COLUMN

2024.6.12 SHOWROOM

九州工場に行ってきました

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.441(大阪・心斎橋ショールーム)
当社では年に一度、社内研修の一環として工場研修を行っています。モノ作りの現場を見て自社製品の知識を深め仕事に活かすため、定期的に行っています。今回は九州の工場に行ってきました。

今回の研修で最初に訪問したのが、社員のほとんどが初めてとなる合板工場です。2024年モデルでは、内部構造を国産の100%針葉樹合板を使ったソファを発表しましたが、その合板を製作している工場です。こちらの工場から近くの森林で伐採された杉や檜の針葉樹を使った合板を使用しています。工場では樹皮も燃焼させ熱源に使用し、排煙も二次燃焼させて煙も出さず、環境に配慮されています。環境に配慮した製品を作る工場の中は、とても綺麗な状態にされていました。材料が生産されている背景も知り、ショールームでも自信をもってお客様にご案内ができます。今の時代、モノ作りに携わっている方は地球温暖化に対して責任ある製品作りをしていかなければいけないと思います。当社に限らず環境に配慮した製品、工場が今後増えていけばいいなと改めて感じました。次に、ソファやラウンジチェアを製作している工場にも行ってきました。機械加工で効率化を図ってはいますが、人の手による作業が多く驚きました。職人さんはそれぞれの工程で材料を見極め作業を進めています。自社の家具の材料やパーツに触れ、製作工程も見て、このような構造でソファが製作されていることが理解できとても勉強になりました。当社のものづくりのこだわりがしっかりと伝わっている事を実感しました。エーディコア・ディバイズでは国産材の使用、環境に配慮した製品作りをこれからも大切にしていきます。

工場内の視察だけでなく、工場の方々とコミュニケーションも取ることができ、とても内容の濃い研修となりました。日頃、私たちも製品の中まで見ることがあまりありませんので、今回の工場研修はとても貴重な経験でした。実際に自社の商品を製作している現場を見てとても勉強になり、ひとつひとつ丁寧に作られているということを、ショールームの接客でもお客様にご案内させていただきたいと思います。皆様のご予約・ご来場をお待ちしています。
(ショールーム担当:天川 唯)
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左上:合板の材料になる木、丸太を保管している場所です。右上;丸太の木の皮をむきやすくするため蒸煮室で温めています。右下:排煙も二次燃焼させて煙も出さず、環境に配慮されています。
左上:2024年新作モデルNC-075ソファの中の構造です。右上:NC-016ソファの背の部分の構造。右下:ソファ座面裏の構造。あさがおバネは上の部分は太い輪で下にかけて小さい輪になっています。そのため、座っても下の輪が固くなっているため支えられるように設計されています。

2024.5.30 DESIGNER

適正価格をロサンゼルスで考える

AD CORE DEVISE DESIGNER COLUMN Vol.156
ミラノから帰った翌週にアメリカ、ロサンゼルスへ行ってきました。敬愛するプロデューサーYASUKOさんの日本帰国が1年伸び夏までになるという事を聞き、最後の建築取材チャンスとして行ってきました。カタログ撮影が始まったのは2008年で、2年に一度の撮影とそのロケハンや毎年開催していた建築ツアーで30回以上ロサンゼルスを訪れていて、住宅では250ヶ所以上を取材してきました。今回は一年ぶりのロスで、いつものようにレンタカーを借りて、住宅だけでなく、話題のホテルや高級スーパーマーケットも見てきました。

今回、アメリカでの物価上昇は驚きました。特に驚いたのは、ウエストハリウッドでのホテル駐車代が昨年の$55から$65になり、TDMという宿泊税はヨーロッパでも徴収されるので納得できますが、市職員を守る税/City Warker Protection$10やアーバンアメニティ料$35などというホテル代に入っているのでは?という料金が別になり毎日徴収、それぞれ課税され、ホテル予約サイトで予約した金額以外が30%以上現地で取られるようになった事です。毎日清掃してくれない部屋のホテル代も上昇し、レンタカー代やガソリン代の上昇も少し驚きます。現地での飲食などの滞在費は昨年も上昇していたので、覚悟はしていましたが、それを上回りました。アメリカでは必須のレンタカーに必要なガソリンのレギュラーがウエストハリウッドでは$6.5でロス市内の多くは$5.5でした。1ガロンは3.78リッターなので、1リッターで1.45ドル(約230円)と日本よりかなり高く、円安でも日本よりかなり高い金額です。

