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2022.6.23 SHOWROOM
過ごし方で選ぶソファ
AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.371(東京・広尾ショールーム)
家で過ごす時間が増え、リビングでの生活スタイルやくつろぎ方もますます多様化しています。リビングでメインとなるソファの使い方も生活スタイルの変化により、変わってきているのではないでしょうか。そこで、リビングでの過ごし方に合ったソファの選び方やお勧めのモデルをご紹介いたします。
家の中心となるリビングは家族や友人、親しい人が集まり温かく楽しい団らんの時間を過ごすことが多いのではないでしょうか。ゆったりとくつろぎ、会話を楽しむには様々な座り方ができる大きなソファがお勧めです。MD-1105モデルは、広い座面に脚を載せたり、寝そべったり、軽く腰掛けたり、自由なスタイルでくつろぎながらコミュニケーションが取れます。背やアームがないオットマンを組み合わせれば、色々な方向から座れ、家事の合間に腰掛けたりなど、短時間でも気軽なコミュニケーションが可能です。また、MD-211モデルは囲むように角度をつけたコンビネーションができます。座る人全員の顔が見渡しやすく、自然と会話が生まれる空間になります。
反対に、一つのリビングに集まっていても読書をしたりタブレットで動画を見たりなど、一人ひとりやりたい事が違う場合には、個々のシートが区切られたソファがお勧めです。誰かと同じ空間にいる気配を感じながら、自分の時間を楽しめます。MD-505モデルやARIAは座面クッションと背クッションが個々に分かれていますので、1人1シートで贅沢にお座りいただけます。
また、リビングを多用途に使いたい場合や、限られたスペースを有効に使いたい場合には、機能を持たせたソファもお勧めです。SOGNOはソファとしてもベッドとしても機能性をそこなわずにスタイリッシュにお使いいただけます。MD-605モデルは背クッションを外すとシングルサイズのデイベッドとしてもお使いいただけます。ご自身がリビングで寝そべりたい時や、親しい方が宿泊する時にも対応できますので多用途に使えます。
過ごし方に合わせてリビングのソファをお選びいただくと、リビングで過ごす時間も豊かになります。様々なスタイルのソファの中からご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。ご来場をお待ちしております。(ショールーム担当:西條 恵理)
2022.6.22 SHOWROOM
STYLE Expressionをご用意しています
AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.370(名古屋・栄ショールーム)
6月に入り全国的に梅雨入りをし、いよいよ梅雨も本番です。AD CORE DEVISEでは、ショールームにお越しいただいたお客様にお好みのインテリアをイメージしていただき易いよう、印刷物でご覧いただけるSTYLE Expressionをご用意しております。こちらのカタログは、お打ち合わせの際に家具へのイメージを膨らましていただけるようにご用意したツールで、ショールームでご覧いただくことができます。AD CORE DEVISEの家具をご存じでないお客様にも、当社の4つの異なるブランドテイストを分かり易くご覧いただける構成になっています。
STYLE Expressionの写真は、アメリカ西海岸の邸宅で撮影した製品のイメージ写真がメインで、見ているだけで想像が広がり、ページをめくるたびにワクワクする素敵なSTYLE BOOKです。見開きで同シリーズのリビングセット、ダイニングセットをご覧いただける構成になっているので、ページ毎に一目でお部屋全体のコーディネートをご確認いただけます。当社では今年から、環境への配慮の観点から紙媒体での総合カタログは廃止し、ホームページからカタログをご覧いただけるようホームページもリニューアルしましたが、お手元でゆっくり家具をイメージしたいというお客様のお声からSTYLE Expressionを作りました。ただし、ご自宅でお好きな時間に家具選びを楽しんでいただけるよう、代表的な製品を掲載したお渡しできるミニカタログもございます。ご希望の方はスタッフまでお声掛けください。
STYLE Expressionをご覧いただきながら、ショールームで実物の家具に触れて家具選びを楽しんでいただくのも良し、ご自宅でゆっくりミニカタログやホームページで製品を見比べていただくのも良し、お好きなスタイルで家具選びをお楽しみ下さい。(ショールーム担当:水野 未佳子)
▷ショールームご予約フォーム
2022.6.8 SHOWROOM
空間に合わせた自分好みの家具を
AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.369(大阪・心斎橋ショールーム)
エーディコア・ディバイズの製品は、ご注文をいただいてから国内の工場で製作しお届けしています。お選びいただいた家具を、ブランドごとに選べる塗装色に加え、豊富なバリエーションの張地の中からお好きな布をお選びいただき、様々な組み合わせの中から自分仕様の家具をお作りいただけます。お部屋のインテリアのテイストにあわせた、お気に入りの家具に囲まれた生活をスタートしてみませんか?
