Recent Posts
-
2024.07.01
ミラノサローネの変化
-
2024.06.28
モノ作りの現場を見るということ
-
2024.06.26
PACE AD-111S,A
-
2024.06.25
過ごし方で考えるソファ選び
-
2024.06.21
和の空間に馴染む家具
-
2024.06.12
九州工場に行ってきました
-
2024.05.30
適正価格をロサンゼルスで考える
-
2024.05.29
流行に左右されないデザイン
-
2024.05.28
ZEFFIRO AD-911・912・913
-
2024.05.23
ダイニングチェア選びのポイント
Back Number
2024年
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2021.7.14 SHOWROOM
和の空間で家具を楽しむ
AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.339(名古屋・栄ショールーム)
皆様は家具を選ぶ際にどのようなことに重点をおいて選ばれますか?「お部屋全体と雰囲気を合わせて」「あまり華美(地味)になり過ぎないように」などお好みはあるものの、和室、洋室など空間と用途に合わせて、イメージに近づけていく感じではないでしょうか。全体の雰囲気やバランスも大切ですが、あまり固定概念に捉われず自由な発想で家具選びを楽しんでみてはいかがでしょうか。今回は和の空間にも調和する家具をご紹介したいと思います。
まずは、A-mode(エーモード)ブランドの座椅子と座卓のご紹介です。MD-804の座椅子は笠木が身体に馴染み、幅がゆったりとした座面は、厚みのあるウレタンクッションのタイプとお手持ちの座布団を組み合わせてご使用いただける2タイプがあります。リビング続きの和室などでカーテン生地と座布団カバーの色柄を合わせてお使いいただくなど、コーディネートも自在です。また合わせる座卓は、和室だけでなくリビングテーブルとしてもご使用いただけるデザイン、サイズ展開なので、洋室でも違和感なくお使いいただけます。チェアのMD-103は背や座面のデザインが障子の組子をイメージさせ、『和』を感じていただけるチェアです。和室の建具や畳縁などと木部の色目を合わせて和室でも椅子の生活を楽しむことができます。社名にもなっているADCOREブランドはエッジの効いたイタリアンモダンがベースとなっていますが、凛とした佇まいが和の空間にも合い、ひと味違った空気感を演出できます。またモダンな印象が強い人気のチェルボⅢも華奢な脚部が和の繊細な雰囲気に調和し違和感なくお使いいただけます。チェアだけでなくスツールやソファ、特注家具の場合でも木色や張地を工夫して検討してみてはいかがでしょうか。個性の強いデザインでも和の空間で引き立ちます。先入観にとらわれず、お好みの家具を和の空間でもお楽しみください。
只今、ショールームは完全予約制となっております。また、遠方のお客様やショールーム訪問を躊躇されている方には、個別にオンラインで製品確認も可能なオンライン打ち合わせも開設しております。お好きな方法で家具選びのお手伝いをさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。皆様のご予約を心よりお待ちいたしております。
(ショールーム担当:水野 未佳子)
▷ショールームご予約フォーム
![](https://www.adcore.co.jp/wp/wp-content/uploads/column/845_最終③.jpg)
![](https://www.adcore.co.jp/wp/wp-content/uploads/column/845_最終④.jpg)
2021.6.29 DESIGNER
インテリアに安らぎを
AD CODE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.121
いつもならアメリカ西海岸での撮影のため、撮影場所を決めるためにロケハンへ行っている時期ですが、今年は2年に一度の海外ロケは断念する事になりました。2003年スタート時にはどうしても豪邸に目が行ってしまい、そんな邸宅を借りて撮影を行いました。しかし、撮影を重ねるごとに時代に合った住みやすさを感じる快適な建築で撮影をするようになりました。ロケハンする時に感じるのは、住まいとして使用されている良い家は、良い香りと安らぎを感じる事で、そういった住まいには、さりげなく生け花が置かれている事が多く、オーナーの来客や家族への優しさを感じ、建物にも愛情を感じます。これは取材に回った数百軒の住宅にも言える事です、庭の草花の手入れが行き届いている事も同じです。
