Recent Posts
-
2024.12.26
視覚から物理的感覚へ
-
2024.12.26
NC-075
-
2024.12.25
独立系時計ブランドとエーディコア
-
2024.12.24
2025MODELを発表しました
-
2024.12.24
六本木新ショールームのご案内
-
2024.12.24
新展示と冬のディスプレイ
-
2024.11.30
広尾から六本木へ
-
2024.11.29
2025モデル撮影と新ショールームでの新作展示会
-
2024.11.26
NC-055BC
-
2024.11.25
東京ショールーム移転・新作発表会にむけて
Back Number
2024年
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2024.4.27 SHOWROOM
ミラノサローネ研修に行ってきました
AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.437(東京・広尾ショールーム)
4月16日から21日まで開催されていたミラノサローネ国際家具見本市の視察に研修で行ってきました。3日間かけてFIERA会場と市内のショールームを中心に廻ってきました。私自身は初めての視察だったのですが、世界のトップブランドのクオリティーの高さに圧倒されました。日頃ショールームスタッフとしてお客様をアテンドしているのですが、FIERA会場とミラノ市内会場で活躍するスタッフの方の身のこなしや応対はもちろん、ブースのデコレーションやディスプレイなどとても勉強になりました。
各社ともデコレーションやディスプレイに趣向を凝らして、いくつも会場やショールームを廻っていると今年のトレンドが見えてきます。デコレーションでは、壁面やソファ、チェアの張地とお花やディスプレイ小物のカラーを合わせたコーディネーションが目立ちました。パープル系やオレンジ系などインパクトがあるカラーでも、アートやデコレーションを統一することで馴染みやすくまとまりのある空間になっていました。また、ソファに置かれたクッションは、張地のトーンと合わせ、落ち着いたカラーのグラデーションや素材違いやパターンを入れるなどさりげなくリンクしていくコーディネートが目を引きました。シックで上品な印象を受けました。3日間に渡りたくさんのブースやショールームを廻りましたが改めて、インテリアとアート、デコレーションを含めたトータルコーディネーションの重要性を感じました。
今回のミラノサローネ研修でインプットした様々なアイディアや情報を、ショールームのディスプレイやお客様の提案に活かしていきたいと思います。ぜひ、エーディコア・ディバイズのショールームにご来場ください。お待ちしております。
(ショールーム担当:西條 恵理)
ショールームご来場予約はこちら▷
2024.4.26 PRODUCT INFO.
CERVOⅡ AD-961・971
クリエイティブ・ディレクター瀬戸 昇が、デザイナーからの視点で写真だけでは伝わらない製品の魅力を動画でお伝えします。
今回はAD COREより、発売以来30年近く経つベストセラー製品のAD-961・971 CERVOⅡを紹介します。
◾︎ CERVOⅡ AD-961・971 CHAIR 製品ページ
2024.4.16 SHOWROOM
ホテルで使われている製品
AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.436(名古屋・栄ショールーム)
4月に入り春らしい陽気が続いています。開放的な陽気に誘われて旅行を計画されている方も多いのではないでしょうか。今回は実際にホテルでお使いいただいているエーディコア・ディバイズの製品をご紹介いたします。
ショールームにご来店になるお客様から「南国のリゾートホテルのようにしたい」「宿泊をしたホテルのようなイメージの家具を探している」といったご要望をよくいただきます。4つのブランドを展開をしているエーディコア・ディバイズの製品は、様々なホテル物件にご採用いただいていますので、お好みのホテルのイメージに合わせて、このようなお客様のご希望にもご提案が可能です。
