COLUMN

2023.8.30 PRODUCT INFO.

NC-046

クリエイティブ・ディレクター瀬戸 昇が、デザイナーからの視点で写真だけでは伝わらない製品の魅力を動画でお伝えします。
今回はNEO CLASSICOからヨーロッパの伝統的なソファを女性的にリデザインしたNC-046をご紹介します。

◾︎ NC-046C SOFA 製品ページ
◾︎ NC-046BC SOFA 製品ページ

2023.8.26 SHOWROOM

憧れの白い家具の選び方

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.413(東京・広尾ショールーム)

エーディコア・ディバイズのオリジナル家具は、製品をお選びいただき塗装色やファブリックをセレクトしていただいたものを国内で製造しています。そのため、ご利用いただく場所のインテリアに合わせて様々なコーディネートが可能です。お客様がソファやチェアの張地を選ぶ際、人気が高いのが白系のファブリックです。白は飽きが来ることがなく、明るく清潔感があるイメージになります。ですが、白い張地は汚れが目立つのではないか?などと不安に思う方も多いと思います。そこで、憧れの白い張地を選ぶときの注意点やポイントをご紹介いたします。

まず、白い張地をお選びいただく場合は、カバーを取り外して洗えるカバーリングタイプのソファやチェアをお勧めします。万が一汚れてしまった際にクリーニングしたり、カバーを掛け替えることができますので安心です。NEO CLASSICO Heritageの045C-MODEL、046C-MODELやA-modeのMD-110はカバーリングタイプのソファですので、一式カバーを外すことができます。チェアでは、NEO CLASSICO Heritage の041C-MODELはスリップカバーを掛けるスタイルです。AD COREのチェアPACEは、背・座のファブリック部分はカバーリングになっていますが、張込み仕様のチェアと変わらない見た目です。
当社では、予め撥水加工を施した張地や、汚れを落としやすいイージークリーンタイプの張地も用意しておりますので、機能付きの張地からお選びいただければより安心してお使いいただけます。ファブリックの場合はフラットな手織りではなく、ジャガードなどの織りの表情があるものや色がミックスされているもの、地模様があるものは汚れが目立ちにくいのでお勧めです。また、真っ白ではなくアイボリーや薄いグレー掛かった生地も大きな面積になるとほぼ白色に見えますので、明るさや清潔感がある印象は変わらずお使いいただけます。また、白い皮革の場合はレザークリーナーでお手入れをしてあげると常に良い状態を保つことができます。ただし、濃い色のデニムなどは色移りする可能性がありますので、白い皮革やファブリックのソファに座る時は注意が必要です。

インテリア空間では家具も空間のイメージを印象付ける要素のひとつとなります。理想通りの空間を作るにはイメージも大切ですが、日常使う家具は不安や懸念点を解消しながらお選びいただくと満足度も高くなります。ショールームではご相談を承っておりますので、ぜひご来場いただきご相談ください。
(ショールーム担当:西條 恵理)

上:NEO CLASSICO Heritage スリップカバースタイルのソファ046C-MODEL。本体のカバーはマジックテープでセットされていますので、取り外し可能です。
046C-MODELプロダクトページ▷
左下:A-mode MD-110システムソファ。無駄をそぎ落としたシンプルなスタイル、作りと座り心地にこだわり抜いたソファシリーズです。こちらもカバーを取り外せます。
MD-110プロダクトページ▷
右下:水で汚れを落としやすいイージークリーン機能を備えたファブリックVMシリーズ。
左:NEO CLASSICO Heritage スリップカバースタイルのチェア041C-MODEL。フォーマルな空間でも日常スタイルでもお使いいただけます。
041C-MODELプロダクトページ▷
右:AD CORE ゆとりのあるサイズ感のチェアPACE(AD-111)。背座ともにカバーリングシステムです。
PACEプロダクトページ▷

