COLUMN

2019.2.24 SHOWROOM

春の装い

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.253(東京・広尾ショールーム)
時より風が冷たい日のもありますが、春の暖かい陽射しを感じることが多くなってきました。春の兆しとともに、お花屋さんには春色のお花が並び、街は明るく彩られています。エーディコア・ディバイズ各ショールームも、春の装いにチェンジしました。

今年の春は暖色系がトレンドですね。春を代表するピンクやイエローに加えてグリーンも人気のようです。ショールームのディスプレイもトレンドや季節感を取り入れながら、デコレーションしています。季節でお部屋のインテリアを替えたいと思っても、カーテンやソファカバーを替えるのは大掛かりになります。手軽に取り入れていただくアイテムとして、クッションがお勧めです。素材やカラー、柄、風合いなどとても豊富ですし、空間のアクセントにもなりますので気軽に楽しめます。季節のお花などを飾ると更に華やかになり、季節感がアップします。ご自宅でも、お客様がいらっしゃるリビングやエントランスに季節感を取り入れるとおもてなしにもなりますね。ショールームではピンクやイエローのクッションに、花柄の刺繍のクッションをプラスして華やかにコーディネートしました。ひな祭りが近いので、メインダイニングには大きめの花器に桃の花を飾りました。フラワーベースにまとめてお花を入れると豪華になりますが、一輪挿しを複数飾るとリズム感が出て軽やかな印象になります。また、ソファやチェアの色と反対色のお花を飾るとコントラストがついて、引き締まった空間になります。春はたくさんのお花が溢れていますので、日々の生活も彩られますね。

ショールームではインテリアのコーディネートはもちろん、皆様のライフスタイルのアイディアとなるようにご提案しております。春色になったショールームで、春のインテリアやファッションのイメージを膨らませてみてはいかがでしょうか? ご来場をお待ちしております。(ショールーム担当:西條 恵理)

柄が入ったクッションを複数置く場合は、柄に使われている色の無地も一緒に置くとコーディネートしやすいです。
左上:春は桃や桜など枝もののお花も豊富です。右上:一輪挿しを沢山並べるとリズミカルになります。左下:ブルーのソファにはイエローのチューリップを飾りコントラストを。右下:刺繍が施されているクッションは立体感が出て贅沢な雰囲気です。

2019.2.22 PRODUCT

PRODUCT : MD-901 Chair

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.71
今月は2019年モデル、A-modeシリーズに新たに加わったダイニングチェアMD-901をご紹介します。MD-901はファブリックによりさまざまなデザインに姿を変え、男女を選ばないユニセックスファッションのように、さまざまな空間でお使いいただけるダイニングチェアです。楕円をデザインのモチーフとして各所に使用し、くせのない上質で端正なフォルムを生み出しています。

ミドルバックの背は、複数個の楕円を組み合わせた曲面に成型した合板のシェルに、7層にもウレタンを重ねています。背クッションに厚みを持たせながら、自然なカーブを作り出すことで包み込むような感覚にしました。更に背に当たる部分に絞りを入れることで、腰掛けた際に腰を支えしっかりとしたホールド感を生み出し、デザイン上のアクセントにもなっています。座フレームの曲線も楕円を組み合わされて作られています。上質な座り心地を持たせるため、ファニチャーメッシュを下地に5層の厚みと硬さの異なるウレタンを重ね、一番上層のウレタンはもっちりとした柔らかさが特徴のスーパーソフトウレタンを使用しています。ホワイトアッシュ材を削り出した脚部は断面が楕円形状で、これもMD-901のデザインモチーフを踏襲したものです。断面を楕円にすることで強度を保ちつつ細く軽やかな脚になり、陰影がなめらかでナチュラルな印象を与えています。

スタイルを定めない現在のインテリアシーンに自然に溶け込むMD-901。ファブリックにより姿を変えるナチュラルなデザインが静かな存在感を放ちます。オプションハンドルはゴールド色の真鍮のポリッシュ仕上げと、シルバー色のクロームメッキからお選びいただけます。ぜひショールームでお試しください。

(エーディコア・ディバイズ 開発部/富所 駿)

