COLUMN

2023.10.16 SHOWROOM

スペシャルセールを開催します

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.418(名古屋・栄ショールーム)
ここ最近、朝晩の冷え込みが深まり一気に秋を感じてきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。この季節、行楽地などでもイベントがたくさん行われ各地でにぎわいをみせていますが、エーディコア・ディバイズでは、1018日(水)より展示品スペシャルセールを開催いたします。1018日(水)~1118日(土)の一ケ月間、東京・大阪・名古屋ショールームの展示品を4080OFFで販売いたします。

ショールームには今年の新作をはじめ、お客様からのお問い合わせの多い人気製品をメインに展示をしています。名古屋・栄ショールームの展示品の中でも特にお薦めは、2023年モデルのMD-1302テーブルとMD-1301コンフォートチェアのダイニングセットです。ちょっと懐かしい雰囲気の円型テーブルは、支柱にレザー調の張地を施し、ホームユースに限らず、オフィスのエントランスなどでもお使いいただけます。天板はアッシュ材の矢羽張りでデザイン性を持たせ、木口もラインが彫られており重厚感のある仕上がりです。木色もウォールナットブラウンでインテリアに合わせやすいカラーリングです。セットのMD-1301のコンフォートチェアは、お座りいただいたお客様には “快適でいつまでも座っていられる”と嬉しいお言葉をいただける座り心地の良い一品です。座面の硬さや腰から背を支えるカーブの仕上がりはもちろん、座から脚先に向けて傾斜やカーブをもたせたデザインは、どのようなシーンでもお使いいただけます。ドレッサースペースやユーティリティスペースなどに移動させて、空間のアクセントとしてのチェアとしてもお薦めです。Φ1200の円型テーブルなのでセットのチェアだけに拘らず、他のデザインのチェアと組み合わせたり、状況によって脚数を増やしてご使用いただけるフレキシブルなダイニングセットです。

セットだけでなく単品での販売品も多くございます。チェア・ラウンジチェア・ランプなど、ほぼ全ての製品を販売しますが、中でもリビングテ―ブルはデザインも豊富でサイズ感や木色などお好みに合わせてお選びいただけます。ソファと組み合わせてお使いいただくだけでなく、和室の座卓としてもお使いいただけます。玄関ホールの花台にされたり、ちょっとしたスペースにテーブルランプと組み合わせてレイアウトいただくのも素敵です。セールだからこそ普段の生活にプラスできる一品を探してみるのも醍醐味の一つです。

ショールームの展示品は毎日メンテナンスをしていますので、状態の良いものがほとんどです。既に家具がお揃いで特に購入のご予定のないお客様もどうぞお気軽にお立ち寄りください。偶然お好みに合う良い製品との出逢いがあるかもしれません。掘出し物との一期一会の出逢いを楽しみに是非各ショールームへお越しください。また、ご来場の難しいお客様にはWEBでも同時開催をいたしますので24時間お好きな時にショッピングをお楽しみいただけます。皆様のご参加、ご来場を心よりお待ちいたしております。
(ショールーム担当:水野 未佳子)
旬のデザインのMD-1302ダイニングセットとMASSAⅡリビングセット。丸みを帯びた柔らかなフォルムが印象的です。こちらもセール対象品です!お早めにご来店ください。
左上:アクリル樹脂と木脚の組み合わせが軽やかな印象のTA-007Lテーブル。座卓としてもお勧めです。 右上:アームの低いソファには引き込んでご使用いただけるMD-807BHサイドテーブル。 右下:ソファ横や背面においても使用可能なサービングテーブルのMD-807AH 左下:脚線が美しいMD-906は、シンプルなデザインで幅広くご使用いただけす。

2023.10.7 SHOWROOM

年に一度の展示品セール

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.417(大阪・心斎橋ショールーム)
少しずつ秋らしい気候になってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今年も年に一度の展示品スペシャルセールを開催する時期が近づいてきました。期間は10月18日(水)から11月18日(土) 、各ショールームとウェブストアで販売いたします。毎年大変人気ですので、人気の高い製品をお早めにチェックしてみてください。

