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2024.12.24 SHOWROOM
六本木新ショールームのご案内
AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.459(東京・広尾ショールーム)
東京 新六本木ショールームは、12月12日にオープンいたしました。12月12日・13日には、2025MODEL製品展示 & 東京本社・ショールーム移転説明会を開催し、両日とも多くのお客様にご来場いただきました。
新六本木ショールームは、地下鉄 六本木駅より芋洗坂を下った場所にあるビルの1階になりますが、ショールームは芋洗坂には面していない静かな中庭の先にあります。中庭を通り独立したショールームのエントランスよりお入りいただけます。土曜日には、ご近所にお住まいの方がお食事や買い物帰りに中庭からショールームのウィンドウをご覧になって、お立ち寄りいただく方もいらっしゃいます。
これまでの広尾ショールームは豊かな自然光が入る素敵なショールームでしたが、3フロアに分かれて階段での移動が必要でしたが、今回の六本木ショールームは、ワンフロアで製品をご覧いただくことができます。ブランドごとにスペースが別れており、リビングダイニングのコーディネートシーンでご覧いただけます。また、お客様と個別のお打ち合わせができるように、打ち合わせコーナーを2セット設けました。壁面いっぱいに設置した什器は使い勝手を考慮し、引き出しトレーはそのまま持ち出してお打ち合わせにご利用いただけます。塗装サンプルやファブリックサンプル、各種サンプルをご用意しておりますので、テーブルに設置した大型モニターを見ながらお打ち合わせが可能です。打ち合わせブースの照明は、調色・調光機能を備えておりますので、お客様のご自宅に近い光に合わせてご検討いただけます。また、大人数での打ち合わせやプレゼンテーションでもご利用いただけるような個室のミーティングスペースもご用意しておりますので、ぜひご活用ください。
エーディコア・ディバイズ各ショールームでは「Carbon neutrality as the standard」をテーマにした、、2025モデルの展示がスタートしております。この数年取り組んでいるカーボンニュートラルをより進めた製品です。フレンチデコのキドニーソファの大型化と進化したシステムソファ、北欧ヴィンテージモダンのMD-1201のラウンジチェア、新しいカフェテーブルを展示しております。コーディネートのバリエーションの幅が広がったキドニーソファ(NC-075)やラウンジチェア(MD-1201)の座り心地もお客様から大変好評です。
ニュートラルな空間の中でお客様のイメージに合わせてご提案させていただきますのでぜひ六本木新ショールームにご来場下さい。なお、ショールームは完全予約制となっておりますので、ホームページからご予約くださいますようお願いいたします。
(ショールーム担当:西條 恵理)
ご予約はこちらから
2024.12.24 SHOWROOM
新展示と冬のディスプレイ
AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.460(大阪・心斎橋ショールーム)
今年もいよいよ残りわずかとなってしまいましたが、エーディコア・ディバイズ各ショールームでは、2025年新作製品とあわせて新展示が始まりました。
大阪・心斎橋ショールームでは新しくダイニングセットを2セット展示しております。まずご紹介するのはNC-062+NC-061Aダイニングセットです。長方形を強く意識したダイニングテーブルで、陰影のはっきり出る天板のバーチカルスリットや天板木口の形状も好評です。NC-061Aコンフォートチェアは背のカーブが円弧を描くスタイルはバレルバックと呼ばれ、フォーマルな印象のチェアです。ダイニングテーブルとチェアのゆったりとしたサイズ感とデザインはフォーマルダイニングだけでなく、オフィス用テーブルやデスクに合わせてお使いいただけます。見た目の雰囲気も素敵なダイニングセットでとても人気です。
もう一つはMD-905・MD-901のダイニングセットです。楕円形状の柔らかな脚部が特徴的なダイニングテーブルMD-905に合わせたMD-901チェアを、背裏と背表・座面を色違いで張り分けたスタイルで展示をしています。チェアの柔らかいフォルムとアイボリーとウォームグレーのナチュラルなトーンがマッチして、お客様から大変好評です。木部の塗装色はホワイトスプレーを合わせていますので、チェアを2色で張り分けると引き締まった印象になり、後ろから見た時にアクセントにもなります。見る角度により雰囲気も変わりますので、よりインテリアを楽しんでいただけます。オプションで真鍮のハンドルを付けると高級感も出て椅子の移動もしやすくなりますのでお勧めです。
