COLUMN

2022.12.6 SHOWROOM

華やかな光に包まれてみてはいかがでしょうか

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.387(大阪・心斎橋ショールーム)

一気に冬の寒さになり、ショーウィンドウなど街全体がイルミネーションで輝く季節になりました。大阪・心斎橋ショールームの近くでも御堂筋イルミネーション2022が始まりました。今年で開催14年目となります。今回のテーマは「人々の想いをつなぐ光のシンボルストリート」です。御堂筋ではエリア別のカラーで色彩豊かに演出されています。大阪では、御堂筋のイルミネーションだけでなく、中之島にある中央公会堂会館に「中之島の水辺に広がる光のアート」をテーマにプロジェクションマッピングを施すなど様々な催しが開催されています。普段何気無く通っている道や駅が華やかな光で彩られています。

その時々の季節やイベントを楽しむ感覚で、インテリアデコレーションを取り入れてみてはいかがでしょうか。エーディコア・ディバイズの各ショールームでもクリスマスツリーを飾り、お客様をお迎えしています。大きなモミの木や、煌びやかなオーナメントに季節を感じながら、お客様のご希望に添った家具の提案をさせていただいています。コーディネートやレイアウトのご相談はもちろん、塗装色のご相談等、セミオーダーで家具をお選びいただけます。光に照らされた街に季節を感じながら、お気に入りの家具を見つけにご来場下さい。御堂筋へはショールームから徒歩2分ほどです。ご案内致しますのでお気軽にお尋ねください。

2023年モデルの新しい展示も始まっており、新作のタブロイドやミニカタログなどお渡ししております。当社ショールームでは、引き続き完全予約制にて皆様のご来場を賜っております。ご予約のうえ、是非ショールームへご来場下さい。(ショールーム担当:天川 唯)

様々なオーナメントカラーで御堂筋沿いが彩られています。
左は大阪・心斎橋ショールームのツリーです。大きなモミの木や、煌びやかなオーナメントに季節を感じています。ショールーム内もクリスマスの雰囲気にディスプレイにしています。

2022.11.25 DESIGNER

最後のアメリカ西海岸ツアーに向けて

AD CORE DEVISE DESIGNER COLUMN Vol.138
2週間続いた2023年モデルの発表会を無事終えてホッとしています。新作のコンセプトも好評でしたが、新製品へのSDG’sへの取組みが好評で、今後は従来製品の環境問題への改善も必要になる必要性を感じました。東京の展示会では撮影でお世話になっているロサンゼルス在住プロデューサーのYASUKOさんが来社されました。このコロナ禍で三年ぶりの日本への帰国で、来年2月に予定しているアメリカ西海岸ツアーの話もすることができました。今回企画中のツアーはYASUKOさんの完全帰国により最後のツアーで、9月にロスへ行ったのもツアー先と現地の安全性を確かめるためでもありました。

YASUKOさんとの出会いは、20年近く前のアメリカ西海岸でのカタログ撮影がスタートでした。国内でのロケ撮影で他社との差別化とハウススタジオでのリアリティを出す事に限界を感じていた時、香港かオーストラリアやバンクーバーで海外ロケをしたいと大手印刷会社や広告代理店に見積もり依頼をすると、製品移動費や現地での機材やカメラマンなどの撮影費が膨大になり、とても当社が出せる金額ではなく、TVCMなど出せる大企業でなければ無理だと諦めてしまいました。しかし元来諦めが悪く何か手がないかと、知り合いのカメラマンを通じてロサンゼルスの撮影プロデューサーのYASUKOさんを紹介いただき相談しました。アメリカでの撮影はあまり頭になく、ロスではモダンな建築ばかりで、クラッシックやヴィンテージなどの雰囲気のある写真は難しいだろう、そして、アメ車と同じで質の悪い建築ばかりではと思い込んでいました。

