COLUMN

2026.1.23 SHOWROOM

機能性ファブリックで叶える白い家具

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.499(名古屋・栄ショールーム)
最近はインテリア雑誌などでも、明るめの木色やファブリックでコーディネートされた空間をよく目にします。ホワイト系のお色目は清潔感があるので、どのようなシーンにもお薦めしたいカラーです。飾りすぎないナチュラルな空間にもよくマッチしますが、家具そのもののボリューム感も演出できるので、テクスチャーのあるファブリックを用いるとラグジュアリーな空間にもしっくりくるカラーです。当社ショールームの展示家具もホワイトカラーベースの製品が主流となっており、ショールームへご来場いただいたお客様からも「わー、綺麗!」と、その存在感を感じていただいています。

実際、白い家具に憧れがあっても、どうしても肌が触れるチェアやソファの張地は汚れやメンテナンスなどの不安から敬遠されがちですが、昨今のインテリアファブリックスは進化をし様々な機能がついた張地が増えています。当社では2026マテリアルにもこのような機能面に優れた張地がさらに増えました。組成の異なる糸でザックリと編み込まれたシャビーシック(SY)は、その素材感とは裏腹に水分を弾く撥水機能、汚れがつきにくい防汚機能、そして汚れてしまった時にもお水で簡単にお手入れが可能なイージークリーン機能が備わっています。ビクーナミスト(CM)も抗菌機能、防汚機能だけでなく裏面にビニールコーティングがされた止水機能も備わっているので、うっかり液体をこぼしてしまっても家具内部にまで水分が染み込まず、カビやニオイの原因を防ぐことができます。以前より展開をしているビロードミスト(VM)も止水機能やイージークリーン機能が備わっており大変人気です。オアシスベルベッド(OB)はさらにペットの引っかきにも強く、より安心な張地です。

エーディコア・ディバイズの家具は、全て受注生産のオーダー家具です。お好きな製品をお選びいただいてからお好みの塗装色、張地を自由に組み合わせていただけるので、汚れやメンテナンスが気になるようでしたらこのような機能性張地はいかがでしょうか。今回ご紹介した張地には全てホワイト系の展開があります。家具のご新調の際にはこのような機能性張地で憧れの白い家具にトライしてみませんか。永くご愛顧いただくためにもデザイン性と機能性、どちらも妥協せずお好みに合った家具をエーディコア・ディバイズの家具で叶えてください。
ショールームでは皆様の懸念点も伺いながら、製品選びのアドバイスをさせていただきます。どうぞお気軽にご相談ください。お客様に合ったベストなご提案させていただきます。
(ショールーム担当:水野 未佳子)
ご来場予約フォームはこちらから

左:ホワイトベースの張地なら、合わせる塗装色でラグジュアリーな印象でもお使いいただけます。 右上:人気のNC-075ソファにもホワイト系のカラーがぴったりです。 右下:ホワイト系の張地でソファセットもより大きく演出できます。
エーディコア・ディバイズで展開をしているホワイト系の機能性張地。 ひとことで「ホワイト」と言っても、織りや糸の組成で随分印象が変わります。 お好みのホワイト色で憧れの白い家具をオーダーしてみませんか?

2026.1.19 SHOWROOM

多様な空間に対応するダイニングセット

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.498(大阪・心斎橋ショールーム)
お住まいの間取りやライフスタイルが多様していく中で、ダイニングは食事の場としてだけではなく、くつろぎや作業などさまざまな役割が求められるようになっています。今回は、住宅や用途を選ばず、幅広いシーンに調和するダイニングセット2点をご紹介します。

