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ダイニングチェア選びのポイント
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2021.8.30 PRODUCT INFO.
MD-103N DINING CHAIR
クリエイティブディレクター瀬戸 昇が、デザイナーからの視点で写真だけでは伝わらない製品の魅力を動画でお伝えします。今回はオーク材の素材感豊かで柔らかな印象のダイニングチェア、MD-103Nをご紹介します。
■MD-103N DINING CHAIR 製品ページ ▶
![](https://www.adcore.co.jp/wp/wp-content/uploads/column/860_MD_103NA_01.jpg)
2021.8.30 PRODUCT INFO.
MD-107N DINING TABLE
クリエイティブディレクター瀬戸 昇が、デザイナーからの視点で写真だけでは伝わらない製品の魅力を動画でお伝えします。今回はオーク材の無垢素材をミニマルなモダンデザインに表現したダイニングテーブル、MD-107Nをご紹介します。
■MD-107N DINING TABLE 製品ページ ▶
![](https://www.adcore.co.jp/wp/wp-content/uploads/column/861_MD_107_N_240_001.jpg)
2021.8.30 DESIGNER
デザイン価値の移り変わり
AD CODE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.123
当社では感染防止のために、会社の勤務時間を早朝から夕方四時半退社に変更しています。夏になってガレージでのバイク整備も辛くなり、TVでも見ようとしたのですが、見慣れていないせいか、見る番組が見当たりません。 BS放送でもと思い探していると、昨年秋に放送した番組の再放送をしていました。「名建築で昼食を」という番組で、主演は池田エライザと田口トモロヲで、建築模型士の植草千明役の田口トモロヲと、広告代理店に勤める春野藤役の池田エライザが、SNSで知り合い、ノスタルジックな名建築を巡り昼食をするという番組です。社内で話をすると若い女性社員が「池田エライザちゃんが出ている番組でしょ」と。知っている方には今更と思われかもしれませんが、、。
番組は坂倉準三や前川國男、村野藤吾が設計した昭和の名建築を関係者に案内されながら、最後にその建物内にあるカフェでランチをする内容で、建築紹介をする事がメインの建築番組と違ったドラマ仕立ての内容が面白い手法だなと思って見ていました。昭和の建築はノスタルジックな古さを残しながら今も使われている建築で、今の若い人にとってはこの古さも新しく、お洒落に感じる要素だという事を、主役の池田エライザを通して感じる事ができました。中で面白く感じたのは、建築的背景よりも、階段手すりや柱の意匠など細部の説明が多い事です。ミース・ファン・デル・ローエが言った「神は細部に宿る」の言葉のような進行です。私自身もそういった箇所に目がいくので、六本木の国際文化会館での階段手すりなどに食いつく場面では、そうそうと思ってしまいました。
主役の春野藤役の池田エライザが住む古いアパートは、私の自宅の近くの横浜根岸森林公園近くにあり、相当くたびれたコンクリート作りの古い昭和のアパートで、あるのは知っていましたが、外観は錆だらけで、一度も修繕が行われていないような状態で、池田エライザのような女の子が住んでいるような、お洒落な雰囲気ではありません。番組スタッフもよくこの建物を見つけたなと感心しました。部屋と屋上から見える古い建物は根岸森林公園に残された、競馬場の観覧席です。住んでいる部屋は昭和のインテリアで、流し台のある台所とアルミサッシとふすまのある部屋で、部屋に置かれる家具や照明も昭和です。使っている扇風機はブルーの羽の1970年代の物で番組ではお洒落に見えます。インテリアも扇風機も私の青春時代に使った物でけっして新しく感じるデザインではないのですが、、。自分の価値観では古く見える物も、世代が変わると違った価値観が持たれます。
車やバイクの世界はヴィンテージと言われた1950年代~60年代から1970~80年代のネオクラッシックへと人気が移り、アメリカでもその時代の車やバイクが高値で取引されるようになってきました。いつも髪を切ってもらう美容師の方が家を買う事になり、写真を見せてもらうと1980年代の中古の家で、嬉しそうにお洒落な家なんですよと、、。建築やデザインに対する価値観も変わってきている事を感じた夏になり、高校時代まで使っていた実家の扇風機や家電も持ってこようかなと思ってしまいました。9月1日に開催するWebセミナーの西海岸建築レポートでは古さを生かしたリノベーションをお届けします。お楽しみに!(クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)
![](https://www.adcore.co.jp/wp/wp-content/uploads/column/862_2021_8_up_01.jpg)
![](https://www.adcore.co.jp/wp/wp-content/uploads/column/862_2021_8_up_03.jpg)
2021.8.27 DESIGN
優れた特性を持つセラミック素材の天板加工
AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.112
