COLUMN

2023.4.17 PRODUCT INFO.

MD-211

クリエイティブ・ディレクター瀬戸 昇が、デザイナーからの視点で写真だけでは伝わらない製品の魅力を動画でお伝えします。
今回はA-modeからクラシカルなフォルムの中に柔らかなカーブを持つシンプルなシステムソファ、MD-211をご紹介します。

◾︎ MD-211 SYSTEM SOFA 製品ページ

2023.4.10 SHOWROOM

メンテナンス性の高いソファ

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.400(名古屋・栄ショールーム)

4月に入り新しい年度が始まりました。この春から新生活を迎えた方たちは、まだ少し落ち着かない日々を送られているかもしれませんが、今月末からはじまるゴールデンウィークを利用して少しづつ身の回りのインテリアや家具を充実させたいとお考えの方もいらっしゃると思います。そんな皆さまへ今回は、お手入れがし易いソファや、お手入れが楽な張地をご紹介します。

AD CORE DEVISEでは、カバーリング仕様のソファも取り揃えております。デザインやフォルムによって傷みやすい座面やアーム部分などは、ファスナーやマジックテープを使用し、ソファの張地を交換できる仕様になっています。これからの汗ばむ季節は特に衛生面も気になりますが、カバーリング仕様のソファは、気になった時にカバーを取り外しクリーニングをして快適にお使いただけます。また、最近ではファブリック自体の機能が優れているものもあります。メンテナンスが簡単なVM(ビロードミスト)が、当社の規格張地にも加わりました。VM(ビロードミスト)は止水機能が備わっており、食べこぼしなどの水分を家具内部まで染込むことを防ぎます。また、イージークリーン機能を備えていますので、表面についた汚れを水だけできれいに取り除くことができます。また、この張地には抗菌・防カビ・防臭の機能も備わっているので、お手入れ後の臭いやカビの心配もありません。小さなお子様やペットがいるご家庭には特にお勧めです。

家具の張地は肌が直接触れる素材なので、お使いいただく皆様が気持ち良く、快適にお使いいただけるものをご紹介していきます。どうぞショールームで皆様のご要望をお聞かせ下さい。張地選びも含め、ご希望に合った家具選びのお手伝いをさせていただきます。皆様のご来場をお待ちしております。
(名古屋・栄ショールーム:水野 未佳子)

ショールームご予約はこちら▷

左:新しく追加された規格張地:VM(ビロードミスト)。メンテナンスがし易い張地だからこそ、きれいな明るめのお色目をお薦めします。 右上:NC-046Cシリーズは、座クッションはファスナーカバー、本体はマジックテープで取り付けています。 右下:MD-805シリーズはプラスドライバー1本でフレームからアームと背を外すことが出来ます。カバーもパーツ毎に取り外せるので、お手入れが可能です。牲にしない耐久性と環境にもこだわったソファです。
ファブリックページ▷
お水だけで汚れを落とすことができるイージークリーンな張地です。 こすらず、慌てず優しくお手入れしてください。

2023.4.6 SHOWROOM

ラウンドテーブルのご紹介

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.399 (大阪・心斎橋ショールーム)
例年より早かった桜の開花でしたが、大阪の桜は見納めとなりました。次は新緑の季節がやってきますね。この春から新生活がスタートした方も、慣れてくる頃ではないでしょうか。

エーディコア・ディバイズのショールームにはお住まいを購入されたお客様だけでなく、リフォームや家具の買い替えでお探しのお客様もいらっしゃいます。最近はリフォームのお客様も多く、ダイニングテーブルをお探しの方が増えているように思います。その中でも、大阪・心斎橋ショールームで、ラウンドテーブルを探されているお客様を接客することが何度かございました。楕円形のダイニングテーブルは、コーナーの角が無いので小さなお子様がいるご家族に大変人気です。また、柔らかくラウンドしていますので動線の邪魔になりません。円形テーブルは座った時の目線が中央に向くため話し相手の顔が見やすく、大人数でのコミュニケーションが取りやすいので、家族や友人との会話が弾み楽しい時間を過ごせると思います。先日ご来店のお客様も、円形のダイニングテーブルを探していたけれど気に入ったものがみつからず、当社のショールームで展示品をご覧になり、サイズ感や木目の綺麗さ、脚が特徴的なNC-052Bを「こういったテーブルを探していた」と大変気に入って下さいました。木部色はご自宅の床や建具等に合わせて9色からお選びいただけるところも、自分だけのダイニングテーブルになると喜ばれていました。

