COLUMN

2022.10.29 SHOWROOM

2023年モデル新作発表に向けて

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.383(東京・広尾ショールーム)
秋も深まり、今年は3年ぶりに各地でイベントが再開されたニュースを耳にするようになりました。インテリア業界では秋にイベントが多く開催されておりますので、足を運んだ方も多いと思います。当社でも、9月末から開催していた展示品セールに多くのお客様にご来場いただきました。次は、11月9日から東京・広尾ショールームでスタートする2023年モデルの新作発表に向けて準備中です。

2023年モデルは、新しい時代を見据え「NEXT DESIGN NEW 70’s」 をテーマに新製品を発表いたします。見た目に優しく身体や精神的にも心地よいネオセブンティーズデザインを目指しました。A-modeブランドからはダイニングセットを新たにリリースし、さらに、2002年モデルのAD COREブランドMASSAをシステムソファに再構築、また、2003年モデルのソファベットSOGNOをリデザインして東京・大阪・名古屋同時に11月9日(水)より展示発表します。また、各ショールームでは2023年モデルの展示と共に、各ブランドの人気モデルやお問い合わせの多い製品を新しい仕様でご覧いただけます。また、環境に配慮した新しいファブリックシリーズも加わります。これから春の新生活に向けて家具をご検討のお客様はぜひご来場ください。

ショールームでは、徹底した感染防止対策を行い、安心してご来場いただける環境を整えております。完全予約制にてご来場を承っておりますので、ホームページのショールーム予約フォームもしくは、お電話にて事前にご予約ください。当日のご予約も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

(ショールーム担当:西條 恵理)
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システムソファに再構築したAD COREブランドのソファMASSA
左:リデザインしたAD COREブランドのソファベッドSOGNO 右:2023年モデルの新商品は自然光が入るショールーム3Fのスペースに展示します。

2022.10.6 SHOWROOM

ショールームを秋の装いに

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.381(大阪・心斎橋ショールーム)
暑さもだいぶ和らぎ、朝晩は秋らしい風が吹くようになってきました。街中のショーウインドウも一気に秋の装いに変わってきましたね。エーディコア・ディバイズ各ショールームでもディスプレイを秋仕様に変え、皆様をお迎えしております。

秋のディスプレイは、オレンジ系の実ものや、秋らしくダークグリーンなどの落ち着いた色味の植物を取り入れ、グッと秋らしい装いにしています。小物やクッションもオレンジや、グリーンを用いて秋の暖かさを加えました。ソファやカーテンを季節ごとに変えるのはなかなか難しいですが、クッションや小物に季節の色を加えるだけでお部屋の雰囲気はガラッと変わります。皆様も気分転換にお部屋の模様替えをされてみてはいかがでしょうか。エーディコア・ディバイズ各ショールームでは、家具の買い替えのご相談を承っておりますので、イメージチェンジされたい方や、困ったことがございましたらお気軽にご相談ください。

只今開催している展示品セールは10月で終了し、11月上旬には2023新作モデルを含む新しい展示がスタートします。是非、お近くのショールームにご来場下さい。WEBでご覧いただいた家具や、気になる家具がございましたら、ショールームで実際に掛け心地などお試し下さい。季節に合わせた暖かいフレーバーティをご用意してお待ちしております。

当社ショールームでは、引き続き完全予約制にて皆様のご来場を賜っております。ショールームスタッフのマスクの着用、定期的な換気、家具類の消毒、次亜塩素酸での加湿など、徹底した感染予防対策に努めて皆様をお待ちしております。ご予約のうえ、どうぞ安心してショールームへご来場下さい。(大阪・心斎橋ショールーム:天川 唯)

オレンジ系の実ものを生けたり、小物やクッションカバーもテーマカラーで秋の暖かさを加えました。
左:チェアのバリエーションも豊富に揃っております。右上・右下:木部、張地の種類もご自由にお選び頂けます。実際にお掛けいただき、自分好みの家具をお探しください。

2022.9.30 DESIGNER

アメリカ西海岸の今

AD CORE DEVISE DESIGNER COLUMN Vol.136

久しぶりにアメリカロサンゼルスへ行ってきました。2020年2月から2年半ぶりの海外です。アメリカ西海岸建築ツアーが復活できるか、現地のコロナ感染の状況や建築インテリア状況を見る事が目的です。2年半ぶりのロサンゼルス空港は少ない入国者数で混乱も無く、短時間に入国する事が出来ました。日本と違うのはマスク無しの人がほとんどで、空港内でのマスク着用を呼びかける垂れ幕だけが虚しく揺れていました。レンタカー会社のカウンターに並ぶ人のほとんどはマスク無しで、マスクをしている方が恥ずかしく思えるほどで、コロナ感染は無かったような雰囲気です。急激な円安で覚悟はしていましたがレンタカーもホテルも値上がりで、2年半前の2倍近い値段になっています。