現在、ショールームはニューモデルのテーマをイメージしてディスプレイをしております。お花はピンポンマム・薔薇・ガーベラなどを飾っています。お花は見る人の心を癒しますのでご自宅でも飾っていただくと気分が上がるのでお勧めです。温かみのあるカラーのクッションを合わせて冬のコーディネートの完成です。是非皆様もディスプレイをお楽しみください。
ご紹介した他にも新しく商品の展示が加わっており、以前と変わったショールームをご覧になって頂けますので是非ご予約の上、ご来場ください。お待ちしております。
(ショールーム担当:天川 唯)
ショールームご来場予約はこちら▷
2024.11.30 DESIGNER
広尾から六本木へ
AD CORE DEVISE DESIGNER COLUMN Vol.162
六本木の新本社ショールームの工事も完成間近です。7月16日に物件情報があり、9月5日に契約してからインテリア設計、10月1日からの工事開始でしたので、11月末完成が可能か本当に心配しました。多くのお客様からはこの時期にその短期間で完成までできるのは奇跡ですねと言われましたが、なんとか12月12日のオープンする事ができそうです。広尾の倍以上の面積のある六本木新本社が3ヶ月未満で完成できたのは、関係会社、工事会社、現場の職人さん達のおかげだと本当に感謝します。
1985年に創業し15年過ごした新橋から、2000年に広尾の地へ移転してからもう25年が経とうとしています。最初の新橋ショールームは太陽の光が全く入らない倉庫を改装したNYのソーホーのようなショールームでしたが、移転した広尾は一棟建てでした。うっそうとした木々に覆われた古びた建物でしたが、自然光の入る素敵なショールームになりそうな気がして移転を決意、内装設計から始めて広尾でも4ヶ月以上の時間がかかりました。デザイナーとして理想の仕事場とショールームを求め現地計測から入りインテリア設計を行いました。木漏れ日の入る仕事場は理想的で、この広尾での環境が当社の製品の創造の再出発となりました。ここでは上質さをテーマにしたネオクラシコブランドや、カリフォルニアスタイルのエーモードブランドが生まれ、自分自身のクリエイティブな部分を自然光の中で作ってきました。
移転した広尾ショールーム本社は渋谷区でしたが建物の南側に竹林があり、春には筍が生え食べる事もできました。日本でも高額な場所に生えた筍を食す機会はそうはないかと思います。一年を通して笹の葉が揺れる木漏れ日が事務所に入る日差しが心地よいオフィスで、3階までのショールームまで日陰を作ってくれていました。春は明治通りの桜並木が気持ちよく、その後には会社前の日赤通りの両側に植えられたツツジが赤い花を咲かせて閑静な住宅街に彩りを添えてくれていました。夏には会社前の大きな樹木が道路に日陰を作り会社前の花壇は緩い坂を上るお年寄りのお休み場所にもなりました。秋には植栽にある2本のマテバシイが沢山のどんぐりを道に落として、子供達が通学でどんぐり拾いをしハロウィンではお菓子をもらいにショールームを訪れました。冬のクリスマスシーズンには会社の吹き抜けに大きなツリーを飾り、外部の植栽にはイルミネーションを飾ると、前を歩く近所の方から、毎年本当に綺麗ですねと声をかけられました。
広尾では一年を通して季節の移り変わりを感じる事ができて、オフィスビルの中では感じる事のできなかった時間を与えてくれました。近所付き合いも少しずつ増え、入居時には工事車両など苦情の多かった裏のご主人でしたが、いつのまにかお中元やお歳暮のお裾分けをするようになり、エーディコアさんならいつでも前に車を停めていいぞと言われるようになりました。朝の掃除では道路掃除をしていると声をかけられるようになり、近所のとんかつ屋の女将さんからは毎朝みなさんで掃除をされてるね。本当にご苦労様と言われた事もありました。大雪の時は社員総出で、会社の前から道の上下と路地の左右まで人が歩けるように雪かきをして感謝されました。
しかし、前回のコラムでも書きましたが、20年以上経つと徐々に近所の方々も居なくなり、賃貸に変わり街の風景も変わってきてしましました。この広尾本社は自社ビルではなく賃貸です。本当は購入したかったのですが、バブルの負の遺産があり、売るに売れない事情があるという事で、ずっと賃貸のままで過ごしてきました。その広尾本社の建物も7年前に竹林が排水管を壊したという事で撤去され、南側の日陰が無くなり、近年の酷暑でエアコンが効かなくなりました。建物の老朽化もあり、見た目には本当に綺麗な状態の建物なのですが、いよいよ移転という事になりました。今、この広尾に来てから過ごした時間と懐かしさを思うと辛くなりますが、新しい六本木へいよいよ移転です。
