COLUMN

2018.6.22 PRODUCT

PRODUCT : MD-807 Living Table・Side Table

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.63
今回はA-mode Heritage2018モデル、MD-807をご紹介します。無垢のオーク材の表情が豊かな、丸みを帯び柔らかな印象のサイドテーブル、センターテーブルのシリーズです。同時に発表したMD-805ソファとの相性は抜群で、システムソファとの組み合わせで柔らかなインテリアシーンを生み出します。

MD-807は多彩な形状、サイズをご用意しています。ソファのサイドや背に並べて使用出来るソファテーブルタイプは、天板サイズW900×D400とW1200×D400の二本脚で、高さを590と350からお選び頂けます。天板サイズがΦ450とΦ600のBHタイプは一本脚のベースタイプ、ベースをソファの下に差し込んでコーヒーテーブルとしてお使い頂けます。そして、センターテーブルとして四本脚の天板サイズΦ900とW900×D900をご用意しています。

MD-807の特徴は柔らかなディティールです。オークの無垢材で縁取られた天板の木口は、楕円を分割した曲線で面取りを施し、優しい手触りを感じて頂けます。一本脚から四本脚まで共通の脚は、厚み50mmのオークの無垢材の一枚板を断面が楕円になるように削り出し、スチールプレートを用いてしっかりと天板に固定されています。断面形状を楕円にすることで見る角度によって様々な表情を見せるテーブルになりました。一本脚のBHタイプのベース部分も無垢のオーク材を削り出し、楕円をモチーフに優しい面取りを施してあり、当たりが柔らかいデザインです。スチールプレートを組み合わせた重量のあるベースにより簡単に倒れないように作られています。

様々なシーンでお使い頂けるバリエーションを持ったMD-807。オーク材のナチュラルな質感と柔らかなカーブを用いたデザインが空間に優しい存在感を示します。単品でお使い頂くのはもちろん、システムソファのMD-805と組み合わせることで、様々なシーンに対応するナチュラルなインテリアを作り出します。ぜひショールームで手に触れて、オーク材の上質な質感と柔らかなラインを感じてみてください。
(エーディコア・ディバイズ 開発部/富所 駿)

■MD-807 SIDE TABLE & CENTER TABLE 製品ページ ▶

左:MD-805本体の背の高さに合わせたソファーテーブル。システムソファをより様々なシーンでお使い頂けます。右:一本脚のBHタイプはベースをソファの下に差し込むとコーヒーテーブルとしてお使い頂けます。
左上:脚部はオークの一枚板を削り出して出来ています。左下:一本脚のBHタイプのベース。こちらもオークの無垢材を削り出し、楕円をモチーフにした面取りを施しています。右上:スチールプレートが入れられたベースはしっかりと重量があり倒れにくいデザインです。右下:天板の面取りは楕円を二分割した曲線で柔らかな手触りです。

2018.5.25 PRODUCT

PRODUCT : CERVO Ⅳ [チェルボ クワトロ] Chair

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.62
今回はAD COREブランドより2015年に発表されたダイニングチェア、CERVO Ⅳ(クワトロ)をご紹介します。CERVO Ⅳは1986年のAD COREブランド発表当初からロングセラーのCERVOシリーズの第四弾、これまでのCERVOシリーズとは趣を変え、柔らかなエッジとゆったりとした掛け心地が特徴です。

成型合板の背座がスチールフレームから浮き上がり、軽やかな印象のCERVOシリーズ。CERVO Ⅳは今までのCERVOシリーズと比較すると掛け心地、デザイン共に柔らかくなりました。座面はサイズが大きくなり、背の傾斜も大きくよりゆったりとお使い頂けるようになりました。背座のフォルムも楕円をモチーフに、角が取れ柔らかな印象です。脚部のパーツはこれまでと共通のXフレームと呼ばれる脚部のスチールフレームに、丸みを帯び、柔らかな印象になったホワイトアッシュ材の木脚が取付けられています。

成型合板の背座は、スチールのL字金物を5個用いて接続されています。この金物は表面に見えませんが、強靭でしなやか、体重をかけると背がわずかにしなることで掛け心地を良くする機能を担っています。アームチェアは成型合板の背のシェルがアームまで囲まれるような構成で、アーム部分を分割することなく一体で成型されています。長年積み重ねた成型合板の高い技術によって実現されました。座面もよりゆったりとした掛け心地になるよう、固さと厚みの異なるウレタンを3層に重ね、背は大きさの異なる5層のウレタンがしっかりと身体を支えます。

イタリア語で「鹿」という意味を持つCERVO、その軽やかなイメージを崩さずにより快適に進化したCERVO Ⅳ。進化した掛け心地と柔らかなフォルムをぜひショールームでお試しください。

(エーディコア・ディバイズ 開発部/富所 駿)