まずご紹介するのは、エーディコア・ディバイズ各ショールームに展示しているダイニングテーブルMD-905です。楕円形状の脚部とつながるように削り込まれた天板が特徴で、ユニセックスかつシンプルなデザインが人気のシリーズです。大阪・心斎橋ショールームではホワイトスプレー色を展示しており、お部屋全体を落ち着きのある印象にまとめてくれます。同シリーズのチェアMD-901は、展示品では座面内側を明るいベージュ、背裏をグレーで張り分けた仕様です。シンプルなデザインだからこそ、張地やフレームの色によって表情が大きく変わり、空間や用途に合わせた幅広いコーディネートをお楽しみいただけます。柔らかなフォルムは特に女性からの支持も高く、見た目だけでなく座り心地にも定評があります。背の切り替え部分は背中から腰のカーブに沿うよう設計されており、お座りいただいたお客様からは「気持ちが良い」と高評価をいただいています。楕円形の脚部はミニマムなフォルムで、空間に抜け感を与えてくれる点も魅力です。ダイニングとしてはもちろん、ワークスペースや来客用の空間など、さまざまなシーンに対応できるダイニングセットです。
もう一点おすすめするのは、MD-1302テーブルとMD-1301コンフォートチェアのダイニングセットです。どこか懐かしさを感じさせる円型テーブルは、支柱部分にレザー調の張地を施しており、ホームユースはもちろんオフィスのエントランスなどにもお使いいただけます。天板にはアッシュ材の矢羽張りを採用し、木口にライン彫刻を施すことで、デザイン性と重厚感を兼ね備えた仕上がりです。大阪・心斎橋ショールームでは、さまざまなインテリアに合わせやすいウォールナットブラウンで展示しています。セットのMD-1301は、「快適でいつまでも座っていられる」とのお声を多くいただく座り心地の良さが特徴です。脚元がセットバックしているので靴を履いていても汚れにくく、ロビーや打ち合わせスペースでもおすすめの一脚です。ドレッサースペースやユーティリティスペースに移動させ、空間のアクセントとして取り入れるのもおすすめです。円型テーブルは、用途に応じて脚数を増やしたりと、フレキシブルな使い方が可能です。多様な空間やシーンに対応できるダイニングチェアセットとして、ぜひご検討ください。

ショールームでは、家具の色や張地、レイアウトなどのご相談も承っております。美味しいフレーバーティーを飲みながら、ゆっくりと家具選びをお楽しみください。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
(ショールーム担当:天川 唯)

ご予約はこちらから

MD-1302

MD-905

左:打ち合わせ室で使用されているMD-905ダイニングテーブル。右上:大阪ショールーム展示品のMD-905とチェアMD−901のダイニングセット。右下:カウンターに合わせて使用されているMD-901Aチェア。ユニセックスデザインなので空間を選ばないシンプルなスタイルです。
左:大阪ショールーム展示品のMD-1302テーブルとMD-1301コンフォートチェアのダイニングセット。右上;お客様のご自宅に納品したMD-1302ダイニングテーブル。セットのチェアに限らず、他のチェアと組み合わせもしていただけます。右下:ドレッサースペースにご使用されているMD-1301チェア。用途に応じてさまざまな使い方が可能です。

2025.12.26 DESIGNER

ロサンゼルス巨匠建築の思い出

AD CORE DEVISE DESIGNER COLUMN Vol.175
2025年も終わろうとしています。皆さまどんな一年だったでしょうか?当社にとって今年は設立から40年の節目で、2026年7月から41年目がスタートします。1985年設立から嵐のような毎年でしたが、仕事や人生観を変えるような仕事が何回かありました。その中でもカタログや雑誌広告用の撮影で、スタジオ撮影に立ち会ったことです。1980年代は紙媒体の広告が重要で、広告デザインと合わせ製品写真のクオリティが製品の売れ行きを決める時代でした。若い頃からスタジオ撮影に立ち会って、製品の見る角度や見せ方の重要性を知りました。それはプロダクトのレンダリング(スケッチ)で、かっこよく見せるフォルムバランスの勉強になりました。その後の撮影ではライティングから光で作る陰影で出す立体感、セット写真でのレイアウトのバランスなど、デザインの仕事に役立つことばかりで、毎回、本当に勉強になりました。

