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2025.2.19 SHOWROOM
ラウンジチェアを日常使いに
AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.466(名古屋・栄ショールーム)
これからの季節、お引越しや転勤、進学などで家具の買換えをお考えの方も多いのではないでしょうか。今回は、新生活のインテリアにぜひ取り入れていただきたいラウンジチェアをご紹介します。
ラウンジチェアと聞くとちょっと贅沢な家具と思われるかもしれませんが、エーディコア・ディバイズのラウンジチェアはデザインやサイズバリエーションもとても豊富で、日常的にお使いいただく家具として重宝するアイテムです。2025MODELで発表したラウンジチェアMD-1201Lは圧迫感がなく、シンプルでクラフト感のあるフォルムがインテリアに取り入れ易いラウンジチェアです。弊社で人気のダイニングチェアMD-1201A /Cの進化版として発表されたこのラウンジチェアですが、厚みのある背クッションが身体を優しく支え、リビング・ダイニングシーンでのコーディネートをお楽しみいただけます。
次にコンパクトなサイズで好評のMD-3211の1Pソファは、ラウンジチェアとしてもお薦めです。丸みを帯びたフォルムが身体を包み込み、座り心地も格別です。シャープなデザインのアルミ脚は3色からお選びいただけるので、張地と組み合わせてカスタマイズラウンジしたご自分だけのチェアとしてもお楽しみいただけます。
また、背の高さのあるラウンジチェアは頭部までしっかりと支えてくれるので、時間を忘れておくつろぎいただけます。名古屋・栄ショールームに展示のあるNC-053L-Hは、ウェーブバネと多層のウレタンフォームで身体に沿うような柔らかさが特徴的です。ショールームでご体感いただくお客様からは、いつもハーッとため息が漏れ「とても心地が良い」と喜んでいただけます。
他にもMD-101Lは、二人掛け展開もあるラウンジチェアなので、同じスチール脚をもつリビングテーブルMD-106やMD-608と組み合わせてソファセットとしてもお使いいただけます。スチール脚と木質アームの異素材の組み合わせが斬新なデザインですが、モダンな印象で和洋問わずお使いいただけます。
ラウンジチェアは、ソファセットと組み合わせるコーディネートだけでなく、お一人だけの特等席としてぜひ単体でもお使いください。リビングスペースや、プライベートルーム、書斎、玄関ホールなど、ご使用になる空間やインテリアに応じて自由に組み合わせてくつろぎの時間を快適にお過ごしいただける最適なアイテムです。
(ショールーム担当:水野 未佳子)
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2025.2.6 SHOWROOM
カタログを有効にご活用ください
AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.465(大阪・心斎橋ショールーム)
エーディコア・ディバイズ各ショールームではニューモデルを含む新しい展示になっております。今回はお客様にご提案としてお渡ししているカタログ3点をご紹介させていただきます。
1つ目は2025MODELダブロイドです。主に新商品をメインを掲載したタブロイドは、A3サイズの大きく見やすいカタログです。2025モデルではNC-075ソファにシステム構成できる30度と60度のコーナーソファ、それに合わせるオットマンも増えました。ソファの組み合わせ方のバリエーションが分かりやすく載っており、ご提案の際に活用いただけます。MD-3212リビングテーブルには、新しく高さ600のカフェテーブルと、様々な空間に合わせやすいラウンドトライアングルの天板形状が加わりました。2025MODELタブロイドは一冊で新作の良さが伝えられているツールになっています。お客様への接客の際もこちらを使いご説明させていただいています。2025モデルの良さが凝縮されていますのでご請求下さい。ホームページでも閲覧出来るので是非ご覧下さい。
