COLUMN

2021.11.30 SHOWROOM

環境に配慮した新ファブリックシリーズ

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.351(東京・広尾ショールーム)
エーディコア・ディバイズ各ショールームでは、先月発表した2022モデルと合わせて新しい展示がスタートしております。新作のダイニングセットやバリエーションが豊富になったシステムソファに加え、お客様からお問い合わせが多い商品や売れ筋の商品をブランドごとにご覧いただけるように、コーディネート展示しております。毎年、新作の発表に合わせて規格ファブリックの入れ替えも行なっております。今回は2022モデルのテーマである「Peace of mind and eco-friendly・環境に優しい安心」を踏まえ、環境に配慮したファブリックシリーズが加わりました。

ベルベット素材に織り柄をプリントしたEB(アースベルベット)シリーズと日本製のOW(オックスウェーブ)シリーズは、有害な化学物質が含まれていないことを証明する「エコテックス®️スタンダード100」を取得しています。各国の繊維製品への有害物質規制は様々ですが、「エコテックス®️スタンダード100」は全ての国の規制をカバーできるよう、世界最高水準の安全基準となっています。ショールームの展示品に採用しておりますので、ソファやチェアに張った雰囲気をご覧いただけます。

ゆったりとした奥行きとシンプルな形状のシステムソファMD-1105と、柔らかなフォルムが人気のチェアMD-901にはEBシリーズを張っています。ベルベット特有の滑らかな手触りがお客様からも好評をいただいています。シンプルになりがちなベルベットも、織り柄がプリントされておりますので風合いが出ます。OWシリーズはカラーがミックスされていますので、様々なカラーとコーディネートしやすいファブリックです。

新型コロナウィルスの感染拡大などの影響もあり、身の回りの物に安心・安全を求める傾向は、高まっているように思います。それだけでなく、物作りの背景にも関心を持つ人が増えています。エーディコア・ディバイズでも使われる材料から見直し、環境に配慮し「環境に優しい安心」な製品を2020モデルの新製品として発表しておりますので、ぜひショールームでご覧ください。ご来場をお待ちしております。
(ショールーム担当:西條 恵理)
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2022モデルのシステムソファMD-1105はEBシリーズのファブリックを張っています。
左上:A-modeシリーズのチェアMD-901はEB-1とEB-4で張り分けています。 右上:ベルベット素材に織り柄をプリントし、テクスチャーを出しています。 左下:EBシリーズは全6色  右下:OWシリーズは全5色

2021.11.19 SHOWROOM

2022 NEW MODELの特徴

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.350  (名古屋・栄ショールーム)
エーディコア・ディバイズ各ショールームでは、2022年モデルの展示が始まりました。2021年モデルでは「安心と安らぎ」をテーマに、コロナ禍でのインテリアを意識したデザインを発表しましたが、2022 NEW MODELは、そのスタイルを継続しながら、環境に配慮した「Peace of mind and eco-friendly 環境にやさしい安心」をテーマに進化をさせた商品です。永くお使いいただけるデザイン性と耐久性だけでなく、製造過程の材料のロスも少なく考えられた環境に優しい新モデルです。

新作の中でも目を引くのが、ダイニングテーブルMD-1202W/Mです。天板にホワイトアッシュ材を使用した木天板と、植物由来の原料を50%以上使用した人工大理石バイオマーブル樹脂を使用した天板をお選びいただけます。6㎜厚のバイオマーブル天板は、汚れも水でさっと拭き取れ、熱にも強く、ガラスと同等の硬さもありながら割れ難いという特性もあるので、お手入れも簡単です。また意匠的にも明るさを抑えたホワイトなので清潔感も演出できます。ソファセットは、昨年発表されたMD-1105にサイズ展開が増え、アームのオプションを選べるなどより実用的なスタイルに進化しました。また新たにリビングテーブルも発表されました。サイズ展開が豊富で、天板もガラスとホワイトアッシュ材を選べるなどバリエーションが豊かなのも特徴です。また、リビングテーブルだけでなくTVボードとしてもお使いいただけるサイズ感で、幅広くお使いいただけます。
また、これらのシリーズは新しくなったミニカタログにも掲載されています。ブランド毎に当社製品のほぼ全商品を掲載していますので、インテリアのテイストやお好みに合わせて選びやすい構成になっています。巻末には代表的なファブリックと、マテリアルも掲載していますので、外出先での急なお打合わせや、詳細を確認していただく際にも役立ちます。コンパクトな一冊ですが必要な情報が凝縮された、とても充実した内容となっています。是非ご請求ください。

