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2013.3.14 SALES
京都のお茶屋
AD CORE DEVISE SALES BLOG Vol.6
一見さんお断り、なじみ客の紹介でなければ入れないといわれる”お茶や”。
黎明期のコンピューターの業界から、現在デザインの現場で活躍されている京都のベテランデザイナーさんの依頼で”京都のお茶や”の椅子の仕事を請け負いました。
銀座とは”格がちがう”という誇りを持った京都独自の文化です。紳士・淑女の教養が必要とされる遊興の場所で、私にとっては少々荷が重い仕事。しかし生来の”ものつくり魂”がむくむくと立ち上がり、リスクを承知で取組まさせて頂くことになりました。
●タタミの上で使用できること。
●両肘がついていること。
●背座には、手に吸い付くような上質な革張りであること。
●しかもスタッキングができること。
この4つの条件をクリアしなければなりません。
なかでも”タタミ用のそり”が付いて”スタッキングをする”というのは、物理的には不可能な構造になります。「そこをなんとか!」と思案の末、”タタミ用のそり”をマグネットで脱着する案を提案しました。
マグネットも超強力なネオジウムを使用し、脱着面の仕様にも工夫を凝らしました。
AD COREの代名詞でもある「どこにでもありそうでない椅子」がまたひとつ出来上がりました。
(エーディコア・ディバイズ 大阪営業部/佐々木 武)