■MD-901 DINING CHAIR 製品ページ ▶

左上:厚みのあるウレタンに段差をつけることで腰を支える背クッション。左下:段差部分は張地を合板に打ち込んで作られます。右上:成背のウレタンを反転した状態。理想のラインとかけ心地を生み出すため、形状の異なる7層のウレタンを重ねています。右下:背面と背裏で異なったファブリックを使用することもできます。オプションハンドルはゴールドとシルバーからお選びいただけます。
左:背のシェル・座面も正楕円を組み合わせた曲線の構成です。左下:座面は硬さと厚みの異なるウレタンを5層に重ね、膨らみのあるしっかりとした掛け心地を生み出します。右上:脚部の根元と先端。断面形状は楕円です。右下:フレームと脚部の接合部分。シャープなデザインと強度を両立するため高い精度で加工を行なっています。

2019.2.15 SHOWROOM

2019年アメリカ西海岸建築レポートセミナーVOL.17 CD販売中です

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.252(名古屋・栄ショールーム)
先日のセミナーではご挨拶させていただきましたが、産休中の小田切に代わって新しく名古屋・栄ショールーム担当になりました川瀬 真里奈と申します。皆様の家具選びのお手伝いを精一杯頑張りますのでよろしくお願い致します。
今回は先日開催された、2019年アメリカ西海岸建築レポートセミナーVOL.17でご紹介した写真と未公開写真を合せて1300枚を収録したCD-ROMを、エーディコア・ディバイズ各ショールームで販売しております。

クリエイティブ・ディレクター瀬戸が2018 年12 月に取材したアメリカのロサンゼルスの住宅や建物の最新画像集です。1920 年代の建物をリノベーションした家具ブランドオーナーの住居やダウンタウンにある1920 年代のビルをフルリノベーションしオープンしたホテル、工場をオフィス兼住居にリノベーションした家、ウエストハリウッドのパシフックデザインセンター、イタリア人がデザインした販売価格30 億のモダン住宅など、アメリカ建築の今を収録しています。その中でも、家具ブランドオーナーのジャン・クロード氏のご自宅は、どの部屋にもたくさんの絵画やアートがディスプレイされており、いたるところにオーナーのセンスがあふれていました。部屋にアートがある事で空間が個性的になり、インテリアをより引き立たせてくれると感じました。また、ガーデンと繋がるリビングには、グリーンを観ながら寛げるようにソファがレイアウトしてされており、スタイリッシュなインテリアの中にも癒される空間があり、家具のレイアウトなど勉強になるものばかりでした。更にアートの隣やチェアの上にジャン氏の愛猫が座っていたりして、癒される写真もたくさん収録されております。

今回は例年とは異なり住宅だけでなく、ホテルリノベーション、オフィス、ショールームなど、最新のインテリアをご紹介しております。お仕事やインテリアを勉強中の方にもご活用頂ける1枚です。お気軽にお問い合わせください。
(ショールーム担当:川瀬 真里奈)

★1300枚(jpgデータ) ★ショールーム店頭価格:1,800円(消費税込)
★地方販売価格:2,300円(消費税込/代引手数料・送料込み/沖縄除く)
詳細はこちら▶︎

アメリカ西海岸建築の最新インテリアが約1300枚収録されています。

2019.2.8 SHOWROOM

新しいミニカタログが完成しました

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.251(大阪・心斎橋ショールーム)
まだ寒い北風が吹く毎日ですが、少しずつ暖かい陽光を感じるようになってまいりました。この度、新しいミニカタログが完成しましたのでお知らせします。2019年モデルの新製品も掲載し、内容もさらに充実しました。

ミニカタログは、PMMA+Wood、A-mode、AD CORE、NEO CLASSICOの4つのブランドの代表的な製品を分かりやすくまとめて掲載したコンパクトサイズのカタログです。各商品の単品写真やアメリカ西海岸の住宅で撮影したイメージ写真、ファブリックやマテリアルなど豊富な内容をコンパクトにまとめています。また、各商品のページのQRコードをお持ちのスマートフォンで読み取って頂くと、エーディコア・ディバイズのホームページの各商品ページを直接ご覧いただけます。ホームページでは、商品の納入事例なども見て頂くことが出来ます。家具のサイズ感の参考にもなり、よりイメージしやすく大変便利にお使い頂いています。先日、ご来店頂いたお客様にQRコードについてご案内した際「自分で入力をせずに見たい商品を見ることが出来て嬉しい」と好評を頂きました。

ミニカタログは、エーディコア・ディバイズのホームページよりご請求いただけます。無料でお送りしておりますので、お気軽にご依頼ください。ショールームでは、実際に商品を見て頂きながらご提案させて頂きます。ご来店お待ちしております。※カタログ請求はこちらから(ショールーム担当:三谷 佳菜子)