2007年から始まったアメリカ西海岸での撮影は毎回、冒険のようで、私自身のデザインにもっとも影響を与えました。アメリカでの撮影を始めるときに幸運だったのが、ロス在住の撮影プロデューサーの靖子さんとの出会いで、ファッションデザイナーや建築家、デコレーターやアートのことにも精通した靖子さんが選んだ家を、ロケハンしたり撮影に使用することができたからです。当社が長く続けていたお客様と行ったアメリカ西海岸建築ツアーも同様で、一般公開されている見せる施設でなく、人が住まういきた住宅や、実際に働くオフィスや使われている建築を見ることで、本当のいきたインテリア空間を感じることができたのが、今の私自身、仕事の基本になっています。まだiPhoneも出ていないGoogleマップもない時だったので、地図片手にレンタカーを運転し、40フィートコンテナに満載した荷物をフォークリフトで荷下ろし、仕分けからトラック積み込み、撮影機材の借り出しして、撮影場所ではオーナーが住んでいる住宅から家具を搬出して、当社の製品を搬入撮影し、終われば元どおりにしてクリーニングする作業は日本でも経験できないことでした。

先日、アメリカの建築家フランク・ゲーリーがお亡くなりになりました。ロサンゼルスのダウンタウンにある、ゲーリーの代表作であるウォルト・ディズニー・コンサートホールの撮影を思い出しました。ステンレス板のバラの花びらが開いたような建物で、近くで見るだけで胸が高鳴るような気持ちになり、内部に入るとダグラスファーの巨木をイメージした内装で、ゲーリー建築に触れながら、ここで撮影できればと思ってしまいました。アウディなどの車メーカーや有名企業が外観で撮影に使っていたことは知っていましたが、大規模な建築を借りての撮影は機材や搬入など人員も大変で、何よりロスを代表するような有名公共建築を当社のような小さな会社が借りることができるのかがいちばん心配でした。しかし、さすが靖子さん、撮影許可はすぐに下りました。それも全館で撮影可能になり、中のメインコンサートホールでの撮影も可能になったのは驚きました。撮影は搬入経路が長くセキュリティが大変で、メインホールではフィルハーモニーのリハーサル中で、その合間をぬっての撮影でした。

1987年にスタートしたウォルト・ディズニー・コンサートホールのプロジェクトは、当初石造りで計画されましたが安価なステンレス鋼に変更されました。それが、逆に特徴的な存在感を出す建築になりました。裏庭には多額の寄付したディズニーの奥さまリリアンの好きだったデルフト陶器の破片で作られたばらの噴水があります。うねるステンレスの板は最初は鏡面でしたが、近隣の集合住宅から反射熱のクレームがあり、バイブレーション加工し艶消しにされました。内部の通路にはその鏡面の名残が残っています。内部での撮影でメインホールでの撮影も許可されましたが、リハーサル中で機材撤去など時間に追われました。メインホールのパイプオルガンの前で撮影は初めてというスタッフに感心されながら撮影したことなど、本当に思い出深い場所です。LAにはゲイリー建築はいくつかあります。2022年にオープンしたディズニー・コンサートホール前にあるホテルのコンラッド・ロサンゼルスや、ベニスビーチにある巨大な双眼鏡のあるビルは街のランドマーク的な建築になっています。

LAのゲーリー建築はほとんど行きましたが、建築ツアーで行きたかったゲーリーの自邸に行けなかったことが心残りです。今年の1月末にロサンゼルス近郊での大規模火災でかなりのエリアが消失しました。Googleマップで見ると訪問した住宅は何件かなくなっていました。その中にノイト設計の住宅があり、貴重な建築が失われたのは非常に残念です。1月末に当社がカタログ撮影で使用した住宅の建築セミナーを開催する予定です。2025年も本当にありがとうございました。皆様良い年をお迎えください。(クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)

