COLUMN

2015.2.25 PRODUCT

PRODUCT : 041-MODEL Chair

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.23
アメリカン・ジョージアンスタイルをモチーフに、調和の取れた威厳あるデザイン041-MODEL
今回は昨年秋に発表したNEOCLASSICO Heritageの中から、041-MODELを紹介します。アメリカの植民地時代に大陸へ渡ったジョージアンスタイルをリデザインしました。サイズモジュールはゆったりくつろげるサイズ感ながら、日本で使い易いデザインにしています。スリップカバータイプも用意したことで、さらに豊かな変化のあるインテリアシーンを楽しんでいただけるダイニングチェアに仕上げました。

最大の特徴は、サイドチェアで幅480㎜、アームチェアで幅600㎜とゆったりとしたサイズ感。背も通常のダイニングチェアは100度ですが、よりリラックスできるように背当たりで110度傾けました。座は弾性ベルトをクロスに編み、その上に固さの違うウレタンフォームを多層に置き、ソファのような掛け心地を実現。座面はメンテナンスしやすいように取り外しが可能です。背は樹脂製ベルトのクロス編みにウレタンフォームを多層に置き貼り込みました。フレームはホワイトオーク材で、長く使える堅牢度と豊かな表情を出しています。今回NEOCLASSICO Heritageには使い込まれた上質なイメージを残しつつ、ナチュナルなヴィンテージ感を出した染色塗装、ヴィンテージホワイト(D-6)とヴィンテージブラック(D-7)を新たに用意しました。

スリップカバー(カバーリング)タイプは、カバーリングを変える事により、生活するインテリアシーンに合わせて表情を変えてお楽しみいただけます。カバー下のファブリックはベーシックモデル専用布が張られています。通常下張り用の布より強度があり、表面が滑りにくい仕上げをしています。カバーを装着した時に形が崩れにくくなる効果がある布を使用し、通常使用にも十分対応する事が可能です。また、カバーの座と背の接合部についてる布を、座のフレームにマジックテープで接合する事によって、座ってもズレないようになっています。アームチェアはアーム部内側にフェルトが付いており、アーム部の張り上がりの綺麗さと、木アームへの肘掛け時に柔らかなタッチを実現しています。

041-MODELは、使い方・素材感も大切にし、更にリラックスできるモジュールを追求しています。ベーシックモデルではシンプルなデザインを、スリップカバーモデルでは華やかさやモダンさを、様々な表情を楽しむことができる次世代に継承されるダイニングチェアです。

(エーディコア・ディバイズ 企画開発/菊地 裕輔)

   ■041BC-MODEL 製品ページ ▶
   ■041C-MODEL 製品ページ ▶

[ 左 ] 041-MODEL アームチェアの側面、背の角度は110度傾けています。 [ 右上 ] アーム取付けの背部は組立時に接合したことで強度を上げています。その為、昔ながらの手法で張られています。 [ 右下 ] アーム部下は強度を高める為と座の交換を可能にしたデザインにしています。 
[ 左 ] 背・座の柔らかなラインは、形状に合わせたウレタンを使用して幾層にも重ねて仕上げています。    背の内部ウレタン、ウレタンを取り付ける際、下の大きいウレタンが表にきて納まります。 [ 右 ] 座面の内部ウレタン、重ねたウレタンの上にはワタを置いて、優しい感触に仕上げています。    座面のウレタンの下には、合板に弾性ベルトが使いしっかりとした掛け心地です。
[ 左 ] スリップカバーは、ベースファブリック・座面裏のマジックテープにより、整った形で納まります。  [ 右上 ] カバーリングのアーム内側、一枚のフェルトがアームを被せるような仕上げにしています。 [ 右下 ] カバーリングは座面裏にあるマジックテープで固定。この接合で座面がズレないようになっています。

2015.1.27 PRODUCT

PRODUCT : MD-211 Sofa

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.22
クラシカルな雰囲気をまとったシステムソファMD-211
今回はA-modeブランドの中から、MD-211を紹介します。柔からな背のカーブが、ソファ全体に流れるような印象を与えます。コーナーソファのバリエーションを始め、豊富なサイズバリエーションで多彩な組合せが可能、ミニマムなサイズでもしっかりとくつろげるシステムソファとして2010年に発表しました。

ミニマムサイズに仕上げたソファは、2P・3P・コーナー・オットマンを用意しました。2Pソファには片アームとアームレスの2タイプ、コーナーソファには90度タイプと120度の2タイプにより色々な組合せが可能、空間を選ばず様々なシーンに対応できます。座面下には連結パーツを取付けてあり、組み合わせたソファがずれないようにしっかりと固定できます。座面ベースにはウエーブスプリングとソフトワイヤースプリングを使用。ミニマムなサイズでもホールド感のあるしっかりとした使用感を実現しました。またコーナーソファのコーナ部分でもゆったり座れるように、半円の両サイドを伸ばしたかたちで仕上げています。オットマンも場所を選ばない丸タイプとフットレストにもなる半円タイプを用意しました。脚は黒とポリッシュのアルミ脚により、フォーマルな印象を持たせ、オプションとして脚先をフェルトベースに交換することができます。