撮影に使用する家具は、ロケハン後に仕様を決めてコンテナでアメリカまで輸送するのですが、デコレーション小物は現地で調達します。その中でも重要なのが花と花器で、住宅や撮影する家具に合うようなものを探して調達します。花器や小物の多くは、現地のプロデューサーのYASUKOさんの自宅にある物をお借りします。所有されている小物や花器はどれもセンスが良く、その量にも驚きます。中にはラリックのガラス器などもあり、お借りして持ち歩きする時には緊張します。その花器に入れる花はロサンゼルス市内で購入するのですが、ウエストハリウッドにあるスーパーマーケットにも沢山置かれていて、花に困る事はありません。しかし、その年のテーマに沿った花が無い場合もあり、ダウンタウンのフラワーディストリクト(花市場)へ仕入れに行きます。
ロサンゼルスのダウンタウンには、花だけでなく玩具や食料など、街のブロック全体に同じ店が集まったディストリクト(地区)があり、フラワーディストリクトと言われる数百の店が集まった公共の花市場があります。プロや卸売業者の入れる時間と販売価格は別になりますが、入場料を支払えば一般客も入場して購入もできます。ロサンゼルスの花市場の歴史は、1892年に日本からの移住者がロサンゼルス南部で花生産を開始し、1913年に日系人がこの場所に花市場を開設した事が始まりだそうです。以前、聞いたのですが、ロサンゼルスの庭仕事も日本からの移住者が始めたそうで、今は輸入花が多く、バラなどはエクアドルやコロンビアからの輸入がメインになっているそうです。花市場や庭師のガーデナーは南米の方がメインになっていますが、アメリカのインテリアに華やかさを与えたのが、日本人と聞くと嬉しくなります。
中にはエリアごとに違う種類の草花が置かれ、それに合わせる花器の販売もされています。一般客が入れる時間帯に入ってもフラワーコーディネーターやデコレーターなどインテリアのプロらしき人がメインで、リヤカーほどある大きな台車を借りて回っています。朝2時からオープンしているので、私たちが入れる8時頃には置かれている花は少なくなっていますが、それでも日本ではあまり見かけない草花が多く、かなり安く販売されています。日本に比べ原色系の色が多く、撮影には向かない花も多いのですが、グラフィックデザイナーの方とスタイリストと会場をリヤカーを押して、大きなバケツ一杯に花を仕入れます。一回の撮影に使用する花は20セット近くになり、撮影中に花器に花を生けるスタイリストの方は大変ですが、製品の邪魔にならないサイズ感を大切にしながら、打ち合わせして進めていきます。
アメリカのスーパーマーケットの入り口近くの良い場所には花が沢山置かれ、その華やかさを見ると暮らしに必要なアイテムとして普段使いされているのがよく分かります。コロナ禍で日本でもホームセンターでの草花が沢山売れていると聞きます。当社でも東京、大阪、名古屋のショールームスタッフが相談しながら、自分たちで花を使った展示をしています。インテリアに安らぎを与える花は私も大好きです。もう少しでオリンピックが始まります。表彰台で手にするのはどんな花束なんでしょうか。それを見るのも楽しみです。
(クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)
![](https://www.adcore.co.jp/wp/wp-content/uploads/column/842_2021_6_01.jpg)
![](https://www.adcore.co.jp/wp/wp-content/uploads/column/842_2021_6_02.jpg)
2021.6.27 DESIGN
安全な製品をお届けするために
AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.110
昨年から続くコロナ渦の中、様々な取り組みや対応を続けてきましたが、1年越しの東京オリンピックもいよいよ開催されるようです。欧米ではワクチン接種が進み、自粛や制限が解除されてはじめていますが、先日イギリスでは2年ぶりのG7が開催されました。新型コロナウイルス収束に向けての議案とともに、近年世界的な指標になっている「SDGs(エスディージーズ)」の指針も改めて確認されました。最近よく耳にするSDGsですが、分かりやすく要約すると持続可能な開発目標、世界中の人々が平等かつ安全に生きることのできる社会を作るための目標「Sustainable Development Goals」の略称になります。