昨年、コロナ渦の中発表したテーブルシリーズMD-1102は、標準規格で抗菌塗装・オプションで抗ウイルス塗装対応の木天板と、薬品や消毒液にも耐性のあるガラス天板のバリエーション、さらに黒大理石調のセラミック天板をご用意しました。発売後、セラミック天板の受注が増え、白いビアンコカラーラ模様を追加しました。セラミックは、耐熱性に優れ天然大理石のように水分が染み込んでシミになり難いなど優れた特性を持っています、さらに金属より高度が高く傷が付き難いため、傷に菌が入り込むこともなく衛生面にも優れています。優れた素材特性を持つセラミックですが、加工が非常に難しい素材です。今回は、MD-1102のセラミック素材が天板トップに仕上がるまでの工程をご紹介したいと思います。
テーブルトップやカウンターの素材としては、取り扱いも容易で木製家具の工場でも加工が出来る樹脂製の人工大理石が一般的ですが、セラミック素材は、表面硬度が非常に高く割れやすい素材なので、専用の工場での加工が必要になります。素材の原盤が3メーターと非常に大きく割れやすいので、配送はもちろん工場内での移動だけでも慎重な取り扱いが必要です。さらに裏面に割れ防止のFRP樹脂加工が施されいて、カット面が欠けてしまうので一度に定寸に仕上げることができません。初めに、カッターの刃に工業用のダイアモンド砥粒を使用したブリッジカッターで粗取りをします。水を流しながら作業台の合板も一緒にカットするため、作業台の合板も一度しか使えません。次に、粗取りしたセラミック板の裏面外周を、木天板に接着した際にピッタリ密着するように割れ防止のFRPを研磨する作業を手加工で行います。その後、ようやくウォータージェットカット器に板を移動し、正確な寸法にカットします。
仕上がり寸法にカットされたセラミック板は、専用の側面研磨機で小口面をダイアモンドパッドで磨いて仕上げていくのですが・・・MD-1102のセラミックは厚みが6ミリと非常に薄いため、クランプで固定する機械にセットする事が出来ません。薄く硬い素材なので加工中に割れてしまう危険性があるためです。そのため、ここでも手加工の仕上げを行なっています。面取り加工も同様で、ウォーターサンダーで#100~#500、#800と丁寧に加工し、最終仕上げとして小口面を専用のワックス研磨剤で磨き上げ、テーブルトップ素材が完成します。
デザイン性、素材感、機能性など全てにおいてグレードの高いセラミック素材。高価な素材ではありますが、テーブル製品の素材として仕上げるまでに、時間と手間を掛けています。画像を見ていただいてもその素晴らしさを感じていただけると思いますが、ぜひ実際に手で触れてみてその素材感を確かめて下さい。各ショールームには各種サンプルもご用意しています。皆様のご来場をお待ちしています(開発 武田伸郎)
![](https://www.adcore.co.jp/wp/wp-content/uploads/column/859_adcore_8_27_111.jpg)
![](https://www.adcore.co.jp/wp/wp-content/uploads/column/859_adcore_8_27_333.jpg)
2021.8.25 SHOWROOM
床や建具の色と家具の色
AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.343(東京・広尾ショールーム)
家具をご検討のお客様から、木部の色は床に合わせた方が良いですか?などとといったご質問をよくいただきます。家具を選ぶ際には内装が決まっているケースが多いので、お部屋の床や建具の木の色に揃えなければと思っている方が多いのではないでしょうか。
床や建具の木の色と家具の色を揃えることで、お部屋には統一感が生まれますが、新築やオーダーメイドでない限り、床や建具と家具の木目の色をピッタリ同じ色に揃えることは難しいので、悩んだり迷われたりしているといった声もよく聞きます。一方で、木の色を揃えることで単調な印象になる場合もあります。床と建具、テーブルや椅子まで全てを同じ色で揃えてしまうとフラットな印象になりメリハリのない空間に見えてしまうこともあります。木の色の組合せには決まりはあるのでしょうか?色が違っても違和感はないのでしょうか?などと悩んでいらっしゃる方も多いので、素敵にコーディネートする色の組合せ方のポイントをご紹介します。
・木の色の塗装色を揃える
木部の色を揃える場合はベースのトーンを揃えるとまとまりが良いです。フローリング、建具、家具とメーカーが違うとブラウンでも様々なブラウンになってしまいがちですが、赤みや黄みが強い暖色よりのブラウン、青みがかったりグレイッシュな寒色よりのブラウンなど、ベースとなるトーンを合わせれば違和感なくコーディネートができます。
・コントラストをつける(色のコントラスト・質感のコントラスト)
色をあえて合わせずに大きな差をつけると、コントラストがついたメリハリのある空間になります。ナチュラルトーンの床にダークトーンの家具を合わせると、家具が引き立ち色の違いは気になりません。また、色のコントラストだけでなく、質感のコントラストも加えると更に深みのある空間となります。
・同系色でグラデーションを作る
色がピッタリ揃わない場合や、木の分量が多いお部屋では同じ質感で濃淡をつけると違和感のないグラデーションが作れます。同じ色で揃えすぎると、単調になってしまう空間も立体感が出て表情がある空間になります。木部の色だけでなく、ソファや椅子のファブリックも濃淡のアクセントを付け加えると更に奥深い空間になります。
様々な条件により、床材や建具の色を変えることは難しいですが、当社の家具は木部色やファブリックを選ぶことができますので、お好みのスタイルの空間を作ることができます。色を揃えて統一感のある落ち着いた空間にしたいのか?メリハリのある楽しい空間にしたいのか?インテリアのカラーコーディネートでお悩みの場合は、お気軽にショールームスタッフにご相談ください。カタログや納入事例などご覧いただきながらアドバイスさせていただきます。現在、ショールームは完全予約制にてご案内させていただいております。ホームページの予約フォームよりご予約いただけますので、ぜひご来場ください。
(ショールーム担当:西條 恵理)
▷ショールームご予約フォーム
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