MD-211はクラシカルな雰囲気と豊富なサイズバリエーションにより、住居からオフィスエントランスまで、幅広くご利用頂いています。ゆるやかなカーブを描いた柔らかな背のラインがフォーマルな印象を与える、現代モダンデザインを形にしたソファシリーズです。

(エーディコア・ディバイズ 企画開発/菊地 裕輔)

   ■MD-211 製品ページ ▶

[ 左 ] ソファ座面ベースの内部、S字のウエーブスプリングをソフトワイヤースプリングで連結しています。 [ 右 ] S字のウエーブスプリングをソフトワイヤースプリングで連結しているため、S字のウエーブスプリングが独立した動きをして、コイルスプリングのような深みのある座り心地を実現しました。
[ 左 ] 丸みのある角で座るとラウンジチェアのような空間でゆったりできます。 [中上] 通常の脚先樹脂タイプ。 [右上] オプションの脚先フェルトベースタイプ。 [中下] アルミダイカストの脚部は3点でしっかりと固定します。 [右下] ソファ連結パーツ。差し込みタイプで、しっかりと連結ができます。

2014.12.22 PRODUCT

PRODUCT : PACE [パーチェ] Chair

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.21
フォーマルな印象の中にも家族が集えるリラックスしたイメージを持つダイニングチェア、PACE/パーチェ
今回は、AD COREブランドの中から、PACE/パーチェを紹介します。AD COREらしいシャープなイタリアンモダンテイストでありながら、柔らかな優しい印象も兼ね備えたダイニングチェアとして2011年に発表しました。

PACE/パーチェは、ソリッド家具が持つ重厚さを押さえ、柔らかで自然な木の素材感を引き出したデザインが、フォーマルな雰囲気でありながら家族が集う時のリラックス感を創り出します。ゆったりとしたサイズの座面は弾性メッシュのスプリングを使用。座のファブリックはカバーリングシステムを採用し椅子のフレームを包み込みました。三次元成形合板の柔らかなカーブの背は、フレームと同素材を使用することで、優しく背を支え全体に柔らかな印象を与えています。

さらに背の仕様を成型合板で仕上げたタイプと、背座共カバーリングシステムを採用したタイプの2種類を用意しました。無垢感のある背は、3次元に成型した3mm合板のフラッシュ構造です。上下で厚みが異るフラッシュ構造を可能にしたのは、現代の加工技術があってこそ実現しました。フラッシュ構造にしたことで、精度と強度が向上し軽量化にも繋がりました。3次元成型合板の柔らかな背のカーブに合わせて、緻密に仕上げられた無垢材のフレームが滑らかに連なるよう加工しています。

クリーニングが可能なカバーリングシステムは、汚れが気になりがちなダイニングチェアでも安心してお使い頂けます。またカバーリングを変える事で、季節や調度に合わせたお好きなファブリックで自由なスタイルがお楽しみ頂けます。ゆとりのあるサイズの座面には弾性メッシュスプリングを使用したことで、デザインの柔らかさと相まって優しい座り心地になりました。フレームは、ホワイトアッシュとウォールナットの2種類から選択できます。PACE/パーチェは、これまで蓄積した家具造りのノウハウから、「リラックス」と「優しさと快適性」を考えて生まれた、 技術を尽くして実現したチェアです。

(エーディコア・ディバイズ 企画開発/菊地 裕輔)

   ■PACH 製品ページ ▶

[ 左 ] ベースとなる柔らかな背のカーブに合わせて、フレームを滑らかに納まるよう加工しました。 [ 右 ] 背の成型合板パーツ、形が異る3mmの成型合板をフラッシュ構造で仕上げました。
[ 左 ] カバーリングは座面裏にあるマジックテープで固定。更に背座のスリットからも固定しています。 [右上] アームは2つのパーツで構成され、接続部分をホゾとダボを併用し、強度を上げて滑らかに仕上げました。 [右下] 座面内部には、幾層にも重ねたウレタンと、ベースにクッション性に優れた、布バネファニチャーメッシュを使用。

2014.11.28 PRODUCT

PRODUCT :014-MODEL Cabinet・TV Board

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.20
厚みを持たせたトップとサイドパネルでしっかりと組み上げられたキャビネットシリーズ、014-MODEL。今回は、NEO CLASSICOブランドの中から、014-MODELを紹介します。組み立て式の収納家具にはない、しっかりとした剛性感と細部の創り込みが美しい収納家具として2004年に発表しました。

