COLUMN

2023.1.25 SHOWROOM

2023トレンドカラーとインテリア

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.392(東京・広尾ショールーム)

10年に1度と言われる大寒波が訪れ、身の引き締まる寒さが続いております。季節は冬本番ですが、少しずつですが春の兆しも感じられ明るい気持ちになりますね。春の訪れとともにファッションやメイクなど、トレンドカラーを意識する季節になります。毎年、アメリカのPANTONE社から発表される「カラー・オブ・ザ・イヤー」ですが、2023年のテーマカラーはパワフルなエネルギーに満ち溢れた「Viva Magenta(ビバ・マゼンタ)」という深みのあるマゼンタレッドが選ばれました。

躍動感のある深みを帯びた赤色の「Viva Magenta(ビバ・マゼンタ)」は、世界でもっとも明るい天然染料のひとつである「コチニール」に着想を得た鮮やかな色で、PANTONE社は、この色をインテリアに取り入れれば、空間に興奮とドラマを吹き込み、ダイナミックな活力を与えてくれるとしています。一見、インテリアで使うには勇気が入りそうですが、少量の使用でも空間に華やかさを与えてくれる色なので、リビングのソファに置くクッションに取り入れたり、壁に飾るアートに取り入れても効果的です。アクセントウォールやソファのような大きな家具で取り入れるとさらに印象的な空間になります。また、他のカラーとの相性も良くモノトーンに合わせるとスタイリッシュな印象になり、反対色に近いグリーン系やベージュ系と合わせることでビバ・マゼンタのクールさを際立たせます。2020年のカラー・オブ・ザ・イヤーの「クラッシック・ブルー」と組み合わせても、深く落ち着いたコーディネートが楽しめます。エーディコア・ディバイズの規格ファブリックでは、やや落ち着いた色ですがラスターモケットのバーガンディー(LMS-9)やカレイドジャガードの(KJ-6)などをクッションやパーソナルチェアで取り入れると、落ち着いた個性のあるアクセントになります。

ビバ・マゼンタは、新しい時代を前向きに進んでいくポジティブな気持ちを後押ししてくれるような色です。ぜひ、インテリアにも取り入れて新生活をスタートしてみませんか?エーディコア・ディバイズの各ショールームでは、皆様からインテリアのご相談を承っております。理想のお部屋のイメージ写真や図面などございましたら、ぜひお持ちいただきショールームにご来場ください。現在ショールームでは、感染防止対策を行い完全予約制でご案内させていただいております。皆様のご来場をお待ちしております。
(ショールーム担当:西條 恵理)
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左:クラシック・ブルーのソファに合わせるとシックで落ち着いたコーディネートが楽しめ、アクセントになります。 右上:白やアイボリー、ナチュラルな色との相性も良く、アートなどで取り入れると淡い空間が引き締まります。 右下:ビバ・マゼンタはモノトーンとの相性も良く、ダークグレーのソファにラスターモケットのバーガンディー(LMS-9)のクッションを合わせるとスタイリッシュな印象になります。

2023.1.24 SHOWROOM

ショールームで家具選び

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.391(名古屋・栄ショールーム)

2023年がスタートしました。これからの新生活に向けて家具のご検討をされている方も多いのではないでしょうか。そんな皆様のインテリアプランにお役立ていただけるように、今回はショールームでのお打ち合わせの流れと合わせて、人気のダイニングセットをご紹介をします。

ショールームでお打ち合わせの際は、お客様のお部屋のイメージやお好みをお伺いして理想のお部屋づくりのご提案をさせていただきます。製品については展示品はもちろん、ホームページで製品写真、納品例写真などもご覧いただきながら、それぞれの特徴などをご説明させていただきます。展示しているチェアやソファなどは、実際に座ってご体感いただくことで、座面の硬さや床から座面までの高さの違いなどを感じていただけます。また、テーブルなどの木部の質感なども確認いただけるので、より具体的に家具の出来上がりをイメージしていただけます。製品が決まりましたら、次はカラーの選定です。塗装色や張地など一つずつ仕様を決めていきます。たとえ同じ家具でも塗装色や張地によって全く印象が変わります。色々な組み合わせを試してオンリーワンの家具作りをお楽しみください。ショールームでは人気のモデルを展示をしておりますので、ダイニングセットを2つご紹介します。

