COLUMN

2023.6.22 SHOWROOM

快適なお部屋のための家具のレイアウト

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.407(東京・広尾ショールーム)
今年の春から新生活を始めた方やお引越しをされた方も、生活が落ち着いてきた頃ではないでしょうか?思い通りに家具を配置しても、実際に生活を始めてみると使い難かったり、しっくりこないという場合があると思います。生活とともにモノが増えたり、予定とは違う場所に置くことになったりと様々な要因があると思いますが、家具を配置する際の基本的なルールやどのように優先順位をつけるべきかといったことをご紹介していきます。

1.部屋の用途を考え、フォーカルポイント(部屋の中心)を決める
お部屋を何人でどのように使うのかを考えることによって、必要な家具の大きさやアイテムが決まります。そして、テレビや暖炉、飾り棚などフォーカルポイントを決めて家具を配置していきます。フォーカルポイントがあるとメリハリのあるインテリアになります。
2.メインとなる家具から配置する
リビングのソファやダイニングのテーブル、寝室のベッドなど一番大きな家具から配置し、フォーカルポイントに面するように置くと用途に合ったレイアウトになります。また、家具をシンメトリーに配置するとフォーマルな印象になり、アシンメトリーに配置するとカジュアルな印象になりますので用途やお好みの雰囲気に合わせてアイテムをお選びいただくことをお勧めします。
3.動線を考える
次に、部屋の中の動線を考えてみましょう。生活動線の中に遮るものがあったり、遠回りしなければいけない動線では不便さを感じてしまいます。主要な動線では幅を75〜120cm、往来の少ない動線でも幅60cmを確保すると快適に動けます。また、ダイニングルームや寝室では回遊性のある動線が確保できるとよりスムーズに動けます。生活動線を考えるときは、朝から寝るまでの生活の流れを思い浮かべ、複数人の人の動きも入れながら家具の配置を考え、生活動線を遮らないためにも家具の占有率は全体の3分の1に留めると快適な空間になります。
4.空間にコントラストや変化をつける
直線的な家具と曲線の家具を合わせたり、背の高い家具を壁際に配置し、中央に背の低い家具を配置するなどフォルムと高さで変化をつけるとリズミカルな空間になります。

インテリアは生活スタイルに合わせて変化させていくのも楽しみの一つです。お悩みやお困りのことがございましたら、お気軽にショールームにご相談ください。皆様のご来場をお待ちしております。
(ショールーム担当:西條 恵理)
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暖炉をフォーカルポイントにしてソファやパーソナルチェアを配置した例。大人数で利用できるようにリビングテーブルも適宜、配置されています。直線的なソファやリビングテーブルに円形のサイドテーブルを合わせ、空間にコントラストを付けています。
上:キッチンをフォーカルポイントにダイニングセットを配置。回遊できる動線を確保しています。
左下:TVボード、ワインセラーをフォーカルポイントにソファ、パーソナルチェアを配置。ソファの直線的なデザインに対して丸みを帯びたパーソナルチェアを合わせ、リズミカルな空間に。
右下:シンメトリーに置かれたナイトテーブルとランプがフォーマルな印象に。ベッドの周りは回遊性のあるレイアウトです。