定宿のウエストハリウッドのホテルは改装が終わり新しくなっていましたが、駐車場代が2年半前に1泊32ドルだったのが55ドルになっていたのには驚きました。いつも行くスーパーのTrader Joe’sでの生活必需品の値上がりはそんなに感じませんでしたが、高級オーガニック系のホールフーズではかなり値段が高く感じる物が多く、一般的な食品でもクラスの価格差が大きくなっているようです。ガソリンは市内の安い所でレギュラーで1ガロン(3.78L)5.2ドルと日本円で約200円と、2年半前の3.5ドルとはかなり値上がりしています。一般的なハンバーガーのFATBURGERのオリジナルが6.5ドルでドリンク付けて10ドルなので、日本円で1,450円。日本では同じ物が980円なのでかなりの割高です。エリアの価格差も大きく、サンタモニカのアボットキニー通りの普通のテイクアウトのサンドウイッチが20ドルと3,000円近くするので、ランチで1人5,000円払う事もありました。今のアメリカではエリアやクラスの差が大きくなったと感じました。

感染予防で外食する事はありませんでしたが、街の飲食店は感染前の賑わいに戻っています。インテリアやファッションの店がどうなっているか、ラ・ブレアにあるショッピングセンターのグローブを見に行きました。ザ・グローブはショーッピングモールの中でも勝ち組でしたが、行くとアパレルショップの多くが閉店していて中堅アパレルの苦境を感じ、いつも行く2階建の大きなスペースを持つインテリアのクリエイト&バレルだった場所がアップルストアに変わっていました。今、世界の企業の中で最も収益を上げているアップルは各地で新ストアをオープンさせていて、ザ・グローブの新ストアは昨年11月にオープン、同時期にダウンタウンにもアップルタワーシアターを新オープンさせいました。現地でも話題になっている2箇所を見てきました。

現在、主なアップルストアはノーマン・フォスターが率いるイギリスの建築設計事務所フォスターアンドパートナーズが設計しています。Apple at The Groveはグローブの中で最も大きなスペースがあり、9.5メーターの高さの全ての天井には鏡面素材が使用されその鏡天井が外まで伸び、店舗内の空気感を外まで伝える効果があり、道の向こうを歩いているのに店舗内にいるような感じを受けます。外のファザードには横3メートル、高さ9.5メートルの大きな引き戸があり、開け放された扉から反対側の扉を通して自然換気されています。両側の展示壁の前には16本の生木のベンジャミンツリーが床下に掘られたポッドに植えら、天井の直線状の天窓から自然光が取り入れられ外にいるようです。また、外のベンジャミンツリーと一体になったインテリアが建物内と外の空気の境界を無くしています。シャープでモダンな素材とナチュラル素材の組み合わせは、こらからのインテリアの方向性を感じます。

ダウンタウンのApple Tower TheatreはLAのダウンタウンの大規模都市再生のプロジェクトとして1927年にチャールズ リーによって設計された映画館を再生した店舗で、特徴的な時計台とテラコッタファサードと漆喰のインテリアを復元し、劇場の天井中心にあるドームには南カリフォルニアの空を再解釈したフレスコ画が描かれていました。一階の客席部は展示スペースで、二階の階段席には革張りのベンチが置かれ使い方レクチャーの席として使用されています。様々なフォーラムを行うアップル劇場としての機能もある店舗でした。アップルザグローブ、アップルタワーシアターどちらの店舗も劇場的要素を入れ、売るだけでなくブランドの世界観を見せるための店舗は、世界で最も収益を上げる会社の勢いを感じる店舗でした。

ザ・グローブのアップルストアにいて当社の広尾本社を思い出しました。エントランスも吹き抜け展示空間の前に大きな樹木があり、3階の天窓まで届く大きなベンジャミンツリーはここより背が高いかもと。やはり、生木の植物は癒されるなと思いました、ちょうど、11月初旬の新作展示前の展示品セールが始まりました。この機会にショールームへお越し下さい。アメリカ西海岸ツアーは現地プロデューサーYASUKOさんの完全帰国に伴い2023年2月に最後のツアー開催を予定しています。(クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)

Apple at The Grove ラ・ブレアにあるショッピングモール グローブの中にあります。左上:天井が建物外まで伸びて室内の展示台やグリーンなど映し出しています。左下:少しラウンドしているのか天井の鏡面に床の全てが映ります。天井の両側にはトップライトが一直線に伸びて、ベンジャミンに光を当てます。右上:前のステージの前には箱状のスツールが置かれます。右下:壁の両側にはベンジャミンツリー(フィスカ)が床の下のポッドに置かれています。ベンジャミンツリーはロサンゼルスの街路樹として多く使われています。
Apple Tower Theatre 左上:ロサンゼルスダウンタウンのアルデコビルが並ぶエリアにあります。左下:映画館の一階の道路側は窓になり、客席はフラットなショップで天井にはカリフォルニアの空がフレスコ画で描かれています。漆喰の造形が見事に復元されています。左上:二階の階段席の上はアクセサリー用品で前の階段席で使い方などのレクチャー席になっている。左下:ベンチシートは革張りでアームレストを前に倒せばコンセントが現れます。

