COLUMN

2022.5.29 PRODUCT INFO.

NC-048SB CABINET


クリエイティブ・ディレクター瀬戸 昇が、デザイナーからの視点で写真だけでは伝わらない製品の魅力を動画でお伝えします。
今回はNEO CLASSICO ブランドから様々なデザイン源流を持つコロニアル様式をモチーフにデザインしたキャビネットNC-048SBをご紹介します。

■NC-048SB CABINET 製品ページ ▶

2022.5.24 SHOWROOM

非日常のインテリア

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.368(東京・広尾ショールーム)

新型コロナウイルスの感染拡大を機に、働き方や生活様式に様々な変化がありました。感染拡大前の社会に戻りつつもテレワークやリモートワークが定着し、都心にお住まいの方は自宅にワークスペースを設けたり、住まいを環境の良い郊外に移したりと暮らしが変化した方も多いと思います。感染防止対策の自粛期間は、旅行に気軽に行けなくなったので別荘やセカンドハウスを購入され、インテリアのご相談を承ることも多くなりました。

別荘やセカンドハウスの家具をお選びのお客様は、インテリアのご要望も日常の住まいとは異なります。特にリゾートを意識したコーディネートでは、外の景色も楽しめるように、ソファを窓向きに配置することが多くなります。目の前に広がる樹々や海、空を眺めていると自然とリラックスした時間を過ごせ、より非日常感を味わえます。一般的にソファはテレビが見えるように配置することが多いですが、日常生活でもソファの向きを変えるだけで違った雰囲気が味わえると思います。ご家族や親しい方と過ごすリビングのソファで人気の製品が、システムソファMD-1105シリーズです。シート幅のサイズバリエーションが多く、奥行きもD900mmとD1100㎜の2種類からお選びいただけます。コンパクトなシェーズロングとしてもお使いいただけるD1100㎜のタイプは、ソファの上でゆったりと過ごすことができるサイズ感でお客様から好評をいただいています。オットマンやベンチと組み合わせて抜け感のあるコンビネーションもできますので、ロケーションや使い方に合わせてお楽しみいただけます。また、テラスや広いバルコニーには、アウトスペースでもお使いいただけるテーブルとチェアをセットすると屋外での食事やティータイムも楽しめますね。

別荘やセカンドハウスでは生活感をおさえることで非日常感を演出できますが、そういった空間づくりを日常生活に取り入れることで、日々の生活にもリラックスした空間ができます。インテリアコーディネートのご相談も承っておりますので、お気軽にご相談ください。皆様のご来場をお待ちしております。(ショールーム担当:西條 恵理)

ショールーム来場予約▷

コーナー部分にオットマンを配置すると抜け感のあるレイアウトになります。また、背面側からも座れますのでフレキシブルな使い方ができます。
外部でも使用できるチーク材を使用し、アウトスペースでもお使いいただけます。使用している金物はステンレス製です。仕上げには、環境に優しい水性外部用塗装を施しています。

2022.5.20 SHOWROOM

名古屋・栄のランドマークと共に家具選び

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.367(名古屋・栄ショールーム)

新型コロナウィルス感染予防対策に伴う外出自粛も一段落となり、名古屋の街にも活気が戻ってきました。名古屋・栄ショールーム前の久屋大通りパークの往来も増え、夕方からは錦の街にも沢山の人が集まるようになりました。ショールームの目の前にそびえ立つテレビ塔も日暮れからはライトアップされ、栄の街に彩りを添えています。

蔓延防止措置解除後は、名古屋・栄のランドマークであるテレビ塔周辺でも少しずつイベントも開催されるようになりました。休日にはマルシェが開催されたり、テレビ塔1階の公園コミュニティでは、コンテストが開かれたりと賑やかさが戻りつつあります。また、様々なイベントやテーマに合わせて違った構成で魅せてくれるライトアップは、毎晩私たちを楽しませてくれています。日没が早い季節になると、ショールームからもこのライトアップを楽しむことができ、ガラス越しに映り込むカラフルなネオンカラーに魅了されます。テレビ塔がテーマに合わせてライトアップを変化させているように、エーディコア・ディバイズのショールームでも、季節ごとのテーマカラーに合わせたクッションやお花などのデコレーションで季節感を演出しています。是非ショールームにご来店の際は、家具と共にデコレーションもお楽しみください。梅雨を迎えるこれからの季節は外出も億劫になりますが、名古屋・栄ショールームは、セントラルパーク10A出入口の目の前のビルにあり、地下鉄でのご来店であれば傘いらずの好立地です。