左上:手前が2002年開館したウォルト・ディズニー・コンサートホール。向こうに見えるビルは2022年オープンのコンラッドホテル。ゲイリー建築が並んで立っています。右上:ステンレス板がうねる外観で、薔薇の花びらを感じさせます。左下:コンサートホールのエントランスはダグラスファーの柾目突板が使われ空調の穴のある柱が巨大な樹木に見えます。右下:2265人収容のコンサートホール。座席のシートはカリフォルニア州のカラーが使われています。
左:メインホールで撮影のスタッキングチェアのイリス。リハーサル中で椅子など撤去するのに時間を要しました。一番大変だったのはピアノの移動で、元の場所に戻して調律料がかかりました。右上:ステンレスの鏡面板が残る通路で撮影。鏡のような反射は周りに迷惑だったのは分かります。右下:ミニホールでアルコの撮影。自然光が入る場所でした。

2025.12.25 PRODUCT INFO.

MD-1401

クリエイティブ・ディレクター瀬戸 昇が、デザイナーからの視点で写真だけでは伝わらない製品の魅力を動画でお伝えします。
今回はA-modeより、2026MODELのフォーマルで柔らかな印象の中に大人のカジュアルを感じさせるスタイリッシュさを持たせたMD-1401を紹介します。

 

2025.12.25 DESIGN

ウェグナーに見る機能とデザイン

先日、渋谷ヒカリエホールで開催されているハンス・J・ウェグナー展に行ってきました。
北欧デザインを語るうえで欠かすことのできない家具デザイナーであり、その思想やものづくりの姿勢を改めて体感できる展示でした。

ウェグナーは「家具において最も大切なのは機能性である」と語り、特に座り心地や使用されるシーンを強く意識してデザインを行ってきました。ただ美しいだけではなく、人がどのように使いどれだけの時間を共に過ごすのか、そうした視点がウェグナーの家具には一貫していると感じました。その考え方は当社の家具づくりとも重なります。人間工学に基づいた設計はもちろん、機能性を備えたファブリックの選択肢や使用シーンを想定したモジュール構成など、「どのくらい座られる椅子なのか」「どんな場所で使われるのか」を具体的に思い描きながらデザイン・規格化を行っています。見た目の美しさだけではなく永く使うことで初めて感じられる心地よさはその積み重ねこそが、本当に価値のある家具だと考えています。

また当社のトレンドに左右されないデザインには細部への徹底したこだわりがあります。使用する木材の選定、製作工程、さらには輸送コストや製作コストまで含めて考えること。デザインは外側だけを整えるものではなく内側まで含めて設計していくものだと、今回の展示を通して改めて感じました。デザインには国民性も色濃く表れると思います。私が以前デンマークに住んでいた頃、訪れたすべての工房や工場で日本製の鉋が使われてたり、日本の木工技術や家具の美しさに深い敬意を払っている姿が印象的でした。繊細で誠実な日本のものづくりは、世界でも高く評価されています。その中でも印象深かったのがウェグナー作品を専門に製造するPPモブラー社です。当時から使われている型を大切に保管し、現代の技法と組み合わせながらウェグナーの思想を現在へとつないでいます。

1950年に発表されたTHE CHAIRやベアチェアが70年以上経った今もなお愛され続けている理由は、徹底したこだわりが人々に通じているからだと思います。当社の1986年発売のCERVOも同様に人体に沿った設計やスタッキング機能など、考え抜かれたデザインによって現在も多くの場所でご採用いただいています。先日開催した40周年イベントが多くの方にご来場いただけたこともこうした積み重ねの結果だと感じています。

当社はこれからも外側のデザインはもとより、内部構造や細かなディテールに至るまで向き合い長く愛される家具づくりを続けていきたいと思います。ぜひショールームでその座り心地やストーリーを体感してみてください。(開発部 渡辺 文太)

上:ハンスウェグナー展では、コレクションからウェグナーのインタビュー、内部構造に至るまで盛りだくさんの展示でした。下:ウェグナー家具の製造を専門に行うPPモブラー社。お伺いした当時も感じましたが、今回の展示ではよりクラフトマンシップを感じ取れました。
今回の新作で発表したMD-1401、代表瀬戸が何度も何度も工場へ足を運び、細かな形状のデザイン、内部構造に使う部材までもこだわり抜いた新作です。