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家具を買い換えるタイミング

2019.11.29

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.91
長く家具の仕事に携わっているので、家族はもちろん友人知人、周りの方々にエーディコア・ディバイズの製品を控えめにですがPRしています。でも、購入いただく機会ってなかなかありませんよね。それでも粘り強く?PRしていると気に入っていただいて購入いただく事があります。先日も長年お付き合いいただいている知人の方に、ご自宅のリフォームを機にソファセットをご購入いただきました。

自宅の家具を揃えたり買い替えたりするのは、何かきっかけがないとなかなか難しいものです。ご自宅を建てる、マンション購入やお引越し、ご結婚や子供が独立するタイミングがそんなきっかけになるかもしれません。私の周りの方々も、転勤だったり結婚してマンション購入だったり、きっかけは様々ですが何かしらのタイミングで家具をご購入いただいてきました。今回ご購入いただいたNさんは、テニスを通じてお付き合いが始まった方なのですが、ご自宅で大型犬のゴールデンレッドリバーを飼っていて「うちは犬がガリガリしちゃうから、ソファとかもうぼろぼろ。良い家具なんて置けないんですよ」と常々おっしゃっていました。最近はちょっとご無沙汰していたのですが、秋になる頃に「今度自宅をリフォームするんだけど、ソファも探してて。提案してもらえますか?」と連絡をいただきました。もちろんご提案させて下さい、と後日奥様と一緒に広尾のショールームに来場いただきました。

いつもはジャージ姿でしかお会いしていないので、ちょっと変な気分でしたがお仕事モードで広尾のショールームを見ていただきました。ご来場のお礼と近況などお聞きしたのですが、ちょっと気になっていたのがソファの買い替えとおっしゃっていたことです。ペット対応のファブリックや、撥水防汚効果のあるファブリックなどもご提案しようと考えていたのですが、今年の春に愛犬が亡くなってしまったのだそうです。病気や事故ではなく高齢が原因だったそうですが、長年連れ添ったペットが亡くなるのはとっても寂しいものです。今回のリフォームは、愛犬が亡くなったこともきっかけだったようです。僕も13年飼っていた猫が急に亡くなったときはすごくショックでした。そういえば僕もその時、飼い猫を思い出してしまう諸々の品を、目にしないようにした覚えがあります。

Nさんのリフォームプランとご希望の家具を、広尾ショールームスタッフの西條と色々とお聞きしながらいくつかのアイテムプランをご提案。ファブリックと木部の色サンプルをお渡ししてご検討いただきました。セレクトいただいた製品が、ソファセットとラウンジチェア、エーディコア・ブランドのAD-015ゾナソファとAD-007フェスタグランデのモダンな組み合わせでした。今週末、リフォームが済んだばかりのお部屋に無事製品を納品することができました。「ようやく寛いでテレビが観れます」と、喜んでいただけたのですが愛犬がいないのはちょっと寂しそうでした。愛犬ほど寄り添うことはできませんが、今回納品させていただいた家具と長いお付き合いをしていただければと思いました。ペットロスで悲しい思いをしている方は、気分を変える意味合いも込めて家具の買い替えを考えてみてはいかがでしょうか。(開発 武田伸郎) 今回Nさんが選んだ家具は、マリブの住宅で撮影したセットと同じ組み合わせ。ZONAソファのL字のセットとFESTA GRANDEのラウンジチェア。モダンな組み合わせです。

アール・デコと日本の様式美

2019.10.30

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.90
先日まだ夏の名残が残る某日、白金台の庭園美術館へ行ってきました。東京庭園美術館は、1933年に竣工した朝香官邸として建てられたアール・デコ建築の自邸を、1983年に美術館として開館した建物です。2011年から大改修が行われ、2014年末から一部会館はしていましたが、2018年の3月に西洋庭園とレストランも含めて全館開館しました。改修してから訪れるのは初めて。9月23日までの2ヶ月間は年に一度開催される建物の公開展が行われており、普段は見れないお部屋や初公開となる家具など見ることができました。

