COLUMN

2014.6.29 DESIGN

社員一同、製作現場を見てまいりました。

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.26
先日、全社員で工場研修会にお伺いしました。当社では年に一度、社内研修の一環として工場研修を行っています。モノ作りの現場を見て自社製品の知識を深め仕事に活かすために定期的に行っています。今回は、昨年から生産のお願いを始めた工場もある事から、九州地区の工場を廻ってきました。

工場研修では、感じてほしいポイントが3つあります。1つは、製品作りにどれだけ手間が掛かっているかです。機械加工で効率化を図ってはいますが、人の手による作業が多く「手加減」が仕上がりを決定します。「木」という天然素材を扱うため、工業製品のように均一な資材を精度良く加工すれば良いという訳にはいきません。通り一遍な作業では同じに仕上がらない事も手間の掛かる理由です。職人さんはそれぞれの工程で材料を見極め作業を進めています。
2つめは「材料」です。天然木とはどんなモノか、どれだけ貴重でかつ繊細な素材なのかを実際の材を交えて説明いただきました。。一山から色が合う材料はほんの一握り。人間のほくろやシミのように斑模様や節痕もあります。1枚の板に同じ塗料を塗っても場所により色が変わったりします。木目の並びや色味のバランスを見て材料を組み合わせるのですが、そこも職人さんのセンスの見せどころ。そして、もう一つ重要な事が現場の方との交流です。通常は電話でのやり取りだけで、直接お話しする事がありません。特に現場で働いている方とはお話しする機会は殆んどありません。今回は、初めてお伺いするスタッフも多かったのですが、工場の皆さんにとてもオープンに受け入れていただいて、色んな方とたくさんお話が出来ました。社員も皆さんのモノ作りに掛ける思いや人となりを、少なからず理解出来たように思います。

通常の業務に戻っても、電話口の向こうにはたくさんお話が出来たスタッフの方の顔が浮かんできて、今まで以上にやり取りがスムーズになってるような気がしました。今回、時間を割いて対応いただいた工場の皆様には本当に感謝しております。ありがとうございました。これからもよりたくさんのお仕事をお願い出来るようにがんばります。
(エーディコア・ディバイズ 企画開発/武田伸郎)

椅子、ソファを製作する工場を見学です。
材料の吟味や加工の勘所。熱心に耳を傾けます。

2014.5.25 DESIGN

今回は「Happy」な話題をお届けします。

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.25
AD CORE 主催の「アメリカ西海岸インテリア視察ツアー」の募集がはじまっていますが、皆さんチェックいただいていますか?最近は雑誌やメディアをはじめ西海岸の情報が本当に目立ちます。ファッションやカルチャーからライフスタイルまで「快適さ」をコンセプトにした西海岸スタイルが主流になっているようです。

前述のインテリア視察ツアーは、AD COREのカタログ撮影をLAで行うことがきっかけでした。撮影場所を決めるために色んな場所へ行きました。車での移動になるのですが、朝晩ランニングをしたりもするので車での移動とは違った視点で色んな通りを見て廻っています。(それがまた新鮮!)そんなLAを心行くまで堪能出来る動画を最近瀬戸に教えてもらいました。世界中で大ヒット中の*ファレル・ウィリアムス「Happy」という曲のPVです。

このPVコンセプトが面白いのが、24時間ループ状に動画が繋がっていて、アクセス時の時間に合わせた動画がモニターされます。朝、視聴すれば通勤時のLAが映し出されるという訳です。何となくLAの「NOW」を感じる事が出来ます。ファレル本人が出演するのはおよそ1時間ごとで、それ以外は老若男女、あらゆる人がLAの街を自由に踊りながら闊歩する動画が延々と続きます。名も無い通りから一目で分かる有名ストリートまで、24時間唄い踊り続けます。ただし、グルーブに身を委ねて陶酔する訳ではありません。「Happy」はビートの効いたヘビーなグルーブでなく、軽くて幸せな気分にさせるリズムで僕等を踊らせます。それがまた耳に心地よく、見た事のある通りが次々に出てくるのでつい見入ってしまいます。曲も動画も世界に向けてウェルカム!そんな西海岸の空気感が世界を席巻している理由でしょうか。インテリア視察ツアーでは、そんな西海岸の雰囲気が満喫出来るはず。ぜひ参加ご検討下さい。。
(エーディコア・ディバイズ 企画開発/武田伸郎)

一度ご視聴下さい。きっと、止められなくなりますよ。
「Happy」になるならこちら

ファレル ウィリアムス:シンガー、プロデューサー、ファッションデザインも手掛ける超ヒットメーカー。グラミー賞7度受賞。「Happy」は全米10週No.1、去年聴きまくったロビンシックの「ブラードラインズ」は彼のプロデュース、全米12週No.1!!