エーディコア・ディバイズの製品は、住宅だけでなくレストランやホテル、クリニック、企業様のショールームなど様々な場所でお使いいただいております。お気軽にお問合せ下さい。各ショールームでは実際にチェアやソファにお掛けいただき、ファブリックや塗装サンプルをご覧いただけます。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

(大阪・心斎橋ショールーム:天川 唯)

展示品のラウンドテーブルです。左:MD-1302 ネオセブンティーズデザインの柔らかな脚部とエレガントな天板のダイニングテーブル。右:NC-052B シンプルな構造で、フォーマルにもカジュアルにも両方のシーンにお使いいただけるダイニングテーブルです。
楕円形テーブル。MD-502 柔らかくラウンドしたダイニングテーブル。空間を邪魔せずお使いいただけます。

2023.3.31 DESIGNER

建築インテリア写真の基本

AD CORE DEVISE DESIGNER COLUMN Vol.142
取材や視察では沢山の写真を撮影します。今はデジタルカメラだけでなくスマートフォンカメラの撮影が普通になり、撮影する枚数も飛躍的に多くなりました。20年以上前はフィルムカメラで最大36枚撮りで、フィルム代、現像代や紙焼き代が安くないので、シャッターを押すときにも本当に必要な写真かを考え、カメラのシャッタスピードや絞りを調整しながら慎重に撮影していました。いつのまにかデジタルカメラが普通になり枚数を気にせず写真が撮れるようになりました。また、スマートフォンのカメラ機能も高性能になりデジタルカメラよりも良く見える写真が撮影できるようになり撮影枚数が多くなってしまいます。

2月に訪問したアメリカ西海岸建築ツアーは取材目的もあり、デジタル一眼レフとiPhoneの両方で三千枚を越える写真を撮影しました。枚数が撮れるようになって困るのが、ベストカットを選ぶ事と訪問した建築の中を歩くように見やすい順に並べる事です。写真の順番は撮影した順でいいのでは?と思われるかもしれませんが、歩ける順が通常通りで無かったり、お客様と一緒のツアーの場合は前だけでなく、逆方向からの撮影は最後にしたり、撮れなかった場所を後で撮る事もあります。また、当社の建築ツアーのように2班になる場合は、1班で撮影して撮り忘れや構図が悪い場合は2班で撮り直します。セミナーでお見せする時はピントの合った構図の良い写真だけでなく、建物アプローチから玄関、リビングからダイニングへ部屋順に見せる事も大切になるので、これに一番時間がかかります。

取材出張では撮影から帰ったホテルで毎晩、ノートPCにデータを入れフォルダ分けと写真の確認まではしますが、順番にするまではできません。帰国して記憶を辿りながらフォルダ内の写真全部を見ながら、カードゲームのように並べ替えていきます。当然、写真のピントが合っているか、構図は綺麗かなども考慮して選びますが、数百枚の写真の中から順番通りに並べるのは、記憶をたどるしかなく本当に時間がかかります。それと同時に行うのが写真の編集です。インテリア建築写真の基本となる水平垂直に気をつけながら撮影はしてますが、取材は時間制限のある中、歩きながらシャッターを押す為に多少の曲がりは仕方がありません。気をつける事はパース図と同じように空間の高さの中心くらいにカメラレンズがくるように高さを抑えてカメラを水平に構えます。なにより一番大切なのはピントが合っている写真にする為、脇をしめてブレないようにシャッターを押す事です。

