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東京ショールーム移転・新作発表会にむけて
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2022.11.23 SHOWROOM
クリスマスツリーとショールームの新展示
AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.386(東京・広尾ショールーム)
秋は展示品セールや2023NEW MODELコンセプト説明会などイベントが続いていましたが、気が付けば今年も残すところ1ヶ月となりました。今年は3年ぶりにイベントを再開したテーマパークもあり、街のあちらこちらで華やかなイルミネーションやクリスマスツリーが見られ冬の訪れを感じます。エーディコア・ディバイズ東京・広尾ショールームでも、エントランスにクリスマスツリーを飾りました。夏にリニューアルを行ったエントランスにソファを展示していますので、リビングに飾っているかのようです。
吹き抜けのエントランスに飾る高さが3mもあるツリーは見応えがありますが、セッティングにはいつも工夫を凝らしています。モミの木の枝は、上向きに広げると本物のような枝ぶりになるので丁寧に広げていきます。照明を取り付けオーナメントを飾っていきますが、毎年テーマカラーを決めてオーナメントをセレクトしています。今年は心地よい暖かさを感じられるように、赤のオーナメントを中心にブラウンとゴールドを合わせ、シックな中に華やかさも感じられるツリーにしました。夕方ライトが点灯すると、ショールームの前を通る方たちもツリーを見上げています。各ショールームでは、2023MODELと合わせて新しい展示もスタートしております。人気のモデルやお客様からお問い合わせが多い商品を中心に展示をしております。新しく加わったファブリックで張っている商品もございますので、ショールームでぜひご覧ください。ショールームのデコレーションもクリスマス仕様に、華やかな装いで皆様をお迎えしております。
東京・広尾ショールームでは、11月30日(水)~12月3日(土)までイタリア トスカーナ州フィレンツェ在住の木象嵌細工アーティスト 望月貴文氏の作品展示を開催いたします。テーマは「Radica」。ラディカとは木の瘤(コブ)のこと。特に珍しい部分の瘤材を直径42cmの円板に固定し、その自然の杢目からのインスピレーションで様々な景色を表現した新作が展示されます。繊細な象嵌のイタリア伝統技術に触れてみませんか。皆様のご来場をお待ちしております。
(ショールーム担当:西條 恵理)
ショールーム予約はこちら▷
木象嵌細工アーティスト 望月 貴文氏 作品展示「Radica」のご案内はこちら▷
2022.11.22 SHOWROOM
環境にも配慮した2023MODEL
AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.385(名古屋・栄ショールーム)
エーディコア・ディバイズ各ショールームでは、2023年モデルを含む新しい展示が始まりました。2023年モデルは、環境にも配慮し70年代を意識したデザインです。今月開催されやコンセプト説明会にご来場いただいたお客様からも「懐かしい気持ちになる」「安心感のあるデザインですね」と嬉しいお声をいただきました。
名古屋・栄ショールームに展示しているダイニングセットは、4人掛けでくつろげるφ1200です。ソファセットは3人掛けとオットマンの組み合わせですが、柔らかい印象からか圧迫感もなく、丸みのあるデザインと相まってまとまりのある空間となっています。ダイニングのコンフォートチェアにはオプションハンドルも施されており、機能面だけでなく背面から見た際のアクセントにもなり、優しさや心地よさの中に今の時代に合ったモダンなデザインも兼ね備えています。また、中材やクッション材にもこだわった環境に配慮した家具です。また、新しく追加する張地は、国際基準をクリアした安心・安全なファブリックです。張地そのものの安全性だけでなく、家具の製造過程に携わる全ての人々の安全を第一に考えられています。名古屋・栄ショールームの2023年モデルにもこれらの張地が使用されております。優しいニュアンスカラーと温かみのあるアクセントカラーを合わせたり、異なるピンク系の張地を張り分けて花弁のような彩りを添えたチェアなど、コントラストをもたせながらも優しい雰囲気になっています。アクセントカラーを用いたり、カーテンやラグなどと色をリンクさせたりと、コーディネートの幅が一気に広がりますので、お気軽にショールームスタッフにご相談ください。
ショールームでは2023年モデルだけでなく、従来の人気モデル、また新しい張地も大判でご覧いただけますので是非実物に触れて座り心地やテクスチャーをご確認ください。皆様のご来店をお待ちしております。(ショールーム担当:水野未佳子)