一つは、2023年モデルのMD-1302セットです。70年代を意識した、どこか懐かしい印象のダイニングセットです。円卓に合わせたチェアも丸みを帯びた温かみのあるデザインで、ご家族と顔を合わせながらの団欒にぴったりのデザインです。そしてもう一つは、MD-905のダイニングセットです。栄ショールームに展示しているセットは木部、張地共に明るい色で清潔感とラグジュアリー感のあるコーディネートです。オプションでハンドルをつけたり、生地を張り分けたり、カスタマイズもし易いチェアが人気のセットです。

ご自宅で家具選びを楽しめるようショールームでは、ミニカタログをお渡ししています。スタイル写真のページなどインテリアの参考にもなりますので、ぜひお近くにお越しの際は各ショールームへお立ち寄りください。皆様のご来場お待ち致しております。(ショールーム担当:水野 未佳子)

左:MD-905ダイニングセット。楕円型の脚部がすっきりとしながらも優美な印象です。 右:2023MODELのMD-1302ダイニングセット。丸い柔らかなフォルムが団欒の会話を弾ませます。
左:お好みの木色・張地でコーディネートをお楽しみください。 右:ショールームの桜もほころんできました。春もすぐそこまで来ていますね。

2023.1.13 SHOWROOM

新生活の家具選び

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.390(大阪・心斎橋ショールーム)

新しい年が始まりましたが最近は、冷え込みが厳しくなってきました。暖かくなる季節が待ち遠しい時期ですが、春には新生活を迎える方が多いと思います。今回は、お引越しや家具を新調される予定がある方のご参考になるように、エーディコア・ディバイズのブランドをご紹介いたします。

エーディコア・ディバイズの製品は、「A-mode」「AD CORE」「NEO CLASSICO」「PMMA +Wood」の4つのブランドで構成されており、様々なテイストのデザインがありますので、幅広いインテリアスタイルからお選び頂くことが出来ます。例えば、二世帯でのお住まいの場合、子世帯はカルフォルニアスタイルをイメージした「A-mode」やイタリアンモダンを意識した「AD CORE」でまとめ、親世帯は上質でクラシカルな「NEO CLASSICO」など、異なるスタイルでコーディネートする事が出来ます。当社の製品の中からお選び頂くと、同じ空間に異なるブランドを組み合わせていただいても、色味や素材に違和感なくコーディネートできます。また、「一度商品化した製品は廃盤にしない」をコンセプトの一つとしていますので、生活スタイルの変化にともない、20年前にご購入いただいたチェアを今年、追加購入いただいたお客様もいらっしゃいます。ソファやチェアの張地の張り替えも可能ですので、これから先何年、何十年も使用していただけます。新生活を機にご自身だけのお気に入りの家具を見つけてみてはいかがでしょうか。

家具の色やコーディネート、お部屋の雰囲気を変えたいけどどうしたら良いか分からないなどお悩みがございましたら、ぜひショールームにご来場ください。お客様に満足していただけるようご提案させて頂きますので、皆様のご来場心よりお待ちしております。(ショールーム担当:天川 唯)

ブランドごとのご紹介です。 左上:【AD CORE】 SOTTILE・CERVOⅢ ダイニングセット 右上:【A-mode】MD-110 ソファセット 左下:【NEO CLASSICO】009-MODEL ソファセット 右下:【PMMA +Wood】PLUM CORE・PLUM リビングセット
左上:【A-mode】MD-1201・MD-1202ダイニングセット。シンプルに軽快感を出し、様々なインテリアシーンにお使いいただけます。右上:【A-mode】MD-1105ソファ。 左下:【NEO CLASSICO Heritage】NC-052・NC-051ダイニングセット。右下:【NEO CLASSICO Heritage】NC-046ソファ。スクエアなボックス形状のフォルムは空間に安定感を、アームから背につながる柔らかなカーブは、空間に優しさと華やかな美しさがあります。