YASUKOさんに相談すると、ロサンゼルスはハリウッド映画が基幹産業で、街全体が撮影への理解もあり、市の協力体制など、撮影がしやすく、なにより世界中の建築様式を撮影する事が可能だと言われました。まずは、ロケハンに来て実際に見てみればと言われたので、すぐにロサンゼルスへ飛びました。YASUKOさんに最初にお会いした時に思ったのは、小さく華奢な身体の方で、私達のような家具メーカーが行うハードな撮影は理解していただけないかもしれないという事です。しかし、その思いはすぐに間違っていた事に気づかされました。ヨーロッパのファッション雑誌やカメラマンのための撮影プロデューサーもしているという事で、予算が少なければ、工夫しながら一緒に身体を動かして仕事をされる方で、当社の事を十分理解してくれました。最初はアメリカでの撮影なので、ロケバスやケータリングでのランチなど手配しないといけないのではと思っていましたが、ランチやドリンクの買い出しや、機材手配などYASUKOさん自ら行って、私も荷物異動など自分達でできる事は全て行い、予算の中で撮影をする事ができました。

最初は厳しい予算の中の撮影なので、それなりの写真しか難しいかと思っていましたが、YASUKOさんは日本でも有名な世界的写真家のヘルムート・ニュートンやピーター・リンドバーグなど沢山の巨匠カメラマンとも仕事をされており、プロフェッショナルとして仕事をするために、ファッションだけでなくアートや建築について深く勉強をされていて、そのプロ意識の中で様々な人とも付き合った様々なブレーンや友人がいて、撮影場所の選定で重要なインテリア小物の質から場所の良し悪しも見抜いてしまいます。そういった眼力から当社の撮影は、場所の良さだけでなく、インテリアとしても本物の空間で撮影することができました。嬉しい事に、私自身の事も気に入ってくれ、会社としての仕事を引退してからも瀬戸さんの撮影だけは続く限りはしていきますと言ってくれました。これはデザインだけでなく、仕事の姿勢がYASUKOさんと同じ一生懸命な気持ちが通じるからとの事でした。そういう事で、ウエストハリウッドのYASUKOさんの家の小物だけでなくガレージも荷物置き場に借りる関係になっていました。

何回目かのロサンゼルスでの撮影後に、お客様から当社の撮影場所を見てみたいとの話があり、撮影した場所を訪問するツアーが始まりました。撮影プロデューサーのYASUKOさんにツアー開催のアテンドをお願いする事には気が引けましたが、お話をすると、建築やインテリアが大好きで生まれ変わったら、建築家かデコレーターになりたいと思っていたので、当社のお客様のインテリアデザイナーやコーディネーターの方を案内するのは光栄で、何より新しい建築を見る事ができるので楽しみだと、それからコロナ感染まで続けてきました。今まで、アカデミー賞受賞者の家やハリウッド俳優、建築家やグッチのカメラマンのグレン・リッチフォルド氏のホテルなど雑誌に取り上げられる住宅の多くを見てきました。

いよいよ、来年にYASUKOさんの完全帰国となり、最後のツアーを開催する事になり、今までのツアーでお見せしなかったウエストハリウッドに立つYASUKO邸も訪問許可をいただきました。YASUKO邸は岩合光昭の世界ネコ歩きでも撮影された住宅です。現在、決まっている建築は、写真家の巨匠フィリップ・ディクソンのベニスビーチの住宅や、スイムファッションブランドのブルーロッド・ビーティのデザイナーの住宅の2軒、その他に最後を飾る建築や住宅を計画しています。また、YASUKOさんの友人の不動産業の方に見せていただいた60億円レベルの家を見れるように交渉しています。アメリカ西海岸のセレブが住まう生きたインテリアを見るチャンスは貴重です。申し込みは11月30日まで。このチャンスをお見逃しなく!
(クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)

右:ウエストハリウッドの丘の一等地に建つYASUKOさんの家。1980年代に購入された家で、中に置かれる家具やアートの多くはオークションで購入したセンスある名品ばかりです。隣はトミーフィルフィガーの息子さんの家。左:YASUKOさんの家の販売を依頼している不動産会社のハリウッドにあるオープンンハウスで1920年代に建てられた家。その不動産会社では一番安いランクという事で販売価格は400万ドルでした。
右:スイムファッションブランドのブルーロッド・ビーティのデザイナーの住宅。1950年代に建てられたミッドセンチュリー住宅で、オリジナルに戻された建物も家具やアートもデザイナーらしくセンスが良いです。左:写真家の巨匠フィリップ・ディクソンのベニスビーチの住宅。フィリップ氏は仙人のような方でこの家は様々な建築誌やファッション誌にも取り上げられました。巨大なスタジオのような家でした。