2つ目はA-mode、AD CORE、NEO CLASSICO、PMMA+Woodの4つのブランドの代表的な製品を掲載したミニカタログです。各製品の単品写真やイメージ写真、豊富な内容を分かりやすくまとめています。ミニカタログには新作だけでなく当社で人気の売れ筋商品がシリーズ毎に掲載され、インテリアのテイストやお好みに合わせて選びやすい構成になっています。
3つ目はマテリアル&ファブリックです。当社ではa~esランクまで、価格と素材別に7ランクの張地をご用意しています。インテリアとの適性、お好み、ご予算等に合わせてご検討いただけます。また、布地には撥水・撥油・防汚加工等を施したものがございますので、機能面についても記載しています。こちらで確認の上、サンプルをご請求下さい。
3つのカタログをお持ちいただいていると、お客様とのお打ち合わせにも活用していただけます。お部屋のイメージや家具をどういったテイストにしたいかをお伺いしながら、ご提案していただく事が出来ます。外出先での急なお打合わせや、詳細を確認していただく際にもHPを開いていただくよりも早く確認いただけます。インテリアのイメージがまだ漠然とされているお客様も事前にご覧いただき、お好きなテイストを絞っていただくツールとしても是非活用ください。必要な情報が凝縮された充実した内容となっていますので、ぜひお手に取ってご覧ください。ショールームまでお越しいただくことが難しいお客様や、ご来店を躊躇されているお客様には、カタログ等からも充分に商品の良さを感じていただける内容となっています。お客様には「コーディネートの参考にもなり、イメージしやすくなった」「新作と人気製品がコンパクトにまとまっているので家具選びの参考になる」と嬉しいお声をいただいています。
ご紹介したカタログはエーディコア・ディバイズのホームページよりご請求いただけます。無料でお送りしておりますので、お気軽にご依頼ください。
(ショールーム担当:天川 唯)
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2025.1.31 DESIGNER
ロサンゼルス山火事と有名建築の安否
AD CORE DEVISE DESIGNER COLUMN Vol.164
2025年が始まりもう一月が経ちます。今年のスタートは大統領の交代などアメリカからのニュースが多く入ってきます。なかでも1月7日に出火したロサンゼルス山火事のニュースが大きく報道されました。今回のロサンゼルス山火事はロス市内だった事もあり、お客様からYASUKOさんの事やツアーで訪問した住宅の安否など、たくさんお問い合わせをいただきました。アメリカ西海岸レポートでロサンゼルスの住宅を20年近くレポートしてきたので、いつもセミナーを聞かれている方も気になっているかと思います。ロサンゼルスの山火事はパシフィック・パリセーズだけでなく、パサディナやロサンゼルス北部のキャスティークエリアでもあり、キャスティークでは現在も延焼しています。今回の火災では消失面積は山手線内の2.5倍、12300軒以上の住宅が消失したそうです。
ロサンゼルスのウエストハリウッドの山に自宅があるYASUKOさんは、完全帰国に向け自宅を売りに出していて、9月から購入者が決まったのですが、銀行ローンがなかなか降りず、1月5日にようやく入金があり引越し作業をすると聞いていました。1月9日に新年の挨拶回りをしているとYASUKOさんから電話かかってきました。いつもの電話がかかってくる時間ではなかったので驚いて出ると、裏山から火が出たとの事で火災の避難命令があり友人宅へ避難しますとの事でした。その日の朝にLINEへ送られたサンタモニカ辺りの写真で火災の煙を見て心配していましたが、YASUKOさんの自宅のあるウエストハリウッドでも火が出たという事で本当に心配になりました。YASUKOさんはロンドンからロサンゼルスへ移住した時の最初の家を今回と同じような山火事で失っていて、その時に全てを失っていて火災の怖さを身に染みていると聞いた事があります。また、数年前のマリブの山火事の際には当社のカタログ撮影でお世話になっているフォトグラファーのドミニクさんの広大な自宅が火災に遭いお見舞いに行き、焼けこげた建物を見たので他人事とは思えません。