レストランチップはヨーロッパではそんなに気にしなくても良かったのですが、ロスでは驚く上昇して、高くても18%だったのが、今は通常20%で高級店では25%になっていました。もっと驚いたのが、サービスを受けないテイクアウトの店でも支払いの画面にチップが15%、18%、20%と選ぶ所があり何のチップ?と思いましたが、支払う本人を前にしてノーチップのボタンを押すのに躊躇しました。それがレストランでは請求明細の下に18%=$⚪︎、20%=$⚪︎、25%=$⚪︎とそれよりも高く明記してあり、税金と合わせると30%以上プラスされた金額になってしまいます。現地の方に聞くと、レストランチップ%が上がっているけど、持ち帰りの支払いでの画面にチップが表示されるようになり、みんな驚いていていて、笑顔だけもお金取られるようになってしまったと、、。物価が2倍になったが、所得も2倍なので、生活は変わった印象は無いが、所得上昇が低い移民や低所得者は困窮しているとも聞きました。

ロスでは話題になっているセレブ御用達の高級スーパーのErewhon/エレウォンへ行ってきました。ロスといえばオーガニック系スーパーマケットが人気で、一番安いのがプライベートブランドを多く販売しているTrader Joe’s/トレーダー・ジョーズで、エコバッグが人気で日本でも持って歩いている人を見かけます。その上には大店舗展開するWhole Foods/ホールフーズがあります。価格的には物によりますが、同じ石鹸や水ではトレーダー・ジョーズが1とするとホールフーズが2倍、エレウォンは3倍〜5倍という感じの値付けです。日本では同じ品物ではメーカーが決めた希望小売価格が上限で安いスーパーでも半額にはなっていません。海外では値決めは販売店が決めるので、同じ物でも価格もまったく違う事が普通ですが、エレウォンは別格で、そこまでの差は見た事がありません。

エレウォンはロサンゼルスに本社があり、8店舗展開する高級スーパーマーケットで、1966年に日本人の久司道夫とアメリカ人の2人がボストンで設立しました。久司道夫はマクロビオティックの先駆者で発展普及にも努めた方で、ボストンの1店舗だけの店でしたが、2011年にトニー・アントッチが買収して健康食品に特化した店舗をロサンゼルスを中心に展開をしています。フェアファックス、シルバーレイクやカルバー・シティなど若いお金持ちが住む街にあり、店の大きさはトレーダー・ジョーズ位の店ですが、狭い通路に商品がぎっしり整頓されて置かれていました。訪問した店はカルバー・シティのアマゾンスタジオ近くに2022年出店した店です。カルバー・シティはロサンゼルス空港やベニスビーチにも近く、アマゾンやグーグルやアップル社のロス本社があるエリアで、若いIT長者があつまる場所です。

エレウォンはヘイリー・ビーバー(ジャスティン・ビーバーの妻)などとコラボが有名で、ヘイリーレシピのスムージーなど人気です。また、昨年前のロスでのバレンシアガのファッションショーでエレウォンのペーパーバッグやドリンクを持って歩かせるなど、セレブやインフルエンサーなどへのPRも力を入れており、その人たちに憧れる若者に人気になっています。ちょうど昼頃という事もあり、エレウォンが入る建物の周りの外でエレウォンのロゴが入ったドリンクでランチする若者が多くいました。中に入ると、商品が生き生きとして見えます。照明の当て方と彩りが良いのでしょう。野菜売り場で取るのをためらう位きっちり整理と彩を考えた陳列で、エレウォンマークの入ったドリンクやナッツ類など隙間無く置かれています。一番驚いたのは、置かれた商品のマークや名前が前を向いて整理されていて、日本のスーパーでも見ない置き方です。商品の置き方を感心しながら、値札を見ると16オンス/450ccのジュースが11〜15ドル(2,000円〜)450ccの水$2.99(520円)56g入トルティーアチップス$7.99(1,400円)ランチサラダ20ドル(3,500円)12個入りトイレットパーパー$17.99(3,200円)と手が出る物がありません。