PMMA+Woodも加わり4つのブランドを掲載しております。
2019年モデルの新製品も掲載しており、内容盛りだくさんのミニカタログです。左上:商品ごとにQRコードを掲載しております。

2019.1.30 DESIGNER

生きた空間

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.93
2019年がもう一ヶ月過ぎようとしています。今年初めてのブログです。遅くなりましたが今年もよろしくお願いします。正月休みから2週間ずっと西海岸で取材した写真整理と編集をしていました。今回は四千枚近く撮っていたので、取材した建築の写真を選別し順番に整理する事も大変ですが、インテリア写真としてパースを修正するのがもっと大変です。歩いた順にファイル名を変える事と合わせると気が遠くなります。写真を見続ける事で、現場では感じなかった事がだんだん理解できたり、別の感じ方をする事が出来ます。私のセミナーの写真は他人には任せる事はせずに自分で全て作業を行います。自分自身で撮影して、写真編集し、スライド作業までするのでより深いレポートを出来るんだと思います。

今回の取材先で、イタリア人のインテリアデザイナーがアートまで手がけ完成まで3年をかけた、家具付き数十億円で販売されている新築住宅がありました。ロスでの高級住宅の販売方法は独特で、有名人を招いて寿司職人がサービスするパーティを開いてオープンルームをすることもあるそうです。その取材した家の写真を編集しながら、最初は素晴らしいなあと思っていました。しかし、進んで行くにしたがって、見るのに少し疲れている自分がいるのに気がつきました。その一軒前に取材した家にも同じようにアートや家具も置かれているのですが、人とネコがいて、オーナーの趣味で集めたアートや小物、使われて良い感じになっている家具が置かれています。人の気配もインテリアには重要なんだなと感じてきました。その他の住宅もフルリノベーションでも古い良さを残しながら作り上げていました。

ロサンゼルスの取材では、今回のように新築の販売予定の家を見ることはあまりありません。取材するミドルクラス以上の住まわれている住宅では、デコレーターが作った空間にオーナー独自の付け加えをしながら住まいを作っています。新しい家でも、良い使われ感を出すためにもヴィンテージ家具を上手く配置して、新品だけに囲まれる事を避けているようです。また、エイジング加工や古い物に見せる加工もアメリカならではのインテリアの作り方なのでしょう。18年前に海をテーマにしたテーマパークで、インテリアの仕事をした時に、建築現場でエイジング加工を施していたアメリカ人スタッフの事を思い出しました。ミラノサローネの有名ブランドの展示空間も素晴らしいのですが、人の気配のしない空間は、今回のように疲れを感じるようになっていました。ロサンゼルスの住宅をメインに取材するようになったのもそのせいです。今の時代、完璧な新品よりも少し使った感が、人にもちょうど良いのでしょうね。

そしてアメリカのインテリア空間に重要な役目を果たしているのが、サイドボードや飾り棚です。家具のショールームでもダイニング、リビングにも必ずサイドボードが置かれ、アートやスタンドライトとの組み合わせが空間に動きと華やかさを与えています。オーナーの趣味の物を置くのもサイドボードや飾り棚。空間の主役はひょっとしてアートとサイドボードだったのかなと思うようになりました。あまり書いてしまうとレポートのネタバレになるので、ここまでにしますが、今回も様々なインテリアをお見せできると思います。自分自身がセミナースライドを編集していて、楽しく思えるので、今回もきっと良いレポートになるのではないでしょうか。お申し込みのお客様は楽しみにされて下さい。
(クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)

左上下:イタリア人インテリアデザイナーが手がけた家具アート付きで販売される住宅です。アートも家具も素晴らしいのですが、人の気配がしません。現代美術館のような空間です。人が住んで完成なのでしょうね。右上下:古い工場を事務所と住まいとしてリノベーションしています。若い2人の住まいでしたが、昨年作られたばかりです。アメリカ西海岸ではこの方向が主流のようです。
左上下:ハイエンド家具のショールームです。どの空間もサイドボードにアートとスタンド照明が合わせられます。デザインは様々ですが、空間に華やかさがあります。右上下:ダウンタウンに新しくリノベーションされたHotel Figueroaです。1970年代イメージからクラシカルまで組み合わせたエクレクティックなインテリアで、飾り棚のデコレーションが空間に人を感じさせます。