COLUMN

2013.11.27 PRODUCT

PRODUCT :FESTA GRANDE [フェスタ グランデ] Lounge Chair

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.8
まるで一枚の花びらのようなラウンジチェア FESTAGRANDE/フェスタグランデ
今回お伝えします製品FESTAGRANDE/フェスタグランデは、イタリア語で「祭」を意味します。包み込まれるような座り心地と、おおらかな曲線が生み出す柔らかな存在感。1998年に発表したFESTA/フェスタの新シリーズ、ラウンジチェアとして2000年に発表しました。

ポイントとなるウッドアームは布地の汚れ・劣化を防止します。一般的にアームは固定されているものですが、このウッドアームは脱着式で取外すことができます。アームが外れることで、そのタイトなデザインからは想像しにくいかもしれませんが、柔らかな曲面の本体にフィットしたファブリックは、カバー式として取り外しができるようにしました。季節や調度に合わせたお好きなファブリックで、自由なスタイルがお楽しみ頂けます。また背部・座面・座面下のパーツごとに取り外せることで、必要な場所だけでの取り替えも可能にしています。特徴である背からアームへの滑らかなカーブは、使う人の身体を優しく包み込める様、計算された木軸をベースに、背部全面にウレタンを入れています。座面には布バネダイメトロールを使用。脚部には落ち着いた木脚と、シャープなデザインのアルミ脚、どちらかを選択できます。

カバーリングシステム・脚の選択が出来る事で、ホテル・ロビー・エントランス等、多くの場所で活躍しています。手軽に印象が変えられるカバーリングシステムで様々なイメージを楽しめて、さらに機能性も兼ね備えたチェアです。
(エーディコア・ディバイズ 企画開発/菊地 裕輔)
■FESTA GRANDE 製品ページ ▶

[左]包み込まれるような座り心地と上品な存在感が FESTAGRANDE/フェスタグランデの魅力 [右]背・座面・座面下、必要に応じてカバーの取り替えが可能です。
[左上]メープル材のアームは固定用の金物を使用。    布地に加工されたボタンホールの穴より、本体固定用の受けビスが出ています。 [右上]背面のファスナーからカバーを脱着できます。 [ 下 ]前足のバリエーションはアルミ・木、2つから選択。

2013.10.23 PRODUCT

PRODUCT :015-MODEL Executive Chair

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.7
人間工学に基づいた機能性と上質な座り心地、015-MODEL
今回はNEO CLASSICOブランドのエグゼクティブチェア、NC-015を紹介します。落ち着きのあるデザインと上質な質感を感じていただけるチェア。メカニカルなデザインが強いオフィスチェアとは対照的な、高級感を出しつつシンプルな飽きのこないデザインとして、2006年に発表しました。

人間工学に基づいた快適な座り心地を実現するため、座面にはダイメトロールを使用、キャスター付アルミダイカスト製の脚部にはガスダンパーによる座面の高さ調整とリクライニング機能を装備。特徴であるアームから背にかけてのラインは造形と強度を保つため、航空機の構造のように木製フレームを組んで造形を作り上げています。その下地に合わせて緻密に計算されてたウレタン材等が入り、張地の縫製は特徴の曲面ラインを崩さない様、外側に向けたアーチの内側にパイピングを設けています。下地から張地までこだわり抜いたことで、どこから見ても落ち着きのあるデザインに仕上げました。

既存オフィスラインのスタイルにはなかったチェアを、NEOCLASSICOブランド独自のスタイルで丁寧に仕上げました。バリエーションも空間を広く見せるローバックと、フォーマルな印象のハイバック2パターンを用意。執務用としても、ラウンジチェアとしても使える家具です。(エーディコア・ディバイズ 企画開発/菊地 裕輔)
■015-MODEL 製品ページ ▶

フォーマルな印象のハイバックエグゼクティブチェア
[左上/左下] 左レバー:ガスダンパーによる座面高さ調整       右レバー:リクライニングの固定/解除、お好み角度で固定できます。       調整ツマミ:リクライニングの強度調整、座る人の体重や好みに合わせて調整が可能。 [右上]曲面ラインを崩さないよう、アーチの内側にパイピングを設けています。 [右下]脚のフレームはアルミダイキャスト仕上げ、床傷防止にウレタン巻きのキャスターを使用。

2013.8.26 PRODUCT

PRODUCT :MD-101L Chair

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.6
スチールとウッド、ファブリックの絶妙な組み合わせ、MD-101L
今回はA-modeブランドのラウンジチェア、MD-101Lを紹介します。アメリカLAのモダン建築にインスパイアされてイメージした、ファニチャーシリーズ。直線とスクエアなデザインを基調とし、無駄な装飾をそぎ落としたデザインとして2009年に発表しました。

MD-101Lのデザインは、スチールとウッド、ファブリックに包まれた背座との絶妙な組み合わせが特徴です。それぞれのパーツとマテリアルが、このラウンジチェアのフォルムを決定します。直線でシャープな6mm厚のスチールフレームには、手の触れる部分にソリッドウッドを精緻に削り込んで、柔らかな曲面にして組み合わせました。座にはウェーブスプリングを使用、しっかりと体重を受け止め、快適な座り心地にしました。