バリエーションは3タイプ用意があり、NC-014Cは使い勝手の良いサイドボードタイプ。扉を開けると引出しが現れ小物の収納にも対応します。NC-014TLは、液晶TVをセットすることを想定したロータイプのTVボード。NC-014THはTVを全て収納してしまう、新しいリビングスタイルを提案します。NC-014TLとNC-014THは、中央の扉が折戸仕様になっていて、TVを見ない時は閉じて、TVやAV機器を空間の主役にしません。またNC-014CとNC-014THには、人工大理石を使用した天板照明をオプションで用意。NC-014Cではディスプレイ台として、NC-014THは間接照明としてお使いいただけます。さらに特別オプションとしてハンドルには、ラグジュアリー・クリスタルガラスの「スワロフスキー」社製品を使用することができ、上質さを演出します。このオプションハンドルは、5種類のタイプから選択ができます。

3タイプとも、厚みのあるトップとサイドパネルには50mm、台輪ベースには60mmを使用した重厚なスタイル。オプションの天板照明は15mm厚の薄型LED照明を使用しています。NC-014CとNC-014THのセンター扉には、TVやAV機器を使用する際扉が邪魔にならない様、特殊な折戸扉を使用しています。片持ちアーム式の金物や特殊なスライド丁番を用い、扉を開けた時スッキリとした納まりにしました。NC-014TLにはAV機器の熱を逃がすよう、排熱孔も兼ねた配線孔を設けています。シリーズ全ての扉には家具用ダンパーを取り付けており、扉を閉める際安心して使用することができます。また台輪の後部は取外しが可能で、巾木に合わせて納まりを調整できます。材料はメープルとマホガニーから選択でき、表面と内部共同じ仕上げにすることで、扉を開けても上質さが損なわれません。

014-MODELは、スタイル&構造ともに拘りをもって仕上げています。3タイプのバリエーションは、どんな空間にも合せることができ、機器を隠すことで上質さが生まれます。多様性を兼ね備えることで、あらゆる空間に対応できるキャビネットシリーズです。
                              (エーディコア・ディバイズ 企画開発/菊地 裕輔)

■014-MODEL 製品ページ ▶

扉を折戸にしたことで、開いたままでもインテリアとして違和感無く納まり、扉が邪魔にならず使用することが出来ます。 [左上]扉を開けた際、扉にハンドルが当たることが無い設計にしています。
[上] トップの配線孔から内部の棚板も含め、AV機器の配線と排熱を考えた仕様にしています。 [左下] 壁面に設置した場合、巾木で隙間が出来ないように背面台輪のみ脱着が可能です。 [右下] 背面には家具用コンセントを4口設けています。裏で電源が取れることで、キャビネットからでる電源コードが少    なくすみ、スッキリとした納まりになります。

2014.10.28 PRODUCT

PRODUCT :LUNA [ルナ] Dining Table

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.19
優雅でモダンなフォルムを持ちながらどこか懐かしさを感じさせるテーブル、LUNA / ルナ
今回は、AD COREブランドの中から、LUNA/ルナを紹介します。LUNA/ルナは、イタリア語で「月」を意味します。支柱の削り出しにより、一体感を持った木製のフレーム。今までになかった一本脚の木製テーブルとして、2003年に発表しました。

メープル材の削り出しによる一本脚の支柱と木製ベースカバー、支柱の芯材には強度を高めるスチールパイプを通して、スチールベースに締め込んであります。やらからなラインの支柱に合わせて、天板と支柱、ベースカバーの接続は、繋がりが綺麗に納まるよう加工をしてジョイントしています。またAD COREのテーブルは、反りや歪みが出ないように、裏面まで仕上げてあります。天板のサイズはΦ650・Φ800・Φ900・Φ1200・Φ1500の5種類を用意。木製天板と木製ベースカバーの木口面には、無垢材を廻して削り込んでいます。これにより木口面に丸みのあるラインと耐久性を手に入れることができました。また支柱とベースが別パーツで成型したことで、カラーコンビネーションが可能になり、デザインの選択に幅が広がります。

LUNA/ルナはテーブルとしての使用だけでなく、ホテル等のエントランスホールの花台としても使用されています。メープル材の滑らかな質感を活かしたデザインが、あらゆるスペースに落ち着きと多様性も兼ね備えた、テーブルシリーズです。
(エーディコア・ディバイズ 企画開発/菊地 裕輔)

■LUNA 製品ページ ▶

[左上] 仕上った天板裏面と支柱ジョイント部、金物の露出がなく滑らかにジョイントしてあります。 [左下] ベースカバーと支柱ジョイント部、視界に入る為足元の納まりには拘りました。 [右上] 木口面は無垢材を使用したことで、優しい丸みのあるラインに仕上げています。