■AD-151 DINING CHAIR 製品ページ ▶

左:成型合板の背座の構成。楕円をモチーフにコーナーのカーブを描きました。右上:アームタイプは背からアームまで分割することなく一体で成型されています。右下:背と座の接続部分。5個のスチール製のL字金物によって接続されています。背の曲げのカーブにも楕円が用いられ、背と座の間のわずかな隙間は背がしなった時にきしむ音が鳴らないように設けられています。
左上:背のクッションは形の異なるウレタンを5層に重ねてしっかりと身体を支えます。左下:座面は固さと厚みの異なるウレタンを3層に重ね柔らかでありつつもしっかりとした掛け心地です。右上:CERVOシリーズ共通のXフレーム。座面を軽やかに見せるため、四点で支え浮かせる構造です。右下:ホワイトアッシュの脚は高い精度で掘り込み、オニメナットを用いてXフレームとしっかりと固定されます。

2018.4.24 PRODUCT

PRODUCT : 030M-MODEL Chair

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.61
今回はNEO NEO CLASSICO Heritage2018モデル、NC-030Mを紹介します。絶妙なサイズ感とナチュラルなテイストはフォーマルなダイニングはもちろん、オフィスやパブリックスペースにもフィットするダイニングチェアです。

NC-030Mはサイドチェア、アームチェアともに幅600mm、奥行き600mmとダイニングチェアとしては大きめでゆったりとお使いいただけるセミラウンジサイズにデザインされています。フレームには木目の表情が豊かな良質のオーク材を使用し、大きめに取られた面取りが優しい印象を与えます。

座と背のクッションのベースには弾性ベルトをクロスに編んで使用し、深く柔らかな掛け心地を実現しました。背クッションの弾性ベルトは腰部と背の上部とで異なるものを使用し、腰は固めに背は柔らかめにすることで掛け心地を良くしています。更に、厚みのある背のクッションには絞りを入れることで、柔らかなだけでなくしっかりと腰をサポートし、身体に負担をかけない快適な掛け心地です。

美しいカーブを描くアームは薄くフラットな印象ですが、身体に触れるアームの内側には厚みのあるウレタンを、シャープなエッジの外側には薄いウレタンを使用しています。また、オプションで3色のカラーバリエーションからお選び頂けるレザーのパイピングをご用意しています。オーク材の脚部との組み合わせは、ナチュラルな印象を空間に与え、様々なシーンでお使いいただけます。

柔らかなアームの曲線にオークの素材感が表現された脚部、そして上質な掛け心地を実現したNC-030M。ゆとりのある座り心地はダイニングだけではなく、オフィスやパブリックスペースのコンパクトなラウンジチェアとしてもお使いいただけます。ぜひショールームでお試しください。
(エーディコア・ディバイズ 開発部/富所 駿)

■NC-030M DINING CHAIR 製品ページ ▶

左上:絞りを入れた背クッション。腰をしっかりと支えます。左下:アームの内側は厚手のウレタンが柔らかい当たりを生み出します。右:背と座のクッションのベースには弾性ベルト編み込んでいます。背の弾性ベルトは腰部と背の上部で柔らかさの異なるものを使用し、腰は固めに背は柔らかめにすることで掛け心地を良くしています。
左:オプションのレザーのパイピングで演出されたアームのライン。右:座面裏側に落とし込まれたオーク材のフレーム。フレームを細くシャープに見せながらしっかりと強度を確保するデザインです。

2018.3.22 PRODUCT

PRODUCT : MD-806 Zataku Table

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.60
今回はADCOREとして初めての和室家具、A-mode Heritage MD-806を紹介します。同時に発表した座椅子、MD-803、MD-804にマッチし、モダンデザインにも和のヴィンテージスタイルにも自由に組み合わせてお使い頂けます。

MD-806はオークを贅沢に使用しナチュラルで柔らかなインテリアシーンを作り出します。フレームと脚部は無垢材を削り出し、天板トップには木目の表情が豊かな追い柾の突き板を使用し木口には無垢材を回してオリジナルの面取りを施しています。サイズはW1800×D900、W1500×D900、W900×D900の三つのラインナップ。旅館などの和室の空間から、ダイニングにつながるコンパクトな畳のスペースまで様々な空間でお使い頂けます。

座卓としての使い勝手を考慮したMD-806の天板は、正座をする際にも膝がフレームにぶつかりにくいよう、天板をフレームと一体化させることで薄くして、座卓として十分な脚入れの高さを確保しました。また、通常見えない部分ですが、天板を支える桟木は角を手で触っても違和感の無いように面取りを施してあります。

柔らかさとシャープさを兼ね備えたデザインの脚部は割れが出ないよう、乾燥させたオークの無垢板をはぎ合わせてから高い精度で削り出して作っています。フレームからなめらかなカーブでつながる脚部の形状は、根元は四角に近い断面で接地面に近づくにつれ楕円に近い形状に変化します。この形状が高い強度を保ちながら見る角度によって表情の変わるシャープな印象を与えています。

和と洋のテイストを横断し様々な組み合わせでお使い頂けるMD-806。リビングに畳のある住宅やモダンスタイルの和室などで座卓としてお使いいただくほかに、リビング空間で大きめのセンターテーブルとしてもお使い頂けるデザインです。モダンとヴィンテージ、和と洋、様々な空間でお使い頂けるMD-806をぜひショールームでお試しください。
(エーディコア・ディバイズ 開発部/富所 駿)

