COLUMN

2022.7.12 SHOWROOM

初夏のディスプレイ

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUME Vol.372(大阪・心斎橋ショールーム)

梅雨が明けた途端、連日の猛暑で厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。エーディコア・ディバイズ大阪・心斎橋ショールームでは、夏の始まりを意識した初夏の爽やかなディスプレイに変更しました。

夏は、ブルー系をテーマカラーにディスプレイをしています。それぞれのブランドイメージに合わせて、ディスプレイにも変化をつけています。A-modeはガラスの花器に爽やかな枝物を飾りナチュラルモダンな雰囲気に。AD COREは、ガラスとシャープな植物の葉やストーン、エアプランツを使い、モダンでクールな印象にしています。A-mode Heritageには落ち着いたグレイッシュなブルーをプラスし、リラックスしてお茶を飲んで頂けるように落ち着いた空間を意識しました。エアプランツや観葉植物が、涼しげな雰囲気を醸し出しています。お花や植物がお好きなお客様には「どちらのお花ですか」「綺麗ですね」などと言って頂けたり、家具と一緒に写真を撮って頂けたりするので、ディスプレイにも気合いが入ります。

晴れた日には、お散歩がてらエーディコア・ディバイズ大阪・心斎橋ショールームに足をお運びください。冷たい季節のフレーバーティーをご用意してお待ちしております。(大阪・心斎橋ショールーム:天川 唯)

ブルー系のクッションとグリーンが映えて涼しげなディスプレイに仕上げました。
ガラスの花器やエアプランツを使用することによって一気に夏らしさが感じられますね。

2022.6.30 DESIGNER

運命の出会い

AD CORE DEVISE DESIGNER COLUMN Vol.133
山下達郎が11年ぶりの新しいアルバム「SOFTLY」をリリースし、オリコン週間アルバムランキングで1位になりました。山下達郎は1973年活動開始で、もうすぐで50周年になることもあり、雑誌BRUTUS最新号でも山下達郎特集が組まれています。矢沢永吉、松任谷由実、桑田佳祐など65歳オーバーのアーティストの存在感がコロナ禍の中で増しています。さっそく「SOFTLY」を入手し、その中の「LOVE’S ON FIRE」のPVをYouTubeで見ましたが、山下達郎らしい都会的な曲とENDoの軽快なダンス動画は、達郎の年齢を重ねても今の空気を感じ取れる仕事は流石というしかありません。

初めて山下達郎を聞いたのは「RIDE ON TIME」で1980年大学生になった時でした。その後、1982年リリースのアルバム「FOR YOU」でファンになり、今でもiPhoneで「FOR YOU」を良く聞いています。新しい音楽は聞くようにしていますが、山下達郎の40年経た音楽が今でも新鮮でお洒落に感じるのは本当に凄いと思ってしまいます。大学生の時に感じた新鮮さと時間を経ても色褪せないセンスは私自身の仕事の手本にもなっています。昔は音楽を聴くのはレコード盤から入れたカセットテープで、山下達郎のアルバム「FOR YOU」もレコードジャケットを見て、なんて格好良いグラフィックデザインなんだと感心し、デザインの仕事でこんな方と仕事ができればと憧れていました。若い時は雑誌やレコードジャケットでデザインセンスを吸収するしかありません。ファッション雑誌の「流行通信」もその頃センスを磨くために良く見ていました。

社会人で家具のデザインをするようになり、家具デザインだけでなく、カタログ作りや撮影などPRする仕事も物作り同様、とても重要な事を感じて、様々な分野の方と一緒に仕事をするようになりました。2000年から高原宏さんというグラフィックデザイナーの方と仕事をするようになり、当社の広告やカタログ、海外撮影のディレクションなど多くの仕事をご一緒してきました。私自身、何をされていたより、今の仕事が重要だと思っていたので、高原さんが何の仕事をされてきたのかあまり聞いた事はありませんでした。何年か経ってふとした話から、高原さんが山下達郎や宇崎竜童のレコードジャケットを昔から手がけられていて、流行通信のアートディレクターをされていたと聞いて、本当にびっくりしました。学生時代に憧れた山下達郎の「FOR YOU」も高原さんの仕事で、その方と偶然仕事を一緒にしていた事に運命を感じると同時に、お互い引き合っていた事を感じました。

