COLUMN

2019.4.19 PRODUCT

PRODUCT : WISTERIA TRELLIS [ウィステリア トレリス] Table

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG vol.73
今回は2019モデル、厚みのあるアクリル樹脂の天板としっかりとした存在感を放つ木部のコンビネーションが新鮮なダイニングテーブル、PMMA+Woodシリーズ WISTERIA TRELLISをご紹介します。

WISTERIA TRELLISは藤棚をイメージしたデザインです。透明なテーブル天板に置かれるテーブルウェアが床に様々な影を落とす様子が木漏れ日に揺れる藤棚をイメージさせます。天板は厚み25mmのアクリル樹脂。ガラスを超える高い透明度を持つアクリル樹脂の中でも高品質な素材を選定しています。サイズバリエーションはW1800、W2100、W2400から選ぶことができ、奥行も1000mmと余裕のあるサイズ感です。ダイニングテーブルとしてだけでは無くオフィスのカンファレンステーブルとしてもお使いいただけるようデザインしました。

厚みのあるアクリル天板の伸縮を逃がすため、アクリル天板短手の木口はフリーになっています。長手側はテーパー加工を施し、ホワイトアッシュ材の厚板材を接合したサイドフレームに落としこんだデザインです。それらを支えるのはサイドフレームと同じくホワイトアッシュ材で作られたロの字の脚部。下にむかうに連れ幅が細くなり、接地する辺の方が短くなるテーパーのかかった形状は、意匠性だけではなく、重量のある天板の揺れを減らす構造的な理由から生まれた形で、さらにテーブルの脇に立った際、足の指先がぶつかりにくくなる実用的な側面も持っています。脚部の固定箇所は4段階(W2400は6段階)に移動させることができ、お使いいただくシーンに合わせて調整いただけます。

贅沢な厚みを持ったアクリル樹脂とホワイトアッシュ無垢材の持つ木の温かみの組み合わせが新鮮な印象を与えるWISTERIA TRELLIS。重厚でありながら浮遊感を併せ持ったデザインをインテリアシーンに取り入れてみてはいかがでしょうか。

(エーディコア・ディバイズ 開発部/富所 駿)

■WISTERIA TRELLIS DINING TABLE 製品ページ ▶

左上:藤棚をイメージした構成。左下:アクリル樹脂の天板に花を置いた状態。床には木漏れ日のように影が落ちます。右上:天板と同じ材料の厚み25mmのアクリル樹脂とクリアガラス板。透明度の違いがはっきりとわかります。右下:アクリル板の伸縮を逃がすため、アクリル天板短手の木口はフリーになっています。長手側はテーパー加工を施し、ホワイトアッシュ材の厚板材を接合したサイドフレームに落としこんだデザインです。
左:先端に向かい幅が細くなるホワイトアッシュ材の脚部。右:脚先に向かって若干内側にテーパーがかかった脚部の形状は構造的に安定し、テーブルの脇に立った時につま先がぶつかりにくい実用性も併せ持ちます。右下:脚部はボルトで固定されており、取り付け位置を4段階に調整することができます。(W2400は6段階)

2019.3.22 PRODUCT

PRODUCT : MAGNOLIA [マグノリア] Chair

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.72
今月は2019年モデル、アクリル樹脂と木のコンビネーションが新鮮なダイニングチェア、PMMA+Woodシリーズ MAGNOLIAをご紹介します。MAGNOLIAは木蓮科のこぶしをイメージしたデザインです。

MAGNOLIAはスクエアな全体感でありつつも有機的な曲線でできたサイドチェアと、アームまで柔らかなカーブでアクリルを一体成型したアームチェアのラインナップ。ガラスを超える透明度を持ったアクリル樹脂のシェルは厚みが12ミリあり、時間をかけオーブンで熱したアクリル板をアルミの金型でプレスして作られています。木製の成型合板に比べると自由に三次曲面を作り出すことができるアクリルの性質を生かし、身体を包み込むようなカーブを実現し、背をもたれかけるとわずかにしなることで上質なかけ心地に仕上がっています。シェルの表面の仕上げはわずかな歪みもないように人の手で時間をかけて磨き上げています。

座面にセットされるクッションは、MAGNOLIAの持つ軽やかなイメージを崩さないようトップがフラットで薄く見えるデザインです。三次曲面のシェルにフィットするようウレタンを積層してできており、深みがあり底付き感の無いかけ心地に仕上がっています。また、クッションは座面に空いた穴に紐を通し、裏からボタンで留めることで容易に着脱できるようになっています。フレームはホワイトアッシュの無垢材でできており、フレームと座面の接合部は三次曲面のシェルの裏面にぴったりと合うように面取加工を行っています。フレームは透明なアクリルの座面を通して見えるため、どの角度から見ても美しく見えるように仕上げてあります。脚部は上から下へ厚みが薄くなる不均等厚成型合板で作られており、構造自体も美しい椅子になっています