エレウォンオリジナルの瓶入りのジュースは上記の金額に瓶代$3(500円)の保証金が必要で返却すると返金されます。なので、ドリンクやナッツ類は購入時に保証金がかかります。(年間$200支払うエレウォン会員になると10%割引になる)最初に書いたヘイリーがコラボ開発したストロベリー・グレイズ・スキン・スムージーは20オンス/562cc$19(3,300円税込)です、、。外で食べている若者のランチは6,000円以上はしているのでしょう。中を見ながら歩いていると、何かお手伝いしましょうか?お困りの事はありませんか?と銀座のデパ地下にも無いようなスマートな接客です。ここまでするからこの値段なのかと少し納得です。でも、コットンのエコバッグが$50(8,700円)で少し良いエコバッグが$135(23,500円)とはエコバッグではないよな、、と思いながらスムージーコーナーを見ると、意識高い系に見える若い人が並んでいました。

金額を見ると買う気にならなかった自分の経済感覚では、エレウォンの良さと売れている理由が見つからなかったので、YASUKOさんの友人でゴールデングローブ賞の審査員をしているYUKIさんにエレウォンの事を聞くと、エレウォンのマークが付いたドリンクを持つ事がカッコ良く思い、自分はこれを買えるだけの収入があるんだとファッション感覚で見せたい人で、$20のドリンクを高いと思わない意識高い系の人が買うんでしょうね。セレブの中にはエレウォンに行った?値段見た?、誰々の親が子供にエレウォンカードをプレゼントしたんだってと、笑い話になる位だからセレブでも経済感覚のある人は行かないし、私は同じ品質の物が1/3以下で買えるトレーダー・ジョーズに行くわ、、と。綺麗な陳列の事を聞くと、たしかに綺麗だわ、でも、あれだけのお金を取るのだから当たり前よね。と手厳しいい答えでした。ディーン&デルーカやスタバが日本に入ってきた時に、バッグやマグカップを持った若者が多かった事を思い出しました。今回、行ったスーパーではトレーダー・ジョーズが高年齢層が多く、ホールフーズでは中年齢層、エレウォンは若年層と来客層が違う事は感じ取れました。適正価格をお客様層によって変えるのがアメリカです。

今回、取材に回った住宅は業者向けのオープンハウスで30億から50億の金額が付いていました。こんな家で生活する人にとってはエレウォンで買うスムージーなど金額は関係ないんだろうなと、思いながら取材を続けました。円安もありますが、ベルエアやビバリーヒルズの邸宅街を車を走らせながら、アメリカの富裕層人口は世界一なんだなと思いました。庶民の私にとっては、In-N-Out Burger /イン・アンド・アウト・バーガーのチーズセットが値上がりして$8.55(1,500円税込)なっていても、この品質でこの金額ならOKだなと勝手に納得、、。でも、日本がんばれ!と心の中では叫んでいました。来週はミラノレポートが開催されますが、8月には今回のロスの取材をお伝えします。お楽しみに!(クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)

左上:カルバー・シティのエレウォンの入口。シンプルなロゴがあるだけで、スーパーマーケットらしい商品は置かれません。右上:レジカウンター。スーパーによくある一列ずつのレジでなく、オーク材の腰壁が取り囲みカフェカウンターのように作られています。左下:エレウォンではフードコーナーが充実していて、オーガニックのサラダやスムージーが提供されます。中に働いている人が本当に多い。右下:野菜コーナーもぎっしり整理して置かれ、取るのに躊躇するくらいです。
左上:オーガニック系のジュース類の多くの種類はエレウォンブランドではありませんが、全てのブランドのロゴが同じ方向を向いているのは驚きました。また、すぐに補充されるので、隙間がありません。右上:野菜コーナーはぎっしりですが、棚下の照明の当て方が上手で新鮮に見えます。左下:瓶に入るエレウォンオリジナルの瓶詰めのスープ類。整然と綺麗に並んでいます。右下:オリジナルの瓶に入るジュースとナッツ。ビン類は1個3ドルの保証金が別にかかります。右のハードコアグリーンジュース450ccは$11でそれに瓶デポジット$3と税金がかかり$15,4(2,433円)になります。ナッツは337グラムの中瓶で$14+$3+税=$18.7(2,954円)です。オリジナルだと通常大手メーカーより安くなりますが、逆に倍近くの金額です。

