AD CORE (エーディコア) ダイニングチェア
1985年の会社発足当初からあるチェルボシリーズの第三弾で2004年に発表したCERVO lll(チェルボ トレ)。チェルボは製品の特徴にもなっている足をクラッシック家具の猫足に対して、鹿の足のようにシャープで細い事からチェルボと名付け、その三番目という事からイタリア語の3のトレを名前にしました。
チェルボシリーズの中でも、エグゼクティブバージョンとしてハイバックスタイルにしグレードアップしたデザインです。ハイバックのシェルは、背面を天然木の突き板で仕上げ、座り心地を決める背座表面はファブリック張りの贅沢な仕様です。ハイバックのシェルは、成型合板でビーチの薄い板が10枚重ねてプレスされた合板で、その合板の小口断面の全周に5ミリの溝が掘られ、そこにファブリックが収められています。10ミリの合板の小口に5ミリの水を全周掘るのは至難で、コンピューターで制御されたNCマシンがあったからっこそ実現できた技術です。
チェルボシリーズの特徴は、このXフレームでフレームの先端にビーチ材の脚、座を浮かせるようにシェルが付けられています。パーツ化された構造はメンテナンス性に優れています。サイドチェアとアームチェアがあり、アームはテーブルに出入りしやすいように、短く作られています。アームはステッキをイメージし、人の体重がかかっても強度が保てるように、脚とアームの中にスチールの芯棒が入っています。サイドチェアもアームチェアもスタッキングが可能です。