アクリル樹脂と木部の組み合わせが新鮮な印象を与えるMAGNOLIA、アクリルの樹脂の成型技術と木部の精緻な加工技術が組み合わされて出来上がりました。透明なシェルは空間を広く見せ、洗練された存在感のあるデザインです。写真では表現しきれない魅力をぜひショールームでご覧下さい。
(エーディコア・ディバイズ 開発部/富所 駿)

■MAGNOLIA DINING CHAIR 製品ページ ▶

左:アクリル樹脂のシェル。しなやかなカーブは身体にフィットし、わずかなしなりが上質な座り心地を生み出します。右上:シェルは厚み12mmの一枚のアクリル板を成型しています。右下:不均等厚成型合板の技術を用いた脚部。
左上:フレームは透明なアクリルの座面を通して見えるため、どの角度から見ても美しく見えるように仕上げてあります。左下:ウレタンを6層に重ねた座クッション。深みのあるしっかりとした掛け心地です。右上:座面のカーブにフィットした座クッション。トップはフラットで軽やかなデザインです。右下:クッションに取り付けた紐を座面に通し、ボタン状の留め具で固定します。

2019.2.22 PRODUCT

PRODUCT : MD-901 Chair

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.71
今月は2019年モデル、A-modeシリーズに新たに加わったダイニングチェアMD-901をご紹介します。MD-901はファブリックによりさまざまなデザインに姿を変え、男女を選ばないユニセックスファッションのように、さまざまな空間でお使いいただけるダイニングチェアです。楕円をデザインのモチーフとして各所に使用し、くせのない上質で端正なフォルムを生み出しています。

ミドルバックの背は、複数個の楕円を組み合わせた曲面に成型した合板のシェルに、7層にもウレタンを重ねています。背クッションに厚みを持たせながら、自然なカーブを作り出すことで包み込むような感覚にしました。更に背に当たる部分に絞りを入れることで、腰掛けた際に腰を支えしっかりとしたホールド感を生み出し、デザイン上のアクセントにもなっています。座フレームの曲線も楕円を組み合わされて作られています。上質な座り心地を持たせるため、ファニチャーメッシュを下地に5層の厚みと硬さの異なるウレタンを重ね、一番上層のウレタンはもっちりとした柔らかさが特徴のスーパーソフトウレタンを使用しています。ホワイトアッシュ材を削り出した脚部は断面が楕円形状で、これもMD-901のデザインモチーフを踏襲したものです。断面を楕円にすることで強度を保ちつつ細く軽やかな脚になり、陰影がなめらかでナチュラルな印象を与えています。

スタイルを定めない現在のインテリアシーンに自然に溶け込むMD-901。ファブリックにより姿を変えるナチュラルなデザインが静かな存在感を放ちます。オプションハンドルはゴールド色の真鍮のポリッシュ仕上げと、シルバー色のクロームメッキからお選びいただけます。ぜひショールームでお試しください。

(エーディコア・ディバイズ 開発部/富所 駿)

■MD-901 DINING CHAIR 製品ページ ▶

左上:厚みのあるウレタンに段差をつけることで腰を支える背クッション。左下:段差部分は張地を合板に打ち込んで作られます。右上:成背のウレタンを反転した状態。理想のラインとかけ心地を生み出すため、形状の異なる7層のウレタンを重ねています。右下:背面と背裏で異なったファブリックを使用することもできます。オプションハンドルはゴールドとシルバーからお選びいただけます。
左:背のシェル・座面も正楕円を組み合わせた曲線の構成です。左下:座面は硬さと厚みの異なるウレタンを5層に重ね、膨らみのあるしっかりとした掛け心地を生み出します。右上:脚部の根元と先端。断面形状は楕円です。右下:フレームと脚部の接合部分。シャープなデザインと強度を両立するため高い精度で加工を行なっています。

2019.1.25 PRODUCT

PRODUCT : PLUM [プラム] Lounge Chair

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.70
今月は2019年モデル、アクリル樹脂と木のコンビネーションが新鮮なラウンジチェア、PMMA+Woodシリーズ PLUMをご紹介します。PLUMはその名の通り梅の花びらをイメージしたデザインで、リビングテーブルのPLUM COREをセンターに置くと梅の花が完成されます。

シェルに使用しているアクリル樹脂は、水族館で使われる水準のガラスを超える透明度を持ったキャスト製法のもの。座板の厚みが20ミリ、ラウンドした背板は16ミリあり、高い強度で溶剤接着されています。シェルは時間をかけオーブンで熱したアクリル板を型に入れプレスして作られています。また、表面の仕上げはわずかな歪みもないように人の手で時間をかけて磨き上げています。

