作するたびに写真撮影を行います。新作の発表会で実物を見ていただくことが一番の希望ですが、カタログやその他のメディアでたくさんの方に製品を見ていただく為に様々な写真撮影をします。

製品をしっかり見ていただく為にニュートラルなスタジオでの製品撮影の他に、その時々のテーマに添ったイメージを表現する為に色んな場所へ製品を持ち込んでロケーション撮影を行います。製品のコンセプトやデザインイメージ、意匠的な見せ方だけでなく、ちょっと大げさですがその時々の時代背景や気分なども重要なファクターになります。(どんなに素晴らしい製品でも、時代に即さないモノは受け入れてもらえないことがあります)

毎年、そんなイメージを具現化する為に撮影場所を探します。(海外撮影の場合も同じです)アートディレクターの瀬戸のイメージを基に、言葉に表せるモノ、表せないモノ、はっきりとした具体的な(視覚的な)イメージがあれば探しようもあるのですが、時には映画のシーンだったりファッション写真だったり、場合によっては人物像だったりします。そんなつかみ所の無い?イメージに即した物件を探し当てるのは本当に大変なのですが、いつも色んなアイディアがわいてきて、どうにか撮影までこぎ着けます。


今年の撮影も、たくさんの物件を見ました。1930年代の銀行の跡地や昭和の名士の洋館など、魅力的?な建物ではあったのですが、中々イメージに見合う物件が無く、消去法で「ここしかないかなぁ」と思い倦ねていました。それが瀬戸の出張先からの一報で一発逆転、ギリギリのタイミングでとても素敵な物件を探し当てる事が出来ました。(何処で目にしたのかも曖昧な感じでしたが、どういうアンテナを張っているのか瀬戸のその洞察力にはいつもながら感心するばかりです)

現在、今年の新作展示会に向けた準備を急ピッチで進めています。テーマに添った素敵な写真も撮ることが出来ました。展示会は11月、お披露目はもうしばらくお待ち下さい。(企画開発 / 武田 伸郎)
1930年代の地方銀行跡の屋上です。すごい雰囲気・・・。 ロケーションの下見、瀬戸が撮影のイメージを探してアングルまで模索します。

AD CORE DEVISE HISTORY : 006-MODEL(FILE No.37)

2016.09.26

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.87
006-MODELはメープル材の柔らかく削られた背と、脚部、アームが一体になった優雅な曲線が特徴のダイニングチェアです。伝統的なインスピレーションを現代のラインに表現したNEO CLASSICOブランド、その中でも006-MODELは特にブランドのコンセプトを強く体現している製品ではないでしょうか。

006-MODELを印象づける滑らかなアームと前脚は、強度を高めるためフィンガージョイントという技法で接合されています。フィンガージョイントは精度が強度に直結する高度な加工技術が求められる仕口です。各パーツを削り出してから接合することにより、複雑な曲面を作り出すことに成功しています。背板と後ろ脚を接合するジョイントはデザインのアクセント。直径12mm真鍮製のローレットを使用しています。そして後ろ脚の接合部は背の当たりを考えてカーブを描き、無垢材を削り出した背板の曲面につながります。人の身体に沿わせるという、あくまで座る人のことを考えた曲線が椅子のデザインに一貫した動きと流れを生み出しました。座面は5層のウレタンと、ダイメトロールという布バネを組み合わせて使用しているため、しっかりした感触でありながらも柔らかで快適な座り心地です。

006-MODELが持つ優美な雰囲気はディティールのデザインを積み重ねていくことで出来上がりました。何気ない曲線にも手触りや、身体への当たり方など一つ一つ意味があります。そしてそれを実現するために高度な技術が用いられています。御自宅のダイニングに006-MODELが作りだす上品で柔らかな空気感を取り入れてみてはいかがでしょうか。ぜひショールームで手に触れて感じてみてください。            (エーディコア・ディバイズ 企画開発/富所 駿)

■006-MODEL ダイニングチェア 製品ページ ▶

左:前脚とアーム部の接合部分は、接合の強度を高めるためにフィンガージョイントになっています。右:背板と後ろ脚とアームを繋げるのは直径12mmの真鍮製のローレットで、アームを後ろから止めるために2ヶ所穴が開いています。 左:一枚板を削り出した背板。右:後ろ脚の接合部の角度は背板のカーブに合わせて加工されています。

秋の装い。(東京・広尾ショールーム)

2016.09.23

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.168
ここ数日は暑さもおさまり、秋の気配を感じてきました。街を行き交う人たちのファッションも秋の装いが増えてきましたね。季節の変化とともに、エーディコア・ディバイズの各ショールームでも秋の装いにチェンジしております。

秋になると落ち着いたカラーに魅かれるようになります。今年の秋のディスプレイコーディネートは、インテリアで注目が高まっているグレーとマスタードイエローがテーマカラーです。ファッションでもレトロな柄が流行しているように、ノスタルジックを感じる千鳥格子をクッションで取り入れてみました。小物ではトレンド感のあるメタリックカラーをアクセントに加えて演出しています。赤やオレンジ色の植物の実を加えるとグッと秋の雰囲気が高まります。ソファのカバーを替えたり、張り替えるのはなかなか難しいですが、クッションを替えるだけでもお部屋の雰囲気は変わります。季節ごとにプチ模様替えをしてみるのはいかがでしょうか?

エーディコア・ディバイズの各ショールームではソファに合わせたファブリックを選んでクッションをお作りしたり、フランスのファブリックメーカーCASAMANCEのクッションも展示販売しております。気になるものが見つかりましたらショールームスタッフにお声掛け下さい。
(ショールーム担当:西條 恵理) マスタードイエローとグレーの組み合わせはシックな大人の雰囲気です。 ナナカマドや野バラのような実の植物は秋を感じさせます。

ショールームBGMのご紹介(名古屋・栄ショールーム)

2016.09.13

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.167
エーディコア・ディバイズ各ショールームでは、季節に合わせてBGMを変えています。毎シーズンごとに、クリエイティブディレクターの瀬戸が様々な音楽シーンの中からチョイスしています。今回は、秋冬の新しいBGMを少しご紹介させていただきます。

NEO CLASSICOシリーズは1960年代に活躍したジャズピアニストのビル・エヴァンスの作品の中でも代表作の一つと言われる1964年の作品で、スコット・ラファロ、ポール・ モチアンとの伝説のトリオで録音した『Waltz For Debby』。こちらは、客席のざわめき、食器の音なども混じり、ライヴならでは臨場感たっぷりの1枚。ライヴの録音…?!とはじめは思いましたが、聴いてみるとこの音があるからこそ、このアルバムの魅力を引き出しているのだと感じました。

AD CORE・A-modeはキース・ジャレットの1998年の 『The Melody At Night, With You』。こちらは、難病から奇跡の復活を遂げた巨星ピアニストキースの復帰後第一弾で、闘病中に支え続けてくれた彼の妻に捧げられた1枚です。収録曲はスタンダードとして有名なラヴソングばかりで、奥様への深い愛が伝わってきます。

どちらも1960年〜70年代に活躍したジャズピアニストで、現在YouTubeのVEVO(音楽ミュージック)のJAZZ部門2016で上位作品の2枚です。ショールームにお越しの際は是非新しくなったこちらのBGMに耳を傾けつつ、家具をお選び下さいませ。(ショールーム担当:小田切 里子) 写真右:『Waltz For Debby』左:『The Melody At Night, With You』 心地の良いBGMでお迎え致します。

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