COLUMN

2021.12.1 DESIGN

脱炭素社会への取り組み

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.115
取り組みが始まった当初は、賛否両論があり、ちょっとした混乱もありましたが、今やお買い物の際には袋が有料になる事は常識になりました。世界的なカフェチェーン店がプラスチックのストローを廃止したり、プラスチックのゴミを出さないようマイボトルを活用したりと、大手企業が進めているカーボンニュートラル(脱炭素社会)とは別に、これまでの環境対策より一歩踏み込んだ対策が私たちの生活にも定着してきたようです。

サスティナブル、SDGsの取り組みも広がっていますが、家具を製作している私たちに最も関連があるのが、二酸化炭素の排出を削減して地球温暖化を抑える脱炭素社会への取り組みです。2021年は脱炭素社会元年とも言われており、大手企業ではSDGsの対策を大々的に進めていますが、エーディコア・ディバイズでは、ブランド発足当時からSDGsの指標に沿ったモノ創りを行なってきました。大量消費が経済の主役だった1980年代。たくさん生産し、単価を可能な限り抑えて最大数を販売する。旧くなったモノは新しいものに買い換えて消費する時代でした。そんな時代に、当社ではご注文をいただいたものだけを製作し、メンテナンス性を重視した永く使い続けることが出来る製品を送り続けてきました。製品化したものは廃盤にせず、発売から30年以上経過したモデルでも製品として今も生き続けています。

そして今、新たに取り組んでいるのが、カタログなどの印刷物の削減や、配送に使われる梱包材の化石燃料を原料とする資材を廃止する取り組みです。大切な家具をお届けした後に残るたくさんの梱包材。4人家族のご家庭にダイニングセットをお届けした場合、椅子4脚とテーブル1台分の梱包材が残ります。擦り傷や打痕を防ぐ「ミラーマットシート」やビニール袋、保護材の発泡スチロール等は、家庭用のゴミで処分するのも大変です。商業施設などの大規模な物件の場合、養生や梱包材の処分だけで、スタッフやトラックの手配が必要な場合もあります。梱包に使用された資材は「残材」と呼ばれ、1度しか使うことがありません。誰もがもったいないと感じている資材ですが、効果とコストの兼ね合いから廃止できないのが現状でした。

エーディコアでは2022年から新たな取り組みとして、化石燃料を原料とする梱包資材を廃止することにしました。リサイクル資材を積極的に取り入れ、環境に負担をかけない製品創りを目指していきます。コスト対策や製品配送の安全性など、難しい課題がたくさんありましたが、今取り組むべき事として出来ることから積極的に行なっていきます。日々改善を重ねてより良いSDGs、カーボンニュートラルへの対応を進めていきたいと思います。(開発 武田伸郎)

現状の製品梱包の状態。出来るだけ簡素に環境に配慮した梱包を目指していますが、発泡スチロールのスペーサーや製品を包むビニール袋などは使用しています。