朝香宮家は鳩彦王が1906年に 創立した宮家ですが、フランス留学中に交通事故に遭いフランスに長期滞在することとなりました。アール・デコの全盛期に滞欧することになったご夫妻は、その様式美に魅せられ帰国後自邸の建設に当たりアール・デコ様式を大胆に取り入れました。フランス人芸術家が内装設計を行いラリックがガラス細工を手がけたことも広く知られています。旧朝香宮邸はアール・デコ様式の住宅の中でも質が高く保全状態が良いため、2015年に国の重要文化財に指定さました。旧朝香宮邸はアール・デコ様式の代表的な建物ですが、この展示を見て感じたのは、アール・デコ様式をただ取り込んだわけではなく、日本の様式美に則ってアール・デコ様式を日本流のデザインにまとめ上げたスタイルだったということです。西洋のデザインと技術を日本でまとめあげたものづくりを支えた人々の仕事に改めて感心しました。この展示会は、室内を構成する要素に焦点を当て、その素材や技法、携わった職人や企業について、当時の資料も展示されていたのですが、旧朝香宮邸には約90年前の"最先端"かつ"一級品"の技術・素材がふんだんに用いられていて、新しい技術や素材が積極的に取り入れられました。(今では再現不可能な技術や素材もたくさんあるようですが・・・)当時美術工芸タイルの製造で名を馳せた一級品のタイルや、手すりやレリーフなどの装飾金物、そして特に目を引いたのが室内空間の仕上げ材として使われた木材と各部屋に置かれた家具たちです。

室内装飾用の木材は、部屋ごとの意匠に合わせ色や模様の異なる木材を選択し、木取りや貼り方を変化させ様々な表情を作り出していました。そして各部屋に設置された家具たち。当時の一流クリエーターが集い、朝香宮邸新築のために新たにデザインを起こして製作したオリジナルの家具です。今の視点で見ると、チェアやソファなどサイズ的にはかなり小振りなのですが、意匠やスタイルは現代でも十分通用するモダンでスタイリッシュなデザインです。アール・デコ特有のちょっとかわいい丸みを帯びたラインや柔らかいフォルムにもジャパニーズモダンの流れを感じました。当時の日本の家具デザイン力と技術力に驚くばかりです。

しばらくの間、インテリアやファッション、ライフスタイルはアメリカ西海岸を中心としたラフでナチュラルな空気感を感じさせる世界観が主流で、ヨーロッパを中心としたデザインはあまり元気がありませんでした。でも、今回の展示会を見て、ヨーロッパのインテリアスタイルの奥深さ、アール・デコスタイルが非常に印象的でとても新鮮に感じたのと、ジャパニーズモダンの素晴らしさを再認識しました。エーディコア・ディバイズ製品は、イタリアモダンやクラシックスタイルをリスペクトしながら、日本のモダンデザインに昇華したブランド、来月発表する今年の新製品もジャパニーズモダンを表現した自信作です。11月20日の東京から始まる新作展示会、是非ご来場ください。(開発 武田 伸郎) 世界的に貴重なアール・デコ建築の旧朝香宮邸、東京庭園美術館。緑豊かな庭園は都心であることを忘れてしまいそう。 当時の技術力の総力を注いで作り上げた名建築。手すりや窓枠はもちろん、暖房器具の覆いまで装飾金物にこだわっていました。

ロサンゼルス撮影紀行2019

2019.09.25

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.89
9月の初め、カタログ撮影のためロサンゼルスへ行ってきました。日本の夏も厳しい暑さでしたが、ロサンゼルスも残暑が厳しく日差しで焦げるような暑さでした。土地柄、基本的には天気の心配はしないのですが、撮影当日に小雨がパラついたことや霧がかかったような天気に当たったこともありました。抜けるような青い空がアイコン的なロサンゼルスですが、撮影当日の天候はちょっと気がかりなところがあります。

