COLUMN

2013.4.24 PRODUCT

PRODUCT :MD-101 Chair

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.3
シンプルなフォルムとおおらかさを兼ね備えたチェア、MD-101 !!!
今回A-modeブランドの中で、人気の高いMD-101 を紹介します。アメリカLAのモダン建築にインスパイアされてイメージした、ファニチャーシリーズ。直線とスクエアなデザインを基調とし、無駄な装飾をそぎ落としたデザインとして2009年に発表しました。

シンプルでありながら素材や使い心地にこだわり、座面は上質な座り心地を持たせるため、布バネとウレタンクッションで構成。脚部はスチール脚と木製脚の選択が可能、和・洋スタイルを問わず、どんなスタイルにも合わせることができる汎用性の高いチェアです。アームチェアはワイド寸法を十分に取り、よりゆったりとした座り心地にしました。

MD-101 のスチール脚は、一般的にはパイプを使用するところをスチール板(6mm)を使用。精度を出す為レーザーでカットし、成型を行った一体型を採用しています。溶接で加工したものと違い、精度と強度が高いのが特徴です。これまでレーザーを使用する際、カット断面が荒く、断面の研磨作業がつきものでしたが、現在使用してるレーザーでは断面が仕上がった状態でカットされています。作業工程が減る事で材料の負担が軽減されます。色はシルバーとブラックを用意。木製脚は、良質のホワイトアッシュ材を使用。この椅子のフォルムを決定づける張りぐるみの背座は、シンプルであるからこそ縫製やディテール、細部の仕上げにまでこだわりました。充実させたアイテムからインテリアの組み合わせの幅を広げていきます。

またMD-101 には、イメージに合わせた便利なオプションハンドルを用意しています。ステンレス・ヘアライン仕上げのオプションハンドルは、布張りタイプの背中の汚れ防止にも役立ちます。MD-101は、シンプルでありながら素材や使い心地にこだわった簡素化しただけのデザインではない、新しいミニマルデザインの方向性を示す家具です。
(エーディコア・ディバイズ 企画開発/菊地 裕輔)
■MD-101 製品ページ ▶

スチール脚と木製脚があります。脚と張り地の自由な組合せで、和と洋どちらのスタイルにも合わせられます。
① レーザーカットで成形された、一体型のスチール脚 ② 座り心地を考え、必要な箇所には厚みをもたせて縫製しています。 ③ ご使用際、脚のつま先が当たらない様、背と脚のラインが前に4度傾いています。

2013.4.4 PRODUCT

PRODUCT :LUSSO [ルッソ] Chair

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.2
AD COREらしい、”贅沢” ミドルバックチェアLUSSO/ルッソ !!!
今回お伝えします製品LUSSO/ルッソはイタリア語で「贅沢」を意味します。2002年に発表され、落ち着いた気品あふれるテイスト、大人ならではの愉しみを味わえるシリーズとして、今でも人気のあるAD COREブランドLUSSO/ルッソの隠されたポイントをお話します。

AD COREらしいシャープなラインを持ったミドルバックチェア。一般的な張り上がりのミドルバックチェアとは違う、エーディコア・ディバイズが導き出した回答製品です。ステータスのあるレストラン等に適した、クラスを感じさせるチェア、フレームはオープン仕上げのオーク材を使用しています。背座が張りぐるみのAタイプと、背が木部を組み合わせたCタイプがあります。特にCタイプは高度な工作技術があってこそ実現できた製品です。

その高度な工作技術とは、現在では当たり前となってるコンピューター制御された”NCルーターマシン”を使用した工作技術です。昔は鉋や手加工によって成形されてましたが、今はコンピューターで作図された図面により、手で加工するより精度の高い角度・自由曲線のカーブ成形が可能になりました。この技術をフルに使っているLUSSO/ルッソはサイドチェアで17個、アームチェアで19個の木パーツを使用して製品化されています。特に背部は強度と形状をきれいに出す為、成形合板を使用しています。強度のある成形合板を使用したことで背と座のセパレート式が可能になり、これまで手加工では実現できなかったものが、現代の家具作りとして誕生した製品だと実感します。

またこのLUSSO/ルッソにはオプションとして、アルミダイカスト製のハンドルが用意されています。このハンドルは移動時に両手でしっかりと持て、布張りタイプの背中の汚れ防止にも役立ちます。このハンドルもクリエイティブ・ディレクター 瀬戸昇がデザインしました。構造から細部にいたるまで、家具の常識にとらわれずこだわり抜いた家具、オーソドックスに見えて実はその”さりげない贅沢”を感じてみてください。(エーディコア・ディバイズ 企画開発/菊地 裕輔)
■LUSSO 製品ページ ▶

現在東京ショールームに、サイドチェア/アームチェアのCタイプが展示中です。
①背部と座のフレームの構造、背と座がご覧の通り分かれています。 ②オプションのハンドルはCタイプにも取付け可能、またジャケットハンガーとしてもお使い頂けます。 ③背部の特徴あるラインと、セパレートと思えない背と座が接する部分をご覧ください。

2013.3.22 PRODUCT

PRODUCT :CERVO [チェルボ] Chair・Counter Chair

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.1
静かなるベストセラー「CERVO/チェルボ」 !!!
リニューアルしたホームページよりこれまでクリエイティブ・ディレクター 瀬戸昇が、エーディコア・ディバイズで生み出してきた製品の歴史を、ポイントを摘んでお話します。第1回目として、やはりAD CORE代表的なこちらの製品から。

AD COREブランドの第一号であり、代表的な製品でもある「CERVO/チェルボ」、1986年に誕生した製品は最盛期には年3万脚が出荷され、今日まで20万脚以上が生産されている商品です。いまでこそ当たり前になった金属と木製のハイブリットチェアですが、開発当時には家具製造の現場から異端視され、製品を完成するまでは非常に苦労したそうです。一見すると非常に華奢なスタイルですが、エーディコア・ディバイズでは独自の強度実験を行い「JIS規格の3倍以上の強度試験を通過しないものは製品化しない」というハードルを課したことは当時の技術環境からは、大変シビアな仕事だったのではないかと感じます。

また「CERVO(チェルボ)」のポイントとして ①成形合板 ②L字アングル ③Xフレーム ④三角に削いだシャープな脚 この4点が大きな特徴になります。この特徴とも言えるパーツ化された構造は、メンテナンス性に優れていることで現在でも10年以上前に販売した製品の交換パーツの注文を頂く事があります。

さて第1回目とのことで、代表的な初期の製品を今回お伝えしました。今後もこのブログを通じて 今日まで生まれてきた、エーディコア・ディバイズ製品をお伝えしていければと思います。(エーディコア・ディバイズ 企画開発/菊地 裕輔)
■CERVO 製品ページ ▶

現在 東京ショールームに「カウンターチェア」大阪ショールームに「サイドチェア」を展示しています。