2022.12.23 DESIGNER

ロサンゼルス住宅のハイエンドとは

AD CORE DEVISE DESIGNER COLUMN Vol.139
今年も終わろうとしています。寒さも増し白い息が目立つようになってきました。皆さんにとってどんな一年だったでしょうか。私自身は久しぶりの海外取材に行く事が出来ましたが、来年早々のアメリカ西海岸セミナー用のために、久しぶりに大量の写真編集に追われています。今回は9月にアメリカで2年半ぶりに取材した13件の中から、不動産販売のオープンハウスの3件と不動産仲介会社事務所での模様をお届けします。今まで、実際に使われている住居やオフィスの取材は2百件以上してきましたが、販売目的のオープンハウスを取材したは初めてです。それも今まで取材してきた中で規模も金額も最高額で、ベルエアのマンションというレベルは初めてでした。

撮影でお世話になっているウエストハリウッド在住のYASUKOさんが住宅を売りに出すために、依頼されている不動産仲介会社に取材に行き販売手法を聞きました。そこは2011年に設立したアメリカ最高級不動産会社で、現在では6兆円以上の取引をする企業になりました。その設立メンバーの1人のブレアさんという方は、YASUKOさんがファッション写真のプロデュースをしていた時にモデルで何度か仕事を依頼した事があり、その後、インテリア業や不動産業をされ今の会社を設立しました。その関係でYASUKOさんも自宅の販売を彼に任せる事になりました。ビバリーヒルズのオフィスを訪れましたが、ビバリーヒルズコップの映画の舞台になった市庁舎から近く、グーグル社も入っている新しいビルのワンフロアのオフィスでした。

その不動産仲介会社は、個人で不動産業を営んでいる人が登録する会社で、世界に30を越えるオフィスがあり、事務所スペースの提供や個人と物件のホームページ掲載や、不動産の写真や動画の撮影などの環境提供がされ、個人では取引できない高額な信用保証など、高額物件での販売に必要な条件が備わっていて、現在でもエージェントの数が増え続けています。インタビューした中で、そうだなと思ったのは、高額物件を販売する為の工夫で、今までは家をそのままの状態で販売をするか素材のみ新しく改装して、不動産情報誌やネットに掲載する中古住宅の売り方だったのを、インテリアをデコレーターに依頼し、プロのカメラマンでの撮影を行い、ネット掲載はもちろんですが、物件によってはハードカバーのパンフレットを作成して、イメージで付加価値を高める事をしている事でした。

その不動産仲介会社は、彼がモデル時に登録していたモデルエージェンシーのようなスタイルで、モデルの付加価値を高めるためにプロのカメラマンに撮影するなどその頃の経験が生かされているようでした。それだけ、高額物件になると実入りも大きいが、そのためにも手間を惜しまないという事なんでしょう。不動産仲介での様々な手法の中で一番大切な事はなんですか?と聞くと、信用はもちろん一番大切だが、お客様の物件をより良く見えるように価値をつける事が大切で、それをPRする写真が重要との事で、ホームページ上の写真も静止画から動画で見せるようになりイメージ撮影などもとても大切になっていると。高額物件を欲しがるユーザーに対してのテイストや見せ方に柔軟に変化させる事も重要との事でした。やはり高額な物を販売するためには様々な努力が必要なんですね。

今回、1月のセミナーでお見せするのは、彼の仲介する不動産では比較的低価格の5億円の1920年代のアメリカン住宅。今まで取材した住宅の最高額になる60億のベルエアのモダン住宅までの3軒をお届けいたします。2軒がリノベーションされた物件で1軒は新築物件です。どれもインテリアデコレーションは完璧です。今のロサンゼルスで取引されている初夢のようなハイエンド不動産物件をご覧になりませんか。お楽しみに!(クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)

左上:ビバリーヒルズにあるブレアさんのオフィスのあるビル。同じビルにグーグル社とアメリカ大手タレント事務所のUTAが入っています。左下:オフィス内は各エージェントのオフィスが並び、その周りにスタッフの机が並びます。右上:共同経営社のBLAIR CHANGさん。中国系アメリカ人でモデル出身の現在42歳。訪問した時はフロリダからの出張帰りで忙しい中インタビューさせていただきました。日本の雑誌のGQ JAPANにも取材を受けた事があります。右下:現在の売り出し物件で、住宅販売雑誌の中でも目立つ写真です。金額はなんと7,000万ドル、日本円で95億円。
左上:彼が手がけた住宅のパンフレット。ハードカバーの本で高額物件は毎回作成しているそうです。左下:小さなパンフレットは昨年販売した彼の日本円で35億円の物件です。右上:不動産情報誌です。この中にもハイエンドな住宅が沢山掲載されています。右下:一般的な掲載写真はブレアさんの会社の写真とはレベルが落ちて良くみえません。それでも200万ドルから500万ドルするのですが、、。それ以上の物件となると見せ方があるのでしょうね。