この時期特有のロサンゼルスの天候なのですが、天気は晴れていても午前中に霧がかかったような霞みがかった空模様になることがあります。午後になるとスカッと晴れ渡るのですが、撮影の日にそんな天候に当たってしまうと残念な気分になります。時間もも決まっているので、霧が晴れるのを待っていることもできません。ベストを尽くして撮影するしかないのですが、今年はそんな心配はありませんでした。ロケ地に向かう早朝から冴え渡った青空。天気の心配の代わりに、照りつける日差しと暑さ、お借りした住宅オーナーの厳しい視線との戦いが待っていました。

ロケの撮影はお借りした住宅一軒分をちょっとした引越しをするような作業を行うのですが、作業ルーティン自体はこれまで培った経験でおおよそイメージができます。車両の搬入経路や開梱後の保管スペース、室内に搬入する際のルート確保など、撮影本番前に想定しながら撮影が始まったらあ、うんの呼吸でセッティングを進めます。ところが、今回お借りした2つの住宅では2件とも撮影に関して厳しい条件の提示がありました。通常は、撮影当日にはオーナーは外出されていてプロダクションの担当者が立ち会うのですが、今回の撮影ではオーナーが在宅で諸々チェックが入りました。2軒目にいたっては壁面からフローリング、階段に至るまで養生を施す指示があり、撮影前にロサンゼルスの巨大なホームセンターで、養生に使う巻きダンボールを大量に買い込んで現場に臨みました。6月のロケハンの際は2件とも映画の撮影やスポーツ関連のパーティーに貸し出したりと、撮影にも慣れていて神経質なところもなく、すごくウェルカムな雰囲気だったのですが・・・。

未だかってない巨大な超重量級の天然大理石のテーブル移動や、部屋中巻きダン紙の養生を敷いては剥がしてを繰り返し・・・今までにないくらい苦労と手間が掛かった撮影でしたが、なんとか2日間の撮影を乗り切りることができました。いくつものハプニング(?)やトラブルも発生しましたが良い撮影ができたと思います。(撮影時にはどんなカットを撮っているかもほとんど見ることも出来なかったのですが)撮影後には住宅のオーナーの方からエーディコア・ディバイズの家具をすごく気に入っていただいて、お世辞だとは思いますが「今使っている家具より良いね!」なんて言っていただきました。今年の新作展示会に合わせて完成予定の新カタログ。今のインテリアの空気感を表現できた素敵なカタログになると思います。新作展示会、皆様のご来場をお待ちしています。新しいカタログをぜひご覧ください。(開発 武田伸郎)

カリフォルニアの青い空!!撮影はまるで引越しをするようなもの。黙々と撮影作業を進めます。 撮影を終えて撮影した製品の確認も済んだロサンゼルスの綺麗な夕暮れ・・・。

「納入事例コンテスト」ご応募お待ちしています。

2019.08.28

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.88
日照不足気味な冷夏から一転、急に到来した猛暑は身体に応えましたが、ここにきてようやく夏のピークも超えて少しだけ秋の気配を感じるようになりました。今年はゴールデンウィークも異例の長さでしたが、夏期休暇も10日前後と非常に長いお盆休みになりました。のんびりした台風の上陸などもあり帰省ラッシュの便に影響も出たようですが、皆さんはどんな夏休みを過ごされたでしょうか?

僕はお盆休みを利用して、宮城県の松島にある温泉旅館「小松館 好風亭」へ行ってまいりました。こちらの旅館は、震災後の家具のリニューアルの依頼をいただき、内装は変えずに家具を入れ替えることでロビーとラウンジスペースのインテリアを一新した物件です。お客様からも大変好評で、その後も客室やドレッサールームにも当社の家具を納めさせていただきました。エーディコア・ディバイズのHPには「WORKS」のクリック欄があり、当社の家具を納めた納入事例の物件が項目ごとに掲載されています。もちろん小松館も紹介させていただいていて、知人やお世話になっている方々に宿泊いただいているのですが、皆さん絶賛されている旅館です。僕は仕事や研修でしか利用させていただいたことがなかったのですが、プライベートで訪れると温泉もお料理も味わいが別格でした。何度か訪れているロビーやラウンジも雰囲気が違って見えるから不思議です。とても素晴らしい旅館ですのでぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

