COLUMN

2020.6.30 DESIGNER

新しい事に出会いながら

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.109
先日、初めてZoomを使ったWebセミナー(ウェビナー)を行い1200名以上のお客様に参加いただきました。1月にショールームで開催した西海岸セミナーから半年ぶりです。今の時期、昔はミラノレポート、最近では人間工学などのスキルアップセミナーを行なっていました。ミラノレポートを始めたばかりの時は北海道から沖縄まで全国17カ所、30回以上のセミナーを開催していました。パソコンとプロジェクターが入ったキャリーバッグを転がして1ヶ月以上出張だった時もあり、それでも千人の方とお会いするのがやっとでした。

子供の頃、電池の無い鉱石ラジオから音が出るのに驚き、ウルトラマンやヒーロー物で腕につける無線機を見て、あんな小さな物で遠くの人と話せるなんて夢みたいだと思いました。小学校1年の時にアポロ11号の月面着陸を月からの中継を見て、凄いと思ったのも遠く昔の事です。その後、短波放送にはまり屋根にアンテナを張って、遠く南米のエクアドルから届く日本語放送に心踊らせました。社会人になってからはポケベル、巨大な携帯電話からPHS、携帯電話、スマホとなり、メールだけでなく、どこでもTV電話の時代になっていました。どの時代でも、新しい技術が生まれ、人々は使い方を学びながら使いこなしてきました。いつも間にか機械の中がブラックボックスになり構造は全く理解できなくなりましたが、、。

ウイルス感染拡大で今年のセミナー開催は諦めていました。Skypeを使ったセミナーやYouTubeを使った方法も検討しましたが、どれもセミナーとして使うには難しく、何か良い方法はないかと思っていたら、Zoomを使ったWeb会議が急激に広がり、テレビでのリモート出演が使われ、若い人たちの中ではZoom飲み会が行われだしました。当社では4月の在宅勤務からZoomミーティングを使い出したのですが、ストレス無く打合せでき、社内勉強会で使ってみると、リアルな勉強会より理解しやすくとても便利でした。

Webセミナーでどれだけのお客様が参加頂けるのか心配しましたが、3回で1200名以上の方が参加になりました。北海道から沖縄まで日本全国から参加いただいた事も驚きでしたが、本当に驚いたのは、お申込み頂いた方の参加率が高かった事です。会場のリアルなセミナーだと8割の参加率なのですが、Webセミナーだと100%近い参加率で、天気にも急な仕事にも影響なく、セミナー時間にパソコンの前に座るだけ、タブレットならどこでも参加できるので、参加率が高いのでしょうか。また、リアルセミナーだと座る場所によって前の人の頭で画像が見えなかったり、音が聞こえなかったりするのですが、Webセミナーなら平等に見れる事が良かったのではないでしょうか。

初めてのWebセミナーは向かい合う人が居ないので戸惑いました。Web会議なら画面に相手がいるので、様子を見ながら話す事が出来るのですが、相手のいないパソコン画面のカメラを見続けながら話すWebセミナーは、テンションを保つ事は難しく大変です。でも、簡単な機材で何千キロも離れた、遠い人々と時間が共有できるなんて、なんて素敵な事なんでしょうか。これからもエーディコア・スタジオから何かをお伝え出来ればと思っています。次はショールーム内で動きながらのリアルセミナーとWebセミナーのバイブリットセミナーを企画しています。お楽しみに!(クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)

左上:鉱石ラジオは、真空管やトランジスタは使わず、半導体の性質を持った鉱石を使ってAM検波をするラジオで電池も必要ありません。左下:ウルトラマン 科学特捜隊 流星バッジ:円谷プロサイトから。こんな小さなバッジで本部と連絡取れるなんて、凄いと思っていました。右上:トランシーバー:子供の頃に遊んだトランシーバーで使える距離は見通しの良い所でも100メーター程度で、森の中などでは使えずにがっかりした記憶が、、。右下:東芝SOUND750:当時短波放送は子供達の中で流行っていて、このサウンドナナハンは一斉風靡しました。
新型コロナ感染予防で分けた営業部の机(会議室内)で即席放送室を作ってZoomセミナーをしました。マイクで音を拾うので外部の音が入らない静かな場所で行う必要があります。立派なPCとカメラと思われがちですが、ノートブックPCの小さなカメラとイヤフォンマイクがあれば放送可能です。