2022.11.21 SHOWROOM
NEWファブリックのご紹介
AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.384(大阪・心斎橋ショールーム)
秋の季節も終わりに近づき、寒さが日に日に増してきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。11月9日の東京からスタートした2023ニューモデル コンセプト説明会が、無事終了しました。ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。2023モデルは新しい時代を見据え「NEXT DESIGN NEW 70’s」 をテーマに見た目に優しく身体や精神的にも心地よいネオセブンティーズデザインを目指しました。
2023 モデルの発表に合わせて5アイテム29色のファブリックが新しく加わりました。人気のグレー系やベージュ系、クッションなどでのアクセントとして取り入れやすいパープル、イエロー、オレンジも加わり、より多くのバリエーションの中からお選びいただけるようになりました。今年はカラーバリエーションだけでなく、環境にも配慮したファブリックを追加いたしました。今回追加されたファブリックは全て有害物質を自主規制し、安全性を認証しているファブリック(エコテックス スタンダード)です。また、環境には配慮したレザー調のファブリックの、ELシリーズも加わっています。ご自宅用からホテルや飲食店、病院、オフィスまで様々なシーンに合わせて楽しんでいただけるファブリックです。また、ショールームの展示品には人気のファブリックの新色を採用しておりますので、製品に張った雰囲気をイメージしていただけると思います。
当社ショールームでは、引き続き完全予約制にて皆様のご来場を賜っております。ショールームスタッフのマスクの着用、定期的な換気、家具類の消毒、次亜塩素酸での加湿など、徹底した感染予防対策に努めて皆様をお待ちしております。ご予約のうえ、どうぞ安心してショールームへご来場下さい。暖かいフレーバーティーをご用意して皆様のご来場をお待ちしています。(ショールーム担当:天川 唯)
2022.11.7 DESIGNER
ネオ70年代デザイン
AD CORE DEVISE DESIGNER COLUMN Vol.137
11月9日からエーディコア・ディバイズの2023モデルの新作発表会がスタートします。今年のテーマは「NEW70’」として製品作りを進めてきました。その触りを少しお話ししたいと思います。70年代のインテリアイメージはヴィヴィットカラーやプラスチックのイメージを持たれがちですが、それとは違い今のインテリアに合うようにリデザインされたセブンティーズデザインに注目が集まっています。注目されたのはファッションの世界で1970年代が注目され、若者を中心に新しい70年代の解釈がされ、さまざまなデザインにも取り入れられています。アメリカのオークションサイトでは1970年代デザインのソファが高額で取引されるようになり、ミッドセンチュリー家具から70年代家具に人気が移りつつあります。
私自身、小学校から高校まで1970年代をリアルに過ごしたので、昭和時代のファッションは古臭く、特にあの時代のファッションのベルボトムパンツなんてもう絶対来ないと思っていましたが、1990年代以降に生まれたY世代やZ世代にとっては生まれる20年以上前の時代の事で、古い感覚より新しい感覚で、今のファッションと組合せて使われています。私がデザインという言葉に初めて触れたのは1975年のスーパーカーブームでイタリアカロッテェリアの存在に胸踊らせた中学生時代でした。家具に興味を持ったのは高校のインテリアデザイン学科に入学してからで、書店の洋書コーナーでイタリアのインテリア雑誌のINTERNIやdomusを手に取った時の衝撃は忘れられません。また、その時代の洋書にあったオリベッティのマリオ・ベリーニデザインのタイプライターの広告で工業製品の美しさを知りました。
1970年代は、世界ではウォーターゲート事件、泥沼化していたベトナム戦争のサイゴン陥落よる終結、中東戦争での石油ショックの発生、スリーマイル島の原子力発電所の事故など暗い事が続きました。日本では大阪万博、沖縄返還、沖縄海洋博など明るい出来事が多くありましたが、日本列島改造論からの急激なインフレーション、石油ショックでの景気低迷やトイレットペーパー不足噂による狂乱、青酸コーラ無差別殺人、ロッキード汚職事件など暗いニュースも多くあり、1970年代の世相は今の時代に似て、不安が続く年代でもありました。その不安な時代の70年代終盤にその不安さを和らげるように世界では、柔らかな新しいデザインが生まれインテリアデザインにも多く取り入れられ、低い柔らかな形のモジュラーソファや椅子のデザインが生まれました。