座面にセットされるクッションは、軽やかに見えるように90ミリと薄い作りですが、内部には厚み約35ミリの特殊なポケットコイルをインサートし、体圧を分散させる柔らかな掛け心地と耐久性を併せ持ちます。クッションはカバーリングになっており、取り替えが可能で、裏面には滑り止め効果のある張地を張ることで使用中にずれることがありません。背のクッションはシェルの背のカーブに沿うように三次曲面を持つウレタンに立体縫製のカバーを取り付けています。

シェルを支えるホワイトアッシュ材のフレームと脚部は丸くシェイブされ、座が軽やかに浮いて見えるように座の中央で持ち上げられます。フレーム、脚部はアクリルの座面を通して見えるため、どの角度から見ても美しく見えるよう全ての面に塗装を行い、仕上げてあります。

アクリル樹脂と木部の組み合わせが新鮮な印象のラウンジチェアPLUM、高度なアクリルの樹脂の成型技術と木部の加工技術が組み合わされて出来上がりました。透明なシェルは空間を広く見せ、洗練された存在感のあるデザインです。ポケットコイルを使用した座クッションが上質な掛け心地が生み出します。
写真では表現しきれない魅力を持ったPLUM。ぜひショールームでお試しください。
(エーディコア・ディバイズ 開発部/富所 駿)

■PLUM TA-003 LOUNGE CHAIR 製品ページ ▶

左:背クッションを取り外してもお使いいただけます。右上:脚部は全ての面に塗装を行い仕上げられています。右下:丸くシェイブされた脚部。フレームは座のシェルを中央で持ち上げ軽やかに見せるデザインです。
左上 左下:厚さ約35ミリの特殊なポケットコイルを使用した座クッションが体重を分散させる柔らかな座り心地を生み出します。右上:クッションはカバーリングになっており、裏面に滑り止め機能のある張地を貼ることで使用中にずれにくくなっています。右下:背クッションの中材。シェルの背に合わせた三次曲面に整形してあります。

2018.12.21 PRODUCT

PRODUCT : LOTUS [ロータス] Chair

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.69
今月は2019年モデル、アクリル樹脂と木のコンビネーションが新鮮なダイニングチェア、PMMA+Woodシリーズ LOTUSをご紹介します。LOTUSはその名の通り蓮の花びらをイメージしたデザインです。

ガラスを超える透明度を持ったアクリル樹脂のシェルは厚みが12ミリあり、時間をかけオーブンで熱したアクリル板をアルミの金型でプレスして作られています。木製の成型合板に比べると自由に三次曲面を作り出すことができるアクリルの性質を生かし、身体を包み込むようなカーブを実現し、背をもたれかけるとわずかにしなることで上質なかけ心地に仕上がっています。シェルは背の根元からトップに向かってシェイブし、さらに木口の面取りが大きくなっていくことで、蓮の花びらの持つ優美な曲線を表現しています。シェルの表面の仕上げはわずかな歪みもないように人の手で時間をかけて磨き上げています。
座面にセットされるクッションは、LOTUSの持つ軽やかなイメージを崩さないようトップがフラットで薄く見えるデザインです。三次曲面のシェルにフィットするようウレタンを積層してできており、深みがあり底付き感の無いかけ心地に仕上がっています。また、クッションは座面に空いた穴に紐を通し、裏からボタンで留めることで容易に着脱できるようになっています。

フレーム、脚部はホワイトアッシュ材を使用しています。フレームと座面の接合部は三次曲面のシェルの裏面にぴったりと合うように面取加工を行っています。フレームはアクリルの座面を通して見えるため、角木のデザインにもこだわり、塗装もどの角度から見ても美しく見えるように仕上げてあります。

アクリル樹脂と木部の組み合わせが新鮮な印象を与えるLOTUS、アクリルの樹脂の成型技術と木部の加工技術が組み合わされて出来上がりました。透明なシェルは空間を広く見せ、洗練された存在感のあるデザインです。写真では表現しきれない魅力をぜひショールームでご覧下さい。
(エーディコア・ディバイズ 開発部/富所 駿)

■LOTUS TA-001 DINING CHAIR 製品ページ ▶

左:アクリル樹脂のシェル。しなやかなカーブは身体にフィットし、わずかなしなりが上質な座り心地を生み出します。右:シェルの小口の面取りは先端に向かうほど大きくなり蓮の花びらのようなデザインを表現しています。
左上:シェルの底面のカーブに合わせて精密に面取加工されたフレーム。左下:角木のデザイン。通常の椅子では仕上げない部分ですが、デザイン性の高いものになっています。右上:座面のカーブにフィットした座クッション。トップはフラットで軽やかなデザインです。右下:ウレタンを6層に重ねた座クッション。深みのあるしっかりとした掛け心地です。