2020.6.29 DESIGN

ステイホームと家具のメンテナンス

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.98
新型コロナウィルスの移動自粛も解除になり、私たちの生活もようやく回復基調になってきました。一時は、飲食店はもとより公的な施設まで機能が止まってしまい街から人影が途絶えてしまいました。エーディコア・ディバイズの製品は、ホームユースから様々な商業施設やパブリックスペースにお使いいただいていますが、そういった施設がほぼシャットダウンしてしまったことになります。緊急事態期間は、当社でもチーム制で在宅勤務の対応を取っていましたが、自宅での自粛生活が一ヶ月以上続いたことになります。そんな営業活動もままならない自粛期間にお問い合わせをいただいていたのが、家具の張替えやメンテナンスのお仕事でした。

ホームユースでは自宅で過ごす時間が長かったため、椅子やソファの張替えを検討する方が増えたのですが、商業施設や飲食店などでも自粛休業中に普段ではなかなかできない椅子やソファの張替えのお問い合わせをいくつもいただきました。今回お話をいただいたお客様は、渋谷駅から徒歩数分の道玄坂にある大人のシガーバー「 IRIE 」さま。入り口の扉は栃の木、無垢材の温もりを最大限に活かしたミズメ材のカウンターの前にAD-023 ルッソカウンターチェアがセットされている上質な大人の空間のお店です。15年に渡り当社の製品を使っていただいていたのですが、今回椅子の入れ替えもしくは張替えのお問い合わせをいただきました。椅子の状態を確認し、予算も検討いただいて張替えの対応となりました。

ルッソは、2002年に発表したAD COREのチェアシリーズ。オーソドックスなデザインですがAD COREらしく構造にこだわり細部の仕上がりまでこだわった製品です。エーディコア・ディバイズの製品は廃盤がないため、非常に長くお使いいただいてるお客様がたくさんいらっしゃいます。20年以上お使いいただいているお客様から、製品のブランドシールの電話番号を辿って連絡をいただくこともあります。今回お店でお使いいただいていたカウンターチェアも、長期のご使用により、全体に汚れが目立ち座面のクッション性もだいぶ落ちていました。今回は張替えに合わせて座面のクッションも交換対応しました。汚れやキズもレタッチし、張り上がった椅子は見違えるように仕上がりました。リフレッシュしたチェアはこれからもお客様をおもてなししてくれると思います。

新型コロナウィルスの感染は国内では終息に向かいつつありますが、まだまだ一進一退の状況です。世界的な終息までにはまだしばらく時間がかかりそうですが、こんな時期にこそお使いになっている家具のメンテナンスを検討されてみてはいかがでしょうか。ホームページでもご紹介していますが、今なら抗菌や次亜塩素酸対応のファブリックもお選びいただくことができます。ソファなど違うファブリックで張り替えるとイメージも一新し、愛着のある家具も見違えるように蘇ります。普段はあまり使わない鮮やかなファブリックにしてみるなど、イメージを膨らませて検討してみてはいかがでしょうか。お問い合わせお待ちしています。(開発 武田伸郎)
■ BAR IRIE ■

渋谷の駅から徒歩数分とは思えない、落ち着いた空間。納品した時には、オープン前の仕込みが始まっていました。「ミズメ」のウッドカウンターとAD-023カウンターチェアがお客様をお迎えします。
右上:長年お使いいただいたカウンターチェア。大切にお使いいただいていますが経年でだいぶ傷んでいます。右下:布を剥がしてクッション材を取り除いたところ。クッションベースの布バネも張りが弱くなっています。左:リフレッシュしてお納めした椅子。座り心地も戻りました。

2020.6.25 SHOWROOM

自宅にワークスペースを作るには

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.301(東京・広尾ショールーム)
緊急事態宣言中、在宅ワークを経験された方も多いと思います。当社でも東京本社は4月下旬から5月末まで、交代制で在宅ワークを行いました。緊急事態宣言解除後も働き方のスタイルが変わり、しばらくは在宅ワークが中心になる方もいらっしゃると思います。とは言いつつも、ご自宅に充分なワークスペースを確保できる方は少ないのではないでしょうか?

テレワークに際するアンケートでも、「仕事専用のスペースがない」「仕事用のデスク・椅子がない」「一人で集中するスペースがない」などといった不満を目にしました。それに合わせて住み替えたり、間取りを変更したりなどはなかなかできることではありません。十分な広さがあれば「仕事部屋」が作れますが、そうでなければ、どうにかして「ワークスペース」を作らなければいけません。今お使いの家具の使い方を見直してみたり、少し買い足すだけで、ご自宅にワークスペースを確保できるアイディアをご紹介します。

