COLUMN

2019.11.28 SHOWROOM

今年のクリスマスツリーと2020モデル

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.280(東京・広尾ショールーム)
11月はセールや新作発表会などイベントが続いていましたが、気が付けば今年も残すところ1ヶ月となりました。街のあちらこちらで華やかなイルミネーションやクリスマスツリーが見られ、冬の訪れを感じます。エーディコア・ディバイズ東京・広尾ショールームでも、エントランスにクリスマスツリーを飾りました。

吹き抜けのエントランスに飾る、高さ3mもあるツリーは見応えがあります。モミの木の枝は、上向きに広げると本物のような枝ぶりになるので、丁寧に広げていきます。照明を取り付けオーナメントを飾っていきますが、毎年テーマを決めてオーナメントをセレクトしています。2020モデルのコンセプトは「EFFORTLESS CHIC(エフォートレス シック)」。エレガントで大人っぽさを感じられるように、赤のオーナメントを中心にブラウンとゴールドを合わせ、シックな中に華やかさも感じられるツリーにしました。夕方ライトが点灯すると、ショールームの前を通る方たちもツリーを見上げています。

エーディコア・ディバイズ名古屋・栄ショールームでは12月4日(水)・5日(木)に新作発表会を開催いたしますが、東京・広尾ショールームでは、一足先に2020モデルの新作家具を一部展示しています。NEO CLASSICO Heritageのアメリカン アール・デコをイメージしたダイニングセット、A-modeのユニセックスなデザインのダイニングセットなどをご覧いただけますので、新作発表会にご来場できなかった方は是非お立ち寄り下さい。皆様のご来場をお待ちしております。(ショールーム担当:西條 恵理)

左・右上:今年のクリスマスツリー。赤・ブラウン・ゴールドのオーナメントでシックに大人っぽく彩りました。右下:フォーマルな空間にも使用できる新製品のラウンジチェア MD-901L。ローバックタイプ、ハイバックタイプをご用意しております。
左:アメリカンアール・デコをイメージしたフォーマルなダイニングセット。テーブル天板のバーチカルスリットが特徴的です。右上:ユニセックスデザインのMD-901のチェアに合わせたダイニングテーブルMD-905。楕円形状の脚が柔らかな雰囲気を醸し出します。右下:曲線と直線が融合したエレガントなソファ065MODEL。幅広い空間で使えるよう1〜3人掛けのサイズ展開です。

2019.11.26 PRODUCT

PRODUCT : MD-101M Comfort Chair

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG vol.80
今回はA-modeブランドからコンフォートチェア、MD-101Mをご紹介します。MD-101Mはダイニングチェアとラウンジチェアの中間にあたるミドルサイズのコンフォートチェアです。2009年に発表しベストセラーのMD-101ダイニングチェアをよりゆったりとお使いいただけるようサイズと形状を見直しデザインされました。MD-101のアームチェアと比較してワイドは70mm、奥行きは15mm大きくなり、アームの形状は背の高さのままサイドまで回り、体を包み込む形状です。ボックス型のシンプルなデザインは整然と並んだ姿が美しく、銀行や病院のロビーなどでご愛用いただいています。

シンプルなデザインだからこそMD-101Mは細部の素材や掛け心地にこだわりました。座面の構成は合板をくり抜いたベースに柔らかい掛け心地の弾性ベルトを張りました。その上に厚みと硬さの異なる5層のウレタンを重ねることで、底付き感の無い身体の感覚に寄り添った上質な掛け心地を実現しています。背のクッションもナイロンテープを張ったフレームに5層のウレタンを重ね、しっかりと身体を支えます。フォルムを決定づける張りぐるみの背座は、縫製やディテール、細部の仕上げにまでこだわりました。

スチール脚には厚み6mmのスチールプレートを使用しており、ミニマムでシャープな印象です。精度を出す為レーザーでカットし、成型を行った一体型を採用しています。レーザー加工は精度が高く、熱を加える部分が少ないため強度が高いのが特徴です。また、断面が綺麗にカットされるため作業工程が減り、加工に伴うパーツの負担が軽減され品質が安定します。カラーバリエーションはシルバーとつや消しのヴィンテージブラックをご用意しています。

MD-101Mは時代やシーンを超えて長くお使いいただけるシンプルなチェアです。ボックス型の形状は住宅のみならずコントラクトユースでもお使いいただきやすいデザインです。普遍的なデザインに隠されたこだわりと、よりゆったりとしたサイズ感から生まれる上質な掛け心地をぜひショールームでお試しください。
(エーディコア・ディバイズ 開発部/富所 駿)