2022.9.29 DESIGN

家具のメンテナンスはサスティナブル

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.125

あれほど暑かった夏も、台風一過、一雨ごとに少しづづ秋めいて過ごしやすい気持ちの良い季節になってきました。夏にかけて広まった第7波の新型コロナウイルスの感染もようやく終息に向かっています。もう3年余り続いている感染対策の生活ですが、私たちの生活にも色々な影響がありました。感染対策に基づいた、商空間やオフィスのリノベーション、在宅やリモート勤務に合わせた住空間の充実など、インテリアの業界にも様々な変化がありました。その中で増えていたのが家具のメンテナンス、椅子やソファの張り替えのお問い合わせです。

昨今はコントラクトやホームユース共に、サスティナビリティの意識が高くなっているので、リノベーションの物件でも家具を買い替えるのではなく、今まで使っていた家具をメンテナンスしてお使いになる方が増えています。お使いになっていた愛着のある家具を、手を加えてリフレッシュし、さらに永くお使いいただく、製作側もユーザーの皆様も双方で環境に配慮した空間作りが増えています。最近お問い合わせをいただく、椅子やソファの張り替えも、リノベーティブな対応の一環のようです。エーディコア・ディバイズ製品の張り替え対応は、痛んだ表面の張り地を変えるだけではありません。座り心地を左右する座面のベース部分や、クッション性を持たせるウレタン素材など、緩んでいたり劣化している場合は、手直しやパーツの補充を行い、見た目だけでなく使い心地もリフレッシュしてお届けします。ソファの張替えなどで、コスト的に割高な印象を持たれるお客様もいらっしゃいますが、布を剥がす手間等もありますが、中身までしっかり手を加えてお届けするための費用ですとご説明させていただいています。表面の張り地だけでなく、中身までしっかり手を加えた椅子やソファは、長年お使い頂いた愛着のある家具が見た目と同時に座り心地も刷新されるのでお客様にも非常に喜んでいただいています。

もう一点メンテナンスのお問い合わせで多いのが、天然皮革のキズや傷みについてです。天然皮革は鞣しや仕上げにもよりますが、椅子張り用のファブリックや人工皮革と比べても耐久性が非常に優れています。その分コストも上がってしまうのですが、天然皮革張りのソファは10年以上お使いになっても品質をしっかりキープしている例も珍しくありません。そんな耐久性のある天然皮革なので、一部分だけに傷がついたり、局所的に劣化が生じた場合、他の部分は全く問題がないのに張り替えてしまうメンテナンスを躊躇してしまう場合があります。本来であれば、全体を張り替えるメンテナンスがベストですが、軽度な症状の場合、費用的なご要望に合わせて、部分的な補修も可能な場合があります。傷んだ傷をウレタン樹脂などで補填、表面を研磨仕上げを施し、革の色に合わせて塗装補色するとても繊細なメンテナンス作業ですが、通常のご使用には問題ないレベルまで補修が可能な場合があります。お使いになっている革、痛んだ症状に合わせて対応を検討させていただきますので、お悩みの場合は是非ご相談ください。

エーディコア・ディバイズの製品は、ブランド発足時からご注文をいただいた製品のみを製作してお届けするサスティナブルな意識に基づいたモノ作りです。生産する側だけでなく、お使いになる方もサスティナブルの意識がますます高くなってきています。家具は生活の中で愛着を持って永く使い続けていくアイテムの一つ。新しい家具のお問い合わせはもちろん、お使いになっている当社製品のメンテナンスについても、是非お問い合わせ下さい。(開発 武田伸郎)

今から15年前に関西のお客様に納品したソファベッド。大切にお使いいただいていましたが、縫製やクッション材の劣化は否めません。工場にお預かりして、クッション材の交換や補充、ファブリックもすべて張り替えて、リフレッシュした製品でお届けしました。画像は、工場で張り直した製品を出荷前に確認した際のものです。
4年前に商空間にお納めした NC-043LA 天然皮革張りのラウンジチェア。革の表情も良い感じに質感が出てきたのですが、デスクに当たる肘掛の部分に傷が入っている症状です。アーム部分の傷以外は問題がないので、傷の部分のみ補修のメンテナンスを行いました。 右上:デスクにあたる部分、天然皮革の傷の症状 右下:傷を充填材で補填、表面を革の質感が変わらないように仕上げ直し。調色を施して、塗装仕上げを行ってメンテナンス完了。左:ご覧のような仕上がりでお客様にも喜んでいただけました。

2022.9.29 PRODUCT INFO.

MD-103NL


クリエイティブ・ディレクター瀬戸 昇が、デザイナーからの視点で写真だけでは伝わらない製品の魅力を動画でお伝えします。
今回はA-mode Heritageから、オーク材の素材感を活かしたカリフォルニアスタイルのラウンジチェア、MD-103NLをご紹介します。

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