ウエストハリウッドの山火事はすぐに鎮火され、YASUKOさんは避難の翌日には自宅に戻れたと連絡がありましたが、建築ツアーや今回の西海岸レポートでも取材に、ご協力いただいた不動産会社社長のブレアさんの自宅がパシフィック・パリセーズにあり、今回の火災で消失しました。今までカタログ撮影やロケハン、取材などで200箇所以上西海岸を回りましたが、今回の火災エリア内にある行った事のある建物は20箇所以上ありました。その中で撮影で使用した建物は5箇所ありオーナーの顔が浮かびます。火災エリアの地図を調べてみると山火事の境界にあるゲッティセンターやゲッティヴィラや、イームズハウスなど有名建築はギリギリ消失を免れていました。ゲッティヴィラは敷地内まで延焼しましたが、建物への類焼は食い止めたようです。火災消失エリアにある住宅の中で思い出深い住宅は何軒もあります。
もっとも思い出深いのは2014年に訪問した音響技師のパー・ハルバーグさんの家です。当社の建築ツアーでお客様をご案内したのですが、スウェーデン人の彼の家はゲッティヴィラのすぐ近くにあり、山の際にある景色の素晴らしい場所でした。書斎に案内されて驚いたのは沢山のトロフィーの中にアカデミー賞のオスカー像が置かれていた事で、それも3本置かれていました。1995年ブレイブハート、2008年ボーン・アルティメイタム、2013年007スカイフォールで私も思い出に残る好きな映画だったのでびっくりしました。その彼がトロフィーをみんなに持たせてくれ、ハリウッドのお土産屋さんで売っている軽い物でなく、ずっしりしていて、アカデミーの受賞式で渡されるのはダミーで、終わってから家に届けられるので本物はこれなんだよと手渡してくれました。映画業界で有名な人が日本から来た私たちに気さくに接してくれた事がなにより嬉しく思いました。彼の奥様やお子さんが無事なのか心配です。
1940〜50年代の住宅が多く残るこのエリアには巨匠建築家の設計した有名建築も多く点在しています。特にモダン建築のリチャード・ジョセフ・ノイトラ建築の住宅は建築的価値だけでなく、ポップアートと同じようにアート作品と同じように高額価格で取引され、その価値を高めるために、コンセントやスイッチ類までオリジナルにこだわり建築当初の姿に戻されるレストレーションが行われます。それも一般公開される建築でなく、一般住宅として生活に普通に使われています。太平洋を望む海岸近くにあるノイトラ建築で有名な1949年のフリードマンハウスもその一つで、現在のオーナーはワーナーブラザーズの副会長だったジェフ・アヤロフさんで、ご家族でお住まいになっていました。建築ツアーで訪問した時に奥様のマーティーさんとジェフさんが迎えていただきました。ジェフさんは坂本龍一との仕事で何回も来日されている親日家で、家を購入した理由と置かれるコレクションの説明をしていただきました。
ジェフさんのお父さんは家具工場を経営していてノイトラ建築の家具を製作しており、この家もお父さんの工場で製作していて子供の頃から憧れていた家だったそうです。プリンスやマドンナのプロデュースで成功した後、念願のこの家を購入できたそうです。この家に使われている家具は全てオリジナルで、ジョージ・ナカシマやプルーべの家具などありました。一番驚いたのはリビングの暖炉の上にウィリアム・エグルストンの代表的な三輪車の写真で、その写真はカラーフィルムで撮影した写真では最高金額の57万8千ドルで、クリスティーズのオークションで落札された物でした。その他、フランスのコルビジェの自宅にあったサイドボードや、ジョン・レノンの手書きの作詞の便箋など、家だけでなく、置かれる物が貴重すぎてため息が出ました。そのアートや家具類があったノイトラ建築も火災のエリアにありました。庭から見たノイトラ建築の姿がもう見られないのは非常に残念です。
今回の山火事では住宅火災の事が大きなニュースになっていますが、家にあったアートや調度品など貴重な文化財も失われた事と思います。それだけインテリアとアートは近い関係のインテリア作りがされている事も知る必要があります。アメリカのロサンゼルスではホテルが高騰、賃貸の家賃高騰が始まっていて住宅価格も上がっているそうです。グーグル社やアマゾンスタジオやアップル社の新社屋進出で家賃が高騰しているロサンゼルスでは住宅を手にいれるのも難しくなっているそうです。YASUKOさんの完全帰国でロサンゼルスでの取材が難しくなり、今回のアメリカ西海岸セミナーで一旦お休みとなりますが、何か他の海外建築レポートをしたいと思っていますので、お楽しみに!
(クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)
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2025.1.31 DESIGN
六本木ショールームのイルミネーションシステム
AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.153
昨年の12月、約四半世紀振りにエーディコア・ディバイズ本社ショールームを移転、12月のショールームオープンニングイベントにはたくさんの方にご来場いただきました。参加していただいた皆様、ありがとうございました。移転して2ヶ月、閑静な住宅街にあった広尾ショールームから六本木の中心とも言える賑やかなエリアに移転してきたわけですが、少しだけ六本木の街並みにも馴染んできたような気がしています。今回のコラムでは六本木ショールームのディスプレイの主役でもあるLEDファブリックフレーム構造の「イルミネーションシステム」をご紹介します。
六本木交差点から芋洗坂を少し下りたところ、通りから中庭越しに見えるエーディコア・ディバイズ六本木ショールーム。入り口の扉を開けると、ショールームのディスプレイの主役とも言える縦横3mの巨大な2つのイルミネーションディスプレイが目に入ります。正面に見える画像は、2025年モデルのラウンジチェアMD-1201L。新製品のスタジオ撮影を行っている時、瀬戸が自分で撮影したイメージカット、向かって左の画像は2025年モデルのNC-075ソファセットを、真上から撮ったユニークな画像です。壁面にぴったり収まったこのイルミネーションディスプレイ、フレームもほとんど目立たない数ミリのアルミ製の枠が見えるだけ、画像もファブリック調なのでフイルムのようなテカリや反射がありません。今までのライティングディスプレイではこれだけの巨大なサイズを製作するのも難しく、設置や画像差し替も大変な労力を要しました。今回このショールームで設置したディスプレイは、そんな労力を伴わないドイツ生まれの画期的なシステムなんです。このイルミネーションシステムを採用するにあたって、ヒントになったアイディアは昨年視察したミラノサローネでした。
昨年のミラノサローネ社員研修は、瀬戸を含めて5名で視察してきたのですが、今回もフィエラ会場と市内のショップや展示イベントをたくさん見てきました。そんな市内の視察中、瀬戸が某ショールームで目にした巨大なサイズのディスプレイがありました。布にプリントされた画像が天井から吊られていて、触れるとゆらゆら揺らぎます。巨大な画像にも関わらず大掛かりなフレームも無く至ってシンプル。私たちはさほど気に留めることもなく記憶にも残らなかったのですが、ショールームの移転が決まった時に瀬戸からそのディスプレイをイメージした提案指示がありました。ミラノで目にした布に印刷した画像をバックライトで照らしたディスプレイのイメージを具現化することです。これまでの一般的なライトディスプレイは、透過性のあるフイルムに画像を印刷して、画面のバックから照明を当てるものです。画像の交換はフイルムが折れたり歪んだりしないように行う必要があり、画像印刷もコストが高い上に大きいサイズが出来ません。既存のシステムを探したり、内装工事に絡めてオリジナルのディスプレイ制作なども検討はしてみたのですがイメージしているモノはできませんでした。そんな中、ようやくたどり着いたのが今回採用したディスプレイシステムです。様々なサイズに対応するLED照明がセットされたアルミフレームと、特殊な伸縮性のあるファブリックに画像を印刷、絵柄の交換は専門の業者に頼らず自分達で行える画期的なイルミネーションシステムなのです。六本木ショールームで検討していたサイズが縦横3mの巨大なサイズ。果たしてそんな大きいサイズのディスプレイが、綺麗に収まって自分たちでセッティング出来るようになるのか?はじめは半信半疑でしたが、テストと試行錯誤を繰り返しながらフレームを設置、画像シートも無事セットを完了!六本木ショールームにご来場いただいたお客様を真っ先にお招きするインパクトのあるイルミネーションディスプレイになりました。
2025年モデルの製品をフィーチャーした、エントランススペースに設置した2枚のイルミネーションディスプレイ。ミニマルなフレームに収められた画像は、まるで壁面がスクリーンになって光っているような印象です。広々としたショールームスペース全体から見通せるくらいのインパクトのあるディスプレイになりました。ご来場いただいたお客様からは「新しいショールームは想像を超えた広さでした」と、驚きのご意見もたくさんいただいています。ぜひ一度新しいショールームにご来場下さい。スタッフ一同皆様をお待ちしています。(開発 武田伸郎)
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