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2023.12.8 SHOWROOM
新ファブリックのご紹介
AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.423(大阪・心斎橋ショールーム)
エーディコア・ディバイズ各ショールームでは、2024モデルと合わせて新しい展示がスタートしています。ファブリックのラインナップもリニューアルしましたのでご紹介いたします。
2024年モデルは究極のベーシック「To the ultimate basic」をテーマに新製品を発表し、ファブリックのライナップも新しくなりました。当社では環境に配慮した製品作りをしており、ファブリックも環境にいいものを使用しています。今回新しく「RENU」のファブリックが入りました。「RENU」とは、要らなくなった衣料品や生産時に出た残反や裁断くず(生地)を原料とし、分解・再重合などといった化学的な工程を経ているため、原料の持つ色や雑物などは全て除去され、石油由来のポリエステルと比較してもクオリティが劣らないポリエステルを生産することができ、環境に配慮されたファブリックです。他にも安全性をはじめ、生産にたずさわる人、環境への負荷にも配慮した、人と地球にやさしい繊維製品の意味として「OEKOTEX」のファブリックも多数ご用意しています。
エーディコア·ディバイズの規格ファブリックとして抗菌や防カビ、防臭、防汚、防水、静電防止など、安全性の高いファブリックをご用意していますので、一般家庭だけでなく、ホテルやレストラン、オフィス用家具でも安心してご使用いただけます。エーディコア・ディバイズでは見えない裏や中身にとてもこだわった製品作りをしています。環境に優しい材料、人に優しい材料を使用する事が当社のできるカーボンニュートラルへの取り組みと考えます。是非こだわった新製品のソファに実際にお掛けください。
当社ショールームでは、引き続き完全予約制にて皆様のご来場を賜っております。ご予約の上、是非ショールームへご来場下さい。ご来場してくださった方には新作のタブロイドなどお渡ししております。郵送のご要望などございましたら、お気軽に各ショールームまでお問い合わせください。
只今、大阪・心斎橋ショールームから徒歩2分ほどの場所でイルミネーション「大阪・光の饗宴」が開催されています。御堂筋のイルミネーションは毎年どんどん規模が大きくなり、今年は梅田から難波交差点(南海なんば駅付近)まで全長約3Km・日本最長のイルミネーションとなっています。区間によって異なるテーマカラーで装飾され、光のモニュメントも設置されています。是非ショールームにお越しの際はお立ち寄りください。皆様のご予約、ご来場を心よりお待ちしております。
(ショールーム担当:天川 唯)
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2023.11.30 DESIGNER
中身から地球環境を考える
AD CORE DEVISE DESIGNER COLUMN Vol.150
報道番組で気候変動の事を放送していました。2023年は人類の観測史上最も暑い夏になり、地球温暖化から地球沸騰化と言われるまでになり、世界各地では異変が相次ぎました。深刻な干ばつによる水不足で気候難民が急増したアフリカの事が紹介されていて、紛争難民と違い受け入れ先が少ない事や、先進国から戦争には何兆円もの支援が集まるのに対し、干ばつなどの難民に対して支援の手が届きにくい事が問題になっていました。地球沸騰化の理由が急速に進む世界各地の森林消失で、それが気候変動に拍車をかけているという事でした。代表的なものは東南アジアのパームヤシの農園で、農地のため森林を切り開き焼畑で森林が燃やされている、それが日本で洗剤やマーガリンなどの食用油になるためにという事です。