現代は、環境問題や安全性に関する定義も多岐に渡っていますが、統括的に捉える指標として掲げられたのがSDGsです。SDGsには資源保護や健康で安全な生活を送るためのさまざまな目標がありますが、私たちが注視するのは、例えばNo12の「つくる責任、つかう責任」。以前は経済的なメリットを優先するあまり、環境保護や安全性にあまり注力しない時代がありました。エーディコア・ディバイズの発足当時はバブルの真っ只中!より高いものが売れ、旧くなれば新しいものに買い換えることが当たり前の時代でした。しかしエーディコアのブランドコンセプトは「ご注文をいただいたモノだけを必要な分だけ受注生産でお届けする」でした。当社の代表的なチェルボも当時は生産が追いつかないほどのセールスを誇っていたのですが、製品コンセプトは「優れたメンテナンス性」でした。誕生から35年経過した現在でもお客様からメンテナンスのご依頼をいただいています。
チェルボの背と座に用いている曲面の板は、薄くスライスした木材を接着剤で重ねて整形プレスした成型合板と言われるパーツです。成型合板の芯材に用いる単板は、色や木目が不揃いでも使えるので無垢材よりもはるかに有効活用できる工法です。接着剤を併用することで薄い部材でも強度を保つことができます。当社で用いている成型合板は、接着剤を塗布した単板を成型の型にセットし、高周波プレス機で成型合板に仕上げます。巨大な高周波プレス機と強力な接着剤の組み合わせは、木製家具というより工業製品のイメージが強く、接着剤も化学素材や溶剤を使っている印象を持たれてしまいがちです。しかし、成型合板の接着剤は「小麦」と「コーンスターチ」を主剤とした、口にしても安全な自然素材を用いているのです。食材を用いた接着剤は配合比や調合は企業秘密ですが、でん粉の持つ特性を最大限引き出すことによって強度や耐久性に優れ、他の接着剤の追従を許さないものになっています。限りある資源を無駄なく最大限に活用し、必要なものだけを作る。安心して永くお使いいただける製品をお届けし、効率的にメンテナンスが出来る。いまでいうSDGsの目標に沿ったモノつくりを35年も前のブランド発足当初から行なっていたことになります。
これからの時代、資源はますます貴重なものとなり、モノを作る側の企業にも無駄なものが作れない状況になることも考えられます。もしかするといくら予算を掛けても今までのように資材を自由に使えなくなる時が来るかもしれません。でも、エーディコアでは、できる限り資源を有効活用し、スペックや仕様は変化してくるかもしれませんが、永くお使いいただける家具をこれからも変わらずお届けしていきたいと思います。(開発 武田伸郎)
![](https://www.adcore.co.jp/wp/wp-content/uploads/column/843_blog_news_6_1_2.jpg)
![](https://www.adcore.co.jp/wp/wp-content/uploads/column/843_blog_news_7_7.jpg)
2021.6.24 PRODUCT INFO.
MD-1105 SYSTEM SOFA
クリエイティブディレクター瀬戸 昇が、デザイナーからの視点で写真だけでは伝わらない製品の魅力を動画でお伝えします。今回は2021モデルから、アメリカモダン建築のインテリアシーンをイメージさせるゆったりとした奥行きとシンプルな形状のシステムソファ、MD-1105をご紹介します。
■MD-1105 製品ページ ▶
![](https://www.adcore.co.jp/wp/wp-content/uploads/column/838_detail.jpg)
2021.6.24 PRODUCT INFO.
MD-301N TV BOARD
クリエイティブディレクター瀬戸 昇が、デザイナーからの視点で写真だけでは伝わらない製品の魅力を動画でお伝えします。今回は様々なインテリアシーンとライフスタイルに合わせてお使いいただけるTVボード、MD-301Nをご紹介します。
■MD-301N 製品ページ ▶
![](https://www.adcore.co.jp/wp/wp-content/uploads/column/839_MD_301N_L_02.jpg)