大阪・心斎橋ショールームの展示品のおすすめをご紹介します。まずダイニングセットではMD-105N・101A・101BCです。
テーブルは、オーク突板で荒柾目を使用したナチュラルな天板です。天然の木天板とスチール脚の異素材の組み合わせが特徴です。チェア、ベンチの張地は明るいライトグレーを選んでいますのでカジュアルなシーンだけではなく、落ち着いた空間になるように演出しています。キッチンから繋がるダイニングシーンにもおすすめのダイニングセットです。
ソファセットのおすすめは、MASSAⅡ(AD-229)・MESSA(AD-230)です。こちらは昨年秋に発表した新商品です。ショールームに展示してから1年未満の美品が、早くもセール価格で手に入る滅多にないチャンスです。ボリューム感があるソファですが座面が低く抑えた柔らかいデザインはどの空間にも合い、一気にゆったりくつろいだ雰囲気にしてくれます。リビングテーブルは本体のオーク材をラウンド加工で触りを柔らかくし、お子様のいるご家庭でも安心してお使いいただけます。両側が引き出しになっており、プッシュオープンとソフトクローズ機能でスムーズな動きが上質感を与えます。
最後は、ラウンジチェアのお勧め製品のMD-101Lです。こちらも展示して1年未満の新しい商品です。ファブリックとスチールを組み合わせたラウンジチェアで和の空間にも、モダンスタイルにも様々な場所にマッチするラウンジチェアです。

今回ご紹介した製品以外にも多数セール商品がございます。全ての展示品が40〜80%OFFになり、特に目玉アイテムの80%OFFはいつも即完売しますので、是非お早めにご検討ください。ご来場は、今年も完全予約制の開催となっています。HPからもご予約できますが、当日の電話予約も可能です。また、事前の下見も大歓迎ですのでお気軽にお問い合わせください。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
(ショールーム担当:天川 唯)

昨年秋に発表した新商品のソファベッド(SOGNOⅡ)などもセール対象品です。
左上:MD-105N・101A・101BCダイニングセット。右上:MD-101Lラウンジチェア。左下:MASSAⅡ・MESSAソファセット。右下:MESSAの引き出しを出した時のご紹介画像です。

2023.9.29 DESIGNER

環境問題は一人一人から

AD CORE DEVISE DESIGNER COLUMN Vol.148
今年の夏は猛暑が続き今までで一番暑く感じました。会社の建物が古くエアコンがセントラル方式な事もあり効きが悪く、事務所内の気温が28度以下にはなりませんでした。ようやく9月末になり東京では涼しい風を感じるようになりましたが10月もまだ夏日が続くようです。今年は世界中で気候変動による、山火事や水害などの災害が特に多くなっていて、子供達の世代にはもっと大変な事にならないか心配になります。

SDGsの取組みについては大企業が行う事だと思われがちですが、今は中小企業でも、だけでなく一人一人個人でも真剣に取組む必要があります。当社では2022年1月からSDGsへの取組みとして、製品の養生材に石油由来の保護材やビニール袋を廃止し、自然に還る生分解性素材の不織布に変更、発泡スチロール材を再生紙に変更しています。しかし、家具業界での取組はまだまだで、当社が取組んで2年ですが、国内他社ではまだ見る事はありません。2023年モデルからは合板に国内の杉合板を使用しクッション材のウレタンフォームをリサイクルリボンテッドフォームの割合を増やし、カーボンニュートラルに取組んでいます。今年中には従来モデルソファのフレームに使用する輸入ラワン合板を国内杉合板に全て変更する予定です。