今度の六本木は前庭があり、少しだけですが四季を感じられるような草木を植えました。ビルのオーナーや管理会社の方々も良い方ばかりで、これから新しい地で新たな出会いができるように感じています。12月12日からオープンとなります。みなさま是非おいでくださいませ。お楽しみに!(クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)
2024.11.29 DESIGN
2025モデル撮影と新ショールームでの新作展示会
AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.151
エーディコアブランド発足から、エーディコア・ディバイズとしてブランディングを開始した1998年から、27年間毎年新製品を発表してきました。(一年のうちに、2回も新製品を発表することも何度かありましたが・・・)新製品を皆様にPRするために、その都度製品の撮影を行ってきました。利便性やコストパフォーマンス、広さや搬入のしやすさなどを検討しながらこれまで、東京都内近郊、様々なスタジオで撮影してきました。巨大な物流倉庫の中にある、車両が入るような大きいエレベーターのあるスタジオや、狭い通路を階段移動しなければならないデザインオフィスの中にあるスタジオなど(当時はデスクやベッドなど撮影するアイテムが大きかったため搬入がめちゃくちゃ大変でした・・・)。今回は、ここ数年使用している川崎にあるトラックが直付け出来る利便性の良いスタジオで撮影を行いました。
今年も11月になろうかという押し迫った時期での撮影になりました。ギリギリの日程で進めている年は、撮影当日の朝にトラックのチャーター便をスタジオに着けたりすることもあるのですが、今年は前日に全て近隣の倉庫に搬入して撮影スタートに合わせて製品を搬入。真っ白いホリゾント(床と壁面のつなぎ目が緩やかな曲線でつながっている撮影スタジオの空間)を前に、出来上がったばかりの新製品の試作を並べて、2025年ニューモデルの撮影開始です。今回もカメラマンの丸山さん、ディレクターの高原さんをはじめ、エーディコア・ディバイズの製品を熟知したスタッフの皆さんとスタジオ撮影を2日間にわたって行いました。今年のテーマに合わせて、製品のカラーやファブリックを選択、そのイメージから撮影のカット割りを検討していきます。キーになるのが「イメージカット」です。イメージカットは、製品を分かりやすく説明的なカットとは異なり、製品の特徴をビジュアル的に表現するもので、今年の製品テーマを一目で表現するカットになります。例年、試作が進む段階からクリエイティブディレクターの瀬戸は、撮影の日程に向けてどんなカットにするのかイメージを膨らませていきます。今年の製品については、全体のフォルム、組み合わせから撮影前には大まかなイメージが出来つつありました。
今年はロケーションの撮影を行わないので、撮影のトーンや組み合わせ、アングルがポイントになります。今年のイメージカットは、今まで経験したことのない撮影方法をトライすることになりました。(画像的には同じようなフォルムで撮影したことはあるのですが、今回は撮影の方法が全く異なります)「けっこう大変な撮影になるな・・・」と、予想したので、カット数の多い初日の製品カットは出来るだけスムースに終わらせて、2日目のイメージカットの時間を十分確保できるように進めました。事前にカメラマンの方にイメージを伝えて、撮影方法を相談していたのですが、思いの外大丈夫そうな雰囲気。スタジオの機材を存分に駆使してシミュレーション、思いの外スムースに撮影が進行しました。何度もセッティングを微調整し無事撮了!!イメージしていた面白いカットを撮ることが出来ました。
今年は東京ショールーム移転のタイミングに合わせて新作展示会を開催します。新しいショールームのインテリアで、2025ニューモデルを見ていただくのが今から楽しみです。今回撮影した撮影したビジュアルも、タブロイドパンフレットやホームページ上で使用するだけでなく、新しいショールームのディスプレイでは主役級の扱いをしています。エントランスのドアからご来場いただいたお客様をお迎えする際に真っ先にご覧になっていただけると思います。内装、インテリアからカラースキム、ライティング設計から音響システムまで、クリエイティブ・ディレクターがこだわり抜いて完成したエーディコア・ディバイズ六本木ショールーム。皆様のご来場を心からお待ちしております。(開発 武田伸郎)