ソファやチェアの規格張地は全部で124アイテムご用意しております。また規格外でもご指定の張地をご使用いただくこともできます。また、ソファに施すパイピングをオプションで本革に変更できる製品もあります。本革にすることで引き締まった印象になり、高級感も出て大変好評です。木部の塗装色は、お部屋の床や壁などのテイストに合わせられる様に全部で22色ご用意しています。A-mode・PMMA+Woodは5色、AD CORE・NEO CLASSICOは13色、Heritageシリーズは9色とブランドごとに色をお選びいただけます。木本来の色を生かしたナチュラル色やダーク色、Heritageシリーズには人気のヴィンテージ色をお選びいただくことができます。塗装色やファブリックを合わせることで、インテリアに統一感が生まれます。また、背面にハンドルを付けることが可能なチェアもあります。後ろ姿のアクセントにもなり、張地部分に直接触れることがないので衛生的で、機能的にもチェアの移動がしやすくお掃除の際にとても便利です。
お部屋のイメージに合わせてお客様にご満足していただけるよう様々なご提案をさせて頂きます。実際に張地や塗装色を見ていただけるよう全てサンプルを揃えておりますので、ぜひご相談ください。皆様のご来場を心よりお待ちしております。(ショールーム担当:天川 唯)
2022.5.31 DESIGNER
SDG’s的な素材を考える
AD CODE DEVISE DESIGNER COLUMN Vol.132
先日、バーチャルスニーカーが150万で売れた事がニュースになっていました。リアルに履く事ができない、CG画像のバーチャルスニーカーで、所有する事だけが目的で、メタバースと言われる架空空間で自分のアバター(分身)に履かせることができるスニーカーです。いくらシリアル番号があり、自分しか所有できないと言っても、PC画像内だけの物に150万を支払う市場があることに驚きと理解できないと思いました。リアルな世界で仕事をしている私などには理解できない事ですが、2次流通と言われる転売では数倍以上の値段で取引がされているようです。CGなので素材劣化の心配はありませんが、、。
リアルなスニーカーでも2次流通は増えていて、有名ブランドの人気モデルの手に入りにくい特別モデルだと購入後すぐに数十倍で転売されています。今はそれを狙って利益目的に転売する人たちも多くいるようです。スニーカー趣味の人には2足購入して1足は保管用として使用せずに飾っているそうです。以前もブログに書いたことがありますが、今のスニーカーには発泡ポリウレタンが多く使われていて、水分と化合物が化学反応を起こし紫外線で進行をさせ、加水分解してボロボロになってしまいます。履かずに大切にしまっておいたスニーカーのソールが履いた瞬間に崩れてしまった話をよく聞きますし、私自身も経験があります。この加水分解はポリウレタン素材には必ず起こる現象なので、加工された瞬間から劣化は始まります。今でもこの加水分解の劣化は持つ時間が長くはなってきましたが、防ぐ事はできず、平均耐用何数は製造から3~5年と言われていますので、消耗品として理解するしかないようです。
車の世界では、1980年~90年代の車が人気で、転売目的で高く取引がされていて、ハコスカやフェアレディZのようなネオクラッシックカーだけでなく、スカイラインGT-R34、マツダRX7といった比較的年数の新しいスポーツカーなど程度の良い車は1千万円を越える金額で取引がされるようになりました。これはアメリカに25年ルールというクラッシックカー登録制度があり、登録から25年以上経た車は右ハンドル輸入禁止解除だけでなく、関税、排気ガス規制も対象外になりアメリカを走れるようになり、映画スピードで人気になった90年代の日本車が若者を中心に人気で、投資の対象にもなっているからです。しかし、旧車で問題になっているのが、スニーカーで問題になっている化学合成パーツです。その時代の車はダッシュボードだけでなく、コンソールやドア内側、ハンドルやシフトノブまで発泡ウレタンが使用されていて、表面のべとつきや形状崩れなど、室内の多くが劣化が進んでいます。また、その時代のアフターパーツが無く代わりの物が手に入らない事です。