現在、使用している杉合板はソファ工場がある大分県日田市の合板工場で製造しており、日田杉の間伐材を使用した合板で、今まで使用してい輸入ラワン合板に比べ、輸入運搬時に排出される二酸化炭素を大幅に減らす事ができ、地元の杉材を使用する事で輸送時の燃料や二酸化炭素も最小限にする事ができます。大分県日田市は江戸時代から檜や杉が有名で幕府の直轄領の天領として山林が守られてきました。今でも日田市は杉の下駄の生産では日本一です。日本の家具産地はこういった材料の産地近くで発展してきましたが、近くで取れる家具材料が少なくなり輸入材を遠くから運ぶ為に、二酸化炭素の排出量も増やしていました。

杉などの植林された山林を守る為に間引きする時に出た間伐材については長く利用方法が考えられてきましたが、今は木質バイオマス発電所が多く作られ、杉の多くがチップ材にされ発電の燃料として燃やされています。その杉材は補助金で運営されている木質バイオマス発電所ため、高価格で取引がされるようになり林業は助かっていますが、地元の製材屋さんがセリで購入できない金額になり、廃業がする製材屋が増えていると聞きました。二酸化炭素を吸収する林を燃料にして二酸化炭素を排出するのは、排出と吸収がプラスマイナスというのは分かりますが、せっかく吸収した二酸化炭素を排出するでは、伐採や運送時に出た二酸化炭素をどうなるんだろうと思ってしまいます。ウッドショックから国産材の需要が増えて建築材の利用が増えていると聞きましたが、地元の製材屋さんが購入できなく作れないのでは、、。

先日、日田市に出張時に話を聞いたのですが、今は大径木の使い道に困っていると。建築材として適用なのは中径木(30センチまで)の木材で柱など中心材がある物は強度や反りが少なく、建築材として利用価値は高いが、大径木は中が赤黒くなり、芯材を外しての利用は弱く、乾燥が難しくワレやソリが多くなり使えないと。また、製材所のカット機械のサイズが中径木用なので製材する事も難しいとの事でした。長く建築材料としての需要が無く、伐採されなかった杉の大木が多く育っていて、運搬や製材の問題がある事から問題になっているようです。当社が使用している杉合板は小径木の間伐材と大径木などサイズを選ばない板(その代わり節など入る)なので、建築材にならない杉材が使用できます。

地産の材料で日本で使われる製品は地産地消で、本当の意味でのカーボンニュートラルではないかと考えます。工場の方からは節ばかりで杉合板は使えないと言われましたが、今では安定した価格と加工しやすい材料、加工時の香りも良いと好評です。SDGsやカーボンニュートラルは小企業が取組むにはハードルが高そうに思われがちですが、踏み出してみればできる事が多くあるように思います。子供達の将来の為に身の回りから少しずつ取組んでみませんか。2024年モデルはこの環境問題をより進めた製品を試作中です。お楽しみに!(クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)

日田林業は大分県日田市・日田郡(前津江村・中津江村・上津江村・大山町・天瀬町)の1市2町3村の総面積約66610haが杉の山林です。左上:日田市の中心街を流れる三隈川で夏には鵜飼による鮎漁が行われます。右上:三隈川の上流の天瀬町で数年前に水害に遭い土石流が流れ込みました。下:杉林のある前津江村、中津江村で伐採の後には植林がされます。
2023モデルのMASSA2。中に使用されるフレームの90%以上が日田市の杉合板が使用され、クッション材のウレタンフォームの90%以上がリサイクルリボンテッドフォームで、ポケットコイルの上に使われる緩衝用のフェルトも古布を使用したリサイクルフェルトが使われます。

2023.9.27 DESIGN

新製品開発、進めています

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.137
本当に秋が訪れるのかな・・・と思ってしまうほど今年の夏は長く厳しい暑い日が続いていましたが、最近になってようやく秋の気配を感じられる日が来るようになりました。エーディコア・ディバイズでは、毎年秋に新製品の発表展示会を開催していますが、今年も晩秋の時期に新作展示会を計画しています。秋の気配が深まった頃には正式なご案内ができると思いますのでもうしばらくお待ちください。春先から進めていた2024年モデルの新製品開発、記録的な猛暑の中でも粛々と進めていました。