高原さんからいつか聞いた事ですが「FOR YOU」のジャケットデザインをする前、レコーディングスタジオで山下達郎さんからヘッドフォンを渡されて「自分がこだわっている音を聞いて欲しい」と言われて何回も聴いたそうです。残念ながら高原さんにはそのこだわりは分からなかったそうですが、それだけ音へのこだわりを高原さんへ教えたかったんだと思われたそうです。一緒に仕事をしてものすごく勉強になったそうです。瀬戸さんと仕事をしていてこだわりの部分と達郎さんが一緒だなと思った事が何度もあったと。達郎さんは職人気質が非常に強く、自分の中で消化した独自の理論があり勉強になりますが、瀬戸さんと話をしていると同じだなと何度も思ったと、、。憧れの山下達郎と一緒と言われて嬉しく思った事を思い出しました。

高原さんは温厚な人柄で人の話をじっくり聞いて仕事をされる方で尊敬できる人の一人です。「BRUTUS」山下達郎特集の中にお名前が出てきます。撮影のカメラマンの丸山さんやフランス人のドミニックさんやロスのプロデューサーのYASUKOさんなど尊敬する方々と仕事ができる事に運命を感じる日々です。コロナ禍で会えない日々が続いていますが、そろそろ海外ロケハンを兼ねた取材に行こうかと思っています。(クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)

左上:山下達郎1982年リリースのレコードアルバム「FOR YOU」裏を見ると高原さんのお名前がありました。他に「甘く危険な香り」「高気圧ガール」1983年の「クリスマス・イヴ」「RIDE ON TIME」など多くのデザインを手がけています。左下:アメリカ西海岸をはじめ撮影には必ず立ち会ってディレクションされます。右上:初めてアメリカでロケ撮影したカットで、1923年にフランク・ロイド・ライトJrが設計した住宅です。右下:毎年開催している納入写真コンテストの審査もお願いしています。中はフォトグラファーの丸山さん。

2022.6.29 DESIGN

梅雨明けの九州工場訪問

AD CORE DEVISE DESIGN COLUMN Vol.122

日本国内で新型コロナウィルスの感染者が報告されてから約2年半が経過しようとしていますが、世界的にも収束に向かいつつあり国内での移動も活発になり始めています。今週、当社でも移動自粛期間中はなかなかお伺いできなかった九州へ訪問し、生産をお願いしている工場を始め配送業務をお願いしているお取引先などを訪問してまいりました。梅雨明けの九州地方、酷暑の中の限られた時間でしたが、目一杯廻ってきました。

久しぶりの訪問となった今回の訪問ですが、決算期の棚卸しや製品の品質に関する事案など、多岐にわたって打ち合わせがありましたが、直接お伺いできるようになって担当者の方と直接お会いしてお話ができることがある意味一番の目的でもありました。新型コロナ感染が発生した時期から工場訪問が出来なくなったため、ソファやテーブル工場での製品仕上がりチェックをリモートで画像のやり取りで行なって来たのですが、今回久々に工場のスタッフの方と一緒に製品確認を行うことができました。リモートでの画像検品を行うようになって製品クオリティーは向上しましたが、現場で担当者と一緒に確認することにより、対面でのコミュニケーションの大切さを改めて感じることもたくさんありました。今後もリモートでの利点を生かしながら、現場にお伺いして工場の方とコミュニケーションをとりながら製品の品質向上を進めていきます。

今回訪問した日田市は、国内屈指の暑さが厳しい地区で、夏の訪問時にはいつもめまいがするような暑さの中、工場を廻っていました。今回お伺いする際も、工場の方からは「暑いですよ」と忠告されていたのですが・・・、お伺いした工場では以前感じたような厳しい暑さはありませんでした。それぞれの工場で活躍していたのが、水の気化熱によって冷風を送り出す移動式水冷扇。扇風機や換気扇とは異なり、外気を取り入れながら工場内の温度を下げる効果は抜群の機器です。消費電力も抑えられ広い空間で効果を発揮します。この機器は、当社でスチールパーツをお願いしている株式会社フナボリさんの製品なのですが、工場へ紹介して設置、暑さ厳しい日田の工場で環境改善に役立っていました。とは言うものの、やはり工場内はじっとしていても汗が滴る暑さ。でもこんな感覚を味わうのも3年振り、直接お伺いができるようになったからこその体験でした。