私のインテリア写真撮り方セミナーに参加の方はご存知だと思いますが、写真はピントさえ合っていれば多少のパースの修正や濃淡の補正は可能で、PhotoshopなどのPC用の写真編集ソフトだけでなくスマートフォンに付属している無料ソフトでも補正は簡単にする事ができます。最近ではiPhoneなどスマートフォンのカメラ機能が進化して見やすい写真に自動的に色補正をして撮影ができるようになりました。しかし、気をつけないといけないのが、スマートフォンの画面で見やすく良く見えるような味付けになっていて、多くの場合メリハリが強い写真になっている事です。それは雲のある空の風景を撮影すると分かりますが、メリハリがありドラマチックな写真になり自分が上手になったように思う事です。また、綺麗に見える写真でもパソコンに入れて原寸大で見ると画像が荒い事も認識する必要がります。スマートフォンの明るい小さい画面の綺麗さに騙されています。

デジタル一眼レフカメラとiPhoneの両方で撮影する事はあまりありませんが、一眼レフで撮影してもう少し広い画面や逆光が強すぎる場合はiPhoneでも撮影するようにしています。今回は新しいiPhone14にして建築ツアーの写真を撮影しました。帰国して両方の写真を整理して編集したのですが、現地でパッと見た目はiPhone14の画面で見える写真は綺麗で、こちらの方が良いかもと思っていました。写真編集しながら困ったのが、デジタル一眼の写真に比べ濃淡がはっきりしすぎで色も少し記憶と違う事です。デジタル一眼の写真データは甘く見えていた画像はPC画面で見るとナチュラルな光と色で、ピントも細部まで綺麗に合っています。拡大すると分かるのですが、デジタル一眼の写真データ解像度が高いのが分かります。スマートフォンは小さなレンズと画像を受ける撮像素子が小さいので仕方がありません。

今はスマートフォンの手軽さは生活の一部にもなっています。この時期に淡い桜の花を撮影するには、メリハリのあるとても良い写真が撮れます。しかし、デジタルカメラも細部まで綺麗にナチュラルな写真が撮れる事も忘れてはいけません。写真に興味のある方は使い分けをされると良いかと思います。あと、スマートフォンカメラの撮影で一番重要なのはレンズの汚れです。スマートフォンの面で、むき出しになっているレンズは汚れています。これは最近主流になっているノートブックの付属カメラも同じで開け閉めする時に指紋がついて雲がかかったように見えるますので注意しましょう。今年もまたインテリア写真の撮り方セミナーを開催しようと思っています。お楽しみに!(クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)

左:デジタル一眼レフの画像。上は撮影したままで下はパース補正とシャドウ部を明るく補正しています。右:iPhone14の画像。逆光の影の部分などかなり補正されています。100%にして見ると(拡大花瓶)iPhoneの画像は花瓶などギザギザになり少し荒くなっています。iPhoneの画像は空などメリハリがつきすぎてドラチックですが、少し不自然です。
写真整理する場合はデーター名を順番にして画像を全て開いて順に見ると歩いているように、紙芝居的に順に見えるようにしなければ、第三者に渡したりセミナーに使用する事はできません。今回は3000枚以上の写真から1000枚を選び作業をしました。バラバラの写真をフォルダの中に入れても整理にはなりません。

2023.3.30 DESIGN

家具に欠かせない椅子やソファの「ファブリック」

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.131

お住いの居住スペースやオフィス、施設や商業空間などの様々なインテリア空間には、用途やデザイン、使い勝手によって色々な家具が配置されます。その中でも椅子やソファは最も身近な家具として私たちが生活する上でなくてはならない存在です。エーディコア・ディバイズの製品も様々なインテリア空間にお使いいただけるよう椅子やソファをご用意していますが、家具をお選びいただく際にデザインや機能と合わせて重要なポイントが椅子やソファに用いる「ファブリック」です。どんなに素晴らしいデザインの椅子やソファであっても、表面を纏う張り地が悪ければ台無しになってしまいます。限りなくシンプルな椅子やソファでも、ファブリックによって印象的な素晴らしい家具になる場合もあるからです。