新型コロナウイルス 感染者数も減少傾向にあり、人の動きも徐々に活発になり元の生活に戻りつつありますが、当社ショールームはご来場組数を限定し、完全予約制にて対応をしております。ショールーム内も徹底した感染予防対策に努めておりますので安心してご来店ください。皆様のご予約をお待ちしております。
(ショールーム担当:水野 未佳子)
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左上:2022NEW MODEL/MD-1201A。背にもファブリックを施しリラックスタイムに適したチェアです。 左下:チェアMD-1202HOはアウトスペースでもご使用いただける仕様となっております。 右:セットで発表されたMD-1202MダイニングテーブルとMD-1201Cチェア
左:2021モデルに追加して発表されたアーム付き3人掛けソファセット 右上:オプションで取り付けが可能なアーム。素材やステッチカラーがお選びいただけます。 右下:2022NEW MODELで発表されたリビングテーブルMD-1203。使い易いサイズ感が人気です。

2021.10.30 DESIGNER

建築写真家とカリフォルニアスタイル

AD CODE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.125
昨日から2022年モデルの新作展示がスタートしました。新作展示の後ろに飾られている大きな写真パネルと、ショールームでお渡ししている大判のタブロイドカタログの表紙の写真が、今までの当社のカタログとは印象がかなり違うので、お客様に驚かれています。今回の新作のカタログ用写真は古都鎌倉にある築90年の古民家で撮影を行いました。その写真は今までロサンゼルスで撮影してきたカタログ写真と全く違う印象で、反響を心配したのですが、お客様の反応は好意的でとても良い感想を頂いて少しホッとしています。

今回の新作はカリフォルニアスタイルのエーモードからの発表なのですが、カリフォルニアスタイルの家具を日本の古民家の撮影とは、不思議に思われた方もいると思います。新型コロナ禍の中でロケに行けなかったからなんだろうと。しかし、私にとってはごく自然な流れだったんです。それはいつかブログでも書いたのですが、建築家のリチャード・ジョセフ・ノイトラらが始めた新しいモダン建築のカリフォルニアスタイルの源流が日本建築だったからです。世界のモダン住宅の基本にもなっているカリフォルニアスタイルの源流が日本で、そのカリフォルニアスタイルに合うデザインすればモダンインテリアに合う家具になる事を想像し、A-modeブランドを創りました。

ロサンゼルスのケーススタディハウス#22のスタール邸もカリフォルニアスタイル建築の一つです。この住宅を世界的に有名にしただけでなく、建築写真をアート的な価値に高め、カリフォルニアのモダン建築の美学を世界中に広め沢山の建築家を有名にしたのはジュリアス・シュルマン。シュルマンは1936年にノイトラの事務所で製図技師として働いていた時に、コダックのポケットカメラでハリウッドのノイトラ建築を撮影した写真が、ノイトラの目にとまり建築作品の撮影を依頼を受けるするようになり1950年に独立しました。その後、ノイトラ建築のほとんどを彼が撮影しました。ここでもノイトラが関係していた事は驚きですが、フランク・ロイド・ライト事務所から始まったカリフォルニアスタイルが、ノイトラが形にしてそれをノイトラのスタッフだったシュルマンが世界的に広めた事を知り繋がっている事に少し驚きました。シュルマンはアメリカ建築家協会の名誉生涯会員資格を与えられた唯一の写真家です。

シュルマンの撮影した住宅はノイトラの代表作のカウフマン邸、ピエール・コーニッグのケーススタディハウス、イームズの自邸など、建築に詳しくなくても彼の撮影した建築は知っている方も多いのではないでしょうか。彼のクライアントはフランク・ロイド・ライトからオスカー・ニーマイヤーとミース・ファン・デル・ローエなど1950年代から60年代のミッドセンチュリー時代の有名建築写真のほとんどを手がけました。Life、Look、Timeなどの雑誌に掲載された写真から、建築様式としてのモダニズムの広報に重要な役割を果たしました。その事によって、近代的な家を促進することを目的とした「ケーススタディハウスプログラム」プロジェクトが立ち上がり、ピエール・コーニグなどその時代の若手建築家が手がけた多くの家が、カリフォルニアのモダン建築の象徴となりました。その源流になっているのが日本建築です。