ナチュラルなデザインで人気のA-modeシリーズは、お部屋のインテリアに溶け込むデザインなので、ホテルのイメージにピッタリです。中でもMD-901シリーズは主張しすぎないなデザインと、ソフトな使用感で人気です。ラウンジチェアのMD-901L-Hは頭部までしっかりと支えてくれるデザインで、ゆったりと身体をあずけてくつろいでいただけます。また、チェアのMD-901もプレーンなデザインなのでお部屋のイメージを損ないません。オプションハンドルをプラスすると機能面だけでなく、ラグジュアリーな演出も可能です。実際にホテルの客室やコンシェルジュデスクでもご採用いただいています。ソファでは、上品なカジュアル感のあるMD-705をお薦めします。ご自宅では、張地はベーシックなお色目を選びがちですが、パイピングやボタンをレザー仕様にすると高級感が増します。ホテルのプライベートラウンジのように淡い色の張地にコントラストを効かせたレザーパイピングを合わせて、モダンなホテルライクのリビングセットをご自宅でもお楽しみ下さい。NEO CLASSICOのシリーズでは、ミドルサイズのチェアをお薦めします。NC-020やNC-001Mは、体格の大きな男性の方や海外の方にもゆったりとお座りいただけるサイズ感なので、実際多くの方が集うホテルのエントランスロビーや結婚式などが行われる会場などにも多くご採用をいただいています。
これから皆様がお出掛けになる旅先でもエーディコア・ディバイズの家具が採用されているかもしれません。宿泊先のロビーや客室などで当社の製品を探してみてください。
今回は一部の製品しかご紹介ができませんでしたが、他にもまだまだ沢山の製品をご用意しております。お客様のイメージに合わせて、ご自宅でもホテルに居るような家具をエーディコア・ディバイズではご提案させていただきます。ショールームご来店の際は是非お好みの画像を持参の上、お気軽にお問合せください。皆様のお問合せご来店を心よりお待ちいたしております。
(ショールーム担当:水野 未佳子)
▷ご来場予約フォームはこちらから
2024.4.5 SHOWROOM
大阪・心斎橋ショールームへお越しください
AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.435(大阪・心斎橋ショールーム)
エーディコア・ディバイズ大阪・心斎橋ショールームは、SEDIC PLACEという建物の2階にあります。世界的建築家・安藤忠雄氏が設計したコンクリート打ちっ放しの建物は周辺では有名な存在です。3Fから10FまではUR都市機構の公団で「安藤建築に住める」「美団地(美しい団地)」としても人気です。
SEDIC PLACEは大阪市などが推進する「船場デジタルタウン構想」に基づいて、2002年に建てられました。「スモール・オフィス・ホーム・オフィス」略してSOHO型住宅をコンセプトにしていて、在宅でIT関係の仕事が出来るように初めから大容量のLANを導入するなど、当時としてはとても画期的でした。お部屋のタイプも様々あり、1つの部屋で入口が2つあったり、フリールームがある部屋など、とても個性的なお部屋が多数存在します。以前納品させていただいたお客様のお宅は天井が想像以上に高く、とても開放感がありました。外国人の方や小さいお子様がいるご家族の方など色々な方がお住まいになっており、一階でお会いした際は挨拶をしてくださるすごく温かい方たちばかりです。
その建物の2階に大阪・心斎橋ショールームがあります。ショールームに続く照明を落とした廊下には、オーナー様からのご要望で当社のフォトパネルが飾ってあります。エレベーターで上がってすぐにあるので皆様足を止めて見てくださいます。ショールームの隣はウエディングショップ「Dressmore」さんがあるのですが、そちらのお客様も帰り際にふらっと寄ってくださることもあります。昨年、2階廊下の「Dressmore」さんのウエイティングスペースにソファを納品させていただいたのですが、そちらも好評で、気に入られた方が見に来てくださるということもありました。
大阪・心斎橋ショールームは大きな窓から自然光が差し込み、開放感溢れる空間が広がっています。窓から気持ちのいい日差しを浴びながら、是非ごゆっくりとお過ごしください。
インテリアは生活スタイルに合わせて変化させていくのも楽しみの一つです。お悩みやお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。皆様のご予約・ご来場を心よりお待ちしております。
(ショールーム担当:天川 唯)
ショールームご来場予約はこちら▷
2024.3.29 DESIGNER
カリフォルニアスタイルの先駆者
AD CORE DEVISE DESIGNER COLUMN Vol.154