物作りに携わっている者は地球温暖化に対して責任ある製品作りを本気で考える時期になっています。販売される製品は価格競争のため、中身に使われる素材のコストを切り詰める必要があります。そのために工業製品だけでなく、加工食品でもフェアに取引されていない材料が使われる事があるようです。チョコレートに使われるカカオ豆の原産地での労働環境や買取問題からフェアトレードされた豆を使った事を認証する制度が生まれました。しかし、これは一部の事で、遺伝子組み換え表記はされていますが、多くは産地表記だけの材料が流通されています。日本では原材料の輸入依存率が90%越え、私たちの生活は海外からの材料輸入がなければ成り立ちません。コロナ禍で輸入コンテナの不足やウッドショックで輸入材の高騰など、原材料の高騰が続いてきました。その中で輸入先の見直しや国産材料の見直しなど進みましたが、景気の後退で高騰していた材料が余り出すと価格が下がり、また以前と同じ材料を使用する動きになってきました。
当社製品は国内生産の木製家具がメインで、椅子やテーブルの表面材はアッシュ材やオーク材、メープル材など北米やヨーロッパから輸入された材を使用しています。表面材は森林循環型の証明がある材料を使用していますが、見えない中に使われている材についての産地などは無関心だったと思います。特にソファやラウンジチェアのような大きな製品はファブリックで覆われた中に、椅子の数倍の木材料や石油由来のクッション材が使われていて、お客様からは中に何が使われているか分からなくなっています。ソファの中にはラワン合板や強度が必要な箇所には安価な南洋材が使用され、容積のほとんどを占めるクッション材には石油由来の発泡ウレタンフォームが使用されています。南洋材やラワン合板は東南アジアで伐採され5,000キロ以上海上輸送されて日本へ届けられています。森林伐採も危惧されますが、輸送距離の長さから二酸化炭素排出量が多い材料になっています。
2021年から製品梱包へのビニール袋使用や発泡スチロール材の使用を停止し自然由来の材に変更して、必要不可欠な石油由来の材はPPバンドなど再生品に変更しています。2023年モデルでは国内針葉樹合板とリサイクルされたリボンテッドフォームを80%以上使用した製品を発表し、2024年からは全ソファに使用されるラワン合板を国産針葉樹合板に変更します。また、2024モデルソファでは中身の合板を国産針葉樹合板や再生紙など100%近く国産材にし、クッション材のリサイクルフォームを90%まで高めた物を使用しました。針葉樹合板はその合板工場近くで伐採された木材を使用し、合板工場から近距離のソファ工場で製作しています。背に使用される再生紙は佐賀県の紙工場で製造した物を使用し、全ての材料輸送距離にこだわり、2024モデルソファは環境負荷率を極限まで抑え製造する事ができました。
私自身、当社の製品に使用される物はできるだけ自分の目で見るようにしているので、合板工場も見に行きました。九州山地に囲まれた玖珠盆地にある工場は、5年前に出来た最新工場で、材木置き場も周りの環境に配慮された置き方で、子供の頃に営林局員の父の関係で見ていたカブト虫の幼虫が沢山いた泥だらけの材木置き場とは全く違います。樹皮も燃焼させ工場での熱源に使用し、排煙も二次燃焼させて煙も出ません。残る材は5センチ程度の丸太でそれもガーデン用品として販売されゴミが全く出ません。杉や檜の間伐材や建材には不適合な大径木と言われる材を無駄なく合板に加工されていました。バイオマス発電に使用される為に燃やされる杉や檜材に比べ、本当に環境に配慮した使い方です。そしてなにより、植林と管理された森を育てる事に役立っています。お伺いした工場の方から聞いて気になったのは、ウッドショックと言われた昨年まではフル生産だったが、コロナが落ち着いて海外からラワン合板が入るようになり、出荷数が減り計画減産しているとの事です。環境に配慮した材を継続して使う事も持続可能な環境配慮だと思うのですが、、。
2024年モデルの発表会がいよいよスタートします。今回の製品はデザインだけでなく、製品の中身も感じていただければ幸いです。杉や檜の香りのするソファなんて素敵だと思いませんか。展示会ではリサイクルコットンを使用したトートバッグや、大分県日田市の下駄工房MOTONOで作られた日田杉特製コースターをお土産にお待ちしています。お楽しみに!
(クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)
2023.11.30 DESIGN
2024 MODEL 製品撮影記
AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.139
11月の某日某所、今年も新製品の撮影を行いました。例年よりも約一ヶ月遅い時期の撮影となりましたが、ご存じのとおり猛暑から続いている暖かい気候のおかげで寒さに耐えることのない撮影ができました。今年は製品カットのスタジオ撮影と、2年ぶりに場所をレンタルしてロケーション撮影を行いました。撮影ギリギリまで製品の仕上がり確認を行なっていたのですが、出来立てホヤホヤの新製品がチャーター便のトラックに乗って撮影当日の早朝にスタジオに到着。2024年の新製品の撮影をスタートしました。
このところ利用している神奈川の撮影スタジオは、トラックがスタジオの入り口まで着けることができる利便性の良いスタジオです。スタジオが建物の奥だったりエレベーターでの移動があったりするとそれだけで大仕事になり時間を取られてしまいます。このスタジオはバックヤードも広いので、家具の撮影ではとても助かります。今年はスタジオ撮影を1日しか取っていないので、撮影カット数からすると時間との勝負です。製品の開梱から製品の設置、アングル決めの製品移動をしながら全員協力体制で粛々と撮影を進めていきます。ここ最近の手順として、瀬戸はメインの撮影以外の、製品のディテールカットの撮影を行います。その数なんと15カット。メインの撮影ディレクションを行いながら、手持ちのカメラで撮影です。メインの撮影では、スタート直後のセッティングに時間がかかりましたが、イメージ設定を決めてからは怒涛の進行。撮影終了後の梱包時間まで含めても撤収時間前に余裕で終了!!こんなに早く終わったのは記憶にありません。撮影終了後にトラックに製品を積み込み、明日は勝負のロケ撮影です。
新型コロナ感染の影響もあり、ロサンゼルスでの製品撮影は一旦終了しているので、今回も国内でのロケ撮影になります。LAでは、実際お住まいになっている住宅をお借りしてリアルなインテリア空間での撮影を行ってきましたが、日本ではそのような物件がなく、ほとんどが撮影用に建てられたハウススタジオでの撮影になります。そんな作られた空間が嫌でロサンゼルスでの撮影をはじめたので、国内での撮影場所探しも強力です。コーディネーターも見つけられないようなどこにも情報が出ていない物件を瀬戸が探し出してきました。「こんなところにこんな物件があったのか・・・」ロサンゼルスやベバリーヒルズの邸宅にも引けを取らない素晴らしい物件です。ここでも18カットを撮影するというかなり厳しい計画にもと、製品搬入から建物の養生作業、既存の家具の移動と全て同時進行で進めていきました。とても広い空間と高い天井高、でも一番苦労したのが居住エリアをつなぐ廊下や階段が非常に狭いこと。ソファやテーブルも分解して運び込みました。お使いになっている家具も素晴らしいものでしたが重量も最高級!ダイニングテーブルは8人掛かりで移動しました。完全撤収の時間もありますが、陽が落ちてしまっては撮影ができません。時間との勝負でしたがここでも一気に追い込んで、予定通り撮影を終えることができました。
いくつかアクシデントもありましたが、皆さんの協力のもと事故もなく無事撮影を終えることができました。ロケでお借りしたオーナーの方にも協力的にご対応いただき本当に感謝です。(LAの撮影では、オーナーの方には散々苦労してきたので)秋の夕暮れ、製品の積み込みも終わり、クリーニングもしっかり終えて、お借りした撮影現場を後にしました。今年の新作展示会は12月6日からスタートです。今回撮影した画像は、展示会でお配りする大判のタブロイドカタログで是非ご覧ください。(開発 武田伸郎)
2023.11.29 PRODUCT INFO.
LOTUS TA-001
2023.11.24 SHOWROOM
2024年モデル新作発表に向けて
AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.422(東京・広尾ショールーム)
一気に冬の訪れを感じるようになりましたが、インテリア業界では秋にイベントが多く開催されていましたので、足を運んだ方も多いと思います。当社でも、12月6日から東京・広尾ショールームでスタートする2024年モデルの新作発表に向けて準備中です。
2024年モデルは、究極のベーシック「To the ultimate basic」をテーマに新製品を発表いたします。A-modeブランドから、2010年モデルのMD-211システムソファのアップグレード、NEO CLASSICOブランドから新たな使い方のソファを発表します。MD-211をバージョンアップしたソファは、コンパクトなサイズはそのままにさらにバリエーションを増やし、豊富な組み合わせが可能となります。また、100%国内産の材料を使用した流れるような有機的なフォルムのソファがNEO CLASSICOブランドの新シリーズとして加わります。また、環境に配慮した新しいファブリックシリーズも加わります。尚、各ショールームでは2024年モデルの展示と共に、各ブランドの人気モデルやお問い合わせの多い製品を新しい仕様でご覧いただけます。これから春の新生活に向けて家具をご検討のお客様はぜひご来場ください。
各ショールームでは、エントランスにクリスマスツリーを飾り皆様をお迎えしております。完全予約制にてご来場を承っておりますので、ホームページのショールーム予約フォームもしくは、お電話にて事前にご予約ください。当日のご予約も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
(ショールーム担当:西條 恵理)
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