MD-101Lの構造は、背座のクッション部分をスチール脚のフレームで挟んでいますが、固定しているビスが見えません。シンプルなデザインを崩さない為の見えない工夫をしています。一般には背座に受け材を設けて固定しますが、このフレームには背座を一体化させるためのプレートを取付けています。そのプレートにより背座を固定、その上からファブリックを張ることで、固定部が見えないシャープなデザインが可能になりました。色はシルバーとブラックを用意。このフォルムを決定づける張りぐるみの背座は、シンプルであるからこそ縫製やディテール、細部の仕上げにまでこだわりました。MD-101Lは、クールで金属質なデザインではなく、木質の素材感を上手く取り入れた、新しいミニマルデザインの方向性を示す家具です。(エーディコア・ディバイズ 企画開発/菊地 裕輔)
■MD-101L 製品ページ ▶

左:シンプルなスクエアなデザインが、和と洋どちらスタイルにも合わせられます。 右上:木質のあたたかみと柔らかさが出たウッドパーツ 右下:ウェーブスプリングによりホールド感のある座り心地が得られます。
左上:6mm厚のスチールフレーム、隠れたプレートは溝を設けて溶接してることで溶接もりがないフラットな仕上 右上:プレートを固定する背座の木地には座掘りをしています、そこにプレートを合わせネジで固定 左下:プレートの上に、ラミーというボール紙を置きタッカーで固定 右下:最後にラミーに布を巻込み張上げています。

2013.7.30 PRODUCT

PRODUCT :ARCO [アルコ] Chair

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.5
極限のシンプルなライン、スタッキングチェアARCO/アルコ
今回お伝えします製品ARCO/アルコは、イタリア語で「弓」を意味します。今までにないフォルムのスチールパイプスタッキングチェアとして、2002年に発表。繊細な曲線を描くシャープなスチールフレームと、3次元成形合板を使用した穏やかなシェルの組み合わせにより、完璧なまでに精巧な曲線美を持つチェアシリーズです。

特徴である3次元曲線の脚部フレームには、クロームメッキのΦ12.7mmハイテンションパイプを使用。あくまでも細く、シャープなフォルムと強度を兼ね備えた脚部を実現しました。スタッキング時には、そのラインの美しさがさらに際立ちます。背座のバリエーションは合板タイプとファブリックタイプの2タイプを用意。合板のバリエーションにはビーチ材とチーク材を選ぶことができます。ファブリックタイプは天然木の突き板との組合せにより非常に美しい仕上がりです。

特にファブリックタイプ(Aタイプ)の仕様は、合板の小口に溝を掘って布地を納める、エーディコア・ディバイズ独自のデザイン。クッション性がありながらシャープなフォルムを実現しました。合板とはまた違った座り心地が味わえます。また集合で並べてお使い頂ければ、美しい風紋のようなラインを描き出します。単体の使用だけでなく、組合せでさらに便利に美しくなる家具です。(エーディコア・ディバイズ 企画開発/菊地 裕輔)
ARCO製品ページ

たくさん並べることで、背のラインが美しい風紋のようにつらなります。
[左] 座面に接した脚部フレームは、座面と同じ曲線で精巧されたことで一体感が現れています。 [右] 木部をシャープに見せる為に、3次元成型合板の小口面を全て5mmの溝を掘っています。そこにパイピングで布地を収めることで、表面の薄い木部が見えシャープな印象を与えます。

2013.6.25 PRODUCT

PRODUCT:007-MODEL Chair

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.4
クラシカルなオーバルバックのチェア、007-MODEL
今回は、NEO CLASSICOブランドの中から、007-MODELを紹介します。NEO CLASSICOは、上質で仕立ての良さを感じて頂ける家具シリーズとして2006年に発表。華美な装飾は避け、素材感を生かし、モノと人との関わりまでもイメージしたブランドです。

007-MODELは、上質な北米産メープル材を使用、伝統的な手法で本体を構成しています。座面には、布バネとダイメトロールを使用し柔らかな座り心地を実現。この椅子のシンボルとも言えるオーバル型の背の部分は、曲面の柔かな当たりにより、座り心地を向上させています。流れるような一つの部材を表現する為、背と脚の繋がりに違和感が無いよう脚の部分の厚み変えています。また、007-MODELは、ダイニングチェアからラウンジチェア、カウンターチェアまで充実したラインナップをご用意。またさりげない演出として、特徴的なオーバル型の背上には手で引きやすいように手掛けの彫込みがあります。

モダンでシャープなAD COREブランドとはひと味違うデザインスタイル。オーソドックスで少しだけクラシカルなフォルムの中にも現代的なラインを表現した、仕上がりの細部までこだわり抜いた家具です。
(エーディコア・ディバイズ 企画開発/菊地 裕輔)
■007-MODEL 製品ページ ▶

どの角度からも見える背のオーバル型と、フレームラインの一体感が、クラシカルな空間を出しています。
① 007-MODELの特徴である背のオーバル型、内部には幾層に重ねたウレタンを使用しています。 ② 異なったウレタンを山なり重ねたものを反転することで、柔かな曲線ラインが生まれます。 ③ 座面にはクッション性に優れた素材、布バネ・ダイメトロールを使用しています。 ④ 背部の上部内側は持ちはこびやすいように手掛けの掘り込みをつけました。