2014.4.29 DESIGN

一流のおもてなしと、CERVO ダイニングチェア 

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.24
先日、用事をかねて日光に行ってきました。記憶もあいまいですが中学の修学旅行以来(?)の日光東照宮!35年振り!!の日光観光です。昔の記憶もほとんどないのですが、幹線道路も立派になっていて思いのほか早く到着。まだ人も少なくゆっくり見る事が出来ました。

日光観光を計画するにあたり、宿泊先はエーディコアの製品がある「鬼怒川金谷ホテル」を予約しました。一昨年、ダイニングスペース「ジョンカナヤ」にAD-971A CERVO II を採用いただいているホテルです。1978年開業の「金谷ホテル」は、和と洋の良さを兼ね備えた一流の設備とサービスで名高いホテルです。今回の夕食はお部屋でいただくスタイルで、順次お料理を運んでいただく噂の2時間コース!メニューは豊富ですが「お腹一杯で食べきれず•••」なんて事もなく美味しくいただきました。
翌日の朝食もお部屋だったので、チェックアウト前に係の方にお願いしてダイニングを見せていただきました。外光をふんだんに取り込んだ開放的な空間は、インテリアの雰囲気と相まって落ち着いた暖かい印象。窓際のテーブルには、CERVO ll のカップル席が6セット置かれており、椅子の背にはオリジナルのブランケットが掛けてありました。(窓際は、お二人様専用なのだそうです。)見学させていただいた後、お礼を言ってチェックアウトしようとすると、支配人の方がご挨拶にお見えになりました。係の方が支配人にお伝えしたのでしょうか。チェックアウトの時間帯で一番忙しい時だったと思いますが、椅子を選んだ経緯などお話しいただき、お土産までいただいてしまいました。

帰りはあいにくの悪天候。土砂降りのため慎重に運転しながら、金谷ホテルでの対応の早さを思い出し「これみよがしのサービスではなく、ああいう対応が一流のおもてなしというものか‥」なんて考えながら、日光観光から家路についたのでした。
(エーディコア・ディバイズ 企画開発/武田伸郎)

オリジナルのブランケットがセットされたCERVO 2 柔らかな光の暖かみのある落ち着いた雰囲気のダイニングルームです。

2014.3.29 DESIGN

中国地方、工場探訪のお話です。

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.23
先日、出張で中国地方の工場をいくつか廻ってきました。初めて訪れる地域が多く新鮮な出張行程でしたが、日本国内にも色んなところで家具作りに携わる人がいるんだと再認識しました。しかし、家具に限らず国内の生産工場が日に日に減っていて、今回も廃業した同業者のお話をたくさん耳にしました。今でこそ少し景気が持ち直しているものの、厳しい状況は変わらないようでした。

そんな中、独自の取り組みで家具作りを進めている工場は、活気があって若いスタッフも目につきました。そして、活気のある工場の共通点が、工場内で皆さんに元気よく挨拶していただける事です。(効率からすれば目を離さず作業を進める方が良いのかもしれませんが)それもやらされている感がありません。それは家具作りの作業にも表れていて、モノつくりを楽しんでいる雰囲気が伝わってきました。ある工場では、塗装仕上げを全てまかされている、まだ経験も浅いスタッフが、踊るような手さばきでガン拭き塗装をしていて、すごく楽しそうでした。(この方は抜群に勘所が良いのだそうです!)そういう気持ちがないと長くは続かないし、良いモノも出来ないのかもしれませんね。

AD CORE の製品作りは難しいと言われます。これまでも製品化するにあたり、工場の方に「こんなの出来ねぇ・・・」なんて言われながらモノ作りをしてきました。でも、苦労して出来た製品ほど、出来た時のうれしさも格別でクオリティも高かったような気がします。これからも工場の方々と、切磋琢磨しながら家具作りに携わっていきたいと思いました。
(エーディコア・ディバイズ 企画開発/武田伸郎)

いろいろとご説明いただきながら、工場を見せていただきました。

2014.2.27 DESIGN

AD CORE の椅子がある美味しいお店 vol.1

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.22
私たちの家具を、飲食関係のお店にお納めする事があります。最近は設計の方やデザイナーの方ではなく、お店のシェフやオーナーが家具をお選びになる事が増えています。お店のメニューや雰囲気に合わせて、デザインはもちろん座り心地までこだわってセレクトするようです。ここ広尾ショールームの近くにも、AD CORE の製品をお使いいただいている人気のお店があります。恵比寿駅から歩いて5分、明治通りから1本入った路地にひっそりと佇むイタリアンのお店「ベヴィトリーチェ Bevitrice」。オープンから18年、人通りの少ない目立たない場所にあるお店ですがいつもたくさんのお客様でにぎわっています。

うちの椅子をお納めしたのが8年前。白い天然皮革を張った AD-021A LUSSO チェアのアルミハンドル付の仕様です。時にお客様をお連れしたりメンテナンスにも何度かお伺いしました。先日もスタッフとランチにお伺いしたのですが満席!で入れませんでした。そんな人気のお店なのですが、先日4月18日をもってお店をクローズするとのご案内をいただきました。シェフの堀田さんが今年還暦を迎えることから、第一線を退いて、当面は畑仕事などをしながら今後の事はゆっくり考えるとのことでした。 

お店がクローズする前に、機会を設けてお伺いしないといけませんね。皆さんもぜひ。人気のお店なので予約は必須です!(エーディコア・ディバイズ 企画開発/武田伸郎)

Bevitriceのサイトへ

恵比寿にあるイタリアンの名店。うっかりすると通り過ぎて見逃してしまうかも。