2024.5.29 DESIGN

流行に左右されないデザイン

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.145
昔も今も芸術やファッション、デザインやインテリアに至るまでイタリアからの情報発信が世界に大きな影響を与えています。家具やインテリアの世界では先日開催されたミラノサローネ国際家具見本市が世界的なインテリアの情報発信源になっています。今年はこれまでの来場者数の記録を更新し、過去最高の集客を達成したようです。7割が国外からの参加者ということからも世界規模のデザインイベントだということが伺えます。世界のインテリアの動向を左右するこのイベント、視察してきた印象を少しだけお伝えしたいと思います。

エーディコア・ディバイズのブランド「AD CORE 」の製品には、イタリアのデザインに敬意を評してイタリア語で製品名を付けています。日本の伝統美や技術力を活かした製品作りを目指しながら、それだけイタリアのデザインを意識していました。エーディコア・ディバイズとして新たにスタートした90年後半からは、ミラノサローネを視察した後に新製品の開発に取り掛かるルーティンが定着しました。ややもすると「サローネで視察した情報を活かした製品作り」と思われがちですがそうではありません。巨大なトップメゾンが提案するデザインを当社が追従してもあまり意味がありません。今世界で流行しているデザインを注視しながら、それとは違ったアプローチを提案をするためにサローネ視察を重ねてきました。過去最高の来場者を記録した今年のミラノサローネですが、人気のブランドのブースやイベント会場には、以前はあまり見られなかった入り口の大行列がたくさん見受けられました。近年はネットやSNSのさまざまな情報がリアルタイムで飛び交うためか、人気のイベントに集客も偏ってしまうのかもしれません。事前登録をしないと入場できないイベントも増えていたのですが、今回も瀬戸の超綿密なスケジュール管理のおかげで、効率よく世界のトップメゾンの展示を見ることができました。世界のトップブランドの展示やインスタレーションは、デザインや製品の仕上がりも素晴らしくインテリアの展示も目を見張るものばかりでしたが、今年のミラノサローネは協調して大きな流行を作り出すようなトレンドを見て取ることができました。

大きなトレンドとなっているアイテムは、スクェアで重心の低いシステムソファ、扇型に組み合わせるソファ、有機曲線でデザインされた雲のような形のソファや丸みを帯びたコンパクトなラウンジチェア等々。白を貴重としたブークレ調のファブリックを用いて柔らかなラインを醸し出す製品も多く見られました。これって・・・エーディコア・ディバイズで昨年、一昨年に発表した製品アイテムではありませんか!!メインストリートとは違ったアプローチをしてきた当社でしたが、ここに来て時代の潮流に合い始めてきたのでしょうか?(確かに一昨年から昨年発表した製品は、たくさんのご注文をいただいております)まだ製品をご覧になっていない方は各ショールームに展示がございますのでぜひご覧になって下さい。サローネのデザイン流行をジャパンメイドの製品で見ていただけると思います。

注目のミラノサローネでは、デザインの他にも素材使いの面白さや歴史的アーカイブの復刻、ファッションやモーターサイクルとのコラボレーションなどたくさんのイベントがありました。そんなサローネの模様は来月開催しますオンラインでの「プレミアムセミナー  ミラノデザインウィークレポート」で詳しくご報告する予定です。ご登録いただいての参加となります。まだ若干空きがございますので皆様のご参加お待ちしています。(開発 武田伸郎)

左:FIERA会場の某ブランドブース前。朝一番で並んだのですが、あっという間にこの行列。人気ぶりが伺えます。 右:今年は家具の見本市とキッチン展のEuro Cucinaが同時開催。食を絡めた展示やイベントがFIERA会場やミラノ市街で賑わいを見せていました。
今年のミラノサローネは、昨年・一昨年に当社で発表したデザインアプローチのアイテムが主流になっていました。左上:2022年モデル A-mode MD-1301 と MD-1302 丸天板に支柱タイプの一本脚テーブルと丸みを帯びた脚を持たないシェル型のチェア 左下:低くて柔らかなフォルムのボリューミーなシステムソファはAD-229 のMASSA  右上:昨年発表したMD-3211 は扇型にも組めるシステムソファ 右下:有機的なフォルムのキドニーソファ NC-075。今年のサローネでは様々なタイプが提案されていました。

