COLUMN

2015.12.26 PRODUCT

PRODUCT :STAGIONI [スタジオーニ] Sofa

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.33
今回は、AD COREの中から、STAGIONI/スタジオーニを紹介します。スタジオーニは、イタリア語で「季節」と言う意味です。安定感のあるゆったりとした座面と、無垢材を削り出した背フレームが流れる様なシャープなラインを生み、独特な空間を生み出すソファとして、 2005年に発表しました。

柔らかなクッションを支える背にはソリッドのメープル材を使用、メープル材の繊細さと力強さを表したデザインにしました。背クッションもそのラインに合わせた形状で、フレームのラインに沿った形にしています。ベッドのように快適な座面は、ボタンの無い絞りが特徴です。絞りを中心にやわからなカーブを描く座面は、丁寧なキルティングの縫製技術から生まれました。内部にはポケットコイルスプリングを使用しています。深い座面の奥行きは、ゆとりのあるリラックススペースを生み出し、大小の羽毛クッションを自由にセットすることにより、様々なくつろぎのスタイルに対応します。サイズバリエーションは3人掛け/シェーズロング/オットマンの3タイプ、さらにリビングテーブルも3サイズのバリエーションを設け、木天板とガラス天板(クリア/フロスト)を用意しました。球状のソリッドメープルを削りだした脚部には、移動を可能にするストッパー機能付きのキャスターが内蔵されています。キャスターがあることで移動をスムーズに行うことが出来、様々な組合せが可能です。

その安定感のあるスタイルから、リビング以外でも、ホテルラウンジ・エントランス・ウェイティングスペースなど、様々なインテリアシーンにご利用頂いています。スタジオーニは、「季節」が変わるように、インテリアも替えることができる、システムソファです。

(エーディコア・ディバイズ 企画開発/菊地 裕輔)

   ■STAGIONI 製品ページ ▶

左:背のフレームは、無垢材の削り出しメープルのフォルムを美しく見せる為、強度とデザインを両立した仕上りになっています。右上:座面は絞り加工を施したキルティングで柔らかなラインを出しています。右下:リビングテーブルは、使い勝手と納まりを考えたモジュールで仕上げています。
左:ソファの裏面も丁寧に仕上げています。右上:ソリッドメープルの削り出した脚の中にロック機能付きの双輪キャスターを使用しています。右下:ソファ内部にはポケットコイルスプリングが入っています。

2015.11.25 PRODUCT

PRODUCT:MD-201 Chair

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.32
今回は、A-modeの中から、MD-201を紹介します。目指したのはあくまでもシンプルでオーソドックスなチェア。脚部にはビーチ材、座面ベースにはファニチャーメッシュを使用しました。ふっくらとした厚めのウレタンと、ゆとりを持たせたサイズでしっかりとした掛け心地を持たせたチェアとして、 2010年に発表しました。

テーパー処理を施した脚部と、後脚の角度を浅めにデザインしたことで、シャープな印象を際立たせます。座面には布バネ・ファニチャーメッシュの上に4層のウレタンを使用し、ゆったりとした座り心地に仕上げました。背中のクッションも4層のウレタン、アームチェアの内側には3層のウレタンを使用しています。直線的に仕上った様に見えるフォルムにも内側のカーブと背裏にもカーブを描くことで、スクエアなフォルムに柔らかさを表しました。見えない内部フレームにも強度を考え、ダボとホゾを併用してフレームを組み上げています。さらに背と座面の張地を貼り分けることにより、オーソドックスなフォルムに変化をつける事が出来ます。また便利なオプションハンドルも用意しました。スチールにクロームメッキ仕上げの持ちやすいハンドルは、購入後の取付けも可能です。

MD-201は、シンプルでスクエアなフォルムをベースにしたスタイルにより、ダイニング以外でも様々ななインテリアシーンに合わせてご利用頂いています。柔らかなラインの中にもシャープな印象を感じさせるチェアです。

(エーディコア・ディバイズ 企画開発/菊地 裕輔)

   ■MD-201 製品ページ ▶

左:MD-201Aの内部フレーム、張り上がると見えない箇所もビーチ材を使って綺麗に仕上げています。右上:強度が必要な前脚と座枠フレームの連結は、ダボとホゾを使用して固定します。右下:背のフレームには、ハンドルの後付を可能にするため、鬼目ナットが取り付けています。
左上:背のウレタン、 左下:座のウレタン、それぞれ4層のウレタンを使用しています。 右上:アーム内側のウレタン、3層のウレタンを使用しています。 右下:オプションハンドルはAD CORE DEVISEのオリジナルハンドルです。