1.ダイニングテーブルをデスクに
お部屋に仕事専用デスクを置けない場合、ダイニングテーブルをデスクとして活用しましょう。テーブルの上には何も無い状態に片付ければ、会社でのフリーアドレスのようにお使いいただけます。ダイニングテーブルの天板高さは700〜720mm、椅子の高さは420〜450mmとなっていることが一般的です。食事をするうえでも、パソコン作業の場合でも作業しやすい高さと差尺の考え方は同じです。実際、ダイニングテーブルでお仕事をされる方も多いと思います。在宅ワークが広がり始めた頃から、快適なワークチェアの需要が高まり、当社でもデスクチェアのご相談やダイニングチェアのご相談が増えました。現状お使いのダイニングチェアを、長時間座っていても疲れにくい快適な座り心地のチェアに買い替えたり、買い足される方が多いです。

2.リビングにワークスペースを
リビングの一角にデスクを置き、仕事コーナーを作れればベストですが、スペースがとれない場合はサイドテーブルを活用してみてはいかがでしょうか?ソファに差し込めるタイプのサイドテーブルであれば、手元に引き寄せられますのでパソコン作業でもお使いいただけます。ノートパソコンやタブレットをお使いでしたら、リビングにもコンパクトなワークスペースができます。

「イエナカ」という表現も定着し、楽しく暮らせるよう家具や暮らし方など見直す動きが今後も続きそうです。モノやスタイルを見直す一方で、より安心してご使用いただけるモノへの関心も高まっています。エーディコア・ディバイズでは、インテリアの中で身体に密接に関係する家具をより安心してお使いいただけるように、抗菌対応をした木製用塗装のトップコートやファブリックをご用意しております。8月31日(月)まで無料で抗菌対応塗装を施すキャンペーンを実施しています。この機会に、ぜひご検討下さい。
高機能抗菌塗装 無料キャンペーンはこちらから
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(ショールーム担当:西條 恵理)

左:在宅ワーク用のチェアとして人気のコンフォートチェアNC-001MA。ゆったりしたサイズ感は、男性でもくつろいで座ることができます。 右:通常サイズのアームチェアNC-001LAと比べるとサイズの違いがよくわかります。
左:1本脚タイプのテーブルNINFEAは、ソファテーブルとしてお使いいただけます。天板サイズはφ450とφ600よりお選びいただけます。φ450でもタブレットを置くには充分なサイズです。 右:コーナーのアールが優しい手触りを感じるソファテーブルMD-807。ベースにはプレートが埋め込まれ重さがありますので、安定感があります。パソコン作業などでも倒れる心配がありません。

2020.6.25 PRODUCT

特別編 デスクチェアのご紹介

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG vol.87

今回はエーディコア・ディバイズのデスクチェアをご紹介します。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、在宅勤務が始まりご自宅で使用するデスクチェアをお探しの方も多いのではないでしょうか。エーディコア・ディバイズでは通常のオフィスチェアとは異なる、上質なインテリアにマッチする人間工学に基づいたデスクチェアをご用意しています。
エグゼクティブなミーティングルーム、大学図書館からご自宅までさまざまなシチュエーションで使用されているデスクチェアを、使用する方の体格に合わせた使用感の参考になるよう、写真付きでご紹介します。NEO CLASSICO からはNC-015を、NEO CLASSICO Heritage からはよりリラックスしてお使いいただけるNC-043Cをご紹介します。

NC-015
メカニカルなデザインが多いオフィスチェアとは対象的に、上質な質感を持ったクラシカルなデザインのデスクチェアです。フォーマルな印象のハイバックと、空間を広く見せるローバックのバリエーションをご用意しています。
座角をあまり取らずPC作業などを行いやすいモジュールですが、座面にはダイメトロールという布バネを使用し快適な座り心地を実現しています。背の傾斜は大きめで、脚部に装備されたリクライニング機能と合わせて、オフィスチェアよりもリラックスした姿勢を取ることができる設計です。キャスター付アルミダイカスト製の脚部にはガスダンパーによる座面の高さ調整が可能で、キャスターはフローリングを傷つけにくいウレタンキャスターを使用しています。

NC-043C
現在ラウンジチェアとして当社で一番人気のウイングバックチェア、NC-043Wのキャスタータイプです。鳥の翼のようにカーブした背とアームは、周りの視線と音を遮り、静かで落ち着いたパーソナルな空間をつくりだします。ハイバックで包まれるような座り心地のNC-043Cは、大柄な男性でもゆったりと頭を持たれかけられるサイズ感です。
背中の2つのボタン絞りはデザインのアクセントだけではなく、背にわずかな角度の変化を作り出し、腰を支えるという機能も兼ね備えています。キャスター付きの脚はヴィンテージな印象を与える梨地のブラック塗装、75mmの昇降機能があり小柄な女性から大柄な男性までお使いいただけます。キャスターはNC-015と同じくウレタンキャスターを使用しています。