■MD-806 ZATAKU TABLE 製品ページ ▶

■MD-803 ZAISU CHAIR 製品ページ ▶
■MD-804 ZAISU CHAIR 製品ページ ▶

●画像はクリックすると拡大されます。

左上:オーク材を削り出したフレームと脚部。やわらかなカーブのエッジは肌が触れても柔らかい当たりです。右上:脚部の断面を楕円形状にすることで、細身な印象で十分な強度を持たせました。右下:天板裏の桟木は手で触れた時にも違和感がないよう面取りが施されています。
左上:無垢材のフレームに落とし込み一体化した天板。左下:表情豊かな突き板の天板。右上:天板の構成の違いによる足入れの高さの違い。右はリビングテーブルのMD-706A。右下:足入れをしっかりと確保し、正座をしても膝がぶつかりにくいデザインです。

2018.2.22 PRODUCT

PRODUCT : MD-803・804 Zaisu Chair

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.59
今回はADCOREとして初めての和室家具、A-mode Heritage MD-803、804を紹介します。多様化するライフスタイルに対応するモダンデザインの座椅子です。

MD-803、804はMD-103NとMD-503の延長にあるデザインで、和室のあるダイニングシーンをモダンに演出します。どちらも従来の座椅子と比較してゆったりとしたサイズ感で、フレームに表情豊かなオーク材を使用しています。またバリエーションとして、底付き感のない座クッションタイプのAタイプと、座布団を組み合わせて使用するCタイプからお選び頂けます。Cタイプの座面は滑り止め加工をした張地を使用し、座布団がずれずに快適にお使いいただけます。オプションとしてオリジナル座布団クッション、MD-803-ZCをご用意しました。ウレタンとポリエステル綿を組み合わせ、へたりにくくしっかりとした座り心地です。座クッションタイプと座布団タイプ、どちらに座っても背の当たりの位置が変わらないよう、クッションの固さや厚みを調整してあります。

ダイニングチェアのMD-103NをベースにデザインしたMD-803はスクエアなデザインです。座クッションタイプは座面に厚みや固さの異なる5層のウレタンを使用しています。背にも4層の積層ウレタンを使用し、やわらかな背の当たりを実現しました。ラウンジチェアのMD-503をデザインのベースにしたMD-804はMD-803よりも更にゆったりとしたサイズで、畳の上でラウンジチェアのようにお使い頂けます。座クッションタイプは座面に厚みや固さの異なる7層のウレタンを使用しています。背中をホールドする笠木は贅沢にオークの無垢材を三次曲面に削りだし、ゆったりとしたサイズ感で柔らかな背のカーブは快適な背の当たりを実現しました。

どちらの座椅子も一般的な高さの座卓と組み合わせても使用する際、正座をしても膝がぶつからないよう、座のフレームは25mmと薄くデザインしました。薄い座のフレームと背のフレームの接続部は二本のホゾを差し込んだ後に精度の要求される仕口です。また地面に近づくにつれ広がる背のフレームが描く曲線は、強度を持たせ安定感を演出するMD-803、804オリジナルのデザインです。

和と洋のテイストを横断し、統一感を持たせるデザインのMD-803、MD-804。合わせて発表した座卓のMD-806との相性は抜群です。リビングに畳のある住宅やモダンスタイルの和室などでお使いいただけます。モダンヴィンテージデザインの座椅子をぜひショールームでお試しください。

(エーディコア・ディバイズ 企画開発/富所 駿)

■MD-803 ZAISU CHAIR 製品ページ ▶
■MD-804 ZAISU CHAIR 製品ページ ▶

■MD-806 ZATAKU TABLE 製品ページ ▶

●画像はクリックすると拡大されます。

左上:MD-804C 座布団タイプ。座のフレームを薄くすることで足入れを広く取っています。左下:座布団タイプの座面。滑り止め機能のある張地を使用しています。右上:薄い座のフレームと背のフレームの接合部は、ホゾをダブルに使用し強度を高めています。右下:椅子を動かした際に畳を傷つけないように、座面の裏のフレームにR面取りを施しています。
左上:座クッションの構成。厚みや固さの異なる5層のウレタンを使用し底付き感の無いしっかりとした掛け心地です。左下:モチーフとなったMD-103Nと共通の座フレームの面取り。木部に脚がぶつかっても当たりが柔らかいデザインです。右:MD-803A 座面につながる末広がりの背のフレームは強度を高めるデザインです。背クッションには4層の積層ウレタンを使用し、正座とあぐらで背の当たる高さが変わっても快適な掛け心地を実現しました。
左:MD-804A 三次曲面に無垢材を削り出した笠木は、ゆったりとしたサイズでやわらかな背当たりです。正座とあぐらで背の当たる高さが変わっても快適な掛け心地を実現しました。右上:笠木と背のフレームの接続には寸切りボルトという金物を使用し強固に固定しています。右下:座クッションの構成。厚みや固さの異なる7層のウレタンを使用し、底付き感の無いしっかりとした掛け心地です。