椅子やソファなどに用いるファブリックは、繊維製品の中でも専門的なカテゴリーに分けられます。服飾生地やカーテン生地とは違った強度や耐久性が求められますが、肌触りや織の表情、色彩やデザイン性も家具の生地には大切な要素になります。家具用のファブリックには糸素材の組み合わせから織り方、染色やカラーリングから機能を持たせるための様々な加工まで数かぎりないアイテムが存在します。そんなたくさんのファブリックの中から目的にあったアイテムを選ぶため、デザイン性と機能性の二つを両立させる必要があります。素晴らしい意匠と肌触りでもすぐ劣化してしまうようであれば家具に適した張り地とは言えませんし、耐久性と強度のあるファブリックでも快適でなければせっかくの家具が活かされません。張り地を選ぶ際にはたくさんの要素をバランス良くセレクトすることが大切になりますが、エーディコア・ディバイズでは世界中から選りすぐりのファブリックを規格張り地として皆様にご提案しています。当社の規格ファブリックは、縫製箇所が糸の滑脱で裂けてしまわないための引っ張り強度や表面の摩擦によって生じるピリング(毛玉)耐性試験などをクリアした家具に適したファブリックをセレクトしていますので安心してお使いいただけます。

エーディコア・ディバイズのファブリックバリエーションは、コストパフォーマンスを考慮し天然皮革を含めた7つのランクから28アイテム、計152種のラインナップになります。素材感やボリューム感、生地のフィット性やカラー展開と同時に、各種機能性を持った張り地をエーディコア・ディバイズ独自の視点からセレクトしたアイテムになっています。今回新たに採用したVM(ビロードミスト)は、止水・抗菌・防カビ・防臭のほか、水でふき取ると汚れが落ちるイージークリーン対応の高機能ファブリックですので、様々な施設でお使いいただけます。また、規格ファブリックを選ぶ際にデザイン性と機能性へのこだわりはもちろんですが、環境に配慮した生地の採用にもこだわりました。当社では2022年よりサステナブルを考慮した製品作りを目指していますが、張り地の素材や製品に有害な化学物質を含まない、製造過程でも環境に配慮した張り地の採用を進めました。世界最高水準の安全な繊維製品のエコテックス®️スタンダード製品は、申請中の製品を含め28アイテム中、13アイテムにも登りました。

当社の提案する張り地を1冊にまとめたファブリック・マテリアルのリーフレットをご用意しています。それぞれのカラーバリエーションと素性、機能をまとめたリーフレットとなっていますので是非ご覧になってください。また、当社の規格張り地には、撥水・撥油・防汚加工など機能性を後加工することも可能です。新型コロナウイルスの感染問題以降、除菌や消毒作業に対応する張り地や、汚れが付きにくい生地や機能性を持った生地をお求めになるお客様も増えています。お使いの用途に合わせコストや納期などお気軽にお問い合わせください。これからも環境に配慮した張り地の採用促進と、様々な機能性を持った張り地を皆様にご提案していきたいと思います。(開発 武田伸郎)

左:2023年モデル「MASSA ll ソファ」から採用したファブリック「KS シャインラティス」。シンプルでスクェアなフォルムにざっくりとした格子状のファブリックがデザイン性を高めています。防炎加工を施した張り感のある生地が魅力的です。右:柔らかいフォルムが特徴のコンフォートチェアMD-1301のファブリックはミックス調の織りが印象的な「KJ カレイドジャガード」。背と椅子の内側を色違いで張り分けた仕様です。MD-1302テーブルの支柱には環境に配慮したレザー調ファブリックの「EL エコアースレザー」を張り上げました。どちらもエコテックス®️スタンダード100を取得したファブリックです。
エーディコア・ディバイズの規格ファブリック・バリエーション。28アイテム、計152種の家具用ファブリックをご提案しています。左下は新しく採用した高機能ファブリック「VM ビロードミスト」は全6色展開。A4サイズのリーフレットをご用意していますのでぜひご請求ください。