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エコロジーなモダンデザイン

2020.05.29

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.108
日本では非常事態宣言がようやく解除になり、新しい生活様式での社会が戻りつつあります。皆様お元気でしょうかどう距離感を取り戻すことの方が、時間がかかるように思えます。ビジネスの場も、お客様との距離感を模索しながらの再始動です。

世界的なロックダウンの後、インテリアデザインの方向性も変わってくると思います。第二次世界大戦中に白洲次郎が、農家になり自給自足の生活を送った話は有名ですが、感染予防は自給自足で生活インフラに頼らない生活が一番なのかもしれません。生活インフラに頼らないと聞くとロハスなナチュラリストをイメージしますが、2016年に訪問したアメリカ西海岸のマリブで見た住宅では少し違っていました。マリブの海岸線から内陸に入った人里離れた山頂にあり、生活インフラに頼らない住宅は近未来的で超モダンなデザインでした。

幹線道路に面したゲートにはサボテンが植えられ、そこからしばらく坂を上がった所にその住宅はありました。乾いたマリブの山々に映える石の外観は、ダニエル・クレイグとオルガ・キュリレンコが出演した映画「007慰めの報酬」のロケ場面になったチリのESO Hotelのように感じます。サボテンやリュウゼツランが植えられた庭の前にあるガレージには、宇宙船のような銀色の1967年シェルビーGT500が置かれ、石庭の前にあるグレーの建物が余計に未来的に見えてきました。建物内に入るとエアコンが効いてひんやりした石の床材を歩きながらモダンなインテリアにも感心しながら、裏にあるプールやベッドルームのバスルームを見て、この人里離れた場所で生活をするためのインフラをどうやって整えたのか気になりました。

生活インフラを個人で引くには電気やガス、上下水道を整えるには距離によりますが、かなりの経費がかかります。アメリカの郊外にある木製電柱も見当たらないので不思議に思っていると、外部の生活インフラにはまったく依存していない住宅との事で、電気はソーラーシステム、水道やプールの水は山からの雨水貯水を濾過して作り、下水は浄化システムを使って地中深くへ浸透させる方式をとっていました。さすが新しいアメリカの個人住宅は違うなと感心していると、1993年に建築されたエコロジー住宅でシステム自体は更新されているが、基本は同じものを使っている事を聞いて、そんな前に作られた住宅だった事に再度驚きました。モダンアートや家具は更新されて、ポルシェカレラGTが置かれたガラス張りのガレージもあり、エコロジーとは無縁な生活のように見えますが、環境に優しい生活インフラに頼らないモダン住宅がありました。

アメリカ西海岸では、果樹園の中にある自給自足のナチュラル住宅にも行きましたが、どちらもアリだと思います。モダンでもナチュラルでも環境に優しい生活にするのが、個人のライフスタイルなんです。しばらくは、海外へ行くのは自粛になりそうですが、新しい生活様式とインテリアスタイルを楽しみましょう!来週には初めてのWebセミナーを開催します。リアルセミナーは何度もしてきましたが、カメラを通してのセミナーは初めてです。この年齢になって初めての事に取り組めるのは幸せです。お楽しみに!(クリエィティブディレクター 瀬戸 昇) 左上:ガレージ前の宇宙船のような銀色の1967年シェルビーGT500。右上:石庭には水やりをできるだけ少なくできるようにサボテンやリュウゼツランが植えられています。左下:庭の一部には人工芝が使われていますが安っぽくなっていません。他の本物の素材が良いからでしょうね。右下:石のアプローチを歩いて玄関に向かいます。 左上:大きな窓の真ん中に暖炉があるリビングルーム。目の前にはマリブの山々の乾いた景色が広がります。右上:木天井のダイニングルーム。左下:寝室の浴室からはプールが見えます。水は全て山の雨水から濾過された水が使われています。右下:ガラス張りのガレージには2003年のポルシェカレラGTが置かれていました。ひんやりした室内のエアコンはソーラーシステムから供給されています。

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