2023.8.18 SHOWROOM

クラス感のあるダイニングセット

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol. 412(名古屋・栄ショールーム)
全国的に記録的な猛暑が続いていますが夏バテ気味ではないでしょうか。そんな真夏の名古屋・栄ショールームに新しくダイニングセットの展示が追加されました。ダイニングテーブルNC-005AとコンフォートチェアNC-001MA/MSの組み合わせです。今回はこちらのセットを詳しくご紹介致します。

新たに展示に加わったNEO CLASSICOブランドのダイニングセットは、華美な装飾を避け素材感を生かしたシンプルなデザインで人気があるシリーズです。NC-005Aのダイニングテーブルは直線的なメープル材の脚部が印象的です。厚みのある天板も脚部にしっかりと支えられ、シンプルですが高級感が際立っています。艶感のあるセミオープン仕上げの塗装色は13色からお選びいただけます。仕上げに施すポリウレタン製のトップコートには抗菌剤を配合し、耐薬品性にも優れているので油汚れが気になるダイニングでもリビング洗剤を使用して清潔にお使いいただけます。組み合わせたチェアNC-001MAMSの座面クッションのベースには、布バネのダイメトロールを使用しています。体重を面で支えるため沈み込みが一点に集中せず、柔らかさと弾力性がバランスよく保たれるので、座り心地は抜群です。体のラインに沿ったフィット感のある座り心地は、まさにコンフォートの名前のとおり“快適な”座り心地です。また、ゆとりのあるシートサイズは一般的なダイニングチェアより一回り大きく、外国の方や体の大きな男性の方でもしっかりと体をあずけてお座りいただけるサイズ感です。このようにダイニングテーブルに一回り大きなコンフォートチェアを組み合わせることで、クラス感のあるダイニングシーンを演出することができます。

テーブル・チェアそれぞれがシンプルで存在感のあるデザインなので、個人邸だけでなく飲食店や公共施設等でも幅広くお使いいただいています。是非ショールームで実物をご確認ください。状況に合わせて脚カットなどのサイズ変更も承っておりますので、ショールームスタッフまでお気軽にご相談ください。
(ショールーム担当:水野 未佳子)
ショールームご来場予約はこちら▷

 

名古屋・栄ショールームに新しく展示がスタートしたダイニングテーブルNC-005Aと、NC-001MA /MSコンフォートチェアのセット
左上:クラシカルにもカジュアルにも表情が変わる汎用性の高いダイニングセットです。 左下:NC-005Aテーブルはシンプルなので、どのようなチェアとも相性良くお使いいただけます。 右上:クラス感のあるNC-001MA /MSシリーズは、高級飲食店の迫力にも負けない存在感があります。 右下:不特定多数の方が利用される公共施設でもNC-001MA/MSなら、皆様にゆったりとご利用いただけます。

2023.8.4 SHOWROOM

人気のチェアをご紹介

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.411(大阪・心斎橋ショールーム)
エーディコア・ディバイズのチェアは様々なデザインとスタイルがあり、各ショールームで合わせると、40種類以上のチェアを展示しています。最近は、椅子をお探しのお客様から売れ筋アイテムを問われることも多く、人気アイテムからご紹介して、イメージを膨らませていただきます。今回は大阪・心斎橋ショールームの展示品の中で、お客様に好評のチェア4点をご紹介いたします。