エーディコア・ディバイズでは当社の製品を納めていただいた物件の納入事例を、ホームページに紹介させていただいています。個人の住宅のお客様から病院や公共施設、企業のオフィスなど、納入先は多岐に渡りコーディネートやインテリアスタイルも様々。素晴らしい物件ばかりで、私たちが思いもよらないような組み合わせもあり納入画像を見るのを非常に楽しみにしています。こんなすばらしい納入事例を募るため、一昨年から納入事例コンテストを開催しています。当社の製品を使用した納入画像をホームページに紹介させていただいた事例から、公共施設、飲食、住宅の3つの部門賞から大賞お選びします。賞品は、大賞がエーディコア・ディバイズ製品50万円分、部門賞は10万円分です。エントリーの締め切りは10月30日。まだまだ間に合いますので、ぜひ素晴らしい納入事例をご紹介ください。お待ちしています。(開発 武田伸郎) クラシカルモダンスタイルのラウンジ「汐風」。壁を飾るアートもコーディネートしました。 松島湾を一望できる絶景のラウンジ・・・なのですが、当日は台風の影響であいにくの空模様。

貴重な紫檀の家具を見てきました。

2019.07.25

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.87
このブログの編集後記を担当して何年も経ちますが、今までで一番アクセス数が多かったのが「木材の王様、エボニー」の時でした。エボニーは日本では黒檀と呼ばれています。「エボニーのような高価で貴重な樹種はもう伐採ができなくなっていて、今まで使われていた楽器にも使えなくなり最近では樹脂を使ってます」という内容のブログでした。年々貴重になっている木材ですが、家具やインテリアに携わる方々も注目しているのだと思います。

先日、世界4大博物館の中の一つと言われている台湾の故宮博物館を先日訪問する機会があり、有名な「翠玉白菜」や「肉形石」と共に貴重な紫檀家具を見学してきました。エボニー(黒檀)はとっても貴重な材料ですが、エボニーと並んで貴重な木材が紫檀(ローズウッド)です。一般的な家具に用いるオーク材やアッシュ材も近年は良材が本当に少なくなっているのですが、エボニー(黒檀)や紫檀(ローズウッド)のような貴重な材料はもはや木材としての価値を超えているのかもしれません。

昔から紫檀は高価で貴重な木材でしたが、展示されている17世紀からの膨大な紫檀の家具はもはや永遠に制作不可能な圧倒的な品々でした。展示の家具は恭親王府に置かれていたものだそうですが、製作されていた時期は17〜19世紀と幅があり、セットで制作されたものではないため、いくつかの様式を組み合わせながら、現代のインテリアにも通じるミックススタイルで展示してありました。紫檀特有の重厚できめ細かな木理を活かした豪華で複雑な美しさを備えた家具に圧倒されます。超絶彫刻を施した家具は、ガラスケースの中に収めてあり、その貴重さがひときわ際立っていました。

故宮博物館は、最近はフラッシュを使わなければカメラで撮影も可能となったのですが・・・なにしろ中国の方々の観光客のパワーが凄まじい。朝早くから開館している博物館なので、9時前には入館したのですが押し合いへし合い大声が飛び交う中、警備の注意もどこ吹く風。人垣をかき分け、有名どころだけを廻って見たのですが、それでも2時間ほど掛かりクタクタになりました。それでもやはり展示品は一見の価値あり、最近は食を含めて台湾ブームのようですから一度訪れてみてはいかがでしょうか。博物館は8時30分から開館しているので、早起きしての見学をお勧めします。
(開発 武田伸郎)
ガラスケースの中の紫檀家具の数々。 きめ細やかな細工と紫檀特有の重厚な表情。

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