資材高騰や物価高、パーツなどの入荷が滞るなど、様々な問題が持ち上がっていますが、新型コロナウィルス感染収束後の自由な活動が行える事に感謝しながら、皆様との密なコミュニケーションを目指していきたいと思います。製品のチェックやお客様同伴での使い心地の確認など、エーディコア・ディバイズのショールームにもぜひご来場ください。スムーズな対応ができるよう完全予約制で、みなさまをお待ちしております。(開発 武田伸郎)

左上:工場で活躍している、水の気化熱によって冷風を送り出す移動式水冷扇。外気を取り入れながら工場内の温度お下げる効果は抜群です。当社でスチールパーツをお願いしている株式会社フナボリさんの製品です。 左下:木製パーツの塗装工程チェック。 右:木材の資材倉庫。一昔前は、外部にも桟積みして大量に在庫していた木部資材ですが、現在は資材高騰、資材不足の影響もあり倉庫内の資材もかなり絞られています。
左:各製品の品質チェックシートを基に、製品をチェックします。 右上:各工場の在庫パーツの棚卸しチェック 右下:製品確認する佐藤。指定通りの仕様になっているか、仕上がりに問題がないか確認します

2022.6.27 PRODUCT INFO.

MD-801 DINING CHAIR


クリエイティブ・ディレクター瀬戸 昇が、デザイナーからの視点で写真だけでは伝わらない製品の魅力を動画でお伝えします。
今回はA-mode ブランドからシンプルで柔らかな印象の懐かしさも醸し出すモダンヴィンテージチェア、MD-801をご紹介します。

■MD-801 DINING CHAIR 製品ページ ▶

2022.6.23 SHOWROOM

過ごし方で選ぶソファ

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.371(東京・広尾ショールーム)

家で過ごす時間が増え、リビングでの生活スタイルやくつろぎ方もますます多様化しています。リビングでメインとなるソファの使い方も生活スタイルの変化により、変わってきているのではないでしょうか。そこで、リビングでの過ごし方に合ったソファの選び方やお勧めのモデルをご紹介いたします。

家の中心となるリビングは家族や友人、親しい人が集まり温かく楽しい団らんの時間を過ごすことが多いのではないでしょうか。ゆったりとくつろぎ、会話を楽しむには様々な座り方ができる大きなソファがお勧めです。MD-1105モデルは、広い座面に脚を載せたり、寝そべったり、軽く腰掛けたり、自由なスタイルでくつろぎながらコミュニケーションが取れます。背やアームがないオットマンを組み合わせれば、色々な方向から座れ、家事の合間に腰掛けたりなど、短時間でも気軽なコミュニケーションが可能です。また、MD-211モデルは囲むように角度をつけたコンビネーションができます。座る人全員の顔が見渡しやすく、自然と会話が生まれる空間になります。
反対に、一つのリビングに集まっていても読書をしたりタブレットで動画を見たりなど、一人ひとりやりたい事が違う場合には、個々のシートが区切られたソファがお勧めです。誰かと同じ空間にいる気配を感じながら、自分の時間を楽しめます。MD-505モデルやARIAは座面クッションと背クッションが個々に分かれていますので、1人1シートで贅沢にお座りいただけます。
また、リビングを多用途に使いたい場合や、限られたスペースを有効に使いたい場合には、機能を持たせたソファもお勧めです。SOGNOはソファとしてもベッドとしても機能性をそこなわずにスタイリッシュにお使いいただけます。MD-605モデルは背クッションを外すとシングルサイズのデイベッドとしてもお使いいただけます。ご自身がリビングで寝そべりたい時や、親しい方が宿泊する時にも対応できますので多用途に使えます。

過ごし方に合わせてリビングのソファをお選びいただくと、リビングで過ごす時間も豊かになります。様々なスタイルのソファの中からご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。ご来場をお待ちしております。(ショールーム担当:西條 恵理)

左上:MD-1105モデル。コーナー部分にオットマンを配置すると抜け感が出て、背側からも座れフレキシブルにお使いいただけます。 右上:MD-211モデル。120度と90度のコーナーソファがあり、柔らかなカーブがコミュニケーションが広がる空間を作り出します。 左下:MD-505モデル。独立した柔らかな背と座が安らぎを与えます。 右下:ARIA(AD-009)。座面の傾斜と奥行きがくつろいだ座り心地を生みます。
左:ソファとベッドの機能を持たせたSOGNO(AD-035)。簡単な操作でソファからベッドに。シングルとセミダブルの2サイズあり、市販のボックスシーツをご利用いただけます。 右:MD-605シリーズ。置き式の背クッションを外すとデイベッドとしてお使いいただけます。