2020年からの新型コロナウイルスの影響で、多くの人は働く場所や生活環境を急激に変える必要がありました。その事からリラックスできる環境空間や、目に優しい色合いと身体的心地よさが求められるようになりました。心を落ち着ける効果のある暖色系のブラウンや開放的な空間や、柔らかな座り心地のソファなど、70年代の柔らかなデザインが今の時代にピッタリだったのではないでしょうか。もう一つの70年代のファッションは、この数年、カジュアルな洋服の着こなしに対して社会全体が容認し、ノーネクタイやデニムでの出勤が許されるようになり、スニーカーがトレンドとして認められるようになった事、この閉鎖的な環境から解放されるようにリラックスしたフバギースタイルやオーバーサイズのファッションが合ったからです。しかし、1970年代そのままでなく、より進化したファッションやインテリアスタイルに生まれ変わってきています。
エーディコア・ディバイズではこの数年、エフォートレススタイル、大人のカジュアルをイメージしてデザインを発表してきました。2023モデルでは「NEW70’」として大人の快適なネオセブンティーズデザインを発表します。デザインだけでなく、より環境に配慮したこれからの家具がご覧いただけます。ぜひ、東京広尾、大阪心斎橋、名古屋栄ショールームでお確かめください。今回もレコードジャケットをイメージしたカタログ持ち帰り用のバッグやお土産を用意してお待ちしています。(クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)
2022.11.7 DESIGN
2023ニューモデル撮影レポート
AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.126
このところ一気に気温が下がり、秋を通り越して冬が到来したような寒い日が続いています。寒暖差が大きい時期なので体調管理には注意したいところですが、冷たい雨の降る10月初旬、神奈川の某スタジオで今年の新製品の撮影を行いました。試行錯誤を繰り返し、瀬戸が撮影日直前まで九州と山形の工場を行き来してようやく新製品が完成。2日に渡って仕上がったばかりの新製品の撮影に臨みました。
今年はハウススタジオでのロケ撮影は行わず、白いホリゾントのスタジオでの撮影です。ここ数年で関東エリアの巨大な撮影スタジオが閉鎖してしまい、家具の撮影が出来る広いスタジオをキープすることが難しくなっているのですが、今回は国内撮影を長年お願いしているカメラマンの丸山さんが利用しているスタジオをキープすることができました。スタジオとバックヤードがとても広く、トラックで搬入口まで着けることが出来るのでとても便利なスタジオでした。今年の新製品はサイズもゆったりしていて重量感のあるアイテムが多いので、搬入や移動が楽だったのでとても助かりました。今回は2日間でイメージカットと製品カットを50カット近く撮る予定、加えて製品の特徴を収める説明カットはデザイナーの瀬戸が自分で撮るかなり強行な分刻みのスケジュールです。家具のスチール撮影もデジタル化されて以前ほどは時間が掛からなくなったとはいえ、光や陰影を作り込んでの撮影は簡単にはいきません。綿密な香盤表を元に早朝からスタートダッシュを掛け撮影を進めました。
今年の新製品は、構造資材をできる限り国産材を用いたりクッション材にリサイクルフォーム材のリボンテッドフォームを用いるなど、環境に配慮した製品創りを目指しました。その影響もあって今年の製品は、ボリューム感としっかりと重さのある製品に仕上がりました。座り心地も上質で快適なのですが、重量があるためスタジオでのセットや移動は大変です。大きなサイズになると製品を箱から出す作業だけでも大変な場面があったのですが、撮影スタッフの皆さんの協力によって撮影をスムーズに進めることができました。メインの製品撮影を効率よく進めるかたわら、瀬戸は自前のカメラで次々と説明カットを収めていきます。プロのカメラマンが驚くほどの手際良さ、瀬戸の説明カットは先に完了、時間のかかるイメージカットも加速度的にスピードを上げなんとか予定内の時間で撮り終えることができました。
2023のニューモデルのコンセプトは「NEXT DESIGN 70’s」、どこか懐かしさもありつつ現在の視点には新鮮なスタイル。今年は視覚的にも手触りも優しい環境の負荷にも配慮したファブリックを採用して、快適でよりリラックスしたインテリア空間を意識しました。製品作りにもこだわりましたが、撮影にもこだわって良い画像が撮れたと思います。今月9日からはじまる 2023 ニューモデル新作展示で、ぜひご覧になってください。撮影した画像で製作したタブロイドをご用意してお待ちしています。(開発 武田伸郎)