どちらのデスクチェアも昇降機能を備え、幅広い身長に対応しています。また、背がラウンドしているため、チェアを回転させたときにぶつかることがなく、限られたスペースでもお使いいただけます。今回はデスクチェアとして使用しやすいキャスターチェアに絞ってご紹介しましたが、木脚のものでもデスクチェアとしてお使いいただけます。新しいワークスタイルとしてご自宅でのお仕事が増えてきている今、ご自宅を彩るインテリアの一部としてデスクチェアを選んでみてはいかがでしょうか。(エーディコア・ディバイズ 開発部/富所 駿)

■NC-015 DESK CHAIR 製品ページ ▶
■NC-043C DESK CHAIR 製品ページ ▶

左:NC-015 座角があまりない座面はPCなどでの作業を意識したもの。やや後ろに倒れた背は脚部のリクライニング機能と合わせて寄りかかった時にリラックスした姿勢を取るためのものです。右:NC-043C、NC-015と比較するともともとゆったりとした姿勢になる設計です。背のボタン絞りによって背の角度に変化を作り出し腰を支えます。
NC-015 当社の東京広尾スタッフの小山内(155センチ)、下山(182センチ)の座り姿です。
NC-043C-A 人間工学に基づき設計された背の形状と昇降機能付きの脚部により、様々な体格の方にお使いいただけます。

2020.6.19 SHOWROOM

ホテルでも当社の家具を体感いただけます

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.300(名古屋・栄ショールーム)
緊急事態宣言も解除になり少しづつ街も元のペースに戻りつつあります。休業していた店舗も営業を再開し、街には人や車も増え、止まっていた工事現場も動き始めてきました。名古屋市では2000年以降急速に発展をしてきた名駅地区に続いて、栄地区も大規模な再開発事業が立て続けに発表され、栄の街は今建設ラッシュです。これから数年のうちに多くのシティホテルがオープンする予定ですので、国際会議やスポーツイベントなどで国内外からたくさんのお客様に名古屋にお越しいただける機会も増え、一層華やかな街になりそうです。

当社商品も、全国の様々なホテルに納品させていただいていますので、知らず知らずのうちにエーディコア・ディバイズの家具に触れていただいているかもしれません。今回は数ある物件の中から、「渓谷に佇む隠れ宿 峡泉」様と、「名古屋東急ホテル ロイヤルスイートルーム」様への納入商品をご紹介致します。峡泉様へはPMMA+WoodよりラウンジチェアTA-003-Wを採用いただいております。Plum(プラム)の名前のとおり“梅の花弁”をイメージしてデザインされた製品です。峡泉様の純和風な造りと本格的な日本庭園にモダンなPlumのフォルムが違和感なく溶け込んで、素敵な空間となっています。名古屋東急ホテル様へはロイヤルスイートルームにNC-007MAダイニングチェアとエグゼクティブチェアNC-043LS-Cの特注品を納めさせていただきました。NC-007MAはコンフォートチェアとして、一般的なダイニングチェアよりもゆったりと設計されていますので、スイートルームでのくつろぎの時間に上質な座り心地を体感いただけます。キャスター付きのエグゼクティブチェアNC-043LS-Cは、ファブリックの柔らかい色合いやアームレスのデザインでイメージが固くなりすぎず、ラグジュアリーな空間にぴったりマッチしています。

これからしばらくは、新型コロナウィルス とも上手く付き合っていかなくてはいけない期間が続きます。弊社では時代のニーズに合わせて、抗菌対応ファブリックも規格布としてご用意しています。今までの生活を変化させて新しい生活環境に順応できるよう、ここで一旦気持ちをリセットして再スタート!という意味でも、ホテルでのリラックスした時間は、とても良い時間の過ごし方ではないでしょうか。その際はぜひ当社のチェアに腰掛けて、くつろぎのひとときをお楽しみください。
峡泉 ホームページ▷
名古屋 東急ホテル ホームページ▷
峡泉 納入例 ▷
名古屋 東急ホテル 納入例▷
(ショールーム担当:水野 未佳子)

左上下:渓谷に佇む隠れ宿 峡泉様のラウンジチェアPlumアクリル樹脂からもお庭が透けて綺麗です。右上下:名古屋東急ホテル様、上品な色彩と家具の優しいフォルムが素敵です。
左:栄ショールーム前の工事中の久屋大通公園。オープンの日が待ち遠しいです。右:栄ショールームからの工事現場の様子です。