エーディコア・ディバイズのショールームでテレビ塔を間近にご覧いただきながら、名古屋の中心で家具選びをお楽しみ下さい。皆様のご来場を心よりお待ちしております。(ショールーム担当:水野 未佳子)

名古屋・栄ショールームはセントラルパーク10A出口を出てすぐです。お気軽にお立ち寄りください。
左:名古屋テレビ塔。栄のランドマークです。 右上:5月21日には『階段垂直マラソン(バーティカルランニング)大会』が開催されます。 右下:JSA登録のエリート選手が、サーキット年間チャンピオン『国内 階段王』を目指します!

2022.5.10 SHOWROOM

大阪ショールーム チェアご紹介

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.366(大阪・心斎橋ショールーム)
エーディコア・ディバイズ各ショールームでは、40種類以上のチェアを展示しております。セット展示のダイニングチェアはもちろん、コンフォートチェアやラウンジチェア、カウンターチェアもございます。今回は大阪・心斎橋ショールームの展示品の中で、お客様に好評のチェアをご紹介いたします。

大阪・心斎橋ショールームの展示品の中でお客様から大変好評なチェアを2点ご紹介致します。まず1点目はMD-1201Aです。2022年モデルで、発表当初から大変好評です。シンプルな軽快感を出し、オフィスのチェアやダイニングチェアとして、様々なシーンで活躍いただけます。2点目はNC-007Aです。クラシカルなオーバルバックチェアで、円のデザインをモチーフにした柔らかいフォルムとふっくらした座り心地が好評のチェアです。

チェアはデザインももちろん大事ですが、座り心地が最も重要です。例えば、ご夫婦でもご主人と奥様とでは体型や好みも違いますので、座り心地が良いと感じるチェアもそれぞれです。エーディコア・ディバイズでは、着座姿勢の基本モジュールに順じてデザインしているため、座り心地に大きな差異はありません。最近では一脚ずつ違うデザインのものをお選びいただく事もあります。デザインが違っていても張地や木部のカラーを合わせると、統一感が出るので違和感無く置いて頂けます。
ショールームでは、まずどのようなシーンでお使いになるのかをお伺いし、お部屋全体のイメージと合わせながら、張地や木部色を実際に商品と合わせてご検討頂きます。座面の高さ等もご確認頂き、お客様に合わせた高さにあわせることも対応しています。また、カタログの張地以外もご提案させて頂きますので、ご希望がございましたらお気軽にご相談下さい。

他にもたくさんの展示品チェアがございますので是非ショールームにお越しいただき実際にご覧ください。季節のフレーバーティをご用意して、皆様のご来場を楽しみにお待ちしております。(ショールーム担当:天川 唯)

左:MD-1201A 自然の素材を大切にする優しいフォルムのコンフォートチェア。右:NC-007A クラシカルなオーバルバックのチェア。
他にも沢山種類がございます。是非ショールームで自分だけのお気に入りのチェアを見つけにお越しください。

2022.4.28 DESIGNER

西海岸ロケハンの思い出

AD CORE DEVISE DESIGNER COLUMN Vol.131
まだ新型コロナ感染が収束しませんが、欧米ではマスク着用義務解除の動きが加速しています。日本では新型コロナを感染症法上の引き下げを検討する動きが出てきました。今後、引き下げになると予防接種や医療費が自己負担になる事もあり、自己での予防の必要性はより重要になりますが、、。でも、そうなると世界との移動もある程度自由になり海外旅行への夢も広がります。美容室で髪を切りながら雑誌を見ていると、見た事のある場所を使っての広告写真がありました。スパーブランドの広告写真の多くは世界統一広告が多く、そのブランドの今の販売ターゲットが見えるので、広告を見るのもこれからのデザインの方向性を感じる大切な時間です。