■MD-101M COMFORT CHAIR 製品ページ ▶

左上:硬質な木材を使用したフレームに弾性を持たせ軽量に仕上げるためナイロンテープを張っています。左下:座面のクッションの構成。弾性ベルトをフレームに編み込み、厚みの異なる5層のウレタンを重ね、柔らかで底付き感のない上質な掛け心地を実現しています。右上:背のクッション。フレームにはナイロンテープを張り、その上に厚みと形状の異なるウレタンを重ねています。右下:アームにも3層のウレタンを重ねています。フレームの上部は面取りを施しています。
左:使用時に脚のつま先が当たらない様、背と脚のラインが4度傾いています。右:厚み6mmのスチールプレートをレーザー加工し製造された脚部。断面が仕上がった状態でカットされます。接続部分が側面から見えないよう、座の裏には縁が設けられています。

2019.11.25 SHOWROOM

冬のイベントが始まりました

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.279(名古屋・栄ショールーム)
秋の季節も終わりに近づき、寒さが日に日に増してきましたね。各地で冬のイベントが開催されておりますが、名古屋・栄周辺でも冬のイベントが始まりました。

名古屋・栄ショールームから徒歩5分程にあるオアシス21の銀河の広場では、今年で11年目になる冷たくないスケートリンク「豊田合成リンク」が11月23日(土)よりオープンしています。氷のリンクではないので転んでも冷たくなく、小さなお子様から大人の方まで、幅広い年齢層の方が楽しめる場所となっています。会場は2020年3月1日(日)までオープンしています。スケートリンクのオープン期間中はライブやイベントなどが行われます。また名古屋・栄ショールームの大きな窓からは、オアシス21の水の宇宙船の様子がよく見えます。夜にはライトアップされ、日によって色が変わりとても綺麗です。スケートを楽しむ方も、ライトアップを見に来た方も、ぜひショールームにもお立ち寄り下さい。ショールームの窓からの景色も楽しんでいかれてはいかがでしょうか。暖かいフレーバーティーをご用意して皆様のご来場をお待ちしております。

エーディコア・ディバイズ名古屋・栄ショールームでは、12月4日、5日に2020年モデル新作展示会を行います。12月9日より新作もショールームに展示致しますので、冬のイベントを楽しみながらぜひ新しい展示のショールームを見にご来場下さい。(ショールーム担当:川瀬 真里奈)

オアシス21 銀河の広場にオープンしている豊田合成リンクです
名古屋・栄ショールームから見える水の宇宙船がライトアップされている様子です。

2019.11.6 SHOWROOM

御堂筋イルミネーションが街を煌びやかに照らします。

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.278(大阪・心斎橋ショールーム)
11月に入り、少しずつ肌寒くなってきました。様々な場所でイルミネーションが輝く季節がやってきました。エーディコア・ディバイズ大阪・心斎橋ショールーム近くの御堂筋では、イチョウ並木を優しい光で彩る「御堂筋イルミネーション2019」が始まっています。

大阪の梅田から難波にかけて伸びるシンボルストリートである御堂筋ですが、今年もイルミネーションや建物のライトアップが始まりました。全長4kmという世界スケールの光の道で、約130万個もあるLEDが一斉に点灯しています。エリアによってカラーが変わり、さくら色、水都ブルー、シャンパンゴールド、パープルの他、5色のLEDがミックスされているマルチカラーエリアもあります。普段は通行人が慌ただしく行き交う交差点も、この時期ならではの柔らかく、幻想的な光が人々を優しく包み込みます。今年の見どころは、本町の久太郎町3交差点から心斎橋の新橋交差点までの「シンフォニーゾーン」です。イルミネーションの調光により、色彩の変化が楽しめます。まさに光の交響曲(シンフォニー)といったロマンチックな光景は、今年の新演出です。御堂筋のイルミネーションだけでなく、12月14日からは、中之島にある中央公会堂会館にプロジェクションマッピングを施した「OSAKA光のルネサンス2019」など注目の催しが予定されています。美しいイルミネーションを見上げて歩く人々の表情も柔らかく、この季節ならではの華やかな大阪の街をより愛しく感じます。

