Recent Posts
-
2024.07.01
ミラノサローネの変化
-
2024.06.28
モノ作りの現場を見るということ
-
2024.06.26
PACE AD-111S,A
-
2024.06.25
過ごし方で考えるソファ選び
-
2024.06.21
和の空間に馴染む家具
-
2024.06.12
九州工場に行ってきました
-
2024.05.30
適正価格をロサンゼルスで考える
-
2024.05.29
流行に左右されないデザイン
-
2024.05.28
ZEFFIRO AD-911・912・913
-
2024.05.23
ダイニングチェア選びのポイント
Back Number
2024年
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2015.10.23 PRODUCT
PRODUCT :LINEA [リネア] Chair
AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.31
今回は、ADCOREから、LINEA/リネアを紹介します。リネアはイタリア語で「線」と言う意味です。そのフォルムが「線」を描くように繋がるデザインと構造の融合。素材感を損なうことなく高度な加工技術によって完成された独創的なスタイルのアームチェアとして、 2003年に発表しました。
不均等厚成型合板を用いた特徴的なデザインは、カンチレバーをADCORE的に解釈し、実現したものです。カンチレバーの椅子は強度が必要なので、一般的にはスチール脚を使用したタイプがほとんどです。しかしリネアは木製脚の軽快なラインを実現すると同時に強度を持たせることに成功しました。素材感を活かしながら3次元プレス技術の粋を集め、フレーム・座、全てに成型合板を使用。しっかり安定した座り心地と適度にスイングする絶妙の掛け心地に仕上げました。
トラス型の脚は、フィンガージョイントでパーツ構成しています。強度面も、力が掛るところに厚みを持たせた不均等厚の成型合板にし、フレームをトラス形状にすることでより強度を上げました。座面を支える貫も成型合板にすることで、無垢材とは違い座面をしっかりと支えてくれます。またレベルの調整が出来るように、長穴のプレートで座面を固定しています。さらに座面には三次元プレスをした成型合板シェルを使用。木口面に溝を設け、張地をパイピングで抑える仕様にし、クッション性を持たせながら、厚みを抑えたシャープなフォルムに仕上げました。アームと連結する金具も、表から見えないように特殊な金具を使用しており、背にもたれても安定した強度を持っています。デザインと強度、構造と快適性を、現代の加工技術によって実現しました。
リネアは、その独創的なスタイルから、ダイニング以外でも、ホテルラウンジ・レストラン等、様々な場所でご利用頂いています。デザインと構造美の可能性を突き詰めた、エーディコアオリジナルの完成されたスタイルのアームチェアです。
![](https://www.adcore.co.jp/wp/wp-content/uploads/column/666_ad031_01.jpg)
![](https://www.adcore.co.jp/wp/wp-content/uploads/column/666_ad031_02.jpg)