2015.10.23 PRODUCT

PRODUCT :LINEA [リネア] Chair

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.31
今回は、ADCOREから、LINEA/リネアを紹介します。リネアはイタリア語で「線」と言う意味です。そのフォルムが「線」を描くように繋がるデザインと構造の融合。素材感を損なうことなく高度な加工技術によって完成された独創的なスタイルのアームチェアとして、 2003年に発表しました。

不均等厚成型合板を用いた特徴的なデザインは、カンチレバーをADCORE的に解釈し、実現したものです。カンチレバーの椅子は強度が必要なので、一般的にはスチール脚を使用したタイプがほとんどです。しかしリネアは木製脚の軽快なラインを実現すると同時に強度を持たせることに成功しました。素材感を活かしながら3次元プレス技術の粋を集め、フレーム・座、全てに成型合板を使用。しっかり安定した座り心地と適度にスイングする絶妙の掛け心地に仕上げました。

トラス型の脚は、フィンガージョイントでパーツ構成しています。強度面も、力が掛るところに厚みを持たせた不均等厚の成型合板にし、フレームをトラス形状にすることでより強度を上げました。座面を支える貫も成型合板にすることで、無垢材とは違い座面をしっかりと支えてくれます。またレベルの調整が出来るように、長穴のプレートで座面を固定しています。さらに座面には三次元プレスをした成型合板シェルを使用。木口面に溝を設け、張地をパイピングで抑える仕様にし、クッション性を持たせながら、厚みを抑えたシャープなフォルムに仕上げました。アームと連結する金具も、表から見えないように特殊な金具を使用しており、背にもたれても安定した強度を持っています。デザインと強度、構造と快適性を、現代の加工技術によって実現しました。

リネアは、その独創的なスタイルから、ダイニング以外でも、ホテルラウンジ・レストラン等、様々な場所でご利用頂いています。デザインと構造美の可能性を突き詰めた、エーディコアオリジナルの完成されたスタイルのアームチェアです。

(エーディコア・ディバイズ 企画開発/菊地 裕輔)

   ■LINEA 製品ページ ▶

左:「線」を描くように繋がれた脚部のラインは、フィンガージョインで構成しています。右上:フレームのジョイントは表から見えませんが、2本のフレームが重なるアーム部分をフィンガージョイントで重ねて強度をあげています。右下:前後を繋ぐフレームは、下部をダボとフィンガージョイントで接着面を広くして結合しています。
左上:アームとシェルの接合は、金物は表から見えないように木口面からアームの裏面で固定します。右上:アームの接合金具は、背に欠込みを設けプレートをビス固定をしています。左下:脚に連結する貫は薄くても強度を持たせる為、成型合板をホゾ加工し、脚に連結しています。右下:アングルは角度の違うLアングルを使用、長穴プレートをボルトで固定し、レベルを調整して脚と座面を4箇所固定します。

2015.9.24 PRODUCT

PRODUCT:048-MODEL Cabinet・TV Board

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.30
今回は昨年秋に発表したNEO CLASSICO Heritageの中から、048-MODEL(コロニアルスタイル キャビネット)を紹介します。様々なデザインを源流に持つコロニアルスタイル様式をモチーフにデザインしたキャビネットです。素材感溢れるホワイトオーク材を、引出しや扉の框組にも無垢材をふんだんに使い、彫りの深い印象的なキャビネットシリーズとして、2014年に発表しました。

TVボードは、ホワイトオーク材の無垢材をフレームにまわして、表面にうずくり加工を施した厚突板をはめ込み、木目を引き立たせた、重厚な厚みを持つ天板に仕上げました。彫りの深い印象的な扉のバリエーションは、用途やデザインに合わせて3パターン用意しています。リモコン操作が可能な木製ルーバータイプと、収納したアイテムが確認できるクリアガラスタイプ、木肌の質感を活かした木製扉タイプからお選び頂けます。TVボードのバックパネルには、AV機器の熱を放出するルーバー孔と配線孔を設け、さらに内部には電源コンセントを取り付けました。

サイドボードは、無垢材を使用した引出しを設置、内部の箱には桐材を使用しています。下の扉はTVボードと同じデザインで、クリアガラスタイプと木製扉タイプの2種類用意しました。TVボード・サイドボードの全ての扉・引出しにはソフトクローズ機能付の金物を使用し、扉の開閉にも優しく対応してくれます。ツマミにはブロンズ色で仕上げた真鍮製を用意しました、ヴィンテージ感ある色合いがよりキャビネットを際立たせます。また壁面に設置した場合、巾木で隙間が出来ないように、背面の台輪のみ脱着を可能にしています。