アメリカ西海岸でコーニッグやノイトラの建築を見て、当社の新しいブランドを創りましたが、世界のモダン建築の源流が日本で、全て繋がっていた事に運命的な感情を持ちました。新作展示のショールームではロサンゼルスでの撮影にお世話になっているYasukoさんにいただいた、本も飾られています。Yasukoさん自身もシュルマンが撮影した多くの家で撮影をし、彼にもお会いした事があると聞きました。全て何かで繋がっている事を感じた秋です。東京広尾、大阪心斎橋、名古屋栄のショールームで鎌倉で撮影した写真もご覧ください。お待ちしています。
(クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)

左上:撮影中のシュルマンとノイトラ。生涯に渡ってノイトラの作品を撮り続けました。右、下:シュルマンの代表作のコーニッグのケーススタディハウス#22スタール邸。ハリウッドの街並みが見渡せる丘に建つ住宅で、世界的に有名になりました。訪問した際には景色に圧倒されましたが、今見ると、全面のガラス引き戸は日本式です。
シュルマンの写真作品 左上:リチャード・ジョセフ・ノイトラ設計1947年カウフマン邸:パームスプリング。ノイトラの名声を不動にした落水荘のオーナーのカウフマンの別荘。右上:ピエール・コーニッグ設計1956年 ケース・スタディ・ハウスNo.21 ベイリー邸。左下:オスカー・ニーマイヤー設計1958年 Congress Building & Ministries。右下:ジョン・ラトナー設計1960年 Malin House。

2021.10.28 PRODUCT INFO.

NC-015 EXECUTIVE CHAIR

クリエイティブディレクター瀬戸 昇が、デザイナーからの視点で写真だけでは伝わらない製品の魅力を動画でお伝えします。今回は機能性と上質な座り心地を提供するエグゼクティブチェア、NC-015をご紹介します。

■NC-015 EXECUTIVE CHAIR 製品ページ ▶

2021.10.28 SHOWROOM

2022年モデル展示スタート

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.349(東京・広尾ショールーム)
エーディコア・ディバイズ各ショールームでは、2022年モデルの新作を含む新しい展示がスタートしています。ニューモデルは、A-modeブランドから「Peace of mind and eco-friendly・環境に優しい安心」をテーマに、ダイニングスペース・リビングスペースの家具を新しいライフスタイルに合わせて提案をしています。カリフォルニアスタイルの源流となる日本建築のインテリアにもマッチする事で、様々な空間に合わせることができるエーディコア・ディバイズのスピリッツを感じていただけます。

ショールームには、ニューモデルと合わせてお客様からお問い合わせの多い人気商品を中心に展示をしております。リビングダイニングでコーディネートしておりますので、インテリアの雰囲気もイメージしていただきやすいと思います。2022年モデルの発表に合わせてソファやチェア用のファブリックも一部新しくなっておりますので、先行して実際にソファやチェアに張りお見せしております。織りをプリントしたベルベットやモケット、撥水機能があるファブリック等ラインナップに加わりますので様々なシーンでお使いください。

また、2022年モデルと新ファブリックを掲載したミニカタログをご用意しております。既存の商品と合わせて2022年モデルは全てのアイテムを掲載しております。ショールームでお渡ししておりますので、ぜひお手元でご覧ください。ご郵送も承っておりますので、ショールームまでお問い合わせください。また、新しいライフスタイルに合わせたエーディコア・ディバイズの提案をぜひ、ショールームでご覧ください。皆様のご来場をお待ちしております。
(ショールーム担当:西條 恵理)
▷ショールームご予約フォーム 

システムソファMD-1105は、2021年モデルにサイズアップした3人掛けを追加したり、オプションとしてアームが装着可能になりました。よりバリエーション豊富にレイアウトしていただけます。
左上:コンフォートテーブルMD-1102Mは天板に植物由来の原材料を使用したバイオマーブルを使用しています。 右上:チーク材を使用したクラフト感のある優しいフォルムのチェアとテーブルは、アウトスペースにもご使用いただけます。 左下:人気モデルのMD-901チェアには新ファブリックのスムースベルベットを張っています。織りのプリントを施し、テクスチャー感を味わえます。 右下:ミニカタログは2022年モデルを掲載し、新しくなりました。