2009年からスタートしたA-modeは、アメリカ西海岸建築にインスパイアされたカリフォルニアスタイルのブランドです。アメリカ西海岸のモダン建築のカリフォルニアスタイルは、フランク・ロイド・ライトの元で働いたルドルフ・シンドラーなど、1920年代、帝国ホテルの仕事で来日した際に日本建築に影響を受けたスタッフが、アメリカ西海岸で花開かせたモダン建築です。ライトの元で働いたアメリカモダン建築の巨匠リチャード・ジョセフ・ノイトラもその1人で、室内と庭の融合させるスタイルと日本式引き戸を建築に取り入れ新しいモダン建築を生み出しました。ロサンゼルスのシルバーレイクのほとりにあるノイトラ事務所でUCLAの教授から、アメリカモダン建築カルフォルニアスタイルの源流は日本だと聞いてから、西海岸のモダン建築を見る目が変わりました。
1950年から起こったモダンデザインブームで、多くのカリフォルニアスタイルの建築が生まれました。また、復員兵が生活に戻るために多くの住宅が必要になり、多くの建築家も必要とされました。その中に第二次世界大戦で従軍し日本建築に影響を受けた建築家が多くいます。その1人がドナルド・ウェクスラーで、パームスプリングスに多くの建築を残しました。ウェクスラーはパームスプリングスに空港や銀行などの公共建築を手がけ、俳優など有名人の別荘の設計も行いました。1964年に設計した往年の歌手ダイナ・ショアの邸宅を2016年に俳優のレオナルド・ディカプリオが523万ドルで購入した事でウェクスラー建築が再認識される事になりました。ウェクスラーは1926年にサウスダコタ州で生まれ、第二次世界大戦で海軍に従軍し日本にも滞在し、戦後アメリカに帰国し1950年ミネソタ大学を卒業、その後、建築家リチャード・ノイトラ事務所に入所、その後インテリアデザイナーのウィリアム・コーディ事務所で働き、パームスプリングスで設計事務所を設立しました。
ドナルド・ウェクスラーの設計した住宅はパームスプリングスに7軒現存していて歴史的建造物の史跡に指定されています。西海岸撮影でお世話になっているYASUKOさんの別荘は1955年に建てられ彼の初期の作品として大切に使われてきました。30年前にその家を購入する際にウェクスラー氏と会い、彼の建築に対する姿勢に感銘を受け、家のオリジナルの状態を守る事と家を大切にする事を約束したそうです。その後、ヴィンテージで有名なパームスプリングスのインテリアショップで1950年代の家具や照明、小物を揃え、内装もその時代のオリジナルの素材でレストアを進めました。トイレとバスルームの壁紙も1950年代のビバリーヒルズホテルと同じ物で改装するなど、時間をかけて改装をされました。家の前の手入れされた石庭からZEN HOUSEとしてパームスプリングスでも有名になり、ある日Yasukoさんが別荘に滞在している時、マーサ・スチュワートが通りかかり、玄関の呼び鈴を押して「この家を100万ドル出すから売ってくれないかしら」と言われた時には驚いたそうですが、その時は売らないと断ったそうです。
日本に完全帰国するために、30年前に$225,000(3,000万円)で購入した家を先日、$1250,000(1億9,000万円)で売却しましたが、販売を任せた不動産会社では1955年当時に取り上げられたロサンゼルスタイムスが発行していた雑誌HOMEのコピーを付けたリーフレットを作成してオープンルームをしましたが、2週間で販売したそうです。デジタル媒体が進んだアメリカですが、印刷物が高価になった今、紙のリーフレットは不動産を販売するためのツールとして重要になっているそうです。家の販売でもっとも重要なのがインテリアで、何も無い空間でなく、家具や照明、アートなどデコレーションをした方が高く販売できる事で、家具付で販売しなくても、インテリアデコレーションをして見せる事が重要です。YASUKOさんのパームスプリングスの家は室内家具だけでなく、プールチェアもヴィンテージ物で、照明やデコレーションも付けて販売した事ですぐに販売価格で売れたそうです。
家の価値を上げるのは場所だけでなく、所有者など家の歴史や建築家の名前、映画やテレビやCMなど使われた事も価値につながります。今まで取材した住宅では建築誌やCMで使用された雑誌などもテーブルに飾っていてました。インテリア関係も重要で当社のカタログ撮影で使用したいとのオファーでもカタログを見せるとすぐにOKが出ました。アメリカでは物の価値を上げて、価値ある価格で販売するビジネスが多くあります。インテリア用品はその中でも歴史のあるビジネスです。当社の家具も40年近く販売しているので、ヴィンテージと言われるくらい古い物も出てきました。長く使っていただいて価値が上がるような家具をデザインしないといけません。(クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)