エーディコア・ディバイズの製品開発のスタートは、ストーリー作りから始まります。モノの形やデザインを考えるのではなく、まずはじめに製品が生まれるためのコンセプトとストーリーを紡いでいきます。クリエイティブ・ディレクターの瀬戸が、四六時中張り巡らせているアンテナで得た情報を、あらゆる角度から分析してその年の製品コンセプトを立ち上げます。言葉にすると固すぎるビジネスワードのような印象になってしまいますが、ここでいう情報とは、日々生活している中で生まれるとても広範囲な情報のことです。TVや映画、音楽のようなエンターテイメントの要素から、食やファッションの流行、大袈裟ですが世界情勢や国内の景気動向なども含まれます。インテリアには関係のなさそうな情報でも、実はとても密接に関係しています。物を生産して販売するわけですが、経済評論家のようにマーケット分析で売れる製品を提案するのではなく、あくまでデザイナーの視点で、今の状況を見据えながら、どんな物語を皆さんにお伝えするのか、そこから新しい製品が生まれてきます。

当社では30年以上にわたり家具をお届けして来ましたが、時代によってそのストーリーは様々です。国内景気に沸いた時代にはモダンでエッジの効いたイタリアンデザインをAD CORE流に、開放的なナチュラル嗜好の時代にはA-modeを、その時々の時代性に合わせた製品をストーリーにして皆さんに提案してきました。そして今、最も重要視しているファクターが、環境に配慮した製品作りです。エーディコア・ディバイズではブランド発足当時から意識してきたコンセプトですが、カーボンフリーやSDGs、サスティナブルの取り組みが当たり前の現在、当社ではまだ家具の業界では進んでいない環境に配慮した資材使用を進めています。今年の新製品ではさらにその取り組みを進めています。

当社のモノ作りのバックボーンをご紹介してきましたが、エーディコア・ディバイズの製品がコンセプトで理論武装しただけのモノではありません。製品のストーリー以上に大切にしていることが、製品の美しさ、使い心地の良さです。製品開発はストーリー作りから始まりますが、製品デザインはドローイングブックとフリーハンドの鉛筆の線からスタートします。手描きのその鉛筆のラインは抽象的なドローイングから徐々に家具の形が現れ、手描きの最終形ではストーリーから紡ぎ出された家具のスケッチが完成します。このスケッチを元にCADによる図面データ制作を分担して進めていくのですが、このスケッチの段階でほぼ100%(?)デザインが完成されています。曲線もフリーハンドで勢いよく描かれたラインですが、図面に起こし他データと比較するとピッタリと合致します。まだみなさんにお見せできないのですが、ドローイングのスケッチから立ち上がった製品試作が徐々に出来つつあります。クッションの選択やファブリックなどのセレクトもほぼ固まってきました。新作展示会で皆様に見ていただけるまで、これから急ピッチで製品作りを進めていきます。秋の新作展示会まで、もうしばらくお待ちください。(開発 武田伸郎)

新製品の開発は、見た目や意匠的なデザインも重要ですが、使い心地を決定する素材選び、適材適所にどんな資材を用いるかも同じくらい重要です。開発にあたっては資材の組み合わせも大切になります。
左上:完成した新作の図面をもとに真夏にスタートした新製品試作制作。工場の開発スタッフの方と打ち合わせをしながらイメージを合わせていきます。左下:全体の構成、構造を検討していきます。右上:どんな素材をどのように組み合わせるか。クッション材に用いるウレタン素材は座り心地や耐久性、形状を綺麗に形作るために吟味を重ねます。右下:これまでなかった素材使いも色々と検討します。これまでは捨ててしまう素材でも利用できないか検討しています。

2023.9.27 PRODUCT INFO.

NC-053L

クリエイティブ・ディレクター瀬戸 昇が、デザイナーからの視点で写真だけでは伝わらない製品の魅力を動画でお伝えします。
今回はNEO CLASSICOからベルギースタイルをモチーフにデザインしたラウンジチェア、NC-053Lをご紹介します。

◾︎ NC-053L LOUNGECHAIR 製品ページ