私が乗っているカルマンギアは比較的新しい年代はあまり残っていません。これは樹脂パーツの使用が多く、修理やアフターパーツが無いからです。足回りやエンジンなど金属の物はアフターパーツがあるので、交換や修理すれば良いのですが、樹脂パーツはありません。樹脂パーツは金属型で大量に作ると安く製造できますが、金属型が無くなれば、作ろうにも作れないからです。よほどの人気車でなければ、再生品もありません。先日、フランス車のシトロエンの日本ミーティングが行われましたが、2CVやクラッシックDSは多く、日本で1980年代に一番売れたBXという車種の方が少なかったそうです。ネオクラッシックというだけで購入すると大変な目にあう事になります。アフターパーツが多いか、修理できる工場があるか、自分で修理できるか、よく調べて購入しましょう。今、販売されている車は性能も良く壊れにくくなっていますが、液晶モニター、LEDランプや発泡ウレタンなど劣化する機械や素材がメインで、30年後に存在する車は無いのではないでしょうか、、。
家具の世界ではビニールレザーは最強で長持ちすると思われている方が多いのですが、ポリウレタンが使われた柔らかい人工皮革は加水分解が起きやすく、起きにくいと言われる塩化ビニールも数年後には固くなる事が多くあります。化学化合物の劣化は仕方がなく、その都度、張り替えなどメンテナンスを行えば良いのですが、結局は高い物になってしまいます。革はSDG’s的に悪者と言っている人もいますが、牛肉を食べる以上必ず取れる天然素材で、堅牢でメンテナンス次第で長持ちします。靴もポリウレタンでなく、ソールにゴムを使った製品であれば、手入れすれば長持ちしますし、自然由来の素材の素材であれば環境にも優しい物になります。使い捨てでなく、何年使えるかを考えて素材選びをするのもSDG’sの大切な責任の一つです。(クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)
2022.5.30 DESIGN
これからの老健施設の家具
AD CORE DEVISE DESIGN COLUMN Vol.121
エーディコア・ディバイズのホームページで、閲覧数も多くお客様から評価いただいているのが納入事例を掲載した「WORKS」です。PUBLIC、RESTAURANT、HOMEの3つのカテゴリーに分けて当社製品を納めた画像を、コメントとともに紹介しているのですが、それぞれインテリアコンセプトに基づいた素敵な物件を多数ご紹介していますので、ぜひご覧になってください。そんな様々な納入事例がある中で、明確なコンセプトを基に当社製品をお使いいただいているのが、PUBLICに掲載している老健施設です。当社の製品は、商業空間や公共スペースなど、一般的なホームユースの家具以上に高い耐久性が求められる物件にお納めしていが、それ以上に高い安全性と耐久性が求められるのが老健施設の家具です。
これまでの老健施設では、耐久性や安全性を重視した一目でそれと分かる家具が使われていました。しかし、デザイン性や居住性を重視した老健施設が増えてきたことにより、インテリアや家具も変化してきました。今、老健施設に求められているのは、スタイリッシュで安全が高く、座り心地と強度を両立させたメンテナンス性にも優れた家具です。そして共通しているコンセプトが、入所される方はもちろん、ご家族の方や働くスタッフの方々にとっても快適なインテリア空間の施設だということです。そんな空間にエーディコア・ディバイズの家具がセレクトされてきました。
デザイン性を重視した老健施設のインテリアでも、耐久性やメンテナンス性が劣ってる家具では安心できる施設とは言えません。しかし、安全性だけに注力しただけのインテリアでは安らげる空間作りが出来ません。これからの老健施設では、この2つの要素をクリアする事が求められます。当社の製品は、デザイン性は基より各製品の特徴を生かしながら機能性も考慮。独自の強度試験を実施し(*1)耐久性を確認したものを製品化しています。もちろん「どんな扱いでも壊れない家具」ではありませんが、設計やコーディネーターの皆様にはその点をご理解いただきながら、受注生産システムを活かして、施設に適合するスペックでご指定いただいています。さらに、ご要望により規格製品をベースにアレンジを加えてお納めする事例もあります。規格品がベースの特注仕様なので、製品の実績や信頼性により、安心してお使いいただけます。さらに、追加のご注文や修理、メンテナンスにも対応が可能になるメリットもあります。
老健施設や高齢者向けのレジデンスは、今後さらに要望が広がっていくと思われます。安全性や快適性はもちろん、建築も含めた快適なインテリアはますます重要な要素となっています。老健施設や高齢者向けのレジデンスなどのご要望の際は、ぜひご相談ください。これまでの実績や経験を基に対応させていただきます。情報をお待ちしております。(開発 武田伸郎)
*1 椅子の場合、国内の工業技術センターにおいてJIS S1032、S1203、S1023 に基づいた家具の強度試験を実施