その時々の季節やイベントを楽しむ感覚で、インテリアデコレーションを取り入れてみてはいかがでしょうか。エーディコア・ディバイズのショールームでも12月にはクリスマスツリーを飾り、お客様をお迎えします。大きなモミの木や、煌びやかなオーナメントに季節を感じながら、お客様のご希望に添った家具の提案をさせていただいています。コーディネートやレイアウトのご相談はもちろん、塗装色のご相談等、セミオーダーで家具選びをしていただけます。今回ご紹介しました御堂筋からショールームまでは徒歩2分ほどです。是非ショールームにお立ち寄りください。心よりお待ちしております。
(ショールーム担当:中谷 有里)

毎年この御堂筋イルミネーションが始まると大阪の街全体が一斉にクリスマスモードに。本町のオフィス街も美しく彩られ、まるで違う街のようです。
「水の都・大阪」にちなんで、「水都ブルー」と名付けられたブルーのイルミネーション。

2019.10.31 DESIGNER

エレガンスとクラッシック

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.102
当社ブランドのネオクラシコは2004年に発表し15年が経ちました。ブランド発表時から変わらないコンセプトは「上質」です。日本ではクラッシックと言えば古典的や古い物をイメージしがちですが、クラッシックの本当の意味は上質さ、一流という意味です。クラッシックホテルとは上質で一流ホテルの事、クラッシックカーは流麗で上質な車を指します。80年代の普通車をニュークラッシックと呼んでいる人もいますが、ヘリテージカーの方が一般的です。

最近、インテリアやファッションや生き方を表現するのに、エレガンスやクラッシックの言葉を使う事があります。近い言葉でエレガンスにエレガント、クラッシックにクラシカルがあります。エレガントは人の外見的な事で、エレガンスは内面的な上品さや生き方。クラシカルは100年単位で古典的な事や物、クラッシックは上質さや長く愛されてきた物の意味と言われます。エレガントな人が使うクラッシックな物が本当の上質な物なんでしょうか、、。

エレガンスと言えば1970年代からFMラジオで放送していた細川俊之のワールドオブエレガンスを思い出してしまいます。細川俊之の甘い声とフランスポップミュージック、ファッションメーカーのワールドのCMが重なって、大人のエレガンスってこんな感じなんだと思っていました。はっきり言えないけど、なんとなく上品な事なんだと。中学生時代FMラジオにハマっていた時に、ワールドオブエレガンスの他に、城達也のジェット・ストリームや、NHKの深夜番組クロスオーバーイレブンがありました。エンディングの「もうすぐ、時計の針は12時を回ろうとしています。今日と明日が出会う時、クロスオーバーイレブン・・・」の言葉でラジオを消して眠りに入ると、スクリプトドラマを通して、まだ見ない海外の風景や大人の世界を想像し夢が膨らみました。声を通して大人の世界を想像する事で、今のデザイナーの仕事の基礎になったのかもしれません。

日本のインテリアに合う上質さをモダンクラッシックで表現したのがネオクラシコブランドの家具達で、イタリアンモダンのエーディコアからのクラッシック家具の発表は、同業社からも社員からも、今なぜ?の疑問が投げかけられました。確かにその頃はクラッシック家具は一部の方の趣味でしかありませんでしたが、その頃、海外ホテルの進出が始まり上質な空間作りが身近になりつつありました。自分自身、いつか大人のデザインをしようと思っていたのかもしれません。発表後、様々な空間でお使い頂けるようになりました。当初はイタリアンモダンを若いお客様、ネオクラシコは高い年齢層のお客様へのインテリアシーンをイメージしていましたが、上質さをイメージしたオフィスにも多くお使い頂き、デザイナーとして少し世界が広がった気持ちでした。

今は少し前まで隆盛を誇っていた使い捨てのファストファッションやストリートファッションが衰退し、長く使える上質なファッションが見直されてきています。インテリアの世界もエレガンスでクラッシックな物が選ばれる時代になりつつあると思います。2020モデルは大人のエレガンスがテーマです。素材感を大切にした長くお使いいただける、新しい大人のクラッシックな家具です。11月20日から始まる新作展示会でお確かめ下さい。
(クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)

2020年カタログ撮影で使用したハンコックパークに建つ1920年代に建てられたアメリカン住宅です。建築家アンソニー・ラムズデンが改装し、現在は娘さん夫婦がお住まいでした。新作の2020年モデルも撮影しました。下左:NC-007のホワイトカラーのセットを丸いダイニングルームで撮影。下左:ベイウィンドウが印象的な部屋ではネオクラシコのリビングセットを撮影。