2022.12.22 DESIGN

メイド・イン・ジャパンのエーディコア・ディバイズ製品

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.128
いよいよ押し迫ってきました2022年、暖かい冬が一転して厳しい寒さと記録的な積雪で一気に本格的な冬に突入した感があります。今年も様々なことがありましたが、新型コロナウイルスの感染が始まって3年、完全な収束には至っていませんが世界的にも感染防止の制限も緩和されてきて徐々に以前の生活に戻りつつあります。そんな中、製品確認と品質管理の工場検査と合わせて山形の工場へ行ってまいりました。日本海側は大雪で荒れた空模様でしたが、天候も思いの外安定していて無事工場へお伺いすることができました。

お伺いした山形の工場は、エーディコアブランドの創立時からのお付き合いのある工場で、独創的なエーディコアデザインの製品開発から製品化まで協力いただきながら関係性を築いてきました。今まで例のなかったアッセンブリーシステムの家具や難易度の高い加工をトライしながら(時にはデザイナーの瀬戸の無茶なリクエストに応えながら)技術を磨き素晴らしい家具を創り続けている工場です。優れた加工技術もさることながら、当時の家具作りの常識を覆す「受注生産システム」も、エーディコア製品から始めたシステムです。無駄なものは作らずお客様のご希望に沿った製品を必要な分だけ創る、現代のSDGsのスピリットに通じる取り組みを30年以上前から取り組んでいました。

新型コロナウイルス感染の影響やロシアのウクライナ侵攻の影響など、流通の混乱や資材不足、あらゆる資材高騰の影響を受け、モノ作りの世界では様々なダメージを受け現在でもその影響は続いています。コスト削減のために海外生産にシフトした資材や製品が入手できなくなり、今後の見通しも立たないような状態が続いています。自動車や電化製品でも何年も待たなければ入荷しないような事態も起こっています。インテリア業界のお客様からは「海外の製品が入荷しない」「需要があるのに生産の見通しが付かない」という声がたくさん上がっています。輸入家具の場合、半年待ちやそれ以上納期がかかる場合もあるようですが、当社の製品は全て国内で生産しています。昨今の様々な混乱の中、これまでと変わらない対応をしてまいりました。製品アイテムにもよりますが、受注生産システムにより2週間〜4週間の納期をいただければお届けが可能です。早期に情報をいただければ短納期でも対応は可能になります。今回の工場訪問でも受注から納期対応についても打ち合わせを行ってきました。

2023年は感染防止の制限も緩和され景気も本格的に回復してくると思われます。これから春先に向けてインテリア業界の需要期に入りますが、今後もしばらくは様々な混乱が予想されています。進行中のプロジェクトやご検討中の物件にメイド・イン・ジャパンのエーディコア・ディバイズ製品を是非ご検討下さい。今年も大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。(開発 武田伸郎)

左上:MD-1202ダイニングテーブルの脚部パーツ。ホワイトアッシュ材を削り出し、精密な加工でシンプルなフォルムでも強度と安定感を持ったテーブルです 右上:高度に機械化された工場でも、椅子やソファの張り込み仕上げは職人の手によるもの。1脚1脚仕上げていきます 左下:家具を作る上で最も大切な資材。成形合板用の資材倉庫は、昨今の資材不足と材料高騰の影響で木材の確保が非常に難しくなっています 右下:今年発表した2023年モデル MD-1301チェアの成型合板シェル。製品準備を着々と進めています
訪問当日の工場からの風景。深々と降りしきる雪景色・・・画像で見るととても綺麗ですが・・・。現場は足元から冷えてきて厳しい寒さが身に沁みます。