まず1点目は、MD-1201Aです。2022年モデルのこのチェアは発表当初から大変人気の製品です。シンプルで軽快なデザインは、オフィスのチェアやダイニングチェアとして、様々なシーンで活躍いただけます。MD-1201Aはホームページを見てご来場される方が多く、実際にお掛け頂くと腰のあたりが包み込まれるようで、アーム部分に腕をのせても背からなだらかに下りていき、心地よく、年代問わず人気です。
2点目は、MD-901です。本体が張りぐるみの柔らかい座り心地で、ダイニングシーンに人気のチェアです。お客様の中には「このチェアを目掛けてきた」と言われる方が多いです。実際に座ってみると腰をしっかりと包み込むホールド感がいいと好評です。背にはオプションでハンドルを付けることができ、椅子を引きやすかったり、張地が汚れるのを防ぐメリットがあります。
3点目は、AD-041(CERVOⅢ)チェアです。シンプルなデザインで使う空間を選びません。ホームページで画像をご覧いただいてご来場されたお客様に実物を体感いただくと、長時間座っていても疲れにくく心地良くくつろぐことができるなど、見た目から想像しなかった座り心地だと大変好評です。ダイニングシーンにはもちろん、レストランなどに使用されることも多いです。
4点目は、NC-061Aチェアです。背からアームまでなだらかなカーブがあり、優しく体を包み、重厚感と上質さを最も感じていただけるチェアです。ゆったりとしたサイズ感ですのでダイニングで過ごす時間が長いお客様には大変人気です。張地によって表情が変わるので、ホテルのロビーやクリニックなどの待合チェアとしてもお使いいただけます。

今回ご紹介したアイテムは全て各ショールームに展示しています。ショールームでは、お客様のご要望をお聞きしながらご提案させていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。最近では一脚ずつ違うデザインのものをお選びいただく事もあります。ぜひ、ショールームにお越しいただき、お気に入りの1脚を見つけてください。皆様のご予約・ご来場を心よりお待ちしております。
(ショールーム担当:天川 唯)
ショールームご来場予約はこちら▷

左上: MD-1201Aチェア。右上:MD-901チェア。左下:AD-041(CERVOⅢ)チェア。右下:NC-061Aチェア。
大阪・心斎橋ショールームに展示しているチェアは沢山ございます。ぜひお気に入りの一脚を見つけにご来場ください。

2023.7.31 DESIGNER

深みのある仕事の理由

真夏の猛暑が続いています、この10年で一番の暑さだとか、。うだるような暑さになるとアメリカのロサンゼルスへ行きたくなります。ロサンゼルスは日差しが強いのですが、海側のハリウッド辺りは真夏でも最高気温は30度を超えることはあまりなく、最低20度と過ごしやすい気温で、真冬もそんなに気温が下がりません。それは西海岸はカリフォルニア海流と言われる寒流の関係で一年中過ごしやすい気温になっています。若い頃にベニスビーチの夏に海に飛び込んで、あまりの寒さに驚いた事がありますが、冷たい海流のせいで温暖な事を知りました。逆に日本は黒潮という暖流なのに、冬寒く夏暑いのはなぜだろうと思ったことです。

7月15日から東京都現代美術家でデイヴィッド・ホックニー展が開催されています。デイヴィッド・ホックニーは86歳のイギリス人で現在はロセンゼルスに居を構えるの現代アートの巨匠です。ホックニーは1972年の作品「芸術家の肖像画・プールと2人の人物」が9,031万ドル(現在価値約127億)で落札され、未だ破られていない存命作家による最高落札価格を記録をしています。今年2月に訪問したホンビーヒルにあるワイズマン アート ファウンデーションにホックニーのフォトコラージュアートが飾られていて、同行していたロス在住のプロデューサーのYASUKOさんから、自宅のあるウエストハリウッドの近くに彼の家があり、ホックニーの代表作にもなっているフォトコラージュ作品の「ペアブロッサム・ハイウェイ」のロケーション探しと、作品製作の手伝いをして、それが代表作になっている事を誇りに思っている事を聞いていたので、自分にも近しい人のように思っていました。