2022.11.24 DESIGN

より持続可能な製品作りへ

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.127
東京から始まった2023年モデルコンセプト説明会が先週末の名古屋にて終えることができました。新型コロナウィルスの感染がはじまって3年が経過しようとしていますが、今年からWEBを活用した展示会からリアルなコンセプト説明会のみにしました。たくさんの方にご来場いただき、ありがとうございました。2023モデルのデザインコンセプトも好評でしたが、製品に環境性能を持たせた事に皆さんから注目が集まりました。

今年の新製品は、エーモードブランドからMD-1301チェアと1302テーブル、エーディコアブランドから2002年に製品化したMASSAシリーズと2003年モデルのソファベッド SOGNO をリニューアルしました。2023モデルは環境へ配慮した持続可能な製品作りを目指し、構造材やクッション素材の検討を重ねました。ソファ工場のある大分県の日田市は江戸時代から天領で檜や杉の生産地でした。その日田市に国産合板工場があり、森林を守る為の日田杉間伐材を利用した合板を生産していたことが今回の新製品に使用するきっかけになりました。これまではソファの構造材に南洋素材の9ミリラワン合板を使用していましたが、今年のソファシリーズには構造体に森林保全や二酸化炭素の固定に貢献する12ミリの国産杉合板を80%以上使用しました。ネジやボルトを効かせる強度が必要な箇所にのみ硬木を用いています。

チェアとソファのクッション材に使用するウレタンフォームには、工場製造時に発生する端材をリサイクルしたリボンテッドフォーム(チップフォーム)を使用しました。リボンテッドフォームはヘタリの少ないクッション材ですが、従来の製品ではベース部分のみの20%程度の使用率でした。2023モデルのソファでは、リボンテッドフォームを硬さの異なる種類を組み合わせることで80%以上使用しています。クッション材以外にもポケットコイル上部の保護材に、衣料品の端切れや残反をリサイクルしたフェルトを敷き快適性を犠牲にしない耐久性を持たせることが出来ました。また、椅子やソファの「規格ファブリック」の見直しを行い、環境や働く人にも配慮して生産されている繊維製品 Oeko-Tex Standard100「エコテックス®スタンダード100」を11アイテム採用しました。今後も環境に配慮したファブリック製品の規格採用を進めていく予定です。

エーディコア・ディバイズでは1985年創業当時から、永くお使いいただける製品を目指し「一度製品化した製品を廃番にしない」、無駄な物を作らない「受注生産のオーダーシステム」の取り組みで自然環境に配慮する製品作りに取り組んできました。2023年モデルでは、さらに環境に配慮した物作りの取り組みを進めた第一弾の製品になります。各ショールームに2023年モデルを展示していますのでぜひご覧になってください。エーディコア・ディバイズでは人と地球に優しい製品作り、サステナブルな取組みを進めていきたいと思います。(開発 武田伸郎)

左上:2023モデル MASSA ll(マッサ デゥエ)システムソファ 右上:ソファの構造体には国産の杉間伐材合板を使用。国産合板の証が押されています 左下: 右下:座面のクッション材はリボンデッドフォーム + ポケットコイルスプリング。ヘタリの少ないしっかりとした使い心地です ポケットコイルの当たりが座面に影響しないように保護剤としてリサイクルフェルトを敷きます。リボンデットフォーム、リサイクルフェルト共様々な端材が混在していて独特の表情があります
左:2023年版ファブリック&マテリアルの表紙はリサイクルフェルト 右:Oeko-Tex Standard100「エコテックス®スタンダード100」をはじめとする環境配慮のファブリックを半数近く採用しています

2022.11.23 PRODUCT INFO.

MD-1301




クリエイティブ・ディレクター瀬戸 昇が、デザイナーからの視点で写真だけでは伝わらない製品の魅力を動画でお伝えします。
今回は2023モデル、A-modeからネオセブンティーズデザインのMD-1301をご紹介します。

■MD-1301 CHAIR製品ページ ▶

2022.11.23 PRODUCT INFO.

MD-1302

クリエイティブ・ディレクター瀬戸 昇が、デザイナーからの視点で写真だけでは伝わらない製品の魅力を動画でお伝えします。
今回は2023モデル、A-modeからネオセブンティーズデザインのテーブルMD-1302をご紹介します。

■MD-1302 TABLE製品ページ ▶