2024.5.28 PRODUCT INFO.

ZEFFIRO AD-911・912・913

クリエイティブ・ディレクター瀬戸 昇が、デザイナーからの視点で写真だけでは伝わらない製品の魅力を動画でお伝えします。
今回はAD COREより、メープル材の全身を流れる潔いライン、柔らかに繋がる曲線と面のダイニングチェアのAD-911・912・913 ZEFFIROを紹介します。

◾︎ ZEFFIRO AD-911・912・913 CHAIR 製品ページ

2024.5.23 SHOWROOM

ダイニングチェア選びのポイント

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.440(東京・広尾ショールーム)
ダイニングスペースは、食事をしたり団欒をしたり、勉強や作業など一日の中でも多くの時間を過ごす場所です。その中で最も大切なのは、いかに快適に過ごせるかです。そのためには、座り心地がよく長く使い続けられ飽きのこないチェア選びが大切です。今回は、サイズとデザインを選ぶポイントをご紹介します。当社では、人間工学に基づいた家具の設計を行なっていますので、ベストなチェアを選ぶポイントをご案内したいと思います。

まずは、サイズ選びについてです。ダイニングチェア選びの基本は、身体に合ったサイズを選ぶことです。まずは、足が床にきちんと着くか確認します。座った時に身体のどこかに圧迫感や窮屈感があるかもチェックしてください。足が着かなかったり、太ももの裏に圧迫感を感じるような時はサイズが合っていないかもしれません。また、チェアの高さやサイズも重要ですが、テーブルとの高さのバランスもとても大切です。一般的なテーブルの高さは、テーブルトップと座面との差が27〜30cmといわれています。チェアに座って軽く脇を締めてテーブルに手を下ろした時に、肘の角度が90度位になる高さが適しているといわれます。間隔が狭いと食事や作業をする時に前屈みになり、良い姿勢がキープできません。また、間隔が広すぎると食事や作業をする時に腕や肩が上がってしまうので、疲労感を感じて快適とはいえません。当社では、木製脚の製品は脚をカットして高さを調整することが可能ですので、ご案内の際にアドバイスさせていただきます。

また、ダイニングチェアは大きく分けてアーム付きとアームのないサイドチェアタイプがあります。当社でも多くの場合、同じデザインで両方のタイプを用意しています。アーム付きタイプは、肘を置いて楽な姿勢をとることができるので、ゆっくりくつろぎたい方にお勧めです。サイドチェアタイプは、チェアを大きく引かなくても出入りができますので、限られたスペースに置く場合などにお勧めです。そして、背もたれの高さや形状は空間の見え方やくつろぎ方に大きく関わってきます。ローバックタイプは、圧迫感がないのでお部屋が広く感じられ、背もたれが邪魔にならないので食事のサーブなどもスムーズに行えます。ハイバックタイプは、背中全体が支えられ身体をあずけて楽に座れます。ダイニングチェアは多くのタイプがありますので、使い勝手やお好みに合わせてお選びください。

その他にも素材や張地選びなど、快適なチェアを選ぶには様々な要素があります。ショールームでは、人間工学に基づいて設計されたチェアの座り心地を、実際に体感していただけます。アドバイスもさせていただきますので、ぜひショールームにご来場ください。
(ショールーム担当:西條 恵理)
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左:アメリカン アール・デコをイメージしたフォーマルなチェアNC-061A。セミラウンジサイズのコンフォートチェアで、ゆったりとしたサイズです。 右:ミドルバックの背のチェアMD-901。アーム付きもアームレスのタイプもゆったりとした座面で、包み込まれる印象です。
左上:スクエアなフォルムの中に柔らかなファブリックのライン、ゆとりのあるサイズ感と上質な座り心地のダイニングチェアMD-101。 左下:ゆったりとしたダイニングシーンやオフィスチェアとして長時間快適にお使いいただける、ローバックのコンフォートチェアMD-1201。 右:チェルボシリーズの中でも、エグゼクティブバージョンとしてハイバックスタイルにしグレードアップしたデザインのCERVOⅢ(AD-041)。