これはミラノサローネの展示会も同じで、販売先のニーズが企画とデザインに反映されるので、世界的なトレンドとはまた違った方向性の製品が発表される事が多くあります。これはサローネ取材を続けていた時に必ず、今のメインの販売先とターゲットを先に聞くようになってから、そのデザインを理解する事ができました。ロシア、ドバイが好調なのはロシアの富裕層がドバイにも家を持ち、そこへの販売するためのデザインだったり、最近は中国が好調なら中国人の方が好むデザインを取り込むなど、イタリア人ビジネスを理解する事ができました。ハリウッド映画に最近中国の俳優が多く使われるようになったのも、映画を中国に売り込むための手法です。これは、バブル時代に経済で世界を席巻していた日本をイメージした映画が多く作られた手法と同じです。

美容室で見た雑誌の広告はイタリアのブルネロ・クリチネリです。ブルネロ・クチネリは1978年、イタリア・ペルージャで創業したラグジュアリーブランドで、カラーカシミヤを使用したニットブランドでスタートました。ブランドのコンセプトは、スポーツシックラグジュアリーで、イタリアの職人技術を大切にしたスーツ、ジャケット、シューズ&バッグやアクセサリーをはじめ、最近では、クッションやブランケット、キャンドル、ダイニングアイテムなどライフスタイルコレクションも展開しています。その広告を日本でも見かけるようになり、ロロピアーナと同じようにスーパーブランドでなくても、高価格帯の製品が売れるようになったのかと思っていました。

そのブルネロ・クリチネリの広告で使用されていたのが、ロサンゼルスのハリウッドの崖上にピエール・コーニッグが1958年に設計し建てたケーススタディハウスNo22のスタール邸です。ここにはアメリカ西海岸で撮影をスタートする2006年に最初にロケハンした住宅で、その後、当社のツアーでは何度も訪れている場所なので、すぐに分かりました。ファッションテイストはアメリカン・トラディショナル。撮影場所からもアメリカがターゲットなのは理解できます。新型コロナ感染でスペイン風邪以上の死者数を出したアメリカではいち早く経済活動をスタートさせました。好調なアメリカを販売先のターゲットとした販売戦略なのでしょうか、、。スタール邸は何度もファッションブランドの広告に使われ、今でも世界で一番有名な住宅として知られています。久しぶりに見た広告写真にスタール邸が使われていて懐かしく思いました。

初めて訪問した2006年にはスタールの奥様がご存命で、ご主人とピエール・コーニッグの事、家の歴史など説明していただき、実際の住まいとして使われているスタール邸を見る事が出来たのは夢のような時間でした。日本建築が源流のカリフォルニアスタイルの住宅で、全ての窓が引き戸になっていて、室内に立って初めて眼下に見える景色とインテリアの融合が、まさしく日本建築から来ている事を感じました。スタール邸にはその後、何度も訪問していますが、奥様がお亡くなりになって息子さんが相続し、有料公開をされていましたが、今は他の団体が所有し予約制で1時間$60~$90の有料ツアーでの公開になっているようです。今は新型コロナの影響でツアー中止になっていますが、いずれ再開されるのではないでしょうか。

海外ファッションブランドではパンデミック終息後を見据え、リアルに人と会い語り合える、当たり前だった日々の幸せを再認識し、改めてエレガントなウェアに身を包む大切さを、素材感や作りの良さからを感じさせる広告が増えているように感じます。リモートで出歩く事が少なくなり、ファッションがイージーでラフになっているように思います。そろそろ大人のエレガントを楽しみませんか。当社でも素材感を感じるファブリックや上質な製品が出るようになってきています。来月のレイアウトセミナーではエレガントな姿勢や導線をお話ししようかと考えています。お楽しみに!(クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)

左:ブルネロ・クリチネリの広告写真。ケーススタディハウスNo22のスタール邸で撮影した事はすぐに分かりました。スタール邸もロケハンした、ロサンゼルスで最初に撮影した時にウエストハリウッドにお住まいのYASUKOさんの自宅で愛猫のイチロー君を使って撮影しました。スツールに使用したのはロロピアーナのカシミアファブリックです。
ピエール・コーニッグが1958年に設計し建てたケーススタディハウスNo22のスタール邸。全ての窓ガラスがスライド式で玄関が無く、どこからでも中へ入れます。崖の上にある家で、手すりも無い室内から崖上の庭にリュウゼツランの花が咲いているのが印象的でした。