更に今回NEO CLASSICO Heritageには使い込まれた上質なイメージを残しつつ、ナチュナルなヴィンテージ感を出した染色塗装、ヴィンテージホワイト(D-6)とヴィンテージブラック(D-7)を新たに用意しました。048-MODELは、サイズバリエーション・扉のデザインを選べることから、一般住宅からオフィスまで、幅広くご利用頂けるキャビネットシリーズです。

(エーディコア・ディバイズ 企画開発/菊地 裕輔)

   ■048-MODEL 製品ページ ▶

左上:天板の木口には厚み20mmの無垢材を用いて掘りの深い印象的な仕上がりにしました。右上:ルーバータイプの扉は、無垢材を五角形に加工した羽を使用し、上から内部は見えませんが、水平から内部が見えて、リモコン操作を可能にします。左下:TVボードの内部には2口コンセントを取付けてあります。右下:棚板の後ろには配線が通せるようスリットを設けています。
左:ガラスタイプの扉は、格子を面取り加工し、ガラスをより際立たせる仕上げにしました。右上:引出しのスライドレールは意匠を考慮し、箱下に取付けています。脱着も簡単にできソフトクローズ機能が内蔵されています。右下:ソフトクローズ機能が内蔵された、ガンメタル仕上げのスライド丁番。

2015.8.25 PRODUCT

PRODUCT :ADESSO [アデッソ] Chair

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.29
今回は、AD COREブランドの中から、ADESSO/アデッソを紹介します。アデッソは、昨日でも明日でもない「今」を表現したチェア, 既存のスタッキングチェアにはない、新しいスタイルのバンケットチェアです。 最高の加工精度を駆使し、奇をてらうことなく、そのフォルムの中に 技術を凝縮したデザインのチェアとして、 2005年に発表しました。

最大の特徴はスタッキングさせる為のカーブしたサイドフレーム、強度とデザインを両立した独自のラインです。3次元成型合板で高い強度を出したサイドフレームと緩やかな後脚がジョイントする仕口は、現代の加工技術があってこそ実現しました。サイドフレームの緩やかなカーブは座の前部を広くし、布バネファニチャーメッシュを使用したことで長時間の使用にもしっかり応えるゆとりのある快適な座り心地にしています。更に後脚は、広がった座面でもスタッキング出来る様に脚先を外側に広げてデザインしています。加えてサイドフレームとジョイントした後脚は、断面を菱型にデザインした特殊な脚を使用しました。後脚の背から脚先まで繋げたラインは、シャープなデザインをより際立たせます。

背にはオプションとして、オリジナルハンガーハンドルを用意しました。ビーチ材を使用した成型合板の木製ハンドルとアルミハンドルの2タイプからお選び頂けます。シャープなラインの中にも柔らかな手触りを感じて頂けるオプションパーツです。椅子の出し入れをスムーズに行って頂けるとともに、ジャケットハンガーとしてもお使い頂けます。

今までのバンケットチェアは座り心地を犠牲にして機能だけを追求したものがほとんでした。使用頻度が高くて移動が多い、丈夫でたくさん重ねられる椅子・・・ADSSO/アデッソは、従来のイメージを払拭する新しいバンケットチェアです。強度と座り心地を兼ね備えた、様々なインテリアシーンに合わせてお使い頂けるインターナショナルサイズのチェアです。

(エーディコア・ディバイズ 企画開発/菊地 裕輔)

   ■ADESSO 製品ページ ▶

左:スタッキングさせる為のサイドフレームは3次元の成型合板とホゾ加工のジョイントで高い強度を出しています。 右:サイドフレームの緩やかなカーブが座面を広くし、布バネファニチャーメッシュの上に固さと大きさの違うウレタンを重ねて座り心地を充分に練り上げました。
左:後脚の先を外側に広げることで、スタッキングを可能にしました。更に座面後ろフレームの下部はスタッキングの際、座面に痕がつかないように、座面に合わせた形に仕上げています。右上:成型合板のアームは、スタッキング可能な形状でフレームに接合されています。右下:オリジナルハンガーハンドルは、ビーチ材を使用した成型合板の木製ハンドルは13色から色を選ぶことができ、アルミダイカストはグレーの染色塗装で仕上げたものを用意しています。