A-mode Heritage (エーモード ヘリテージ) ダイニングチェア
デザインイメージは「1970年代モダンヴィンテージ」。シーズンごとに変わるトレンドがファッションの歴史でした。ディオール のニュールックに代表される50年代、クレージュやマリークワントのミニスカートがその代表と言えます。このトレンドは 1970年代をきっかけに大きく変化し「多様化」、バリエーションの時代に突入していきました。デザイナー各自が思い思いにコレクションを発表し、コンシューマーは自由に個人の好きなものを選ぶ、それがファッションのトレンドと なりました。インテリアではポップで未来的なデザインが現れ、新しいモダンスタイルが見られるようになりました。現在は様々なインテリアスタイルから、個人が自由に空間を創り上げる時代になってきました。
MD-801は、エーディコア・ディバイズが考えるニューモダンシリーズとして「モダンヴィンテージスタイル」の提案です。装う色やファブリックによって、ヴィンテージにもモダンにも様々なスタイルに変化し、自由なインテリアスタイルに組み合わせる事のできるチェアです。
柔らかなラインを描くフレームと座のシェルが一体化する事によって完成する椅子です。不等厚の成形合板で構成されたフレームは、前のフレームは前脚からサイドフレームから背にかけて繋がり、不均等圧の成型合板の後ろ足が背の上部で繋がります。その接合部はフィンガージョイントで接合され強度を出しています。そのフレームに3次元の成形合板で作られた座面を組み合わせによってはじめて完成される構造体の椅子で、しなやかに動くフレームは荷重の力を逃がします。フラットに見える座は10層のウレタンフォーム材を使用してセンターは20ミリ厚くクッション材が入れられています。ゆったりとしたサイズ感と厚みのある多層ウレタンの座、背にはより柔らかなウレタンフォームを使う事によって、快適さを創りだしています。背上に回ったフレームの下には引きやすい手掛けが掘り込まれています。シンプルに見えるフォルムからは想像できない深い座り心地を感じていただけます。