YASUKOさんはパームウスプリングに建築家ドナルド・ウェクスラー設計のミッドセンチュリー住宅を別荘として所有していて、ホックニーの作品に関わる事になったのですが、YASUKOさんの造詣の深さからそうなったと想像できます。YASUKOさんと仕事をするようになり感じたのは、YASUKOさんの本来の仕事であるファッション撮影のプロデューサーであるために、ファッションやフォトグラファーなどの撮影関係だけで無く、建築、インテリア、アート、デコレーション、映画、音楽までありとあらゆる事に通じていて、今でも勉強されているという事です。YASUKOさんと知り合う20年前まではプロダクトの事は好きで家具以外の事も知りながら仕事をしていましたが、物作り中心の知識の狭い範囲での考えでした。

アメリカ西海岸に通って、インテリアスタイルの重要性を感じるようになり、建物だけでなく、家具だけでもなく、本や小物など生活するための道具だけでなく、アートやファッションや音楽、車など、生活する全てが、人の生活に関わっていて、それがインテリアスタイルにつながっている事を知りました。YASUKOさんと西海岸住宅のロケハンや取材に行くと、家のオーナーが最初は硬い表情から、だんだん笑顔になり話が弾んでいく光景を毎回見ていて、それも全ての事に通じているYASUKOさんだからこそ、オーナーと共通の知り合いがいたり、飾っているアートを深く知っていたり、置いてある本のフォトグラファーが友人だったり、どこまでつながっているの?と感心します。ミック・ジャガーやジョン・レノンとも友人とは驚きましたが、私が中学生の時に聞いていたイギリスのロックグループのELPとも近かったと聞いた時は本当に驚いて、どこまで広い友人関係なのと感心しました。

アメリカ西海岸に通うようになり、私自身の家具デザインの仕事も、プロダクトというより、インテリアスタイルの一つとして考えたデザインになってきたように思います。それも一つに偏ったスタイルではなく、様々な様式と生活に関われるように時代に合わせながら変化してきました。今では、どんな仕事もそうですが、仕事以外の事もある程度分かっていないと、深みのある仕事にならないように思います。それが分かったのが40歳を過ぎた頃なので、遅いスタートだったかもしれませんが、。でも、YASUKOさんの今でも新しい知識を知ろうとする意欲や、ホックニー自身もポラロイド写真や72歳の時に発売されたiPadを使っての画像作成など時代ごとに新しい手法に取り組んでいます。専門職以外の違う知識の多さが深みのある仕事につながっているのではないでしょうか。

8月に開催するアメリカ西海岸レポートでは初めてプロデューサーのYASUKOさんの家も紹介します。アートに囲まれた自邸はモダンすぎず、オリジナルヴィンテージ家具が置かれるセンス抜群のインテリアで岩合光昭の世界ネコ歩きでも撮影されました。その他、1970年代から90年代のハーパスバザーの全盛時代を築いたフォトグラファーのフィリップ・ディクソンの自邸やスイミングファッションデザイナーの自邸を紹介します。お楽しみに!(クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)

左上:1968年建築のYASUKO邸。ウエストハリウッドの山に建つ邸宅です。向こうに見える住宅はトミーフィルフィガーの息子の家で数年前に1000万ドルで購入したそうです。右上:様々なアートがあり、置かれる家具はオリジナルのヴィンテージ物です。右下:家具・彫刻アーティストのポール・エバンス(1931-1987)のダイニングセット。これほど大きなセットは珍しく8万ドル以上の価値があります。左下:デイヴィッド・ホックニーの1986年の「ペアブロッサム・ハイウェイ」ポラロイド写真を使った複数の視点から見る事をテーマにした作品。
8月末のセミナーで紹介する建築です。左上、右上:ロサンゼルスのダウンタウンにある、チャールズ・リーが1926年に設計したシアターをアップル社が買取り、7年かけて修復をしたアップルショップ。左下:1989年建築のフィリップ・ディクソン邸。世界的フォトグラファーの彼自身の住まいとスタジオを兼ねた家で、フィリップ・ディクソンの世界観で作られた空間の家。右下:1950年代に建てられたスイムファッションデザイナーのブルーロッド・ビーティの住宅。